よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

ハンガリー・オーストリア旅行記:7日目(その13)-「オペラ座の夜」:・ウィーン

2022年07月01日 | 海外旅行ーオーストリア
Wien, Austria

さてさて、ワタクシはこの時、FUJIFILM X-Pro2とX-T1の2台のカメラをたすき掛けにしてウィーンの街を歩いていました。
ワタクシの横に、FUJIFILM X-T3を持った年配の方がいて、互いに目が合いました


向こうから「君もFUJIFILMのカメラだね。日本製のカメラは最高だが、FUJIFILMのカメラが今は一番好きなんだ」と言ってきたので、
ワタクシも「以前はCanonを使っていたのですが、今はFUJIFILMなんですよ」と答えると、
「私はドイツ人なのでドイツのカメラが一番だと言いたいのだけど、日本のカメラがいいねぇ」と話してくれました


互いに液晶で自分たちが撮ってきた写真を見せ合いながら、撮影スポットの情報などを話したのですが、
残念ながらワタクシは翌日には帰路につかねばならないんですよねぇ


気がつけば時刻も夜の9時半を過ぎました。そろそろホテルに戻ろうと、トラムが運行しているリング(環状道路)に戻りました。
この建物はオペラ座で、昼に見たオペラ座とはまた違う表情を見せてくれました


4年前、英国のロックバンドQUEENのボーカリストだったフレディ・マーキュリーに焦点を当て、
1970年のクイーン結成から1985年のライヴエイド出演までを描いた伝記映画「ボヘミアン・ラプソディー」が全世界で大ヒットし、
ワタクシも2度映画館に行きました。映画のタイトルにもなった大ヒット曲「ボヘミアン・ラプソディー」が収録された
クイーンの4枚目にあたる傑作アルバムのタイトルが「オペラ座の夜」(A Night At The Opera)なんです。
この時、ワタクシの頭の中には、「ボヘミアン・ラプソディー」の旋律が流れていたのです




初めて訪ねたハンガリーとオーストリア。どちらの国も本当に魅力的で、ワタクシは再訪したい気持ちで一杯でした。
ハンガリーでは今度はブダペストではなく、地方の農村のような場所に宿泊したい。そんな思いを抱きました。
オーストリアはウィーンはもちろんなのですが、ザルツブルグからチロル地方を訪ねてみたい。
アルプスの山並みをトレッキングしたい。そんな気持ちでいっぱいです。
そんなことを思いながら、ワタクシはトラムに乗ってホテルに戻ることにしました


ワタクシが訪ねたヨーロッパ諸国の首都はプラハ、リスボン、ブダペスト、ウィーンなのですが
どの街にも路面電車(トラム)があり、移動にとても便利でした。
路面電車は市街地の道路の混雑緩和に役立ち、排気ガスを出さないので環境面でも効果があり、
観光資源としても価値があるように感じました


日本では高度経済成長期に片っ端から路面電車が廃止されていきました。
ワタクシは日本では自動車を売るために、路面電車が廃止されていったのではないかと常々思っています。
もし、京都の町に路面電車が残っていたら、観光資源としてすごい価値があるように思うんですよねぇ。

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


特別にQUEENというバンドが好きなわけではないのですが、洋楽ばかり聴いていた中学生から高校生の頃、
QUEENって日本では圧倒的な人気だったんですよねぇ。あの頃から40年以上の年月が過ぎましたが、
私は今でも70年代の洋楽ロックが一番好きかなぁ。



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ハンガリー・オーストリア旅行記:7日目(その12)-「街の灯り」:・ウィーン

2022年06月30日 | 海外旅行ーオーストリア
Wien, Austria

さてさて、ワタクシは旅行最後の夜を満喫しようと、ウィーンの路地裏を気の向くまま歩いていました


ワタクシはヨーロッパはチェコ、ポルトガル、ハンガリー、そしてオーストリアの4カ国しか訪れたことがないのですが、
どの国も夜の町を歩くと淡いオレンジ色の街灯が使われていました。
明るく白っぽい蛍光灯の灯りに慣れている日本人のワタクシには、この淡いオレンジ色の灯りがすごく印象的なんですよ


