飛騨さるぼぼ湧水

飛騨の山奥から発信しています。少々目が悪い山猿かな?

(続) 連載小説「幸福の木」 273話 レムリアの宮殿!

2021-06-30 23:27:48 | 小説の部屋

ハイハイハイハーイ、おまたせ!飛騨の小路 小湧水でーす、いやいや、ようやくウチの先生のパソコンが帰ってきました。
結局、バージョンアップがうまくいかなかったので、パソコンの先生宅へ入院してました。
ウチの先生の書きかけだった小説の文章も残っていたのですが、結局大幅な書換となって、それにかかりっ切りで、今週は俳句が無しだそうです。
はい、てな訳で原稿が届きましたので、早速、小説にまいりたいと思います。
はい、では開幕開幕!

273 レムリアの宮殿!

青い空と海、そして、ヤシの木の美しい砂浜、背後には緑の高原と富士山のような高い山がそびえていた。
まるでハワイのような温かい海の楽園の風景が広がっていた。
飛騨山中で育った太郎やハナ達皆は、広々とした青い空と青い海を見るのは初めてだった。
まして、その波打ち際で人間の若者と人魚やイルカがヤシの実を奪い合って楽しそうに遊んでいるのを見るのも、もちろん初めてだった。
皆にとっては眼を疑うような光景だった。
皆は、美しい人魚達の姿やイルカ達に釘付けになっていた。
緑のヤシの実が動く度に、人魚達の体の動きやイルカ達の器用な動きが生き生きと見えた。
しばらく沈黙を保っていた女神の声が、やがて聞こえてきた。
しかし、その声は、今まで聞いていた愛と優しさに満ちた母親のような響きとは、少し違っていた。
「初めまして、皆様、ようこそ、このレムリアにいらっしゃいました。わたくしは、今まで話されていた地球神霊のガイア様ではありません。このレムリアを守っている海の女神でございます。
わたくしは先ほどよりガイア様からあなた方にレムリアの事をお話しするように承りました。よろしくお願いいたします。
はい、このレムリアには、わたくしのように多くの女神がおります。
わたくしは海の女神、他にも風の女神、火の女神、土の女神、水の女神など、それぞれの働きに応じて、それぞれの女神がおります。
なので、大きな島には、それぞれの島の女神がひとりづつおります。
それでは、これから、海岸から少し離れて陸地の方へ案内いたしましょう」
そう言うと、皆が見ている映像は空高く舞い上がったように、ヤシの浜が小さくなった。
そして元のように、大小の島々が集まった大陸が見えてきて、所々に山が見えていた。
やがて、その中の大きな島の中の高い山に近づいた。
すると、緑の平な森の中に、三日月形の青い湖が見えた。
その湖の畔に集落らしき小さな家々が見えた。
その家々の周囲には畑のように森が開かれていた。
その庭のようなつつましい風景には、穏やかな平和な雰囲気が感じられた。
「この大陸に住む人々は、優しさと慈愛に満ちています」
海の女神の説明が始まった。
「ここに住む人々は優しい言葉と互いを思いやる人達ばかりで、言い争いなどもめったにしません。
その思いやりは人々の間だけでなく、植物や動物達に対しても同じです。
身の周りのすべての物に、愛と情けと慈しみを注いで暮らしています。
なので、植物達も動物達も、その人間の愛に懸命に答えています。
