よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

漆器の街-長野県塩尻市:木曽平沢

2017年08月15日 | 信州(中信)
Kiso Hirasawa, Shiojiri City, Nagano Pref.

さてさて、雨にたたられた登山というか信州旅行でしたが、そろそろ帰路となりました。
ワタクシ達は白馬村を後にして、信濃大町の大町温泉の外湯で汗を流し、
その後、長野県塩尻市の木曽平沢に立ち寄りました


木曽平沢は旧中山道の宿場町の一つでして、木曽路の宿場町というと妻籠、奈良井などが有名なのですが
ワタクシは木曽平沢にはまだ行ったことが無く、一度行きたいと思っていたんですよ


中山道一の漆器の産地である木曽平沢の街並みは、漆工町として平成18年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
実際に木曽平沢に行ってみると、中山道の両側にズラリと漆工の家が立ち並んでおりました


この日も信州北部は暑い雲に覆われ、小雨が降ったりしていました。
ところが信州南部まで下って来ると雲は晴れ、青空が見えていたんですよねぇ


これだけ漆器を作る漆工が集まり、漆器を売るお店が立ち並んでいるのは壮観なのですが、
漆器の需要というのはどう考えても減少しているでしょうねぇ


ただ、この地域の小中学校では給食に使う食器をすべて木曾漆器にしているそうです。
子供の時から地元の漆器に触れていたら、愛着を感じるようになるでしょうね


木曾路というと、どうしても島崎藤村の「夜明け前」を思い出します。
この小説は次のような文章で始まるんですよ


「木曽路はすべて山の中である。あるところは岨づたいに行く崖の道であり、あるところは数十間の深さに臨む木曽川の岸であり、
あるところは山の尾をめぐる谷の入口である。一筋の街道はこの深い森林地帯を貫いていた…」


まさにこの文章の通りの光景が、木曾路には広がっているんですよ

使用したカメラ:FUJIFILM X-T1


ここ木曽平沢は初めて訪ねる場所でした。信州には100回以上足を運んでいますが、まだ見ぬ場所があるものですね。
木曾山脈(中央アルプス)を挟んで東には広大に開けた谷を持つ伊那谷があり、
西には急峻な狭い谷の木曾谷があるという対比が実に興味深いです



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小さな信仰-長野県白馬村:青鬼

2017年08月14日 | 信州(中信)
Aoni, Hakuba Village, Nagano Pref.

さてさて、長野県白馬村の青鬼にやって来て、古民家が立ち並ぶ集落や稲穂が実りつつある棚田を
ワタクシ達は興味深く歩き、そして写真の撮影をしておりました


古民家の中に一軒、内部の見学が出来る建物がありました。こういうのがあると入らずにはいられないワタクシ達です


朝から蒸し暑い日だったのですが、建物の中に入るとヒンヤリとした空気が漂っています。
日本の古民家というのは、高温多湿な日本の夏を過ごしやすいように工夫がされているんですねぇ


この日(7月26日)、青鬼の集落にはまだ見頃の紫陽花がありました。大阪との季節の違いに驚きます


信州に行くとよく石仏を見かけますが、その中でも多いのが「馬頭観音」なんですよね。
「馬頭観音」とは、六観音の一つで、頭の上に馬の頭をいただいていることから馬の守護神として昔から信仰されてきました。
馬の頭を頂いた観音様の姿を見て、馬とともに生活する当時の人々が、馬の無病息災を祈る民間信仰が生まれたために、
信州では馬頭観音の石仏が多いのだと言われているんですよ


もう一つ、信州各地でよく見かけるのが「庚申塔」なんです。
庚申(こうしん)信仰というのが江戸時代に大流行するんですが、これは庚申の日に人間の体内にいるという
三尸(さんしの)の虫が寝ている間に天帝にその人間の悪事を報告しに行くのを防ぐため、
庚申の日(60日に1回まわってくる日)に夜通し眠らないで宴会などをする風習です。
なにせ江戸時代の農民は夜更かし、飲酒などを厳しく禁止されていたのですが、庚申の日だけはそれが許されたんですよ。
ですので、信仰というよりも「大っぴらに酒が飲める」ために庶民に広まったのだと思うんですよねえ


石仏にも赤い毛糸で編んだ帽子や前掛けがかけてありました。今もささやかな信仰が続いているんですね


実家の近所にお地蔵さんがありました。祖母はお地蔵さんの前を通ると必ず立ち止まり、手を合わせていました。
そしてワタクシに「ええか。人が見てなくてもな、悪いことしたら神様が見てるから罰が当たるんやで」
「あのなぁ。真面目に頑張ったら必ず神様が見てくれてるからな」と言うのが口癖でした


