よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

旅のエピローグ-愛媛県松山市:松山城

2016年03月01日 | 愛媛
Matsuyama-jo Castle, Matsuyama City, Ehime Pref.

さてさて、愛媛県松山市の松山城を訪れたワタクシ達ですが、威風堂々たる松山城は訪れる価値が十分にありました


また来る機会はあるのかな…名残惜しく天守をもう一度眺めました。いいお城でありました


そして天守から下って行き、ワタクシ達は二ノ丸史跡庭園を訪れることにいたしました。
こうして見ると、松山城の本丸が高い位置にあることがよくわかります


二ノ丸史跡庭園に入ろうとすると、「恋人の聖地」と書かれた幟がありました。
「恋人の聖地って何?どうしてここが恋人の聖地なんや?」と、ワタクシなどは思うのですね。
調べてみると、2010年に庭園設備前の発掘調査時、2名の名前が彫られた帝政ロシア時代の10ルーブル金貨が出土しました。
この2名はロシア兵の男性捕虜と日本人女性看護師として実在していたことが判明し、この金貨は国境を越えたラブロマンスの証などと考えられました。
松山市は「恋人の聖地プロジェクト」(そんなものがあるのですね)に申請し、2013年10月1日に「恋人の聖地」に認定されたということです


ちなみに「恋人の聖地」は全国に135ヵ所ありまして、それぞれに聖地になった由来(こじつけ?)があるようですので、調べてみるのも面白いですね


ゆっくりと松山城を散策し、そろそろ時刻もお昼に近づいてまいりました。
夕方には大阪に帰りたいので、ぼちぼち帰路につかねばなりません


愛媛県庁の前を通ると、なにやら面白い車が停まっておりました。
愛媛県のキャラクターである「みきゃん」をデザインした車でありました。うーん、ゆるキャラブームはどこまで続くのでしょうね


伊予鉄道の路面電車がやってまいりました。鉄道好きのワタクシは、ついついレンズを向けてしまうのです。
バリアフリーの新型車両が導入されているんですねぇ。オレンジ色の車体が愛媛らしいです


おやおや、昔ながらの懐かしい車両がやってまいりました。ワタクシはこっちの方が好きかなぁ

かくして、ワタクシ達の尾道・愛媛旅行はエピローグとなりました。長い間、お付き合いありがとうご会いました

使用したカメラ:FUJIFILM X-t1


やっぱり旅はいいですねぇ。旅や登山をしている時が、一番幸せな気がします。
今年はどこに旅に行けるかなぁ。行きたい場所はいっぱいあるのですが、お金と時間がねぇ。
今年もこのブログに、旅の記事をいっぱい掲載出来ればいいのですが



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大名気分-愛媛県松山市:松山城

2016年02月29日 | 愛媛
Matsuyama-jo Castle, Matsuyama City, Ehime Pref.

さてさて、愛媛県松山市の松山城へとやって来たワタクシ達は、いよいよ城の本丸へとやってまいりました


天守の白い壁や黒い瓦が、青空に美しく映えるんですよ。やっぱり晴天はいいですねぇ


いつもながら背中のリュックにはレンズが何本も入っておりまして、今回は6本のレンズを持ち歩いておりました。
10-24mmの広角ズームを持ってきていたので、こういうアングルを撮影できるんですよねぇ


天守が目の前に現れます。いつも思うのですが、建築機械が無かった時代に、よくぞこんなものを作ったと思うんですよねぇ。
それは法隆寺の五重塔、東大寺の大仏殿、平等院鳳凰堂などを見た時も同じことを感じます


モノクロで撮影すると、一層立体感が強調されて、天守が力強く逞しく見えますね。
デジカメになってカラーフィルムとモノクロフィルムを入れ替えたりすることなく、モノクロの写真を撮れるのは嬉しいです


一方でデジカメになって失ったものもあるように思います。その最たるものは「一枚一枚、じっくりと構えて撮影する」という感覚でしょうか。
若い人などは「バシャバシャ」と何枚も撮って、その中からいいものだけを残してダメなものは削除するなんて撮り方をする人も多いそうです。
そういうのは、ワタクシのようなオジサンは、それって「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」ちゃうの…なんて思ってしまうんですよね


