ポルトガル旅行記：2日目(その10)－「伝統の味」：Pastéis de Belém(パスティス・デ・ベレン)・リスボン

“Pastéis de Belém”, Lisbon, Portugal

さてさて、ジェロニモス修道院を訪ねたワタクシ達ですが、気がつけば時刻も午後1時になっておりました。
この日、ワタクシ達はベレン地区を訪ねるのだから、昼食には行きたいお店があったんですよ。


トラムの駅のすぐ傍にPastéis de Belém(パスティス・デ・ベレン)というお店があります。
ここは間違いなくポルトガルやリスボンのすべてのガイドブックに掲載されている有名店でして、
ワタクシ達はこのお店に(特に家人は)行きたかったんですよ。


掲載されているのは日本のガイドブックだけではないのでしょう。店内は様々な国の観光客で賑わっていました。
このお店がそこまで賑わうのは、そこまで有名なのはなぜかと言いますと…。


これが「パステル・デ・ナタ」(pastel de nata)というこのお店の名物です。
パステルというと英語ではクレヨン、あるいは淡い色彩という意味ですが、ポルトガル語では
「小麦粉を練って作った薄い生地を小さく切り、具を包んだものを揚げたり、茹でたり、 オーブンで焼いたりした料理」と
いう意味を持つんです。ちなみにナタはクリームの意味なんです。

これ、日本ではマカオ経由で「エッグタルト」という名前で知られているお菓子なんですよね。
ワタクシ達はマカオで「エッグタルト」を食べたことがあるのですが、ここ「パスティス・デ・ベレン」が
パステル・デ・ナタ(エッグタルト)発祥のお店であり、ポルトガルで一番美味しいと言われているんです。
甘みを抑えたパステル・デ・ナタはさすがに「ポルトガルで一番」といわれる味でした。


甘いものが苦手なワタクシは「チキン・サンドイッチ」を注文いたしました。
チキンよりもレタスとトマトの美味しさにちょっとビックリいたしました。


ビールは「スーパー・ボック」が一番美味いです。ちなみにビールはポルトガル語でセレベージャ(cereveja)です。

この後、ワタクシ達はトラムでリスボンの中心部へと戻ったのですが、家人は少し疲れたということで
夕食までの間、ホテルに戻ってゆっくりするとのことでした。
ワタクシは家人と別れて、バイロ・アルト地区の方を散策することにいたしました。


高台のバイロ・アルト地区は平坦な土地がほとんど無く、いたる場所が緩やかな坂道になっています。


そんな坂道が多いバイロ・アルト地区だからこそ、素晴らしい光景が見られる場所があるんです。


ワタクシはリスボンに行くからには、どうしても見たかった光景を求めてバイロ・アルト地区を歩いて行きました。

Pastéis de Belém…Rua de Belém nº 84 a 92, 1300 – 085 Lisboa, Portugal

使用したカメラ：2枚目はFUJIFILM X-T1、他はFUJIFILM X-Pro2


私は甘いものをあまり食べないのですが、家人は当然甘いものが大好きです。
家人が言うにはポルトガルのお菓子は(ポルトガルに限らないでしょうが)、ちょっと甘すぎるようなんですよ。
やはり日本の洋菓子というのは繊細というか、日本人の味覚に合うように工夫されているんですかねぇ。


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