よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

妻入の商家が並ぶ町-兵庫県丹波篠山市:河原町

2024年03月17日 | 兵庫
Kawaramachi, Tanba Sasayama City, Hyogo Pref.

さてさて、丹波篠山市の「小田垣豆堂」でくつろいだ後、ワタクシ達はカフェのすぐ近くにある河原町へと向かいました


この篠山の地は山々に囲まれた盆地でして、古くから京都や山陰、山陽を結ぶ交通の要所でした。
そして、1609年に篠山城が築城され、翌年から城下町が整備されていきます。河原町に商屋が建ち始めたのはその少しあとでして、
1612年頃だと言われています。その後多くの商屋が軒を連ねる一大商業地として栄えました


「河原町妻入商家群」として重要伝統的建造物群保存地区にも指定された河原町には、
妻入の商屋が東西約600mに渡って並ぶ町並みが続いているんですよ


建物の各面の呼び名として、長辺側、あるいは屋根の棟と平行な面を平といい、短辺側、あるいは屋根の棟と直角な面を妻と言います。
商家等の町屋建築における「平入り」や「妻入り」とは、建物のいずれの面に正面出入口があるかによって分類した様式でして、
平入りは上述の「平」の側に出入口があるものを指し、「妻」側から出入りするものを妻入りというんですね


この河原町には二軒の「NIPPONIA」と呼ばれるお宿があります。NIPPONIAは古民家などを活用した分散型のお宿で、
最近はいろんな場所でその姿を見るようになりました。ワタクシ、一度泊ってみたいなぁと思ったのですが、
とてもワタクシの財力では泊まることが出来るようなお宿ではありません


おそらく利用客の多くは日本の原風景、日本ならではの滞在スタイルを望む外国人観光客なのでしょうね。
今や日本は高価な宿には外国人が泊まり、日本人は安価な宿を探して泊まらねばならなくなりつつありますな


なにせ今では日本の平均賃金はアメリカの55%に過ぎません。韓国にも抜かれてしまい、OECD加盟国の中では最下位グループです。
物価の安い日本にはどんどん外国人がやって来ることでしょう


ま、あまり悲観的に考えても仕方がないですね。「なるようになる。なるようにしかならん」と思うのもいいかもしれませんな


柔らかな春の日差しを浴びて、心地よさそうに春眠を貪るネコちゃんがいました。
ところがワタクシのシャッターの音で目を覚ましてしまいました。ネコちゃん、邪魔をしてごめんね

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


一泊二日の「カニ三昧旅行」でしたが、結構中身の充実した二日間になったような気がします。
我が家では旅行やキャンプに行く時、プランは基本的に私が考えます。
ただ、家人には「どこか寄りたい所、行ってみたいところはあるか?」ということを訊いた上でプランを考えるんです。
今回も家人からは「いい行程やったわ」とお褒めの言葉をいただきました。



ブログランキングに登録しています。こちらをクリックしたいただくと嬉しい限りです。

にほんブログ村 写真ブログ 写真日記へにほんブログ村

よっちんのフォト日記 - にほんブログ村


これは絶品-兵庫県丹波篠山市:「小田垣豆堂」

2024年03月16日 | 兵庫
“Odagaki Mamedou”, Tanba Sasayama City, Hyogo Pref.

さてさて、京丹後から大阪への帰路なのですが、ワタクシ達は再び兵庫県丹波篠山市に立ち寄ることにしました。
というのも、本当であれば前日の往路に立ち寄りたいカフェがあったのですが、
前日(3月3日)は篠山マラソンが開催されていたので、市内の中心部は混雑することが予想されたので行かなかったんです。
この日(3月4日)は月曜日ですので、どこも人は少ないだろうと思い行きたかったカフェに向かいました


この建物は「小田垣商店」というのですが、小田垣商店は1734年に創業した黒豆卸店の老舗です。
本社敷地内の江戸時代後期から大正時代初期の建物10棟は国の登録有形文化財でもあるんですよ。
丹波黒大豆や丹波大納言小豆をはじめとする豆類の販売や、豆や栗から作るオリジナル商品を販売するお店です


その老舗の店舗に併設して、「小田垣豆堂」というカフェがあるんです。
ここでは黒豆茶とあたらしい黒豆料理、黒豆、栗、大納言小豆を使ったスイーツなどを楽しめるということで、
ワタクシ達は訪れてみることにしたんです


店内に入ると立派なお雛様が飾られていました。ワタクシ達は前日がひな祭りであることも、すっかり忘れていましたわ


窓際の座席に案内されました。窓の外には見事な日本庭園を見ることが出来ました


さすがに享保年間創業の老舗です。素晴らしい建造物、そして庭園を楽しむことが出来ました


コーヒーをオーダーしたら「黒豆菓子三種」というのがついてきました


どーですか。家人がオーダーした「ODAGAKIモンブラン」です。一番美味しい時期の丹波栗をペーストにしたものを使っているそうです。
家人曰く「人生の中で食べたモンブランの中で一番美味しい。栗が上品な甘さで、むっちゃ美味しい」とのことでした


