よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

古民家を利用した複合商業施設-大阪市中央区:空堀・「れん」

2024年03月22日 | 大阪(大阪市内)
Complex Facility“Ren”, Karahori, Chuo Ward, Osaka City

さてさて、ワタクシが散策を続けていた空堀には、戦前から残る古民家が点在しておりまして、
最近はそんな古民家を再生して、カフェ、雑貨屋、あるいはゲストハウス等々に利用している建物が多いんです。
そんな古民家再生の「はしり」として、登録有形文化財にも登録されていた小森家住宅をを再利用した複合商業施設がありまして、
長らく「練」という名前で親しまれてきたのですが、オープン20周年を迎えて「れん」と名称を変えて再スタートを切りました


風格のある建物が佇んでいます。どこか懐かしさと温かみを感じる建物ですね


そして、ここ「れん」の中には以前からお気に入りのお店があるんですよ


「Ek Chuah」(エクチュア)というチョコレートの専門店です。この建物の蔵を改装して造られたお店です


ワタクシは甘いものが苦手なのですが、チョコレートは好きなんですよ。そして、家人はもちろんチョコレートが大好きです。
ワタクシはここで家人にチョコレートをお土産に買って帰ることにしました


その後、建物の中をうろうろしていると素敵な雑貨屋さんがありました。撮影の許可をいただいて写真を撮らせていただきました


ワタクシはFUJIFILMというメーカーのカメラを愛用していますが、その最大の理由は「フィルムシミュレーション」という機能なんです。
長年にわたってフィルムメーカーであったFUJIFILMが作ってきた数々のフィルムがありますが、
フィルムによって色調や彩度が違います。それらのフィルムの色再現を使い分けることが出来るのが「フィルムシミュレーションなんです。
銀塩フィルムの時代を経験している人は「Provia」「Velvia」「Astia」なんてポジフィルムを使った人も多いことでしょう


そんなフィルムシミュレーションの中で、ワタクシが気に入っているのが「クラシッククローム」と呼ばれるものです。
特徴としては重厚感のある雰囲気に仕上がるように設計されており、ワタクシは町歩きなどのスナップ写真の時には
「クラシッククローム」を使って写真を撮ることが多いんです


今回の写真はずべて「クラシッククローム」で撮影したものですが、この渋めの色彩が好きなんですよ。
皆さんはどう感じられたでしょうか


自宅に帰って家人とチョコレートを食べました。飲むのはもちろん濃いめのブラックコーヒーです

「Ek Chuah」…大阪市中央区谷町6-17-43

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


Canon、Nikonなどに比べると、ややマイナーな感があるFUJIFIMなのですが、私は個性豊かなこのメーカーのカメラが好きです。
アナログ感が残っており、何よりも「美しい色彩の写真を撮る」ことに重点を置いた企業の姿勢に共感を感じるんですよ。
私は多分これからもずっと、FUJIFILMのカメラを愛用していくことだと思います。



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坂道-大阪市中央区:空堀

2024年03月21日 | 大阪(大阪市内)
Karahori, Chuo Ward, Osaka City

さてさて、ワタクシは大阪市中央区にある「空堀」と呼ばれる地域を歩いていました


戦災を受けなかったこの一帯は、「古き良き時代の大阪」を感じることが出来るんですよ。
「勝の家」という食堂がありました。今でも営業しているんだったら、なんともすごい風格ですなぁ


空堀界隈を歩いていると、坂道がすごく多く、地形が複雑なことがよくわかります。
大阪という町は起伏が少なく、あまり坂道が無いのですが、この界隈は坂道が多いんですよ


一つの理由は大阪市内にある上町台地という台地の西側に位置しているので、全体的に言うと東から西に向かって下っていく斜面になるんです。
そこに加えて、かつてこの地域では瓦造りが盛んで、瓦を作るために土が掘られていたそうなんです。
そのために凹地があちこちに出来たので、複雑な地形になったようなんですね


ワタクシはこういう路地裏で育ったので、このような光景を見ると自分の子ども時代を思い出します。
しかし、今は少子化が進んだために路地裏を走り回る子供の姿を見ることはありません


