飛騨さるぼぼ湧水

飛騨の山奥から発信しています。少々目が悪い山猿かな?

いよいよ真夏! 衣がえの六月

2022-05-31 09:39:11 | 俳句日記の部屋

衣替え 知らすがごとく にわか夏  湧水

わが無精の 夏居うながす 熱日ざし  湧水

箪笥から 白き夏帽 村散歩  湧水

藤籠の サングラス旧き 遅(おそ)散歩  湧水

夏帽の 紐無しあわれ みなみ風  湧水

昼散歩 熱くて暗き サングラス  湧水

早朝に 散歩一新 衣替え  湧水

居残りし ストーブがファンに 真夏日や  湧水

床毛布も すべて片づく 真夏日かな  湧水

そら豆の ほどよき豆の 大きさかな  湧水

そら豆の ほどよき味の 青さかな  湧水

そら豆の ほどよき色の 青さかな  湧水

そら豆の ほどよき豆の 堅さかな  湧水

こらっ、いい加減にしろ!
そら豆の あきれるほどの 似た句かな  はい、失礼いたしました!

追加 真夏日の 句をupすれば 雨となり  でした!

(おしまい)

(続)連載小説「幸福の木」 312話 犬山城と岐阜のグランドキャニオン?

2022-05-28 16:13:29 | 小説の部屋

ハイハイハイハーイ、おまたせ、飛騨の小路 小湧水でーす、いやいや梅雨の走りみたいな雨ですね、最近、テレビも見たい番組が減ってきた!なんてウチの先生がこぼしてましたが、昨日は何か、岐阜のグランドキャニオンがどうのこうのと騒いでましたが、はい、珍しく原稿が届きましたので、早速小説に参りたいと想います。
はい、では、開幕、開幕!

312 犬山城と岐阜のグランドキャニオン?

