よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

台湾旅行記最終日-「またの再訪を願って」:新北市・九份

2015年02月19日 | 海外旅行-台湾
Joufen, New Taipei City

さてさて、新北市九份で迎える台湾旅行最終日の朝となりました。ワタクシは夜明けを待ちかねて宿のテラスに出て行きました。


九份の町は東向きの斜面に広がっているので、海から上って来る朝日が見られるかと期待したのですが…残念
まぁ、台湾でも一番雨の日が多いと言われる九份ですので、仕方がないですねぇ


ワタクシ達は早朝の九份の町を歩くことにいたしました。昨日の雑踏が嘘のように、誰も人が降りません


石畳の道にワタクシと家人の足音だけが響きます。台北から観光客がやって来るのは昼前くらいからでしょうから、
お店の開店時間も10時とか11時のようですね


ワタクシが使っているFUJIFILM X-T1には「アドバンストフィルター」という機能がありまして
この写真はその中の「パートカラー」を使って撮った写真です。
赤色以外はモノクロで表現されるのですが、こういう写真はデジタルカメラならではですね


これは「トイカメラ」で撮ってみたんですよ。周辺部の光量が落ちてトイカメラの写真のように見えますな。なるほど


九份の町に泊まったら見ることが出来た早朝の静かな九份。やっぱり九份に泊まってよかったです


ワンちゃんも観光客がいないので、安心して惰眠をむさぼっておりました
カメラを向けて寝ているのを邪魔してごめんね。


名残惜しいですがこの日は日本に帰らねばなりません。台北まで戻って駅のロッカーに置いてある荷物を取って
台北から桃園空港まで行かねばなりませんから、あまりゆっくりすることも出来ません。
ワタクシ達は満ち足りた気持ちで九份の町を後にしました


三度目の台湾訪問。やっぱり楽しかったなぁ。人が親切で、ノスタルジックな町並みも素敵だし、なんといっても食べ物が美味しい。
今回は訪れなかったけど、大好きな台南や鹿港の町にまた足を運んでみたい。
まだ行ったことが無い花蓮や台東のような東海岸にも行ってみたい。
ワタクシは台湾への再訪を願って、大阪に向かう飛行機に乗り込みました

長々と続いた台湾旅行記でありましたが、お付き合いありがとうございました

使用したカメラ:最後の写真はFUJIFILM X-E1、他はFUJIFILM X-T1


外国を旅して嫌な思いをしたことがほとんど無いので、旅に行って嫌いになったという国は特に無いんですよ。
ただ、台湾は行くたびに人の親切に触れ、優しさに接し、本当にいい国だなぁと思います。
京都などに行くと台湾からの観光客に「写真を撮ってください」と頼まれることがあるんですが
相手の方が台湾の方だとわかると、「私はあなたの国が大好きです」と自然に言葉に出るんですよ



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台湾旅行記5日目(その9)-「夜の九份」:新北市・九份

2015年02月18日 | 海外旅行-台湾
Joufen, New Taipei City

さてさて、台湾旅行の最後の夜、新北市の九份で過ごす夜も夜が更けてまいりました
夕食を終えて、時刻も8時半くらいになりますと、九份の町からも観光客がかなり姿を消して行きました。


ではでは、夜も更けて静けさを取り戻した九份の町をのんびりと歩くとしましょうかね


このあたりを歩いていると、6人グループの欧米人に「よかったら写真を撮ってくれませんか?」と頼まれました。
「いいですよ」と快く引き受けた後、「どこから来られたのですか?」と訊くと
「アルメニアからです」と予想外の答えが返ってきました。その中の一人の女の子が「ジャパニーズアニメ」と言っていたので
きっと「千と千尋の神隠し」のことでしょう。日本のアニメって世界中で人気があるんですね


スタジオジブリは、ここ九份が「千と千尋の神隠し」のモデルになったことを否定していますが
今でも多くの人がそう信じて九份を訪れています。
ワタクシは「千と千尋の神隠し」を見ていないのでわからないのですが、よほど風景が似ているのでしょうね


台湾で過ごす元日はあっという間に過ぎていきました。旅に出ると一日が本当に短く感じられます。
旅の終わりが近づいてくると、旅が終わるという寂しい気持ちと、家に帰るというホッとした気持ちが入り混じるんですよね


今年もいろんな場所に出かけて行き、いろんな光景を眺め、いろんな人に出会いたいです


やっぱり旅はいいなぁ。歳をとっても、いつまでも旅を楽しみたいものです。
ワタクシの家族は父も母も、そして弟も全然旅に興味がないというか、旅行になんて全く行こうとしないんですよ
趣味というのは遺伝しないものなんですね。いや、ワタクシが突然変異なのかもしれません。


