よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

また再訪する日を願って-石川県七尾市:和倉温泉・美湾荘

2024年01月11日 | 石川
“Biwansou”, Wakura Hot Spa, Nanao City, Ishikawa Pref.

さてさて、和倉温泉にやって来て「美湾荘」に泊まったワタクシ達ですが、前日にかなり飲んだにも関わらず、
いつものように翌朝はシャキッと目が覚めたのでありました


ワタクシ達が泊まった部屋からは七尾湾が一望できました。朝日はこの写真で言うともっと右側から昇ってきたので、
朝日を撮影することは無理でしたが、夜明けの七尾湾の美しい姿を撮ることが出来ました


対岸に見えるのは能登島でして、能登島大橋で和倉と結ばれているんです。
七尾湾は内海なので大きな波が見られることは無く、冬でも穏やかな海が広がっています


目が覚めて朝の海の写真を撮影した後は朝風呂を浴びて、そして朝食場所へと向かいます。
ワタクシは何度かブログに書いたのですが、どうもブッフェ形式の食事があまり得意じゃないんですよ。
落ち着いて食べられないのと、なにせ貧乏性なものですから、ついつい余分に食事をとってきてしまうんですよ。
でも、ここの食事はブッフェスタイルではないので、ワタクシにはありがたかったのです


少しずつたくさんの種類のものを食べることが出来るのが嬉しいです。ワタクシは普通のご飯を食べましたが、家人はお粥をいただきました。
ご飯かお粥かを選択できるのも嬉しいですな


これ、ちょっとピリ辛の味付けをしてあるフグの身を焼いて食べるのですが、これが絶品でした


湯豆腐も美味しくいただきました。旅行に行くと、朝ご飯って普段の倍くらい食べてしまいますね


デザートもいただき、満足、満足な朝食でした。この後はお宿の周辺をのんびり散策して、チェックアウトをしたんです


10時14分発のサンダーバード20号に乗って大阪に向かいます。サンダーバードの中で1日に一往復だけが和倉温泉を発着するんです。
この日は冬の日本海側とは思えない穏やかな晴天でした。まさか、この4日後に大地震が能登地方を襲うなんて想像だにしませんでした。
おそらくは和倉温泉も当面の間は営業は不可能でしょうし、再開までの苦労は大変なものでしょう


ワタクシなどは何も力になることは出来ませんが、和倉温泉が復旧した時には、是非とも宿泊に行きたいなぁと思っています。
その日が一日でも早く来ることを、今は願うばかりです

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


大阪は比較的天災が少ない地域で、阪神淡路大地震の際も震度5ではありましたが、さほど大きな被害はありませんでした。
しかし、東南海沖地震がかなり高い確率で近い将来に発生すると言われています。
その時には大阪も相当な被害が予想されますので、あらためて地震への対策、準備はしておかねばならないと痛感しました。



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一日も早い復旧を願う-石川県七尾市:和倉温泉・美湾荘

2024年01月10日 | 石川
“Biwansou”, Wakura Hot Spa, Nanao City, Ishikawa Pref.

さてさて、ワタクシ達は金沢市から、この日の宿泊地である和倉温泉に向かいました


金沢駅から15時発の「能登かがり火5号」に乗って和倉温泉まで約1時間なのですが、ワタクシ、七尾線に乗るのは20数年ぶりかと思います。
当時は七尾線が和倉温泉まで電化されて、まだ間もない時期だったような記憶がありますわ


この日のお宿は「美湾荘」というお宿です。名前の通りに美しい七尾湾に面しているお宿です。
和倉温泉は山代温泉と並び、石川県内温泉地における宿泊客トップを競う形となっています。
開湯1200年とされる歴史の古い温泉で、傷ついた白鷺が癒しているのを漁師が発見したと伝えられています


お部屋も十分な広さですし、窓の向こうには七尾湾や能登島の景色が広がっていました。
部屋に荷物を置いて服を着替え、その後はゆっくりと温泉を堪能しました。
そして、温泉を堪能した後は当然ながら夕食ですな


今回はちょっと奮発して少し贅沢なプランにしたので、食事は個室ダイニング「彩」という場所でいただくのです。
このような「御献立表」を見ると、いやが上にもワクワクしてきますなぁ


どーですか。前菜「旬彩々」です。器も素敵なので、見た目で美味しく感じますね


どーですか。まずは「生ビール」で乾杯です。まずは一年間、大きな病気や怪我がなかったことに感謝しました


どーですか。旬の一品「香箱蟹」ですな。石川県ではズワイガニのメスを香箱蟹と呼ぶんですよ。
関西ではセイコガニ、あるいはセコガニという言い方をするのが一般的かなぁと思います


どーですか。「お造り」が登場してきました。ワタクシは寒ブリが、家人はマグロが一番美味かったという感想でした


どーですか。魚介類が多いので「白ワイン」もいただきました。ただ、この白ワイン、ワタクシの好みではありませんでした


どーですか。台の物「能登の宝箱」です。これはノドグロ、能登牛、アワビを蒸しあげるんですよ


こちらが蒸し上がったものですが、さすがノドグロは美味かったです


どーですか。箸休め「蟹茶碗蒸し」です。茶碗蒸しに蟹が入るのですから、うまいに決まってますがな


どーですか。煮物「鰤大根」です。どうしてブリって大根にこんなに合うのでしょうねぇ。
寒ブリが美味しいのはもちろん、出汁が染みた大根の旨いこと、旨いこと。あぁ、満足