トロッコ車は木曽川の上を2メートルほどの高さを飛んでいた。
その頃、木曽川も以前の濁りも消えて透明な清流にもどっていた。
ハナ達の乗っているトロッコの、先の尖った船形の箱は透明なので、真下の川の深さや魚の姿も時々見る事ができた。
「はーい、では、まもなく堰堤を飛び越えます、少し揺れるかも知れませんので、気をつけてください」
先頭車の操縦士が大声で皆に知らせた。
「えっ、気をつけてって、いったい何に気を付ければいいんだ?」
最後列の太郎が怒鳴り返した。
「そりゃ、決まってるじゃろ?川を覗き込んで頭から落ちないようにってことじゃ」
「そうじゃ、シートベルトをしない奴は、座席から落ちてついでにトロッコの外へ転げ落ちるって事じゃ、はっはっはー」
長老と修験者が大笑いでからかいながら答えた。
太郎はすぐに言い返そうと想ったが、慌ててシートベルトをしっかり付けた。
案の定、堰堤を越える時は、トロッコが左右に揺れた。
その時、太郎の体をシートベルトが座席から落ちないように捕まえていてくれた。
「おお、太郎が落ちなかったようじゃ、シートベルトして命拾いしたのう、太郎?」
長老達は、始めから太郎が言う事を聞かないと見抜いていたのだ。
トロッコ車が堰堤の上流に来るとプロペラ回転が遅くなり、再び水面に着水した。
すると太郎はすぐにシートベルトを外し、川底を覗き込んだ。
「おお、やっぱり魚達がウヨウヨいるぞ、ウグイに鮎に鯉に他にも大物もいるようだ、ああ、残念、釣り道具があればなあ」
太郎の大声に、皆も川底を覗き込んだ。
「ワンワンワンワン!」
ケンが、川底でなく河岸に向って吠えた。
「あらっ、右の河岸に何か建物があるわ」
ハナナが大声で告げた。
「あら、本当、あっ、城よ、お城だわ、旧いお城よ」
ハナも叫んだ。
トロッコ船団?が川の上流に進むにつれて、その城が大きく見えてきた。
川岸の断崖の石垣の上に、高く悠々と聳えていた。
「これは、犬山城です、日本で一番旧い天守閣です、国宝です」
操縦士が簡単に説明した。
「あっ、あっち、川の反対側にも大きな岩の何かがあるわ」
ハナナが叫んだ。
「ああ、あれは岩山です、人工的に造ったみたいですが、天然の岩山です」
操縦士がまた簡単に答えた。
岩山の上に何か建物が見えたが、質問しにくい雰囲気だった。
「あっ、岩山の傍に大きな鉄橋があるわ、あんなに高い鉄橋なんて飛び越えられるの?」
ハナナが思わず口にした。
「ああ、あそこが昔のライン下りの終着点です。今は観光船の下船場です。昔は、あそこで川下りをしてきたお客さん方が船を降りていました」
何を聞き違えたのか、ハナナが驚いて叫んだ。
「えっ、船を降りるって?私達もこの船を降りるの?」
「いえ、それは昔のライン下りの話です。このトロッコはあの鉄橋は飛び越えるのではなく、橋の下を通り抜けます」
と操縦士が、少々面倒臭そうに答えた。
「えっ?ああ、そうね、そうだった、あたい、ちょっと勘違いしてたわ、安心したわ」
とハナナが落ち着いた。
すると会話を聞いていたハナも安心して落ち着いた。
長老達は周囲の景色にキョロキョロと目を奪われていた。
「それにしてもこの辺りは大きな川の近くに城や岩山や見下ろせる丘があって景色の良い所じゃのう」
長老がそう言うと、修験者が、
「そうじゃ、しかし、あの崖の上の城に負けないくらい高い高層ビルがひとつ川岸に立っているぞ、あれは何じゃ?」
と指を刺した。
すると観光案内をずっとスマホで見ていた木花咲姫の侍女が口を開いた。
「あの、それは、私から説明します。あれはホテルです、近くには国宝のお茶室もあります、またモンキーセンター等、この犬山城の周囲は観光名所になっています」
やがてトロッコ船が鉄橋の真下を通過すると、皆が興味深そうに橋の裏を見上げていた。
ちょうど鉄橋の上では電車が通る低い音が響いていた。
鉄橋を遠ざかると川には大小の観光船が見えた。
観光客はハナ達に気づくと、興味深そうにトロッコ船に目を向けた。
「おー、一匹のサルがいるぞ、ここのモンキーセンターから抜け出したサルかな?」
「いえ、服を着ているから飼っているおサルさんよ、ペットよ」
「イヌもいる、雉もいるかも知れん、そうだ、近くにある桃太郎神社の関係かな?」
観光客達は、太郎達のトロッコ船を見て大声で談笑していた。
「ちえっ、俺達は見せ物じゃないぞ、あっちへ行け!そんなに見るならお金を拂えってんだ!」
と太郎が怒鳴ったが聞こえそうもなかった。
今度は操縦士が怒鳴った。
「はい、皆さん、今はライン下りも昔の事故や客数減少で中止しています。それに今日はカヤックやカヌーで下る人達もいないようなので、この先私達は予定していた川の上を飛ぶのを止めて、このまま水上を遡上する事にします、そうすれば電池もかなり節約できますから・・、以上」
やはり、操縦士の案内は女性の案内に比べ物足りない感じがした。
案の定、それを聞いて長老が、また何か言い出した。
「節約、節約!ってよく言う運転手じゃ。なになに、この先ワシ等は川の上を飛行する予定じゃたのかい?そう、カヤックがどうのこうのとか言ってたな?」
すると修験者が、
「そうじゃ、ほらっ、前をよく見ろよ、川が急になっているのが見える、流れも速そうじゃ」
と前方を指さした。
そこは皆が今浮いている静かな川とは違って、岩と岩に囲まれた狭い川幅で、流れも急で白く波が立っているようだった。
「おお、ほんとうじゃ、しかし、あんな急な流れをうまく昇れるじゃろうか、大丈夫かな、?」
と長老が心配になった。
「なーに、大丈夫じゃ、いざとなったら、空を飛べばいいんじゃからな」
と修験者が楽しそうに言った。
すると長老も、
「ああ、それもそうじゃ、空を飛べば何でもない事じゃった、」
と心配顔も笑顔に変わった。
トロッコ船が遡上すると川の様子がガラリと変わってきた。
流れが急な岩ばかりの狭い「瀬」と、流れの緩やかな広い「淵」とが交互に現れてきた。
そして川の景観や周りの岩の景色も珍しい光景だった。
これがヨーロッパのライン川に似ているのだろうかとハナ達は想った。
トロッコ船は先頭船が機関車のように力強く引っ張るので、泡立つ激流も何なく昇って行った。
それぞれの透明のトロッコは、凸凹の波を滑るように昇るため、左右上下に揺れた。
それがスリルがあって、ハナ達には返って楽しかった。
爺達も負けず楽しんでいた。
「ああ、やっぱり、この瀬を船頭が竿一本で船の向きを操る様子を見たかったのう」
と長老が言うと、
「それなら、まもなく昔のライン下りの出発点に着くから、そこで昔の舟に乗ったら?」
と操縦士が笑いながら言った。
すると、侍女が大真面目に質問した。
「あの、この先の飛騨川には競艇やボートの練習場があるんですね、あの、その先には日本のグランドキャニオンがあるって、本当ですか?」
グランドキャニオンと聞いて、皆は何の事かと唖然とした。
「えっ?日本のグランドキャニオンじゃなくて、岐阜のグランドキャニオンでしょ?」
操縦士が聞き返した。
「はい、どちらでもいいんですが、そのグランドキャニオンがあるって本当ですか?」
侍女は大真面目な顔だった。
「ええ、らしいですよ、私はまだ行った事ありませんが、らしいものがあるようです、登山愛好家達が言ってるようですよ」
「えーっ、まさかやー!?」
ハナナとハナが同時に叫んだ。