そうです、ここは争いのない皆が仲良く暮らしている、とても平和な楽園のような大陸なのです」
ハナやハナナ達は、なんて素晴らしい世界なの!と感動しっぱなしだった。
しかし、何故か太郎だけが違っていた。
浮かない顔をして、初めから天邪鬼のように不満顔だった。
そして、まるで自分には関係ない!とばかりにソッポを向いていた。
それはそうだ、女神の話は太郎には耳の痛い事ばかりだったからだ。
その太郎の態度に、皆を見守っている木花咲姫はもちろん、声だけの海の女神も気づいていた。
「ああ、そうでした、わたくしも気が付くのが遅れました。
皆さん方々は、ちょうどこのレムリア大陸の人々と同じですね。
そうです、皆さん方々も、このように猿さんや犬さん達と仲良く暮らしていらっしゃいます。
互いに助け合いながら、めったに言い争いや喧嘩などいたしませんね」
「えっ?俺達の事?」
急に、太郎が驚いて顔を向けた。
「もしかして、俺、褒められているのか?まさか!」
太郎は急に女神の話に関心を持った。
そして、皆と同じように目の前の映像に眼を向け、話に聞き耳を立てるようになった。
映像には、集落の近くの畑の野菜や実った果樹が映っていた。
そして、村人達や動物達が自由気ままに食べている様子が見えた。
太郎やハナ達は、その村人達と動物達の近さに驚いた。
すぐに手で触れられるほどの近さだった。
それなのに、動物達はのんびりした穏やかな様子だった。
それには、ゴクウやケンや長老達も、信じられないと言う顔でまじまじと見ていた。
やがて、女神の話が再開し声が聞こえた。
「もうお聞きになったと想いますが、このレムリアの人々は、愛と光のエネルギーが大変強く、波動や振動数も高いので、精神も身体もずいぶん軽いのでございます。
そして、地球上に降り注ぐエネルギーを取り入れて生活をしていますので、食べる物も少なくていいのです。
そうなのです。なので、一日に必要な食べ物も、わずかで十分なのです。
ほらっ、あれを見てごらんなさい、あのたくさんの桃の実や枇杷の実やマンゴの実を。
ここでは野菜も果物も村人全員が食べても小食で余ってしまうのです。
なので、野生の動物達に自由に食べさせているのです。むしろ、そのために、わざわざ余分に作っているのです」
皆が見ている映像には、ウサギの親子が村人達のすぐ横で畑の野菜を食べていた。
それを見て太郎がフと思った。
(おーっ、ウサギだ!野菜の根をかじっているぞ、おお、丸々と太っていて本当に美味そうだ。そう言えば、俺ももう長い間ウサギなんか食べていないな)
太郎は、思わず槍を握ってゆっくり立ち上がった。
タタロ達も同じ事を考えていた。
「あっ、奥に猪がいます。あれっ、よく見ると子連れだ、ウリ坊達もいる、母猪も子猪も両方とも丸々太って美味しそうだ」
タタロは思わず口に出してしまった。
猪親子と聞いてハナが、あの洞窟の猪親子を思い出して懐かしくなった。
えーっ?あんなに人間達に近寄って、ウリ坊さんやウサギさんなんか、すぐに捕まってしまうんじゃない?大丈夫なのかしら?」
ハナが心配そうに言うと、ハナナがあっけらかんと答えた。
「大丈夫よ、たぶん、もう慣れているのよ。イザと言う時に、すぐに逃げ込める穴が近くにあるはずよ」