町から少し離れた場所から、九份の全景を眺めてみました。九份が斜面に広がる町だということがよくわかりますね


こんな裏道もまた味があります。さあ、宿に戻って寝るとしましょうか。明日は帰国の途につかねばなりません

使用したカメラ:FUJIFILM X-T1


いつの頃からこんなに旅好きになったのかなぁ。中学生の時には自転車に乗って、ユースホステルに泊まったりしていたので
その頃にはもう旅好きだったんでしょうねぇ。でも、今にして思えば、ワタクシの親は中学生だけで泊りがけの旅に行くことをよく許してくれたものです。
今の時代でしたら絶対に許してくれないでしょうね



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台湾旅行記5日目(その8)-「台湾最後の宴」:新北市・九份・「阿理厨房」

2015年02月17日 | 海外旅行-台湾
Joufen, New Taipei City

さてさて、ワタクシ達の台湾旅行もいよいよ最後の夜となりました。旅に出ると本当に一日が短く感じます
新北市の九份に宿泊したワタクシ達は、夕刻となったので夕食を食べに町に出ることにいたしました


夕闇を迎えた九份の町は多くの提灯に赤い明かりが灯り、独特な景観を見せてくれておりました


九份を訪れる人の多くは、この夜の景色を眺めたいのです。夜になっても九份の雑踏は鎮まることがありません。
というか、この時間帯(6時から7時頃)が人出のピークのように思います
ワタクシ達はこの時間帯に夕食を食べ、観光客の大半が台北に帰ってしまう夜8時過ぎに夜の九份を散策しようと考えました。
となると、「どこの店に行って夕食を食べるのか」ということが大きな問題になるのですね。
ましてや九份は大観光地です。ちょっとお店のメニューなどを眺めてみると「観光地価格」なんですよねぇ


そんな時は地元の人に訊くのが確実です。ワタクシ達のお宿には日本語が上手なチャーリンさんという可愛いお嬢さんがいました。
彼女が「安くて美味しいですよ」と勧めてくれた「阿理厨房」に行くことにいたしました


台湾啤酒もいよいよ飲みおさめです。この日も4本いただきました。ビールが美味しい国はいいですな


どーですか。まずは「蝦仁炒麺」(エビ入り焼きそば)からこの日の夕食はスタートしました。
これが意外というか、相当美味かったんですよ。あっさりとした味で、絶対に日本人好みです


どーですか。これは食べてビックリ「三杯杏鮑茹」(エリンギの醤油煮込み)でして、めちゃ美味かったんです。
こんなの日本では見たことないし、その美味さに驚きました


大ぶりのエリンギと乾燥させたゴボウを醤油味のソースで煮込んだものなんですが、これは忘れられない味でした。
ああ、もう一度食べたいな。日本でも食べたいなぁ


どーですか。続いては「米椒松坂肉」(万願寺唐辛子と豚首肉の炒め物)の登場です。
これは見た目通りのお味ですね。もちろん美味しかったです


どーですか。最後は「紅焼豆腐」(あんかけ焼き豆腐)を注文いたしました。
台湾って豆腐や厚揚げなどが美味しいんですよねぇ


これまた美味い。大満足のお味でありました。日本人なら絶対に口に合うと思います
この日もよく食べ、よく飲みました。以上の料理にビール4本で、1200元(約4000円)くらいだったと思います。
地元の人が勧めるお店は、やっぱり間違いないですね

ではでは、お腹も満足いたしました。夜の九份の町を歩くとしましょうかね

使用したカメラ:FUJIFILM X-T1


旅に行って「美味しいものを食べる」というのは、私にとって旅の大きな楽しみの一つです。
ただ、「美味しいもの」というのは別に高価なものを指すわけではありません。
地元の人が集まるような食堂で、地元の人に交じって美味しいものを食べるのが好きなんです。
そういう意味では、台湾という国は安心して庶民的なお店に入れるのがいいんですよねぇ



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台湾旅行記4日目(その7)-「元日の雑踏」:新北市・九份

2015年02月16日 | 海外旅行-台湾
Joufen, New Taipei City

さてさて、台湾滞在の4日目、ワタクシ達は新北市の九份へとやってまいりました。
ノスタルジックな町並みの九份は、今では日本人もドッと訪れる観光地となりました。
宿にチェックインをした後、「疲れたからちょっと休憩するわ」という家人を残して
ワタクシは夕刻の九份の街に出かけて行きました


いやあ、それにしてもビックリしたのは人の多さなんですよ
6年ほど前に九份に一人で来たときも相当な人出でしたが、この日はそれを遥かに凌駕する賑わいでありました。
台湾は日本とは違って旧正月(2月下旬)に正月休みがあるのですが、元日は祝日なんですよね
ですので、台湾人のカップルや家族連れもたくさん来ているし、正月休みで台湾に旅行に来ている外国人も来ていますし、それはそれはすごい賑わいでした。