どーですか。ワタクシは「ODAGAKIソフトクリーム(黒豆きなこ)」をいただきました。
黒豆きなこをたっぷりと練り込んだソフトクリームは濃厚な味わいですが、甘さがくどくなく、最高に美味かったのです


どーですか。飲み物は「ODAGAKI黒豆コーヒー」をいただきました。黒豆を自家焙煎したコーヒーです。
独特な味わいでしたが、十分に美味しいコーヒーでありました


ワタクシ達は「これは人気があるのがわかるわ」「篠山に来るときはまた来たいな」
「今度はスイーツやなくって食事も食べたいね」などと言いながら、素敵なカフェを後にしたのでした

「小田垣豆堂」…兵庫県丹波篠山市立町19番地

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


男性の中にはカフェに行くのが苦手だという人がいますが、私はカフェに行くのが結構好きなんです。
私にとってはオシャレなカフェも、ガード下の居酒屋でも、駅前のうどん屋でも全く違和感なく入ることが出来るんです。
ただ、オシャレなカフェに私が似合っているかどうかはなんとも言えません。



ブログランキングに登録しています。こちらをクリックしたいただくと嬉しい限りです。

にほんブログ村 写真ブログ 写真日記へにほんブログ村

よっちんのフォト日記 - にほんブログ村


陽光の中でいただくランチ-兵庫県篠山市:今田・「Touya Cafe」

2024年03月09日 | 兵庫
“Touya Cafe”, Konda, Tanba Sasayama City, Hyogo Pref.

さてさて、丹波篠山市今田で丹波立杭焼の素敵な器を購入したワタクシ達は、ランチを食べようと思い
「Touya Cafe」という感じのいい佇まいのカフェにやって来ました


入口から中に入ると天井が高く解放感のある店内が広がっていました。大きなスピーカーからワタクシ好みのジャズが流れています


薪ストーブがあり、ウッディな感じはワタクシの好みです。ただ、お店の方から「予約はされていますか」と訊かれたので、
「いいえ、してません」と答えると「今の時間、店内は全て予約で一杯なんです。外のテラス席なら空いてるんですが」とのこと。
幸いなことにこの日の丹波篠山は穏やかな天候で、風もほとんど吹いていません。
これなら外で食べるのも大丈夫だろうと思い、ワタクシ達はテラス席へと向かいました


座席に座ろうと思うと、近くから「メェ〜」という鳴き声が聞こえてきたんですよ


お店の横でヤギが二頭飼われていました。お店を訪れていた子どもが、「ヤギや。ヤギがいる」と大喜びでした


どーですか。家人がオーダーした「今月のランチ」です。ワンプレートにいろんな料理が並んでいます。
メインは「キャベツたっぷりメンチカツ」ということでした


いろんな種類のおかずがあるというのは、女性には特に喜ばれるでしょうねぇ


どーですか。ワタクシは「ジビエのスパイスカレー」をいただきました。ターメリックライスも美味そうですな


お肉には鹿肉、または猪肉が使われているそうです。丹波篠山周辺って猪肉が有名でして、ボタン鍋を売りにしているお店も多いんです。
この日のお肉は鹿肉なのか猪肉なのか、カレーの味が強いのでワタクシにはどちらかわかりませんでした


カレーはスパイシーで美味しかったです。家人もワタクシも「いいカフェやね」「これなら人気が出るやろな」と話しました


食後にいただいたコーヒーは、もちろん丹波立杭焼の素敵なカップに入っておりました

「Touya Cafe」…兵庫県丹波篠山市今田町休場241-2

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


この日は3月3日。女の子がいる家庭では、「ひな祭り」を楽しんだことだったでしょうね。
私は弟と二人兄弟で姉も妹もおらず、結婚してからは女の子も産まれなかったので「ひな祭り」は私にとって遠くにある存在でした。
子どもの頃、姉や妹がいる友達の家に遊びに行ってお雛様が飾ってあるのを見ると、なんだか羨ましく思ったものでした。



ブログランキングに登録しています。こちらをクリックしたいただくと嬉しい限りです。

にほんブログ村 写真ブログ 写真日記へにほんブログ村

よっちんのフォト日記 - にほんブログ村


気に入った陶器がありました-兵庫県丹波篠山市:今田

2024年03月08日 | 兵庫
Konda, Tanba Sasayama City, Hyogo Pref.