ウサギやウリ坊達ののんびりした姿を見ていると、ハナも、そうかも?と想えてきた。
黙って見ていた長老達もしゃべり出した。
「それにしても、何と無防備な獣達じゃ、あれじゃ、一瞬で掴まってしまうぞ、のう?」
長老があきれたように言った。
すると、修験者も、うなづきながら、
「全くじゃ、野生の緊張感と言うものが感じられん。それに、あんなに丸々と太っていたら、逃げようにもモタモタしてすぐに捕まってしまうぞ」
と呆れ果てたように情けなさそうに見ていた。
「ほほほほほ!」
その時、女神と木花咲姫の笑い声が上品に響いた。
「ホホホホホ、ああ、皆さん方の温かいご心配ももっともですね、しかし、先ほど、わたくしが申しましたように、この大陸の人々はあなた方のように獣や動物達の肉は食べたりいたしません。
なので、ウサギさん達にとっても猪さん達にとっても、人間達は無害なのです、怖くないのです。
いえ、それどころか、むしろ、親戚や仲間のようなありがたい存在なのです。
なぜなら穴へ落ちたり鷲に襲われたりした時に助けてくれる存在だからです。
なので、ウサギさんも猪さんも熊さんも、みんな人間が大好きなので、喜んで近寄って来るのです」
それを聞いてタタロが唖然とした。
「えーーっ、熊もですか?本当に幼い子熊を連れている母熊もですか?」
と信じられないと言う顔で聞き返した。
「はい、その通りですよ、熊も他の獣達もそうなのです。
元々母親と言うのは、生まれたばかりの赤ん坊を他の獣達から守るのが本来の務めです。
それは、長年に渡って、赤ん坊達が人間や他の獣に襲われたからです。
しかし、この大陸では、もう長年に渡って人間達が獣達の赤ん坊を守ってきたので、人間の姿を見ると守り神のように安心するのです。なので、あんなに無防備な姿なのです」
それを聞いたハナとハナナは、改めてウサギ達やウリ坊達の丸々太った無防備な姿を笑い合った。
「それにしても、この大陸に太郎兄ちゃんがいなくて良かったね、もし・・・?」
とハナが冗談を言うと二人はからからと笑い合った。
それを見た太郎が、今にも怒り出しそうになった。
すると、女神と木花咲姫が慌てた。
「ああ、もうひとつ大切な事を言い忘れました。この大陸の人々はとても長生きなのです。あなた方の十倍も百倍も長生きします。
それは、争いもなく平和で、人々も獣達も仲良いので、ほとんど怒ったりしないからです。小食や獣の肉を食べない事も長生きの原因ですが、やはり怒らない事が大きいと想われます」
この話に長老達が食いついた。
「おお、これは良い話を聞いた、やはり怒る事は厳禁じゃ。即、短命につながるのじゃのう、気をつけなきゃ!
おい、太郎よ、お前もカリカリばかりしていると、ワシ等よりも早死にするかも知れないぞ、気を付けろよ」
長老が笑いながら太郎に言った。
太郎は心の中でカッとしたが、言われたばかりなので反論するのを我慢した。
「さあ、それでは、集落を離れて、この島の宮殿へ行ってみましょう。そこには美しい巫女さん達が日々務めております」
女神は、太郎の気分転換をさせようと、皆を高い山の宮殿へ案内する事にした。
「美しい巫女」と言う言葉を聞いただけで、太郎の心から怒りなど完全に吹っ飛んでしまっていた。

