よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

嵐電に乗って帰路へ-京都市右京区:京福電鉄常盤駅

2023年04月17日 | 京都市(右京区、西京区)
Tokiwa Station, Ukyo Ward, Kyoto City

さてさて、ワタクシ達は京都市右京区にある法金剛院で名残惜しく桜を愛でていました


この日は早朝の阪急嵐山駅に始まり、嵐山、天龍寺、常寂光寺、二尊院、清涼寺、大覚寺、そして法金剛院と
ワタクシ達は京都の桜を満喫することが出来ました


毎年、桜の写真を撮りに出かけますが、この日ほど見事な桜を楽しんだ日は記憶にありません。
ワタクシ達は大満足で帰路に着くことにしました


法金剛院から大阪へはいくつかのルートがあるのですが、ワタクシ達は「せっかく京都に来たんやから、嵐電に乗ろう」と、
京福電鉄北野線常盤駅へと向かいました。おお、隣の鳴滝駅に停まる列車が見えますな


「嵐電」と言うのは京福電鉄嵐山本線、北野線の愛称です。京福電鉄はかつて嵐山本線、北野線とともに
比叡山や鞍馬に向かう「叡電」と呼ばれる叡山本線、鞍馬線も運営していました。
しかし、経営悪化に伴い叡山本線、鞍馬線は譲渡したので、現在は嵐山本線、北野線だけを運営しています


まずは北野線に乗って帷子ノ辻駅(かたびらのつじ)に行きます。そこで嵐山本線に乗り換えるんです。
しかし、帷子ノ辻というのも難読地名ですよねぇ


帷子ノ辻駅から嵐山本線に乗り、終点の四条大宮駅に着きました。この駅は阪急電車と接続しているので、
ここから阪急電車に乗って大阪に帰ろうと考えたんです


最近は地方私鉄の車両には、ド派手なラッピング車輌が多いですね。でも、ラッピングをしていない車両はいいなぁと思います。
ちょっと雅な紫色が古都にふさわしいように思うのです


いい一日でした。この後大阪に戻ったワタクシ達は、飲んで食べて帰ったことは言うまでもありませんな。
この日もよく歩いたなぁと思って、家に帰ってスマホを見たら26832歩になっていました

使用したカメラ:1、2枚目はFUJIFILM X-Pro2、他はFUJIFILM X-T30


かつて京都市内には路面電車(京都市電)が走っていました。ちなみに日本で最初に路面電車が走ったのが京都です。
高度経済成長期に自動車の邪魔になるということで、次々に廃線になってしまったのですが、
もし、今も路面電車が残っていたら、大きな観光資源になったと思うんですよねぇ。



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うどんを食べてその後は-京都市右京区:法金剛院

2023年04月16日 | 京都市(右京区、西京区)
Hokongoin Temple, Ukyo Ward, Kyoto City

さてさて、大覚寺で素晴らしい桜を満喫すると、時刻は12時に近づいていました。
「腹減ってきたなぁ。この辺に何か食べるとこないかなぁ」ということになり、
ワタクシは「丸太町通まで出て歩いていたら、何か適当な店があるやろ」と丸太町通を東に向かって歩きました


「ときわ」という、うどんや丼ものをメインにした和食のお店がありました。
昔ながらのお店です。長く続いているお店ということは、美味しいからだと思い、このお店に入ることにしました


どーですか。相棒さんは「にしん蕎麦」を注文しました。京都の定番ですよねぇ


どーですか。あんかけうどんが好きなワタクシは、「たぬきうどん」を注文しました。
京都ではお揚げさんが入ったあんかけうどんを「たぬきうどん」と呼ぶのですな


にしん蕎麦の身欠き鰊も、出汁をとる昆布も京都には、関西にはありません。
江戸時代、西廻り航路で松前船が北海道から運んできた物産が京都に根づき、伝統の味となっています。
食文化というのは興味深いですねぇ