ましてや九份では赤い提灯に灯ががともる光景を見たいので、多くの人が夕刻にこの町にやってくるんです。
ですので、夕刻迫る九份は次々とやってくる観光客で溢れておりました。


ガイドブックなどに記載されている人気のカフェ、茶芸のお店などは並んでいる人がいっぱいでありました。
かつては鉱山の町として栄えた九份ですが、今は観光で大いに賑わっているのです


町を歩いていると日本語がよく聞こえます。台北からバスで1時間少しで九份には到着しますので、ツアーの行程に含まれているのも多いようですね。
「ここが『千と千尋の神隠し』のモデルやで」という声も聞こえてまいりました


「いやいや、ジブリはそれを否定していますよ」と言いそうになりましたが、いらぬお節介ですよね。
そう信じている人の夢を壊すようなことは言う必要はありません。「雄弁は銀なり 沈黙は金なり」ですな。
ワタクシ、実は「千と千尋の神隠し」を見ていないので、九份のどこがモデルだと言われるのか全くわからないのです


徐々に周囲が暗くなってまいりました。灯りがともってくると、観光客の間から歓声がおこります。
みんなやっぱり灯りがともる光景を見てみたいんでしょうねぇ


基山街という通りを歩きます。ここは土産物を売るお店や、飲食店が立ち並ぶ通りなのですが、まぁすごい人でした。
大阪で言えば心斎橋や梅田を歩いているかのような、いや、それ以上の混雑ぶりでした


ちょっと土産物でも見ようかなと思ったのですが、ゆっくり見る雰囲気ではありませんでした。
この町をゆっくり歩こうと思うと、みんなが帰って行く夜8時くらいからがいいでしょうねぇ

使用したカメラ:FUJIFILM X-T1


元日のこの日、台湾では「祝104年」という文字を何度も見ました。
というのも、台湾では「民国紀元」という年号を使うのですが、これは辛亥革命によって中華民国が成立した1912年を紀元とする台湾の年号なんですよ。
外国に行くと「西暦」が当たり前というのは、あくまでもキリスト教世界の話なんですね


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台湾旅行記4日目(その6)-「旅の最後の目的地へ」:新北市・九份

2015年02月14日 | 海外旅行-台湾
Joufen, New Taipei City

さてさて、台湾滞在4日目も午後となりまして、ワタクシ達はこの日の宿泊地に向かうことにいたしました


猫村と呼ばれる猴硐から列車に乗って、再び平渓線の始発駅でった瑞芳駅に向かいます。
そして瑞芳駅からタクシーに乗って約15分。この日の宿泊地である新北市の九份に向かいました


山間の町である九份は、日本統治時代に金鉱山として台湾有数の栄華を極めたんです。
今も残る石段や路地は、日本統治時代に造られたものだと聞きました。
しかし、その後主要鉱物だった金と石炭の生産量が減り続け、1971年に閉山。九份は衰退の時代を迎えます


九份が再びスポットライトを浴びたのは1989年。映画「非情城市」の舞台となったことで観光地として注目されることになりました
ノスタルジックな風景に魅せられた若者を中心に多くの人々が九份を訪れ、メディアにも取り上げられるなど、台湾では1990年代初頭に九份ブームが起こります。


さらに日本では宮崎駿監督が映画「千と千尋の神隠し」の着想を得たという噂が広まって人気が高まり、
レトロな街並みに似合う茶芸館やカフェが軒を連ねていきまして、今では観光ツアーの定番コースになりました
(なおジブリはこの噂を否定しております)


ワタクシは以前に一度この街を訪ねたのですが、基隆という町に宿を取っていたので4時間ほどの滞在でした。
この町は宿が少ないので、大半の観光客は台北からバスでやって来て2時間程度の滞在で帰って行ってしまうんです


今回は九份を初めて訪れる家人と、台湾最後の夜を九份でゆっくり過ごそうと、この町に宿泊することにいたしました
ワタクシ達は「日光涵館」という民宿をこの日のお宿としていたんです。


見晴らしのいい斜面にある日光涵館の中でも、景色のいい部屋を取ることが出来たんですよ


景色、とくに夜景が美しいことで知られる九份なのですが、海沿いの山間部なのでとにかく雨が降りやすいんですよ
ワタクシが以前訪ねたときも、冷たい雨が降ったりやんだりでありました。
この日は快晴とはいきませんが、降水確率も低く雨の心配は無さそうです


ではでは、部屋に荷物を置いたら九份の街を散策するといたしましょうか。
家人はちょっと休憩したいようですね。ま、それが普通だとは思います

使用したカメラ:FUJIFILM X-T1


旅に出ると時間が過ぎるのを早く感じてしまうのですが
今回の台湾でも「もう最終日やねんなぁ」という感じでした。
働いている時は、一週間が長く感じるんですがねぇ



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