(つづく)

ハイハイハイハーイ、いやいやハワイみたいな楽園とはうらやましいですね、ハワイも日本も沖縄もイースター島もレムリアと言うか、ムー大陸のエネルギーが残っているとか、はい、富士山もそうだとか?はい、飛騨には、そう言うものは無いのでしょうか?
はい、では、またのお運びを願いまして、バイバイといたします、はいでは、チャオー!


争いを無くすには 地球的から宇宙的多様性へ!

2021-06-27 18:01:41 | エッセイの部屋

心しなければ!と私の記憶に残っている話がある。
昔、初期の源氏が平家に負けた時の事だ。
長男の幼い頼朝は、女性達の願いによって、平清盛にその命を助けられた。
しかし、その後に頼朝が長じて平家に勝利し、逆に立場が反転した。
その時、頼朝は平家の子孫を残す事をしなかった。
それは、もし、自分の幼い時のように情けをかけて命を助けると、長じて自分達を滅ぼす事になるかも知れないと心配したからだ。
そのため、平家の子孫はもちろん、兄弟の弟の義経の子供まで殺した。
しかし、その頼朝の子孫は、案の定、すぐに三代であっけなく滅びた。
今度は頼朝からソ連のスターリンの話になる。
ソビエト連邦を建国した時スターリンは、ロシア皇帝はかけた情けが災いしたのを見て、自分がトップに立った時には、敵にも部下達にも決して情けをかけなかったと何かで聞いた。
そのため案の定、病床に就くとあっと言う間に誰ひとり服従する者がいなくなったと言う。
現大統領のプーチンも同じように、前任者のゴルバチョフやエリチェン等の失敗を見て、自分がトップになった今は、宿敵や政敵には情けをかける事はない。
徹底的に滅ぼすと言う、より強権的な体制にもどした。
また1992年頃から旧ユーゴスラビアの解体が始まった時の事だ。
その時の紛争で「民族浄化」容疑を追及された責任者の老人がテレビのインタビューに答えているのを見た。
「今回は昔に殺された親達の仕返しをしただけだ。敵は皆殺しにしなければ、いつか仕返しをされる。なので相手の子供達まで殺すのだ。これでわし達が地獄に落ちても悔いはない」
と悲痛な声で答えていた。
彼等は、大勢で森へ逃げ込んだ異民族の少数の村人達を火で焼き殺した。
このような民族どうしの争いは、アフリカの部族の間でもよく起こる。
例えば1994年には、ルワンダでフツ過激派によるツチとフツ穏健派への大量虐殺がラジオ放送を通じて起こった。
また最近では、アジアの仏教国ミヤンマのロヒーニャ問題がある。
数年前からイスラム教のロヒーニャ族がミヤンマ兵の暴行や攻撃を恐れて、数十万人が隣のばングラデッシュへ逃げ込み難民となっている。
ミヤンマは仏教国だから寛容な民族かなと思っていたが、どうやら以前から土地争いや宗教がからんだ根深い対立があるようだ。
元々この国は人口の70%が中央平地に住んでいるビルマ族で、周囲山岳地帯には130部族からなる多民俗国家である。
詳しい国情は知らないが、最近は長年の軍事政権がアウンサンスーチー女史の政界出現によって終止符が打たれ、民主化による今後の経済発展や民族平和が期待されていた。
しかし、アウンサンスーチー氏が立っても残念な事に、イスラム教のロヒーニャ族を国外へ追い出してしまった。
この事は国際的にも避難されていたが、果たして、案の定、再び軍がクーデターを起こし政権を奪い返し国内混乱が生じている。