うどんを食べ終えて、ワタクシ達はさらに東へと歩いて法金剛院に到着しました。
法金剛院は妙心寺のすぐ近くにある律宗のお寺です。四季を通じて花が美しいお寺なんです


桜が満開のこの日に、馬酔木の花が咲いていました。
馬酔木って3月の半ばには咲いている花という印象なので、ちょっと不思議な感じがしました


浄土式庭園が広がっています。末法思想が広まり、極楽浄土に成仏することを願った時代に生まれたくはありませんが、
その時代に生まれた浄土式庭園や寺院建築は素晴らしいものが多いですね


見事な枝垂れ桜がありました。最後の最後まで桜を満喫した一日になりましたね

使用したカメラ:5、7、8枚目はFUJIFILM X-T30、他はFUJIFILM X-Pro2


気がつけばもうすぐゴールデンウィークですね。皆さんはもう計画を立てたりしているのでしょうか。
私はカレンダー通りの休日なので、後半に5連休があるのですが、GWはどこに行っても人が多いし、宿の宿泊価格が高いんですよね。
ですので、遠出をすることは予定していませんが、キャンプには行こうかなと思っています。



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忘れ得ぬこの風景-京都市右京区:大覚寺

2023年04月15日 | 京都市(右京区、西京区)
Daikakuji Temple, Ukyo Ward, Kyoto City

さてさて、大覚寺の参拝を終えたワタクシ達は、大覚寺の東にある大沢池をぐるっと歩いて回ることにしました


大沢池は人工の池ですが、1000年以上にわたってこの場所にあるのですから、もうすっかり自然の池のような佇まいです


手前に見える島は菊ヶ島というのですが、平安時代の初め、嵯峨天皇が菊ヶ島に咲く菊を手折り、花瓶に挿されました。
これがいけばな嵯峨御流の始まりであり、いけばな発祥の地とされているそうです


大沢池を挟んで対岸に大覚寺の本堂が見えます。なんと見事な、なんと素晴らしい光景かといつ来ても思うんですよ


一瞬の美しさを見せると儚く散ってしまう桜の花。この日はまさに満開の桜を愛でることが出来ました。
ワタクシ、この日の、この場所の光景を忘れることはないでしょう


雅やかな風景が続きます。そこから十二単を纏った女性が、束帯に身を飾った男性が現れそうな、そんな気持ちになるのです


心経宝塔が遠くに見えます。この日は朝からずっと雲一つない晴天が続きました。素晴らしき日本の春の日です


大沢池の水面に、儚く散った桜の花びらが浮かびます。「散る桜残る桜も散る桜」…そんな言葉が頭に浮かびます。
「今どんなに美しく綺麗に咲いている桜でもいつかは必ず散る。 そのことを心得ておくこと」という意味だそうですが、
この句を戦時中、特攻隊の隊員たちがよく用いていたということも忘れてはならないように感じます


よかったなぁ、大覚寺。この日、大覚寺まで足を伸ばしたのは大正解。ワタクシ達はただただ、この光景に感動していたのでした

使用したカメラ:4、7枚目はFUJIFILM X-Pro2、他はFUJIFILM X-T30


満開の桜を楽しんだのが、ほんの二週間ほど前のことなのに、もう随分と前のことのように思えてしまいます。
それだけ日々が慌ただしく、時間が過ぎていくのが早く感じられるのでしょうか。
仕事をしている限り、時がゆったりと流れていくように感じることは無理なのでしょうね。



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大沢池-京都市右京区:大覚寺

2023年04月14日 | 京都市(右京区、西京区)
Daikakuji Temple, Ukyo Ward, Kyoto City

さてさて、嵯峨野の名刹大覚寺は、満開の桜に彩られていました


この大覚寺なのですが、嵯峨野の方からだと東に向かって歩いて行くと大覚寺に着くのですが、
この大覚寺の境内のさらに東側に、素晴らしい場所があるんですよ


この見事な桜の向こうに、水面が見えているのがわかると思います


大覚寺の東に位置するこの池が大沢池です。周囲約1kmの日本最古の庭池なんです。
嵯峨天皇が離宮嵯峨院の造営にあたって、唐(中国)の洞庭湖を模して造られたところから、庭湖とも呼ばれるんですよ


池の周りに桜や楓が700本ほど植えられており、紅葉もまた素晴らしいんですよ。
日本三大名月観賞地であることから観月の名所として知られ、中秋の頃には「観月の夕べ」が開催されます


