よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

ズームレンズ-京都府笠置町:笠置駅

2024年04月21日 | 京都(京都市以外)
Kasagi Station, Kasagi Town, Kyoto Pref.

さてさて、ワタクシ達は再び笠置駅の方に向かって歩いて行きました


駅に向かう途中の小さな空き地に、艶やかなピンク色の桜がありました。エドヒガンザクラかなぁ


笠置駅の跨線橋の上から次の列車を待ちます。向こうに見えるのは笠置大橋。下を流れるのが木津川です


8時42分発加茂行きの列車がやって来ました。焦点距離は300mm(35mm換算で約460mm)。
望遠レンズならではの一枚となりました


この日は35mm、30mmマクロの単焦点レンズと、18-300mm、10-24mmのズームレンズを持って撮影に出向きました。
ワタクシは単焦点レンズが好きなのですが、こういう場面ではズームレンズがありがたいなぁと思います


上りホームに同じく8時42分発亀山行きの列車が入線してきました。ホームの上に並ぶ鉄柱が邪魔なんですよねぇ


この列車からは10人近い乗客が降りてきました。彼ら、彼女らから見ると、ワタクシは年配の鉄ちゃんに見えたことでしょう


「駅と桜」「列車と桜」を狙って笠置駅にやって来たのですが、まずまず狙い通りの写真を撮ることが出来たかな。
何よりも鉄道少年だった頃のような、ワクワクした気持ちになれたのが嬉しかったです


まだ時刻は9時前です。もうちょっと桜の撮影をしたいので、次の目的地に向かうとしましょうかね

使用したカメラ:1、6枚目はFUJIFILM X-Pro2、他はFUJIFILM X-T30


以前からなのですが、鉄道ファンの撮影マナーというのがよく問題にされるんですよ。
「立ち入り禁止の場所に入り込む」「駅員の指示に従わない」「近隣に無断駐車する」等々、数々の迷惑行為が行われているようです。
私はそういうことはしていないつもりですが、最低限度のマナーはしっかりと守っておきたいですね。



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満開-京都府笠置町:笠置駅

2024年04月20日 | 京都(京都市以外)
Kasagi Station, Kasagi Town, Kyoto Pref.

さてさて、笠置駅は上下線ともに列車が入線してきたので、駅の構内もどこか活気が感じられました


7時42分発加茂行きの列車が出発して行きます。子どもの頃から気動車(ディーゼルカー)がワタクシは好きでした。
新幹線や特急列車よりも、ローカル線の鈍行列車に心惹かれるというちょっと変わった鉄道好きの子どもでした


そして、7時42分発亀山行きの列車が出発して行きます。この後の列車は駅から少し離れた場所で撮影しようと思い、
一旦駅から外に出て行きました


駅から東に200mほど歩くと打滝川という小さな川が流れており、川の土手は桜が満開でした


今年もまた満開の桜を楽しむことが出来ました。元気に桜を見ることが出来るのは、幸せなことだと思います


そして、8時1分に笠置駅を発着する加茂行きの列車がやって来ました。
桜、橋梁、気動車…これを狙って打滝川の橋の上にやって来たんですよ


かつては急行「かすが」などの優等列車も走っていた関西本線ですが、今は特急列車も急行列車も走っていません。
それでも1時間に1〜2本の列車が上り下りともにあるのですから、まだマシな方なのかもしれませんね


この辺りの路線は関西鉄道として1898年に開業していますので、約130年の歴史を持つわけですね。
それ以降、1907年に関西鉄道は国有化され、1987年には国鉄が民営化されてJR西日本の路線となりました


ではでは、もう一度笠置駅の方に戻るとしましょうか。ワタクシ、鉄道写真を撮影している時は子どもの頃に戻ったような気がします。
でも、子どもの頃はまさか国鉄が無くなるなんて想像もしなかったなぁ

使用したカメラ:1、2、5、6枚目はFUJIFILM X-T30、他はFUJIFILM X-Pro2


私にとって桜が似合う場所というと、「お城」「お寺」「学校」というのがすぐに頭に思い浮かぶのでしたが、
今回、駅というのも桜が似合う場所なんだなぁと感じました。
桜の木が多い駅を調べてみて、来年はそういう駅を訪ねて回るのもいいかなって思うんですよ。



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桜と列車-京都府笠置町:笠置駅

2024年04月19日 | 京都(京都市以外)
Kasagi Station, Kasagi Town, Kyoto Pref.