ワタクシは聖人君子ではないので、子供の頃に悪いことをしようと思ったことは何度もあります。
でも、「悪いことしたら神様が見てるから罰が当たるんやで」という祖母の言葉が頭に浮かび、
思いとどまったことが何度もありました。ワタクシは祖母に感謝しています

使用したカメラ:FUJIFILM X-T1


神様が見てる」「罰が当たる」…そんな言葉って、大切な倫理観を自然に教えていたと思うんですよ。
今の時代は、大人が人の見ていないところで平気で悪いことをしますので、
こんな言葉を言ったところで説得力が無いのでしょうね



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棚田の美-長野県白馬村:青鬼

2017年08月13日 | 信州(中信)
Aoni, Hakuba Village, Nagano Pref.

さてさて、長野県白馬村の青鬼へとやって来たワタクシ達は、
重要伝統的建造物群保存地区に選ばれている集落を抜けて、棚田へと足を延ばしました


山地、山脈が多い長野県は各地に棚田があるのですが、ここ青鬼には約200枚の田がある棚田があるんです


我が国には「日本の棚田百選」というのがありまして、ここ青鬼の棚田も百選に選ばれているんですよ。
ちなみに長野県には百選に選ばれた棚田が16カ所ありまして、都道府県別でいうとダントツに多いんです。
10ヵ所以上選出されているのは他に熊本県と宮崎県の11カ所だけですので、いかに長野県に棚田が多いか、
言い換えれば急こう配の斜面に苦労して田んぼを作ってきたかがわかります


眼下に白馬村を一望し、雲や霧が出ていなければ白馬村の向こうに五竜岳や鹿島槍ヶ岳を見ることが出来るんです。
夏場はガスが出やすいのですが、ワタクシ、以前秋に来た時に見事な光景を見ることが出来たんですよ


田んぼの脇にヒマワリが咲いていました。でも、心なしかヒマワリに元気が無いように見えるんですよねぇ。
やっぱりヒマワリには太陽の日差しと、真っ青な夏空が似合いますね


今年の夏はどうも天候がおかしいですね。この時期になれば天気予報は判で押したように
「晴れ、午後はところによってにわか雨」というような予報が連日続くのですが、
週間予報を見ると雨や曇りのマークが多いです。どうなってるんでしょうね


雲の切れ間に白馬のジャンプ台が見えてきました。先日のブログに「船木選手は今も現役です」と書いたところ、
けっこう皆さんから反応があったんですよ。船木選手はアップルパイの販売をしながら、現役を続けているんです。
ワタクシ、15年ほど前に白馬のジャンプ台でお会いしたことがあるのですが、実に礼儀正しい好青年でした。
夏場の練習だったと思うのですが、上半身の筋肉がすごかったのが印象に残りました


そういえば2020年は東京オリンピックですね。この猛暑の日本で8月にマラソンを走らせるんですかねぇ。
今ほど暑くなかった昭和39年でさえ、高温多湿の日本の気候を考量して開会式を10月10日にしたのに、
この酷暑の中で8月に東京でオリンピックを開くのはどうなのでしょう。
まあ、オリンピックは完全に商業主義になりましたので、選手の健康なんて二の次なのでしょうな


ではでは、青鬼の集落をもう少し歩くとしますね

使用したカメラ:FUJIFILM X-T1


早朝の青鬼にはカメラマンも観光客も、私達以外には誰もいませんでした。
すれ違うのは地元の人だけなのですが、誰とでも「おはようございます」と挨拶を交わせることが嬉しいです。
いつの頃から日本人は、あまり挨拶をしなくなったのでしょうね



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大好きな集落を訪ねて-長野県白馬村:青鬼

2017年08月12日 | 信州(中信)
Aoni, Hakuba Village, Nagano Pref.