さてさて、丹波立杭焼の産地である丹波篠山市今田にやって来たワタクシ達ですが、
いい感じの陶器がありそうな窯元が二軒あったので、窯元を訪ねることにしました


まずは「丹波まるいち窯」に向かいました。ここは以前にもマグカップを買ったことがあり、建物にも記憶がありました


穏やかな作家さんがワタクシ達を迎えてくれました。「これええなぁ」「こっちのも欲しいね」と二人で話をするのですが、
さほど潤沢な予算があるわけではありません。あれこれと悩んだ挙句、次の作品を買いました


ナチュラルな色合いがすごく素敵だなと思ったんですよ。お茶碗を二つとマグカップを一つ。
マグカップは家人のものですが、コーヒーをたっぷりと淹れることが出来そうです


次に「吟兵ヱ窯」を訪れました。こちらは初めて訪れる窯元です。
こちらでも気さくな作家さんが、暖かくワタクシ達を迎えてくれました


素敵な色合いの器です。この器で丼ものやうどんを食べるのが楽しみです


このオーバル皿には焼き魚がちょうどいいかな。いや、パスタなども似合うかなとも思いました。
いずれにせよ、すごく気に入った陶器を見つけることが出来て、ワタクシ達は大満足でありました


時刻はお昼前になったので、ワタクシ達はランチを食べようと思い、今田にあるカフェを検索しました。
すると近くにいい感じのカフェがあるので、そちらに向かったんですよ


「Touya Cafe」という素敵なカフェでした。ここ数年、丹波篠山って次々と新しい店舗が生まれているんですよ。
ではでは、お店に入って行くとしましょうか。

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


丹波篠山市は内陸部の盆地に位置するので、冬場は冷え込みが厳しい地域なんです。
この日も早朝はマイナス3℃くらいまで気温が下がったのですが、私達が訪れた時間には柔らかな日差しに包まれていたんです。
旅に出る時は天候に恵まれると、それだけでちょっと得をした気分になりますね。



ブログランキングに登録しています。こちらをクリックしたいただくと嬉しい限りです。

にほんブログ村 写真ブログ 写真日記へにほんブログ村

よっちんのフォト日記 - にほんブログ村


丹波立杭焼の里-兵庫県丹波篠山市:今田

2024年03月07日 | 兵庫
Konda, Tanba Sasayama City, Hyogo Pref.

さてさて、3月3日〜4日にワタクシは家人と京都府の日本海側に「蟹三昧」の旅行に行ってきました。
ただ、お宿まで行くだけでは面白くないので、どこかに立ち寄ろうということで兵庫県丹波篠山市に行くことにしたんです。
本当は篠山の中心部に行こうと思っていたのですが、3月3日は「篠山マラソン」が開催されるので道路規制もあり、
人も多いだろうということで中心部を避けて、今田(こんだ)と呼ばれる地区に行くことにしました


丹波篠山市今田というのは丹波立杭焼の産地なんです。丹波立杭焼は起源は平安時代にまで遡ると言われていて、
信楽焼、常滑焼、瀬戸焼、備前焼、越前焼とともに六古窯の一つに数えられています。
ワタクシも家人も丹波立杭焼の陶器が好きで、「良いのがあれば買おうか」と思っていたんですよ


「陶の里」という建物があり、そこには50ほどの窯元が作品を並べていて、その場で買うことが出来るんです。
ただ、ワタクシ達はここで陶器を眺めて、気に入った陶器があればその陶器を作っている窯元を訪ね、
窯元で直接陶器を購入しようと思い、まずは作品を眺めました。
いい感じの陶器を作っている窯元が二軒あったので、歩いてそちらを訪れることにしました


窯元が集まるエリアに丹波焼の現存する最古の窯があるんです。
この「最古の登窯」は明治28年(1895年)に築窯され、兵庫県の有形民俗文化財に指定されています


この登窯は経年劣化が激しく平成26年度から2カ年かけて、丹波立杭陶磁器協同組合が中心となり
多くのサポーターや一般の方の協力で大修復を終え、27年秋に初焼成を行ったそうです。今でも現役の登り窯なんですねぇ


平成28年以降は一般をはじめ、子どもたちや大学生、ボランティア、窯元の作品などを詰めて年1回焼成を行っています。
平成30年からはGWに開催される「丹波焼の里 春ものがたり」の行事のひとつとして焼成していくことになりました


ワタクシも家人も陶器が好きで、特に高価なものを買うことはないのですが、気に入ったデザインや色合いのものをよく買うんです。
陶器ならではの温かみが好きですし、好きな器に料理を盛りつけると料理の味が一層美味しくなる気がします


これまでいろんな陶器の産地を訪ねましたが、丹波立杭焼はワタクシ達夫婦の共通したお気に入りの陶器なんです


ではでは、窯元を訪ねるとしましょうか。どんな陶器に出会うことが出来るのかワクワクしますわ

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


若い頃は陶器なんて特に興味もなく、料理を食べに行っても料理が盛られた器などに関心もありませんでした。
しかし、歳を重ねるごとに陶器の魅力というものを感じるようになりました。
歳を重ねるにつれて感じる喜び、楽しさというものがあることを、ここ数年強く感じるようになりました。



ブログランキングに登録しています。こちらをクリックしたいただくと嬉しい限りです。

にほんブログ村 写真ブログ 写真日記へにほんブログ村

よっちんのフォト日記 - にほんブログ村