(つづく)

青葉の飛騨 「今を生きる!」とは?

2022-05-23 16:44:48 | 俳句日記の部屋

薫風や 今を楽しみ 今を生き  湧水

今を生き 楽しみ探す 青葉道  湧水

幾千歩 登りて一個の 青葉飯  湧水

朴(ほう)青葉の 日もちも長き 飛騨の寿司  湧水

青葉道 風はアルプを 吹きわたり  湧水

青葉風 乗りて峰々 縦走す  湧水

青葉風 心は飛騨の 縦走尾根  湧水

青葉道 句に詠みつくる 握り飯  湧水

今と言う 瞬間に生きむ 夏草刈り  湧水

ライフル銃 ごとく腰鎌 夏の爺  湧水

この夏は 勝手にさせぬ 青雑草  湧水

握り飯 食めば気力や 夏畑へ  湧水

さっそうと ガンマンごとく 夏野爺  湧水

川柳

暇な爺 お腹が減れば 飯も炊く  よかったする事が見つかって

ボー!として 後先想わず 今を生き?  いや、ちょっと違うんじゃないかな? チコ

今の余裕 梅雨が過ぎれば アマゾンかな  夏の畑は巨大草と熱さと蚊だよー


(続)連載小説「幸福の木」 311話 トロッコ車が木曽川へ!

2022-05-22 16:30:28 | 小説の部屋

ハイハイハイハーイ、おまたせ、飛騨の小路 小湧水でーす、いやいや、飛騨は気持ち良い五月風が吹いています。それに田植えも終わりのどかな田園風景となりました。
はい、ウチの先生も地元産の朴葉寿司のためか原稿も届きましたので、早速、小説に参りたいと想います。
はい、では、開幕開幕!

311 トロッコ車が木曽川へ!

木花咲姫が慌てて質問した。
「えっ、二、三メートル上がる?・・あの、護衛の方、二、三メートルぐらいなら乗る事はできませんか?」
シークレットサービスの男性はしばらく考えて、
「ああ、そのくらいなら落ちても怪我で済むから、いいでしょう」
と皆には聞こえないように低い声で答えた。
それを聞いた操縦士が、太郎の乗っているトロッコ車に手を振って大声で呼びつけた。
「おーい、こっちこっち、すぐ来て!」
トロッコ車が、小さな車をコロコロ回しながら近づいてきた。
やがて停車すると、その運転手と操縦士の二人が、素早くトロッコ車を本来の姿に組み立て始めた。
まず、先頭車と三台を車の列から切り離した。
そして、覆っていた布や余分な物を外した。
すると姿を見せたその箱型のトロッコ車は、先の尖った船の形をしていた。
さらに、箱は透明なプラスチックで造られていて、内には二人乗りシートが前後に二列あった。
二人は、残りのトロッコ列車から積んであった機材を取り出した。
それは支柱とプロペラだった。
それ等を先頭と三台のトロッコの両側に二つづつ接続した。
運転手が先頭車トロッコに乗ってスイッチを入れると、先頭車と後ろの三台のそれぞれ四本のプロペラが回り始めた。
「ブウウーン、ブウウーンぶーー!」
四台の頭上の16機のプロペラガうなり始めた。
すると、皆が見ている前で、四台のトロッコが軽々と浮き始めた。
「えーっ、浮いた、浮いたぞ!」
思わず太郎が声を上げた。
そして四台は一メートルほどの高さでホバリング、いわゆる空中停止をした。
さらに先頭車全面のプロペラが勢いよく回転し始めると、全体が少し前進した。
皆は唖然として立ち尽くしていた。
やがて、プロペラ音が低く静かになった。
と同時に、トロッコ全体もゆっくり下降した。
そして、元の地面に重々しく着地した。
運転手が先頭トロッコから降りると、操縦士にキーを手渡ししながら告げた。
「はい、okです、すべて異常ありません。さあ、これで準備完了です、どうぞ、良いお旅を!」
うなづいた操縦士が、先頭トロッコに乗った。
「さあ、皆さん、急いで乗ってください、少し遅れましたが予定通り出発いたします」
と大声を出した。
と同時に、頭上のプロペラが勢い良く回り始めた。
「ウイーンウイーン、びゅーびゆー!」
さあさあ大変!皆は慌てて乗る場所と座わる席を話合った。
そして、トロッコの壁を乗り越えるように急いで飛び乗った。
結局、先頭車には操縦士とシークレットサービスの男性、後ろに木花咲姫と侍女の四人が乗る事になった。
その次にハナとグー太、後ろにハナナとタタロの四人。
三番目には、爺達と後ろに両親の四人。
そして最後の車には太郎とゴクウとケン、後ろには外国人の姉弟だった。
機関車のように前面のプロペラを回す先頭車に引かれながら、透明の船型の四台のトロッコが、飛行場をトコトコゆっくり走り出した。
まるで子供の手の風車のように、それぞれ左右4機のプロペラが頭上でクルクルゆっくり回っていた。
もちろん、これ等のプロペラはそれぞれのトロッコを空へ持ち上げるためだけで、前に進むには、先頭車の全面のプロペラの力によってだった。
それは協力な水素エンジンで回り、後ろの多くのトロッコ車を引っ張る事ができた。
トロッコ車は、飛行場を出ると、広い一般道路を東に向って走った。
一般道路では速度が少し早まり、かなり走った頃に、大きな川が見えてきた。
「わーっ、川だ、川だ、大きいぞ!」
それは木曽川だった。
皆が歓声を上げていると、
「あのー、まもなく上昇しますので、シートベルトをしてください」
と、操縦士が言うやまもなく、