昔は日本の町も、夜は暗かったと思うのですが、最近は派手な看板やネオンサインが煌々と煌き、夜でも明るくなったなぁと思います。
ところが、ヨーロッパに来るとプラハでも、リスボンでも、ブダペストでも、
ここウィーンでも夜はあまり灯りが灯されずに薄暗いんですよ


レストランに行っても多くのお店が、日本人の感覚からすると薄暗いんですよねぇ。
ホテルなども間接照明が多く、どうも薄暗く感じてしまいます。サングラスを好んで利用する彼らの様子を見ていると、
強い日差しや明かりというのが苦手なのかもしれないですね


すでに時刻は夜の9時を過ぎていました。しかし、夜型の欧米人はこの時間でもレストランで食事やお酒を楽しむ人がいっぱいです。
しかも、室内よりも室外のテーブルで食事をする人の方が多いのです


どこの国の方かはわかりませんが、年配のご夫婦は優しい笑顔で語り合いながら食事を楽しんでいました。
ワタクシ達も何歳になるまで海外旅行を楽しむことができるかわかりませんが、
このご夫婦のように歳を重ねても仲良く旅を楽しむ二人でありたいです


時刻も夜9時を回りました。あまり遅くなるとホテルにいる家人が心配するかもしれませんので、
そろそろホテルに戻るとしましょうかねぇ

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


この日は旅の最終日でした。「天気にも恵まれ、いい旅やったなぁ」「ブダペストは綺麗やったなぁ」
「ウィーンにはもう一日くらい過ごしたいなぁ」などと、翌日の帰国が悲しくなる思いがします。
一方で「帰ったらすぐに美味しいうどん食べに行こう」「早く紋クンを抱きしめてやりたいよ」などと、
帰国を楽しみにする自分がいます。旅の最終日は、いつもそういう気持ちになるんですよ。



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ハンガリー・オーストリア旅行記:7日目(その11)-「夜の街へ」:・ウィーン

2022年06月29日 | 海外旅行ーオーストリア
Wien, Austria

さてさて、夕食を食べてホテルに戻り、少し休憩をとった後、家人はホテルで荷物を整理したり、
ゆっくり過ごすことにしたのですが、ワタクシは夜の町に繰り出すことにしました。
と言っても、夜の歓楽街で遊ぶのではなく、夜のウィーンの町並みを写真に撮りたいと思ったんです


日没が遅い夏の欧州ですが、8時過ぎには漆黒の闇となっていました。
ホテルに近いトラムの駅から、ワタクシは旧市街地へと向かって行ったのでした


トラムの車窓には夜のウィーンの街が広がっていました。大好きになったウィーンの街とも翌日はお別れです


ウィーンの中心部でトラムから下車します。外国に旅行に行く時、気になるのはその国の治安です。
特に夜というのは、昼間以上に危険に遭う可能性が高いのは日本と同じです。
ワタクシは海外で犯罪に遭ったことはなく、危険を感じたのは中米のベリーズという国で
明らかに麻薬常習者と思われる大柄な人物に「なぁ、1ドルくれよ。たった1ドルでいいんだぜ」と近寄ってこられた時だけです。
(この時は近くにいた警官が警棒で殴って追い払ってくれました)


ウィーンは治安の良い町で、危険や不安を感じることは全くありませんでした。
とはいえ、自分の身を守るために背中に背負うザックには財布やスマホは絶対に入れません。必ずズボンのポケットに入れます。
ワタクシが履くズボンは登山用のもので、ポケットの中のものを落とすことがないようにチャックがついているので
まずスリの被害に遭うことはないはずです


そして、不必要な現金は持って行きません。そして、「こいつは金を持っているやろうな」と思われるような、
高価なブランド品の服などは絶対に着ることはないのです。そもそも、高価なブランド品の服を持っていないのですがね