道路が右側から左側に向かって相当な斜面になっていることがわかるでしょうか。
昭和30年代頃から、時間が止まったかのような気がします


今も現役の井戸がありました。向こうには地蔵尊が見えています。ノスタルジーを感じさせる光景が続きます


外国人バックパッカー達が泊まるのでしょうか。新しくリノベーションしたゲストハウスがありました。
「TABIROKU」と書かれていますが、これは「谷6」のことでしょうね。
「谷6」というのは「谷町6丁目」の略で、大阪では「天神橋4丁目」なら「天4」、「上本町6丁目」なら「上6」という言い方をするんです。
イラチな大阪人は言葉も省略して短くするのが好きなんですよ


周囲には高層ビル、特に最近はタワーマンションの建設が目立つようになりました。
レトロな空堀の町並みも、いずれはなくなっていく時がやって来るんでしょうね

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


路地裏はもとより、最近は公園でも子どもの遊ぶ姿をあまり見かけなくなってきました。
少子化で子どもの数が少なくなっているのはもちろん、室内でゲームやスマホで遊んでいて屋外に出ていかない子どもも多いのでしょうね。
少子高齢化はもう歯止めが効かないでしょうが、国はどんな対策を考えていくのでしょうね。



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商店街の小さなcafe-大阪市中央区:空堀・「道勝cafe」

2024年03月20日 | 大阪(大阪市内)
“Michimasa Cafe”, Karahori, Chuo Ward, Osaka City

さてさて、ぐっと冷え込んだ日の朝でしたが、ワタクシは空堀の散策を楽しんでいました


なんともレトロな自転車が置いてありました。今でも現役で使われているのでしょうかね


この自転車、オートバイのサイドカーのように荷物車が自転車につながっているんですよ。
ちゃんと運転できるんですかね。そもそも、道路交通法ではこういう自転車はOKなのでしょうか


この日の大阪は最低気温が0℃でした。この時は午前10時だったので、0℃ということはありませんが相当寒かったんです。
「熱ーいコーヒーでも飲みたいなぁ」と思い、空堀商店街の方に向かいました


「道勝cafe」という雰囲気の良さそうなカフェがありました。ワタクシ、ここのお店に入ることにしました。
「みちかつカフェ」というのかなと思ったら、「みちまさカフェ」でした


小じんまりとしたカフェですが、落ち着いた佇まいがワタクシ好みです


最近はサイフォンでコーヒーを淹れてくれるお店は少なくなりました。店内にいい香りが漂いますわ


マグカップもなかなかいい感じです。コーヒーは美味しかったですよ


美味しいトーストもいただきました。身体も温まったので、もうひと歩きするとしましょうか

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


私は50歳くらいまでコーヒーがさほど好きではなく、もっぱら紅茶派だったんですよ。
ところが50代になってからコーヒーが好きになって、今では自分で豆を挽いてコーヒーを淹れたりもするんです。
ただ、カフェオレやカフェラテが好きなので、本当のコーヒー好きではないのかもしれませんね。



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大阪はどこに向かう-大阪市中央区:空堀

2024年03月19日 | 大阪(大阪市内)
Karahori, Chuo Ward, Osaka City

さてさて、ワタクシはノスタルジックな町並みが残る大阪市中央区空堀を散策していました


松屋町筋~谷町筋~上町筋まで東西約800mつづく空堀商店街です。明治以降から戦前まで賑わい、
戦後も空襲の被害が少なかったためにいち早く復興、市内初の福引大売出しをして人気を博したという歴史があるんです


この写真でもわかると思うんですが、空堀商店街は上町台地の斜面に位置しているので、商店街の中にかなりの勾配があるんですよ。
この商店街、「プリンセストヨトミ」という映画のロケ地としても知られています


この建物は「惣」という、長屋を再生した複合ショップです。
同じような複合ショップで「練」「萌」というのも近くにありまして、
「萌」「練」「惣」ですから三つ並べると「ほう・れん・そう」となるわけですな


この界隈を歩いていると1960年代から1970年代頃の、「古き良き大阪」の風景が残っています。
ワタクシは大阪万博が開催された1970年が、大阪が幸せだった最後の時だったように思います


大阪という町を支えてきたのは数多くの中小企業、零細企業でした。
大阪万博からわずか2年、1972年に始まったオイルショックで大阪の中小企業は大打撃を受けてしまいます。
その時から、大阪の経済的な地盤沈下が進んでいったと思うんですよ