以上述べたように、自分達の民族だけを愛する民族愛が異常に高まると、それまで仲良く平和に住んでいた土地でも異民族間対立で悲劇が起こる。
相手をその土地から追い出すか、出ていかないとなると、滅ぼそうとする。
これが「民族浄化」である。
また、同族内の争いでは家系を断絶させ、政治の世界では政敵の組織の壊滅を行う。
こうした争いを止めさせるために、昔から仏教では悪因悪果のカルマの法則を説いた。
また、キリスト教のイエスは、「目には目を、歯には歯でなく、汝の敵を愛せよ」と説いた。
これ等は、上記のような民族愛では地上に平和が来ない事を教え、真の平和は人類愛や博愛と言われる主神の愛でなければもたされない事を示している。
とは言っても、今日の世情では人類愛を説いても大多数の人々の心には届かない。
逆に旧米大統領のトランプ氏のように、自国ファースト!などと利己主義が堂々と叫ばれる時勢である。
しかし、もし人類の知識が、目に見える物質的な三次元世界だけでなく、目に見えない霊的な四次元以上の高次元世界にまで及ぶようになれば、事態は一変すると思う。
そして多数の人々が人類愛的な考え方ができるようになると思う。
前述のように、民族浄化と言う殺戮を行う人々は、以下のような考えに基づいている。
「私達は死ねば個人は無になるが、子孫達が家系や民族を受け継いでくれる。なので私たちの子孫が存続するように、敵となる異民族を永遠に滅ぼすのだ」
しかし、この考え方には根本的な誤りがある事を指摘し、全面的に改めさせる必要がある。
人は死ねば肉体は滅びて確かに無になる。
しかし、霊や魂と言う目に見えない存在が四次元世界で生き続けて、輪廻転生して、また地上に肉体を持って赤子として生れて来る。
ところが、その生れ先は、自分達の子孫とは限らないのだ。
むしろカルマの法則によって因縁解消のために当事者どうしの争い相手側の赤子として産れて来るケースもあるのだ。
今は日本人として生れてきていても、前世では多民俗だったかも知れないし、来世では他国に産れるかも知れない。
こうした事は、霊界において本人や守護神霊達とおよその人生計画を話し合って、本人も了解の上でこの世に産れてくると言われる。
しかし、地上には、こうした霊界上の記憶はすべて消して産まれてくる。
なので、もし前述のように自分達の子孫繁栄だけを願って他民俗を殺戮したりすると、死んで霊界へもどった時に愕然とする事だろう。
知らなかったとは言え、まちがった考えのもとで、とんでもない大罪を犯した事になる。
現在も世界では、国と国とが憎み合ったり、長年の紛争などが続いている。
しかし、我々が知らないだけで、その敵と思っている相手国の中に自分達の親戚や兄弟だった人達が多数いるかも知れない。
人類は皆兄弟、世界は一家!
とは正にこの意味だろう。
例えば、日本以外の他国に友人がいたり、国際結婚などで親戚がいたりすると、その国が近く親しくなる。
そんな時、日本とその国の中が悪くなったりすると心配になったり悲しくなったりする。
また、頑固な老人で、他国の人達と一切関わらず自国を自慢し他国を見下し悪口ばかりを言う人が、どこの国にもいる。
そんな老人に向かって、「人間と言うものは、この世に何度も生れ代わってきているから、あなたも何国人だったかは分からないよ」なんて言えば、「馬鹿な事を言うな!」と烈火のごとく怒る事だろう。
現在日本などの先進国に生れてラッキー!だと思っている若い人達も、未来はアフリカやアジアの貧しい発展途上国に生れるかも知れない。
また自分自身でなくても、縁ある愛する家族や親戚達がそう言う国に生れるかも知れない。
いや、もう既に生れているかも知れない。
そう言う可能性を考えると、世界中の貧しい人達の事も自分達には関係ない!などと無関心ではいられないはずだ。
世界中の人々が幸せにならなければ私の幸せもない、と言った東北の宮沢賢治の言葉を思い出す。
以前にテレビの「オーラの泉」で江原氏と三輪氏がゲスト出演者の過去生を明らかにする番組があった。
最近は、このように、人が過去のどの時代にどんな国でどんな人間として生きてきたかを観てくれる霊能者も多く存在している。
そう言う本や話を聞くと、人は過去に様々な国に生れてきた事がうなづけ、驚かされる。
ところが、今はもっと驚かされる内容になっているようだ。
それは最近は地球上に生れ代わるのは、人間だけでなく、宇宙存在も人間として生れ代わって来ていると言う事だ。
それに私が気づいたのは、つい先日、作家の高橋源一郎氏がnhkラジオで紹介していた
「みんな水の中」 横道誠 著 発達障害自助グループの文学研究者はどんな世界に棲んでいるか
と言う本の内容を聞いた時の事だ。
この本は、最近の発達障害の人々の内面を詳しく説明したものだ。
その内容を聞いた時に、「これは明らかに、今までのふつうの人ではなく宇宙人的な魂の人だ!」と思った。
もちろん私が直観的に思ったことだ。
今は世界的にも、地球上の人間を含めた生き物全般の多様性の大切さが見直される時代になった。
が、それだけではなかった。
その多様性と言うのは、地球上の生物だけでなく、宇宙と言うもっと広範囲な世界での多様性を考える時代なのだ。
そう言う時代が、もう目の前に到来しているのだ!と感じた。
そう、我々地球人も、宇宙人の一人だよー!