アジアとヨーロッパを旅行すると、大きな違いを感じることが一つあります。
それはタイであれ、ベトナムであれ、台湾であれ、アジアの国ではどこも早朝から飲食店が開店しており、大いに賑わっていました。
朝早くから人々は活発に活動しています。京都や奈良の観光地に行っても、朝一番に動き回っているのはほとんどがアジア人です


一方、ヨーロッパでは早朝は驚くほど静かです。8時頃になってやっと町が目覚め始める気がします。
その代わり、夜は遅い時間まで飲食店や居酒屋が賑わっています。
明らかに朝型のアジア人、夜型のヨーロッパ人という違いを実感します


アジア諸国は農耕民族の人が多いです。農耕民族の暮らしは太陽の動きに連動します。
夜明けとともに農作業を始めるので、早起きという習慣がDNAに受け継がれているのでしょう。
一方、ヨーロッパは狩猟民族です。野生動物からの襲撃に備え、夜でも見張りをする人が必要ですし、
他部族との抗争があれば夜襲の警戒もしなければなりません。
そんなことを考えながらワタクシは夜の町を歩いていたのでした。

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


旅の最後の夜でした。ウィーンを去るのが、本当に名残惜しく感じました。
この街は旅に行く前に予想していたよりも、遥かに魅力的で成熟した街でした。
ウィーン、ブダペスト、プラハ…中欧にはなんて素敵な街が多いのでしょうか。



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ハンガリー・オーストリア旅行記:7日目(その10)-「旅の最後の夕食」:Gmoa Keller(ジーモアケラー)・ウィーン

2022年06月28日 | 海外旅行ーオーストリア
“Gmoa Keller”, Wien, Austria

さてさて、いよいよワタクシ達のウイーン滞在も最後の夜を迎えました。ということは、、今回の旅の最後の夜ということです。
「最後の夕食は美味しいものを食べたいなぁ」ということになるのですが、ウイーン滞在初日に訪れたレストランが
店の雰囲気、料理の味、そして価格的にもリーズナブルだったので再訪することにしたんですよ


この日の夕食は、ウィーン滞在初日にも訪れたホテルにほど近い「Gmoa Keller」(ジーモアケラー)というお店です。
日本人向けのガイドブックなどには絶対に載っていないお店なので、この日も客の東洋人はワタクシ達だけでした


日本人って夕食は6時頃から食べるイメージがありますが、欧州は遅いんですよね。
ポルトガルに行った時なんて、夕食は8時から9時頃に食べるのが一般的で、6時だとまだ開店していないレストランもたくさんありました。
オーストリアはそこまで遅くはありません。ワタクシ達は夕刻5時のオープンと同時にお店に行ったのですが、
客はワタクシ達だけでした。(その後、次々とお客さんはやって来ました)


オーストリアはワインもビールも美味しく、ワタクシはこの国に住むことになればアルコール依存症になりそうな気がします。
向こうにあるのは家人がオーダーした生ビール、手前はワタクシがオーダーしたゲシュプリッツァーです。
ゲシュプリッツァーというのは白ワインを炭酸で割ったもので、これをグイグイ飲むのが夏のオーストリア流のようですな


緑黄野菜が少ないのがこの国の食事の残念なところです。とはいえ、ジャガイモはふんだんに使われ、美味しく調理されていました


ワタクシも生ビールを飲まないわけにはいきません。泡が美味い、ビールも美味い。ああ、幸せ。
店員さんが「あなたは美味しそうにビールを飲みますねぇ」と笑顔で言ってきたので、
ワタクシ、「この国のビールはすごく美味しいので、私は幸せです」と笑顔で答えておきました


どーですか。メニューに「Gulasch」(グヤーシュ)がありました。
グヤーシュは元々はハンガリーの定番料理で、昔から家庭で作られているスープです。
グヤーシュは、パプリカ、牛肉や野菜が多く煮込まれ、ハンガリーから周辺のチェコ、ドイツ、オーストリアなどに広がっています


家人がハンガリーでグヤーシュを気に入り、今回も注文したのですが、こちらのグヤーシュはスープというよりも
牛肉がたっぷり入ったシチューのような料理でした。これが美味かったんですよ