さてさて、この日(7月26日)は雨にたたられた信州旅行の最後の日になるのですが、
天候が良ければ八方尾根のトレッキングに行こうかとも思っていましたが、この日も朝から小雨。
北アルプスの峰々は厚い雲に覆われており、天気予報も「曇り時々雨」とのことでした。
ワタクシ達はトレッキングを断念しまして、長野県白馬村の青鬼という集落を目指すことにしました
(なお「青鬼」は「あおおに」ではなく、「あおに」と読むんです)


青鬼は白馬村の北東部、標高約760mの山腹にあり、伝統的な民家群が集落を形成しているんです。
重要伝統的建造物群保存地区として選定されている青鬼の集落がワタクシは大好きでして、
ワタクシも相棒さんもこれまで何度か訪ねているんですよ


かつては「知る人ぞ知る」というような集落でしたが、最近は写真撮影やスケッチに来る人も増えたようです


現在ある民家群は江戸時代後期~明治時代後期に建てられたものだそうです。
屋根はかつて茅葺きであったが、現在は鉄板被覆となっているのは仕方ないですね


これは昭和の初期まで米搗きに使われていた「ガッタリ」と呼ばれる、
シシオドシのような水力精米機を復元したものだそうです。実際に使われている姿を見てみたいですねぇ


青鬼の古民家のように、正面の屋根をすっぱりと切り落とした型を「かぶと造り」と呼ぶそうです。
正面から見ると、なるほど、確かに武士の兜のような形に見えますな


集落を奥へ奥へと進んでいくと、棚田が広がっているんですよ。
青鬼の棚田は全部で約200枚。「日本の棚田百選」にも選ばれているんです


雨に濡れた稲は瑞々しく、ワタクシは思わず見とれてしまいました


ではでは、青鬼の棚田をゆっくりと散策するとしましょうか

使用したカメラ:FUJIFILM X-T1


青鬼に行くには公共交通機関がありません。
狭い道を車で行くか、最寄の駅から徒歩で行くしかありません。
(徒歩だと信濃森上駅から1時間はかかると思います)
それでも、十分に行く価値がある場所だと私は思います



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信州に行けば蕎麦を食べないとね-長野県白馬村:「呼雲荘」

2017年08月11日 | 信州(中信)
“Koun-So”, Hakuba Village, Nagano Pref.

さてさて、この日(7月25日)はワタクシ達は長野県白馬村の馴染みのお宿を予約しておりました


お宿は「呼雲荘」というのですが、特別に豪勢なお宿でもありませんし、有名なお宿でもありません。
ワタクシがこのお宿に何度も行くのは、ここのご主人がお宿の隣で「すけろく」という蕎麦屋をやっておられまして、
ワタクシはいつも素泊まりで泊まって、夕食はこの蕎麦屋さんでいただくんですよ。
この日、お宿にはワタクシ達以外に白馬村にスケッチにきた8人グループの方がいたのですが、
この人たちもワタクシ達と同じように、夕食は蕎麦屋で食べるようにしていました。
やっぱり信州に来たら美味しい蕎麦を食べたいと思うのは、誰もが同じなんですねぇ


ではでは、蕎麦屋での楽しい宴が始まりました。どーですか。まずは「板わさ」をいただくとしましょうか


どーですか。ワタクシも相棒さんも「揚げ出し豆腐」が大好きなんですよねぇ


どーですか。信州というと海が無いのですが、白馬村は日本海に面した新潟県糸魚川市と近く、
糸魚川から新鮮な魚が入って来るんですよ。ですので「イカのお造り」も美味しくいただきました


どーですか。どうして「鶏のから揚げ」ってこんなに美味しいのでしょうね。
そして鶏のから揚げって、地域によってけっこう味の違いがあるのが興味深いですよねぇ


どーですか。信州に行けば「蕎麦焼酎」のロックですな。ビールから焼酎へ移行するのがワタクシのパターンですな


どーですか。いよいよ待ちに待った「もりそば」が登場してまいりました。
これで二人前なのですが、どう考えても二人前以上の分量なんですよねぇ。
ワタクシは辛味大根でいただくもりそばが、蕎麦を食べる一番美味しい食べ方だと信じて疑いません


蕎麦の美味しさを知らないまま育った、うどん文化圏の大阪育ちのワタクシです。
山に登るようになって、北アルプスからの下山時に松本で食べた蕎麦の美味しさにビックリしたのが、
「蕎麦が美味い」と思った初めての経験でした


今ではすっかり蕎麦好きになりました。信州が大好きなのですが、美味しい蕎麦を食べることが出来るのも
信州を好きな理由の一つかなと思います


どーですか。最後に「出汁巻き卵」をいただきました。ワタクシにはちょっと甘い味でした。
かくして様々なトラブルや予定変更があった一日でしたが、最期は美味しい蕎麦で締めくくりました

使用したカメラ:FUJIFILM X-T1


長野県白馬村…これまでいったい何度、この村を訪ねたことでしょう。
登山に、スキーに、トレッキングに、写真撮影に、温泉に…何度も何度もこの村に来ました。
これからも何度も何度も、元気に歩くことが出来る間は、この村を訪れるでしょうね



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