「ウイーンウイーン、ブユーンブユーン!」
頭上のプロペラが勢い良く回り出した。
「あれっ、大丈夫かな?」
プロペラが音を立てて回っても、トロッコには何の変化もないので、皆は少し心配になった。
「ブユーンブユーンブユーンーーン、ブブユユユーンン!」
すると、プロペラがさらに激しく回り出し、強風を下へ叩きつけてきた。
と同時にトロッコがフワーッ!と浮き上がった。
「あーっ、フワフワしてるー!」
「あっ、不安定で倒れそう!」
「皆さん、シートベルトをしっかり締めてくださいね」
ハナ達や皆の声も無視するように、トロッコはうるさい音と強い風と共に、一メートルほどの高さに上昇した。
そして、水素エンジンのプロペラ音と共に、川へ向って勢いよく飛び始めた。
「おおーっ、すごい、すごい、たいしたもんじゃ、こんなに重いのに飛ぶなんて。これから木曽川の上を上流に向って飛ぶのじゃな!」
爺達が舌を巻いていた。
トロッコは道路から出て河原の砂や石ころの上を滑るように横へ飛んだ。
道路を走っていた時の車の振動やゴトゴトした音が消えて良かったが、その代わりにプロペラ音や強風がうるさくて、皆は落ち着かなかった。
やがて、トロッコは広い木曽川の水面の上を飛び始めた。
そこはどこまでも平でなだらかな水面だった。
すると、プロペラの音の勢いが弱くなり、トロッコが下降し始めた。
(あれっ、どうしたのかな?)
と皆が不思議に思っていると、
「ボッチャーン、ボッチャーン!」
と皆の乗っている船形のトロッコが水面の上に着水した。
皆が驚いていると、
「はーい、では、これからは電池の節約のために、水面を船のように進みます」
と操縦士が告げた。
すると、前面のプロペラが再び勢い良く回り出した。
そして、皆のトロッコが上流に向ってグイグイと引っ張られた。
「へえー、今度は船かい?列車になったり、空を飛んだり、船になったり、このトロッコ車は忙しいもんじゃ、子供達が乗れば大喜びじゃろう、ワシ等年寄りには目が回って落ち着かんけどのう」
長老が褒めているのか貶しているのかまぎらわしい感想を述べていた。
案の定、ハナ達や子供たちはシートベルトを外して、透明の壁や床から水中を興味深く覗いていた。
「わーっ、魚がいるのが見える、あっ、魚の群れだ」
「あっ、あんな大きな魚が一匹泳いでいる、あっ、二匹、いえ三匹いるわ」
皆は地べたに臥せるように、夢中になって船底を眺めていた。
太郎も魚達を見て黙っていられなくなった。
「おーい、運転手さん、いや、操縦士さんよ、いや船頭さんかな?まあどれでもいいから、せっかくだからゆっくり止まってくれんかな?俺は久々に魚釣りがしたくなった。何かもっと大物がいそうな雰囲気だからな」
先頭の船に向って太郎が大声を出した。
操縦士は、そんな声を無視するかのように、負けず大声で告げた。
「はーい、皆さん、まもなく前方に低い堰堤があります。すぐに見えてきます。その堰堤を飛び越えるために、これから上昇します。なので、シートベルトをしてくださーい」
と言うと間もなく、16機のプロペラが勢い良く回り始めた。
「えっ?ちえっ!何もそんなに急がなくてもいいのに」
太郎は舌打ちをした。
そして、トロッコは以前のようにうるさい音と強い風と共に、今度は二メートルほどの高さにまで上昇した。
そして、その高さを維持しながら、ゆっくり堰堤に向って進んで行った。