(おしまい)

(続) 連載小説「幸福の木」 272話 地球の誕生! テラとガイア

2021-06-22 22:30:49 | 小説の部屋

ハイハイハイハーイ、おまたせ、飛騨の小路 小湧水でーす、お久しぶりでございます。
いやいや、先生のパソコン君がストライキでも起こしたのか、銚子が悪くなって、それでウチの先生も・・・?でーす。
で、そのウチの先生が、別の何かを言いたいとかで、ちょっと我慢して聞いてください、はい、ちょっとの間ですから、はい、では先生どうぞ!

余談になるが、
せっかく書いた原稿が、パソコンの不手際?で登校できなくなってしまった。
えっ?「である」銚から「ですます」銚に変えた方がいいって?えーっ?仕方ないか・・
はい、改めて、はい、そうです、初めからすべて書き直しです、がっかりです。
「・・・・」
が、こんな事にも凹まず、前向きに受け止めよう。
そうだ!初めて読む方達や、途中から読む方達のために、今までの小説の概略を述べる事にしよう。
と言う訳で、では気持ちも新たに、
さてさて、太郎とハナとケンは、何年か前に村の長老に頼まれて、神社から盗まれた「幸福の木」を探す旅に出かけました。(くれぐれも昔のインディージョーンズの映画のパクリではないので誤解のないように)
幸いにもそのうちに、この「幸福の木」を森に住んでいる妖精の小人達が持っている事をつきとめました。
しかし、それを取り返そうとして失敗してしまいました。
その後、この小人達が消えてしまい、その居所を探して飛騨中の山中を旅する事になりました。
そうしている内に、やがて太郎とハナに瓜二つのタタロとハナナの兄妹に出会いました。
そこで、彼等の秘密を探ろうと、皆で近くの昔から立ち入り禁止の不思議な山に入る事になりました。
そこへは村の長老も付いてきて、長老はその山で幼い頃に離れ離れになった兄に出会う事となりました。
元々、その山は、山頂を巨大な樹木の根で覆われていて、未来や過去の世界にも通じている不思議な、いわゆる霊山でした。
そこで、今回は竹の中から産まれた「かぐや太郎」にたまたま出会い、彼を通じて、未来の世界へ「幸福の木」を探す旅に出かける事になりました。
以上が今までの概略です。
さてさて、ついでに今回出てきた「レムリア」についても少し触れておきます。
元々、この小説の太郎とハナの生きている時代の設定は、今から約5万年前です。
木曽と飛騨の境の御嶽山が富士のように綺麗だった山頂を大噴火で吹っ飛ばした時代です。
また伝説上の有名なムー大陸やアトランチス大陸が海底に沈んだのが、今から約1万2千年前と言われていますから、5万年前には、まだ両大陸の文明も起こっていないかも知れません。
レムリアと言うのは、ムー大陸の少し前の文明と言われていますので、五万年前には存在していたかも知れません。
これ等の文明については、今だに科学的な証拠が見つかっていないと言われています。
なので、古代ギリシアのプラトンの記述にはあっても、科学者の間では伝説上の大陸と呼ばれています。
しかし、これ等の文明は、実は現在の時間と空間、すなわち三次元時空で存在した大陸ではなく、四次元以上の時空の世界に存在した文明なので、私達の住む三次元時空的な証拠が残っていないのです。
と一部の人々には解釈されていて、私もそう思います。
つまり、主に三次元物質界と四次元非物質界との中間の世界、言わば、3・5次元世界とも呼ぶ事ができると思います。
3・5次元世界とは、精霊や妖精達も混在した世界です。
なので、この小説もファンタジー小説とは言いながらも、実際に有り得るかも?と思える世界の物語です。
最近スピリチュアル界で叫ばれている「アセンション運動」も、人々が光や愛を深め利他の行動を行って自身の振動数や波動を高めて、現在の三次元から五次元へと次元上昇を目指すものです。
いろいろ調べてみると、元々人間はかつて5次元以上の愛の深い調和のとれた争いのない平和な世界に住んでいたようです。
それが、物質的な三次元世界にも住めるようになると、物質的な欲望と悪の誘いに負けて、振動数の低い愛や光の少ない悪がのさばる世界の地球にしてしまったのです。
今回のアセンションとは、このままでは滅ぶしかない地球を、元の愛や光や調和に満ちた地球にもどすと言う素晴らしい大転換なのです。
このようにこれから人類が希望的な方向に進む事ができるのは、創造主の主神の愛や赦しはもちろん、高次元や宇宙存在からの情報と言う援助もあるからです。
人類はアセンッション(次元上昇)して5次元へもどると言う意味では、これから私達は、この小説の太郎やハナ達のようなふぁんたじーに近い世界にもどるんだ!と言えるかも知れません。
いやいや、これは、かなり無理やりな、この小説の手前味噌的な宣伝文みなってしまいました。失礼!