種類の違う生ビールもオーダーしてみました。こちらはコクがあるというか、濃厚な味のビールでした。
店員さん達がワタクシの方をニコニコと眺めていたのですが、「この日本人はよく飲むなぁ」と思われていたのかなぁ


どーですか。ワタクシは「Cordon Bleu」(コルドン・ブルー)を注文しました。
コルドン・ブルーは肉を薄く叩き、ハムまたはプロシュートとチーズを包み、油で揚げるか焼いた肉のカツレツなんです


名前からもわかるように、元々はフランスで広まった料理なんです。フランス語ではコルドン・ブルーは「青いリボン」という意味ですが、
「腕のいい料理人」というような意味合いで使われるそうなんですよ。
豚肉、ハム、チーズですのでおよそ味の想像もつきますし、美味しくないはずが無いのですが、ちょっとカロリーが高そうですよねぇ

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


ハンガリー・オーストリア旅行最後の夜、ワタクシ達は美味しい食事とお酒を楽しみました。
ハンガリーもオーストリアも、また再訪したいなぁと思う魅力的な国でした。
食事に関しては内陸国なので魚介類が少ないのと、一品のボリュームが大きいのがちょっと困ったかなぁ。
でも、日本人の口に合う美味しい料理が多いなぁと感じましたよ。



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ハンガリー・オーストリア旅行記:7日目(その9)-「観光客」:ウィーン

2022年06月27日 | 海外旅行ーオーストリア
Wien, Austria

さてさて、ウイーンの中心部を気の向くまま、ワタクシは勝手知ったる街のように散策をしていました


なんて事のない町並み、どうって事のない家並み…それが何とも魅力的なんですよね


小さな広場に噴水がありました。噴水に腰かけて若い女性二人が、楽しそうに語り合っていました。
喋っている言葉はドイツ語ではなかったので、地元の女の子ではないようです。「箸が転んでもおかしい年頃」という言葉がありますが、
彼女たちは一言喋るごとに屈託の無い笑顔を浮かべ明るい笑い声を発していました。若いっていいなぁ


路地裏に「平和博物館」という小さなミュージアムがありました。今回のウクライナ侵攻をみていると、
「平和」というものが砂上の楼閣のように脆いものだなぁと痛感します。ふと思ったのですが、もしジョン・レノンが生きていたら、
今回のウクライナ侵攻に関して、全世界にどんなメッセージを送ったでしょうね


オーストリアの面積は日本の北海道とほぼ同じくらい。人口はわずかに880万人に過ぎません。
しかし、首都であるウィーンを訪れる観光客の数は年間約3000万人
(オーストリア国内からウィーンを訪れる観光客約250万人も含みます)という数ですからビックリです


コロナ禍前のインバウンドで賑わった日本全土の訪日外国人観光客数が約3000万人ですから、
日本全土とウィーンの街が観光規模ではほぼ同じということになりますね


それだけの魅力がこの町にあるということなのでしょう。ワタクシもその魅力に取り憑かれた一人のように思います


ウィーン市内はU-Bahnと呼ばれる地下鉄、トラムと呼ばれる路面電車が縦横無尽に走っているので、どこに移動するのも便利です。
ケチンボのワタクシはタクシーに乗ると、メーターが「カシャッ」という度に心臓が「ドキッ」とするので
市内移動に一度もタクシーを使う必要が無かったウィーンの町はありがたかったです。
時刻も3時半となりました。そろそろ家人が待つホテルに戻るとしましょうか。
シャワーを浴びて、一眠りしたら夕食を食べに行かないとね

使用したカメラ:1、2枚目はFUJIFILM X-T1、他はFUJIFILM X-Pro2


オーストリアを訪れる観光客は当然ながら隣国であるドイツ人が一番多いのですが、日本も以前は10位までに入っていました。
しかし、中国、ロシアが急増したので、日本は10位から外れてしまったそうです。
中国、ロシアの急増は国の経済的な力が強くなったことに比例しているのでしょうが、
経済力に比例する品位や風格を持った国家であってほしいものです。



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