ちなみに「三大名月観賞地」というのは、ここ大覚寺大沢池、猿沢池(奈良)、石山寺(滋賀)だそうです。
昔はそうだったのでしょうが、現在は猿沢池に関して言えば、周囲に建物が立ち並んでいるので、
大沢池や石山寺に比べると風情に欠けるかなぁという気がします


大沢池の周囲は約1km。ワタクシ達に「周囲を歩くのはやめておこう」という選択肢はありません。
当然ながら「ほな、行こか」と池の周りをぐるっと歩くことにしました


この建物は心経宝塔といい、1967年に嵯峨天皇心経写経1150年を記念して建立されたものだそうです。
嵯峨野の四季の風景にとけあった朱塗りの端正な姿が美しいですな


ではでは、大沢池をぐるりと歩くことにしましょうか。ワタクシ、この池から眺める大覚寺の風景が大好きなんですよ

使用したカメラ:2、7枚目はFUJIFILM X-Pro2、他はFUJIFILM X-T30


私は歩くのが苦にならないのですが、相棒の「今では晴れ男さん」はすごいんですよ。
3月末には四国に10日ほどお遍路さんに行っていたのですが、毎日2万歩から3万歩を歩いていたそうで、
一番長い距離を歩いた日は5万歩を超えていたそうです。恐るべし。


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高貴な雰囲気漂うお寺-京都市右京区:大覚寺

2023年04月13日 | 京都市(右京区、西京区)
Daikakuji Temple, Ukyo Ward, Kyoto City

さてさて、今日からは再び「京都の桜」をブログにアップして行きますね

清涼寺を後にしたワタクシ達は、嵯峨野をさらに東へ東へと向かって行きました。
そして、大覚寺へとやって来たんですよ


大覚寺は真言宗大覚寺派の本山です。876年、嵯峨天皇の離宮嵯峨院を寺院に改め、歴代の天皇や皇族が住持された門跡寺院であり、
嵯峨御所として知られています。なお、門跡寺院というのは平安時代以後、皇族・貴族などが出家して居住した寺院のことで、
別にその場所に昔は門があって、その跡地であるという意味ではありません


京都で門跡寺院というと、ここ大覚寺以外で有名なお寺といえば、仁和寺、聖護院、青蓮院、三千院、曼殊院などがあります。
どのお寺もどこか高貴な、どこか雅やかな雰囲気を持つお寺ばかりです


地を這うように広がる立派な松は「臥龍の松」。松は、常緑樹で1年中青いため永遠の命の象徴とされます。
また、松の中には樹齢数千年というものもあり、不老長寿と結びつけられるため、縁起が良いとされているんです


この建物は宸殿で、江戸時代に後水尾天皇より与えられた寝殿造りの建物です。
天皇に入内された徳川2代将軍秀忠の娘、東福門院和子が、女御御殿として使用していたものなんですよ


向こうに見えるもんは勅使門です。名前の通り勅使(皇室の使いの者)がお寺にやって来た時や、
晴れの法会など特別な時のみ開かれる門なんです


地図を見てもらえればわかると思いますが、大覚寺は嵐山や嵯峨野の中心部からちょっと離れた場所にあるんです。
そのせいでしょうね。いつ訪れても比較的人が少ないんです。ワタクシは個人的には、どうしてこの大覚寺が
世界遺産「古都京都の文化財」に選出されなかったのか不思議でなりません。それだけの格式があると思うんですがねぇ


見事な白砂庭園が広がります。勅使門の手前にあるのは石舞台。この石舞台の上では能が演じられたり、
最近はファッションショーなども行われたりするそうです


ではでは、大好きな大覚寺をもうちょっと散策していくとしましょうか

使用したカメラ:1〜4枚目はFUJIFILM X-Pro2、他はFUJIFILM X-T30


ここ大覚寺は東映の太秦撮影所からほど近いために、時代劇のロケに何度も使われているんです。
でも、最近はテレビで時代劇って放映されないですよねぇ。大河ドラマを別にしたら、全く放映されていないんじゃないでしょうか。
今の時代には「勧善懲悪」なんていうストーリーは、受け入れられないんでしょうね。



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