はい、ちょっと前置きが長くなり過ぎました、はい、では、小説の世界へ参ります!

272 地球の誕生! テラとガイア


太郎やハナ達全員は、まるで映画館の最前列席のように、並んで座っていた。
目の前の巨大なタイムエッグには、大きな美しい青い地球が映っていた。
そして、女神ガイアの愛情に満ちた声が聞こえた。
「あの、先ほどは皆さん方が、素晴らしいことに、一度宇宙からこの私共の地球を見た事があると承りました。
その事を聞いて私は大変嬉しく思いました。
その時のあなた方の感動が私にも伝わってまいりました。この地球は青色と白色で満たされておりますが、これは地球神霊のテラ様のお好きな色なのでございます。
その昔の事でございますが、私共の主なる神様が、この銀河宇宙に太陽系を創造される時でございます。
その時に、私ガイアとテラ様が、是非とも第三番目の惑星を担当させていただきたいと申し出をいたしました。
そして、主なる神様から、そのお許しをいただきました。
それで、この地球が太陽から産まれるまでの間に、私とテラ様で、これからどんな惑星にしようかをいろいろ話し合いました。
特にテラ様から、愛と光と調和に満ちた宇宙一番美しい星にしたいとおっしゃいましたので、私も同じ思いでしたので大賛成いたしました。
そして、いよいよ地球が太陽から飛び出した時は、言葉に表せないほどの感動いたしました。
やがて、産まれたての真っ赤な地球が、太陽の周囲を回る軌道も無事に定まり安定いたしました。
そこで、テラ様と私ガイアがその地球の中に入りました。
そして、それから長い年月をかけて、今映像で御覧いただいているような美しい青い地球になったのでございます。
テラ様は、この地球を、宇宙のオアシスのような、どこにもない水や海や生き物に満ちたにぎやかな美しい星にしたいと申されました。
私も多くの生き物に満ちた夢のような星にしたいと賛成いたし、他の惑星からも様々な植物の種を取り寄せるなど努力をして参りました。
そして、今では緑の植物も満ち満ちて、その中に様々な動物達も満ちています。
もちろんあなた方人間達もいて、様々な植物達や動物達や皆が仲良く楽しく暮らしています。
それでは、これから、その素晴らしいレムリア大陸を覗いて見ましょう」
女神ガイアがそう言うと、地球に鷲やカメラが舞い降りるように、映像には大きな大陸が次第に近づいてきた。
「レムリア大陸は大陸と呼ばれても、ひとつの大きな大陸ではありません、大きな島々と中小の島々がたくさん集まった海の大陸なのです。
所々に高い山もありますが、山より入り江や湖沼などが多いのです」
映像には、その島々が映し出されヤシの木の浜が見えた。
そこには、若者達が水の中で遊んでいる姿も小さく見えた。
その姿が大きくなると、
「えっ、あれは何だ?体の下の足が魚だぞ」
思わず太郎が叫んだ。
「ほほほほほ、そうなのね、あなた達はまだ海へ行った事がないので、知らないのですね?あれは人魚と呼ばれるものです。それに、もう一方の生き物はイルカです。人間の若者達とヤシの実で水中ゲームをしているのです。まだイルカも見たことがないのですね?とてもかわいい生き物ですよ」
と女神ガイアが説明した。
太郎達は、産まれて初めて見る人魚やイルカの映像にくぎ付けになっていた。
「あっ、でっ、でも一緒にゲームができるなんて、まるで人間みたいだわ、もしかして言葉が話せるのかしら?」
ハナとハナナがささやき合った。
それを聞いた女神ガイアが、
「はい、よいところに気づきましたね、そうです。もちろん人魚達はあなた方のように人の言葉が話せます。
ところが、イルカ達は人間のような舌や口がないのでイルカの言葉で話しています。しかし、レムリアの人々はイルカだけではなく、すべての動物達の言葉も理解できるのですよ」
「えーっ、すべての動物達の?えーっ、そうなの?」
ハナや太郎達は唖然とした。