ところで、今回の震災で石川県、特に能登地方は大きな被害を受けました。当然、和倉温泉も相当な被害だったことだと思います。
お宿のHPを見ていると、当日の宿泊者や従業員の方々に怪我などは無かったようなのですが、建物にはかなりの損傷があったようです。
当面の間、営業再開は難しいとの旨が書かれてありました


石川県は2007年にも能登半島地震がありましたし、コロナ禍による三年間は宿泊者も激減していたはずです。
今は一日も早い復旧を願うばかりです。微力ながらでも、何か協力ができることがあれば協力したいという気持ちです

「湯けむりの宿 美湾荘」…石川県七尾市和倉町和歌崎3の1

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


新年のスタートと同時に、石川県を中心とした大規模な地震のニュースが飛び込んできました。
その後、羽田空港での航空機事故が、そして福岡県北九州市の商店街の大きな火災のニュースが続きました。
こんな時こそ、国のトップに立つ人から国民に勇気を与える言葉を、信頼を与える行動をと思ったのですが、
今の我が国のトップにはそんなことを期待したことが間違いでした。



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年の瀬の賑わい-石川県金沢市:近江町市場

2024年01月09日 | 石川
Omicho Market, Kanazawa City, Ishikawa Pref.

さてさて、金沢に来てひがし茶屋街、主計町茶屋街を散策した後なのですが、
家人は金沢駅に戻って和倉温泉に向かう列車の出発まで、ちょっと買い物を楽しみたいということでした。
ワタクシはもう一カ所立ち寄りたい場所があったので、主計町から家人はバスで金沢駅に向かい、
ワタクシは歩いて次の目的地へと向かったのでした


ワタクシが向かったのは「近江町市場」です。ワタクシ、国内でも国外でも市場を訪ねるのが好きなんですよ。
市場の熱気を感じるのが楽しいのと、その土地ならではの食材を見て回るのが好きなんです


近江町市場は、金沢市の中心部にある市場です。その歴史は古く、江戸時代の享保6年(1721年)に始まったということです。
金沢を城下町としていた加賀藩の御膳所だったんですね。名前の由来なのですが、近江商人が作ったことが由来だという説が有力です。
享保年間というと八代将軍吉宗が幕政の改革をおこなっていた時期ですな


近江町市場なのですが、2015年に北陸新幹線の開業に伴い、観光客の増加や訪日外国人旅行者が大きく増えたそうです。
そのことで売り上げも伸びたのでしょうが、一方では地元の利用者の減少や観光公害の問題ということがクローズアップされています。
この辺りは京都の錦市場、大阪の黒門市場などと同じ状況です。今や黒門市場なんて大阪市民はほぼ買い物に行かなくなりました


ましてやこの日は年の瀬の12月27日。観光客と地元の人で、市場の中は人で溢れていました。
とりわけカニ、タラ、サケなどの魚介類を販売するお店は、どこも大人気のようでした


ズワイガニや香箱ガニを売るお店が多いことは予想していましたが、タラを売るお店がすごく多かったんです。
地元の人に訊いてみると、金沢では冬場にタラの鍋料理をよく食べるし、タラの白子も好まれているとのことでした


ではでは、家人との待ち合わせ時間が近づいてきたので金沢駅に向かうとしましょうか

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


去年、京都の錦市場に行った時は歩いている人の半分くらいが外国人でした。そして、大阪の黒門市場に行った時には、
大袈裟ではなく本当に9割くらいが外国人だったんですよ。インバウンドによる経済効果はもちろんありがたいことですが、
今後、観光公害(オーバーツーリズム)は我が国の大きな課題となるでしょうね。



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LPレコード-石川県金沢市:主計町茶屋街

2024年01月08日 | 石川
Kazuemachi Chayagai, Kanazawa City, Ishikawa Pref.

さてさて、金沢を訪れたワタクシ達は、「ひがし茶屋街」の古い町並みを歩いていました


大阪を出発する時は穏やかな天候でしたが、金沢に来るとヒンヤリとした空気感を感じます。
やっぱり冬の日本海側は、太平洋側とは違うんだなぁと実感しますわ


ひがし茶屋街の南西を流れているのが浅野川です。そして、浅野川に架かる美しいアーチ橋が浅野川大橋です


浅野川の対岸にも美しい町並みが広がりますが、こちらが「主計町茶屋街」です。
「主計」と書いて「かずえ」と読むのですから、これも難読地名ですね。
ちなみに、この地名は加賀藩士の富田主計(とだかずえ)の屋敷があったことに由来しているそうです


この主計町も重要伝統的建造物群保存地区として選定されています。
金沢市にはこの「主計町」、昨日のブログで紹介した「ひがし茶屋街」、さらに「卯辰山麓」「寺町台」と、
実に4カ所も重要伝統的建造物群保存地区として選定されているんです