ここまでは載らないと思うよ?

(つづく)

意識が先、現実は後! (その 5 ) 宇宙時代の始まり?

2022-05-19 22:25:30 | エッセイの部屋

一昨日、アメリカ議会の下院でufoの公聴会が開かれたとのニュースがあった。
また二、三年前だったか、同じく米国防省が正式にufoの本格調査を始めた事を公表した。
今回は、米軍機を追い抜いてゆく丸い物体の映像も再生され、集まった140例ほどの現在の知識では説明できない一礼として紹介された。
今までufoは、公式には、そんなものは存在しない、見間違いか、作り話だと全面否定され全く取り合わなかったが、とうとう否定できない証拠があまりにも多く出てきたようだ。
ufoと言えば、誰しも地球の外の存在の宇宙人を連想する。
宇宙と言えば、ついでに、気になっている他の話題もある。
それは現在のハップル望遠鏡の後継機と言われる新しい宇宙望遠鏡の事である。
それは、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡と呼ばれ、昨年末クリスマスに打ち上げられ、現在は撮影などの始動に向けて準備中のようだ。
今までのハップル宇宙望遠鏡の鏡直径2・4メートルから、新しい望遠鏡は倍以上の6・5メートルとなる。
鏡の面積は約6倍となり、カメラの進歩もあり、今までのハッブル望遠鏡が撮影できる星の100分の1の明るさの星を撮れるようだ。
(赤外線望遠鏡なので、ハワイ島の日本のスバル望遠鏡とは少し違うが)、
?か月後には本格稼働するようだから、どんな映像が見られるかが楽しみだ。
また、宇宙と言えば、つい先日、天の川銀河の中心(いて座)にあるブラックホールの撮影に成功したとのニュースがあった。
これは、前回に世界中の主な電波望遠鏡を連動して、地球規模の巨大な望遠鏡として世界で初めて遠い超巨大ブラックホール撮影に成功した。
今回はその第二例目の撮影で、もちろん日本も主メンバーとして加わっている。
このブラックホールとは、アインシュタインの一般相対性理論から導かれる計算上の天体で、小さくて超重い黒い星なので、当初は実際に存在するかは半信半疑だった。
ところが、その全体像が逆光を利用して地球規模の巨大電波望遠鏡で撮影されて、実際に観測されたのは初めての事だった。
また話題が少し変わるが、世界では、これから様々な惑星観測衛星やその他の目的でロケットの打ち上げが予定されている。
米国のnasaは現在の火星探査衛星の他に、金星の二つの探査衛星打ち上げも決定した。
また月へも各国が探査衛星や探査ロボット打ち上げを予定している。
日本のJAXAも2024年9月にはやぶさに代わる火星の衛星「フォボス」の観測衛星を打ち上げる予定だ。
この探査衛星は、「はやぶさ」と同じようにサンプルを採取して29年に地球へ持ち帰る予定だ。
各国の今後の打ち上げ予定を調べようと思ったが、今回のテーマではないのでやめる。
最近は中国や他の国や民間でもロケットを打ち上げるようになり、世界は本格的に宇宙を目指す時代に突入したと言える。
宇宙を目指す時代は、上記のような国や科学や企業や経済分野だけではない。
宇宙時代は、文化や哲学や宗教や文学にも及んでいる。
宗教分野ではスピリチュアル系の人達が百花繚乱のごとくひしめき合っている。
また文学では宇宙が舞台のsfが盛んで、多くが映画化されている。
こうなって来ると、宇宙人の事が外せない話題となる。
そんな事を想いながら情報収集していたら、案の定、幸運な事に、宇宙人に関する最新の本に出会った。
それが、

1、宇宙人が教えるポジティブな地球の過ごし方

2、宇宙人と地球人の解体新書

である。
その内容については、次回に!