(つづく)

ハイハイハイハーイ、いやいや、動物の言葉が聞こえるなんて驚きました。
すると、今なら牛や豚など大変です、「イター、死にたくないよー!」とか、「殺さないで!」とか、どうするんでしょうか?
そうだ!中国の南で集団移動している象さん達に理由を聞けますよね?
ひょっとして近くのミヤンマが争いで騒がしいから!だったりして、。
はい、では、またのお運びを願いまして、バイバイでーす。
はい、今届いた朗報です、明日パソコンの先生が見に来てくれるそうです。良かった良かった!ですね、先生の臨時休みも終わりですか?あれーっ、どうしたんですか?



ゆりの花盛り! 夏至の飛騨

2021-06-22 22:30:49 | 俳句日記の部屋
鉢百合の 開花知らせる 人の声  湧水

ああきれい! みな褒め寄りし プランタゆり  湧水

鉢ゆりに 皆寄り褒めし 母立日  湧水

咲きゆりも われも褒められ 玄関前  湧水

ゆりの花 除草も楽な 一本茎  湧水

花あまた 支えて堅き 百合の茎  湧水

笹百合の句

笹やぶに 山に対峙し ゆり一本  湧水

山塊に 負けぬ白さの 笹百合かな  湧水

万緑も 勝てぬ白さや ゆり一本  湧水

短歌

一本の百合に村人ひき寄せて まもなく母の命日来たる  湧水

川柳

高齢弁当 一品おまけの 川柳句  減塩弁当に変えたら川柳が付いていた

週末に また食べ過ぎの 痛風かな  これからは買うのを制限しなきゃ!


まもなく夏至 梅雨半ば

2021-06-17 21:33:52 | 俳句日記の部屋

梅雨山路 腰かけ岩は 湿り苔  湧水

青葉飛騨 人間のみが 元気なし  湧水

生き生きと アセンション終えし 青葉飛騨  湧水

梅雨晴れや 歩け歩け!と 臑(すね)うずく  湧水

川柳

野山へと 我を追い出す パソコンかな  わざと故障したみたい?

梅雨の日々 草むしりこそ 理想筋トレ  畳上の筋トレはやる気出ないが・・

超ミニの tバッグにも似し いちご蔕(へた)  リオの浜のタンガ工場の友がいた

玄関客 帰れば見つかる マスクかな  アチコチに置いてあるのに、いざ見つからない

ひとつ見つかれば 次々見つかる マスクかな  まるで今頃の青梅みたい

腹減れば 痛み消え去る 痛風かな  原因は食べ過ぎ、最近は下痢が先に

ズボンみな 腰がだぶつく ダイエット  お蔭でズボンが下がらなくなった

ギリギリだった ベルトに欲しき 内の穴  捨てなくてよかった!

毎風呂時に 我を褒めたる おしゃべり体重計  いつも15歳若い体内年齢を言う