一つの市町村で4カ所の重要伝統的建造物群保存地区があるのは、全国で金沢市と京都市だけなんですよ


そのことからも、金沢という街が歴史豊かな街であることを感じますね


主計町から少し歩いたところに、「金沢蓄音機館」という蓄音機が保存されている建物がありました。
せっかくなので、ちょっと立ち寄ってみることにしました


たくさんの蓄音機が置かれてあり、一日に3回、聴き比べの実演があるんですよ。
ただ、ワタクシ達は和倉温泉に向かう列車に乗らねばならず、聴き比べの実演を楽しむことが出来ませんでした。
久しぶりにSPレコードの音を聴いてみたかったんですがねぇ


ただ、LPレコードをヘッドホンで聴くことが出来る試聴コーナーがありまして、いろんなジャンルのLPレコードが置いてありました。
ワタクシ、1966年に発表されたローリング・ストーンズのLPレコードを手にとって、しばらくその音を楽しみました。
ローリングストーンズは今も現役。昨年末に「Hackney Diamonds」という新作を発表したのですが、これが久々の傑作。
ミック・ジャガーは80歳になりましたが、その歌声は60代になったワタクシに勇気を与えてくれるものでありました

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


平成の時代、若い人と話をしていると「LPレコードって実際に聞いたことないですわ。A面、B面って何ですか?」みたいな話をしました。
そして令和の時代、若い人はCDすら聞くことなく、音楽はサブスクリプションやストリーミングで聞くようで、
音楽はスマホからイヤフォンで聴くのが当たり前となり、音楽の再生機器を持っていないのが普通なようです。
私も音楽はapple musicで聴くことがほとんどになりましたが、スピーカーから音を聴くことだけはやめられません。



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お茶屋-石川県金沢市:ひがし茶屋街

2024年01月07日 | 石川
Higashi Chayagai, Kanazawa City, Ishikawa Pref.

さてさて、金沢市を代表する観光地である「ひがし茶屋街」に立ち寄ったワタクシ達なのですが、
京都の祇園、宮川町、上七軒、あるいは長崎の丸山などを歩く時と同じような雰囲気を感じていました。
それは当然のことで、いずれも「花街」という歴史を持つ町並みですからね


そもそも、「お茶屋」とはどういうお店なのでしょうか。まさか「美味しい日本茶を飲ませるお店」と思う人はいないかと思います。
お茶屋とは花街で芸妓や舞妓を呼んで客に飲食をさせる店のことですね。東京では「待合」と呼ばれていたと聞いた記憶がありますが、
西日本ではお茶屋という言葉が一般的かと思います


料理屋のように思われることもありますが、お茶屋に厨房はありません。 料理は、外から仕出しのものを手配するんです。
また、芸妓や舞妓も、常にお茶屋にいる訳ではありません。「置屋(おきや)」と呼ばれる芸妓さんや舞妓さんが所属しているお店に依頼し、
派遣してもらうんですよ。ですので、お茶屋は宴席をつくり上げる、マネジメント業という言い方が出来るかと思います


などと偉そうに書いていますが、ワタクシ、恥ずかしながらお茶屋で遊んだことは一度もありません。
なにせお茶屋というのは基本的に一見さんはお断りでして、ワタクシにはお茶屋を紹介してくれるような知人、友人は皆無です。
もしそういう知人がいたとしても、会計方式が不明瞭なお茶屋にはワタクシのようなケチンボはふさわしくありません


「粋な遊び」「大人の遊び」が出来ないワタクシには、花街を歩いてお茶屋の前で写真を撮るのが関の山ですな


ただ、舞妓や芸妓に対して否定的、批判的なことを言うフェミニストの方々もいますが、
ワタクシは日本の伝統文化として、お茶屋という制度は残っていってほしいなとは思うんですよ。
ただし、遊女や女衒、娼妓などは肯定するわけではありません


金沢にはいくつも「名物」「特産品」がありますね。特に有名なのは「金箔」かと思います。
そして、「お麩」というのも金沢の特産品でして、ワタクシ達は「お麩」のお店に入りました


金沢名物の「車麩」をワタクシは購入しました。車輪のように見えることから、その名がついた「車麩」は、金沢に昔から伝わる麩です。
だしを含みやすく適度な弾力もあり、炊きものや煮物などに向いていると言われてます。
我が家では、まず正月にすき焼きの具材にしたのですが、これは美味かったです。次回は卵とじにして食べる予定です


正月を控えて門松が飾られれていました。まさかこの時には、元日に大地震が金沢を襲うなんて想像する由もありませんでした

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


「おでん」というのは地域によって具材、味付けが違うのが面白いのですが、金沢では車麩をおでんに入れるんですよ。
今回は金沢のおでんを食べる機会がなかったのですが、次回は是非ともおでんの車麩を食べてみたいです。
ちなみに大阪人の私は、「ちくわぶ」「はんぺん」を一度も食べたことがありません。東京に行く時には食べてみたいですね。



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