さてさて、「桜と列車」の撮影を狙って笠置駅へとやって来たワタクシ達ですが、
7時18分発加茂行きの気動車がやってくる時間となりました


プラットホームと駅舎を結ぶ跨線橋の上から列車を狙います。静かな山あいの駅に「ガタンゴトン」と列車の音が響きます


京都府南部(山城地域)の宇治市、城陽市、八幡市、京田辺市、木津川市、久御山町、井手町、宇治田原町、笠置町、和束町、
精華町、南山城村の12市町村からなるエリアはお茶の産地として有名で、高級な「抹茶」「煎茶」「玉露」が作られています。
そんな「京都のお茶」をアピールしようと、「お茶の京都トレイン」というラッピング列車が関西本線や奈良線で走っているんですが、
そのラッピング車両が先頭車となってやって来ました


笠置駅から列車に乗ったのは2人、列車から降りた人は一人もいませんでした。
一日の利用客が180人ほどと言いますから、こんなものなんでしょうね


列車が加茂駅に向かって出発していくと、再び駅には静寂が訪れます


次に7時42分発亀山行きの列車がやって来ました。先ほどの列車が加茂駅で折り返して来たのですな


まるで桜の花に包み込まれるようにして、キハ120系の車両がゆっくりとプラットホームに入線します。
列車の中にいる乗客も、車窓の桜を満喫していることでしょう


7時42分には笠置駅で亀山行きの列車と加茂行きの列車が離合します。一瞬ですが駅に賑わいが戻ったような気がします


気動車独特のエンジン音が響きます。ワタクシにとっては桜も主役ですが、この気動車も主役なんですよ

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


この列車から背中に大きなバックパックを背負った若い女性の3人組が下車してきて、列車をバックに写真を撮っていました。
どうやら駅のすぐ北側にあるキャンプ場に、日帰りキャンプに来たようでした。
駅のすぐそばにあるキャンプ場って、考えてみたらあまり他には無いような気がしますね。



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桜に包まれた思い出の駅-京都府笠置町:笠置駅

2024年04月18日 | 京都(京都市以外)
Kasagi Station, Kasagi Town, Kyoto Pref.

さてさて、4月6日の土曜日なのですが、関西では多くの場所で桜が見ごろを迎えておりました。
ワタクシは相棒の「今では晴れ男さん」と「満開の桜を見に行こうか」ということになり、
朝の6時前に自宅を出発して桜を愛でに向かいました


やって来たのは京都府笠置町にあるJR関西本線の笠置駅です。笠置駅周辺にはソメイヨシノの木が数多くあり、
「駅と桜」「列車と桜」を撮影することができるだろうと考え、笠置駅に向かったんですよ


関西本線は名古屋から奈良を経て大阪(JR難波)を結ぶ幹線なのですが、名古屋〜亀山間とJR難波〜加茂間はそれぞれ
名古屋近郊の通勤・通学路線、大阪近郊の通勤・通学路線としてそれなりの乗降客がいます。
しかし、中間部の亀山〜加茂間は単線非電化区間であり、1両もしくは2両編成の気動車が走るローカル線になってしまいました。

この図を見てもらえれば、関西本線のイメージがわかってもらえるでしょうか


笠置駅はワタクシにとって思い出深い駅なんです。ワタクシが小学校3年生、4年生頃にSLブームが起こりました。
日本全国の国鉄からSLが運行を終えるとなった時、老若男女問わず消えゆくSLを追いかけて別れを惜しんだんですね


ワタクシが鉄道に興味を抱いたのもその頃です。そして、D51が牽引する列車で笠置駅まで来たことがあるんです。
ワタクシの記憶にある笠置駅の姿は、当時と何も変わっていませんでした