今では東京との経済格差は著しく、大阪で生まれ育った大企業も本社を次々と東京に移転させていきました。
もう大阪が「大大阪」と呼ばれ、東京以上の経済力を誇っていた時代に戻るようなことは絶対にあり得ないでしょう


そんな沈滞した大阪の起爆剤として、「夢よ再び」ということなのでしょうか。二度目の大阪万博の開催が来年に迫っています。
しかし、大阪の町には盛り上がりは皆無です。ワタクシの周囲で、大阪万博が話題になることはまずありません。
たまに話題になるのは「これで開会式までに工事が間に合うんかいな」「建設費が当初の見込みの2倍になっとるがな」
「入場料高すぎるで」「赤字になったら誰が補填するねん」といったネガティブな話題のみです


大阪万博が終わった時、大阪はどうなっているのでしょう。成功に終われば維新の会はさらに大阪で強い力を持つでしょうが、
失敗に終わった時、大阪はどこに向かうのか。ワタクシは大阪万博が「負の遺産」にならないことを願うばかりです

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


大阪万博は夢洲という埋立地で開催されますが、夢洲ではその4年後に統合型リゾート、早い話がカジノが完成します。
お隣の韓国では大規模なカジノの完成後、ギャンブル依存症の増加が深刻な問題となっています。
外貨を稼ぐ目的だったのが、実際は韓国人がカジノにのめり込んでしまい、思ったほど外貨の獲得には繋がっていないんですよ。
なぜかその事実はあまり報道されず、マカオやシンガポールの成功例ばかりが報道されることにも疑問を感じています。



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古くて新しい-大阪市中央区:空堀

2024年03月18日 | 大阪(大阪市内)
Karahori, Chuo Ward, Osaka City

さてさて、今年の正月明け間もない頃、ワタクシは大阪市中央区にある「空堀」というエリアを散策しました。
今日からはその時の写真をアップしていきますね


空堀(からほり)の地名の由来なのですが、豊臣秀吉が大坂城の外堀として築いた南惣構(みなみそうがまえ)堀が、
水を入れない空堀だったことなのだそうです。空堀は大阪城の南側に位置しており、大阪市の中心部にあります


大阪市の中心部は太平洋戦争で大空襲を受け、多くが消失したのですが、ここ空堀界隈は奇跡的に空襲の被害を逃れたんです。
そのおかげで戦前の古い建物、町割りが残っているんですよ


路地の奥に地蔵尊がありました。ワタクシが生まれ育った場所が、ちょうどこんな感じだったんですよ。
車が入ってこない狭い路地の奥は、子ども達にとって絶好の遊び場でした。
そして、お地蔵さんに手を合わせて「まんまんちゃんあん」と言いながらお辞儀をしたものでした


ちなみに「まんまんちゃんあん」ですが、「南無阿弥陀仏」→「なんまいだ」→「まんまんちゃん」となった幼児語で、
最後の「あん」は「あな尊し」からきているそうです。大阪では子ども達が普通に使っていた言葉なのですが、
他の地域ではどうだったんですかね。なお、今では大阪でもほぼ死語になってしまいました


路地なのですが、大阪では「ろじ」ではなく「ろーじ」と発音します。京都でもそうでした。
大阪弁の一つの特徴として、語尾を伸ばすというのがあるんですよ。
「目」を「目ぇ」、「おなら」を「屁ぇ」、「蚊」を「蚊ぁ」、「血」を「血ぃ」という感じですね


古い街並みが広がる空堀ですが、十数年前からでしょうか。若手デザイナーやアーティストが集い、ギャラリーやカフェ、
スイーツや雑貨店などが、次々とオープンしているんです


こんな昭和レトロな店舗があるかと思えば、古民家や長屋をリノベーションしたオシャレなお店が点在するのが空堀です


ではでは、「古くて新しい」空堀の町を散策するとしましょうか

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


狭い路地、古い長屋、小さな地蔵尊、銭湯、空き地…こういったものが私にとっての原風景です。
ですので、大通りを歩くよりも狭い道を歩く方が安心感がありますし、新興住宅街に行くとどうも落ち着きません。
「三つ子の魂百まで」と言いますが、幼少の頃の記憶というのは大きなものですね。



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