笠置駅の北側(この写真だと左側)には木津川の河川敷が広がっており、河川敷はキャンプ場として利用されているんです。
この日も数多くのテントが貼られていました。満開の桜を眺めながらのキャンプというのもいいでしょうね


かつて関西本線が名古屋と大阪を結ぶ幹線だった時代の名残りで、笠置駅のプラットホームは長大な列車が停まることが出来る様に、
長いホームになっています。しかし、今ではこの長いプラットホームに1両もしくは2両編成の気動車が停まるだけです。
ワタクシは「没落した旧家」の姿を見ているような気持ちになるのです


JR西日本は亀山〜加茂間の廃線も検討しているようで、笠置駅も近い将来は無くなってしまうかもしれません。
仕方ないことと言ってしまえばそれまでなのですが、美しい桜に包まれたこの駅が無くなってしまうのは悲しいです


ではでは、列車がやってくる時間が近づいてきました。ワクワクしますね

使用したカメラ:2〜4枚目はFUJIFILM X-T30、他はFUJIFILM X-Pro2


日本各地のローカル線が廃線になってきましたし、今後はさらに廃線になる路線が増えていくことでしょう。
進む過疎、少子化による通学生の減少、モータリゼーションによる鉄道離れなどローカル線の未来は暗いです。
私はローカル線を観光資源として活かす術がないのか、模索してほしいと願うばかりですわ。



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隠元隆琦-京都府宇治市:萬福寺

2024年04月17日 | 京都(京都市以外)
Manpukuji Temple, Uji City, Kyoto Pref.

さてさて、宇治市にある萬福寺を訪れたワタクシですが、
中国の明朝時代の雰囲気が漂う境内を興味深く散策していました


松の木の向こうに見えるのが大雄寶殿(だいおうほうでん)です。そちらに向かって歩いていくとしましょうか


ワタクシはお寺の回廊を歩くのが好きでして、こういう場所を歩くのが楽しくてなりません


大雄寶殿を正面から眺めてみました。大雄寶殿は萬福寺の本堂であり、最大の伽藍です。
日本では唯一最大のチーク材を使った歴史的建造物として、大変重要かつ貴重なものだそうです


当然ですが我が国ではチーク材なんて採れるはずがありません。このチーク材ですが、シャム(タイ王国の旧称)産でして、
元々は、オランダ人が台湾へ築城用材として運んできたものが、台風のため長崎に漂着したものであったと伝えられています


内部にあるのが釈迦如来坐像。1669年に造立されたものだそうです。この萬福寺は仏像の撮影が許されているんですよ


こちらは十八羅漢像。従来の鎌倉、室町時代のの十六羅漢に、「慶友(けいゆう)尊者」と「賓頭蘆(びんずる)尊者」を加え、
十八羅漢とした明代寺院の形式を受け継いでいるとのことですわ


この萬福寺は中国から来日した隠元隆琦によって開山されたのですが、隠元の来日と萬福寺の開創によって、
新しい禅宗がもたらされただけでなく、さまざまな中国文化が日本にもたらされました。
隠元の名に由来するインゲンマメのほか、孟宗竹、スイカ、レンコンなどをもたらしたのも隠元だといわれているんです


境内に縦横に走っている参道は、正方形の平石を菱形に敷き、両側を石條で挟んだ特殊な形式なのですが、
これは龍の背の鱗をモチーフ化したものなんです。
中国では龍文は天子・皇帝の位を表し、黄檗山では大力量の禅僧を龍像にたとえるとのことです


伏見の帰りに萬福寺に立ち寄ったのですが、訪れて良かったななと思いました。次は紅葉の季節に再訪したいですね

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


この萬福寺がある京都府宇治市ですが、紫式部が書いた『源氏物語』五十四帖のうち、最後の十帖は宇治を舞台としていることから
「宇治十帖」と呼ばれています。宇治市は、紫式部が主人公の大河ドラマ「光る君へ」が放映されることを契機に
“紫式部ゆかりのまち宇治魅力発信プロジェクト”を実施しており、それでなくとも観光客が多い宇治なのですが、
さらに観光客の数が増えているようです。大河ドラマの経済効果というのは凄いものですね。



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