天守の最上部へとやって来ました。松山の市街地を見下ろし、実に勇壮な気持ちになります。
大名というのはいつもいつも天守にいたわけではないでしょうが、こうやって城下町を見下ろす時は気分爽快だったでしょうね


ただ、ちょっと嫌なことがあったんですよねぇ。それは、城が綺麗に見える場所で団体客が通行人の邪魔になるのも顧みず、
記念写真を長時間かけて撮影していたんですよ。「ああ、また中国人か」と思ったらそうではありませんでした。
愛媛県内某市の市会議員とその家族という団体だったんです。議員さんよ、あんたらのやってることは某市のイメージダウンでっせ


ワタクシ、仕事上で市会議員や府会議員と年に数回関わることがあるのですが、まあこの連中の7~8割は傲慢、横暴、そして時間を守りません。
たまに「あれっ、今日はえらい腰が低いなぁ。ちょっとは謙虚になったんかいな」と思うと、まず間違いなく選挙前ですな

使用したカメラ:FUJIFILM X-T1


地元の議員とその家族の嫌な光景を見た一方、この日は年末ということもあったのでしょう。
地元の中学生やボランティアの人たちが、一生懸命ゴミ拾いをされていました。
ゴミを拾いながら爽やかに「こんにちわ~」と挨拶をする中学生、通行人の邪魔を顧みず記念写真を撮る市会議員たち。
あまりにもそのコントラストは強烈で、私は「今どきの中学生や高校生は…」という言葉を封印しようと思いました



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伊予の名城-愛媛県松山市:松山城

2016年02月28日 | 愛媛
Matsuyama-jo Castle, Matsuyama City, Ehime Pref.

さてさて、愛媛県松山市にやって来て、道後温泉に宿泊したワタクシ達ですが、旅の最終日には松山城へと向かいました


松山城は勝山という山の上にある平山城でして、ロープウエーやリフトがあるので観光客の大半はそれを利用します。
しかし、歴史好きのオジサン達はそれをよしといたしません。「城に来たからには当時の侍の気分を味わわねばならぬのじゃ」などと言いながら、
スタコラホイホイと坂道を登って行くのでありました。おお、立派な櫓が見えてまいりました


天候に恵まれた四日間でしたが、その中でもこの日が一番の晴天でありました。
もう、ワタクシの同行者の呼び方も「元恐怖の雨男」に変えなくてはなりませんな


松山城は、日本で12か所しか残っていない「現存12天守」のうちの一つでして、見えているのは江戸時代以前に建造された天守なんです。
城の歴史は羽柴秀吉に見出されてその家臣となり、20才の時に賤ヶ岳の合戦において七本槍の一人としても有名な伊予の国の加藤嘉明が、
関ヶ原の戦いにおいて徳川家康側に従軍し、その戦功を認められて20万石となった際に城を作ったのが始まりです


当時の天守は五重だったので、今よりも立派だったのでしょうね。残念ながら火災によって焼失し、現在の天守は1854年に再建されたものなんです


今や日本中「ゆるキャラ」だらけになりましたが、松山城のこのゆるキャラは「よしあきくん」というんですよ。
もちろん、初代城主の加藤嘉明から名づけたのですが、嘉明も自分がゆるキャラになるとは思わなかったでしょうね


ではでは、本丸へと登城するとしましょうか。正面は大天守、左は小天守…実に見事ではありませんか


ワタクシも、同行者の「元恐怖の雨男さん」も歴史が好きでして、けっこういろんな城郭を見てきているのですが、
「これは立派やなぁ」「これは見る価値がありますなぁ」と感嘆の声をあげておりました


「威風堂々」「荘厳華麗」「絢爛豪華」…そんな四文字熟語が頭の中に浮かんできます。
しかし、この天守を再建したのは1854年。ペリーの来航の翌年ですから幕府は上へ下への大騒ぎだった頃なんですよ。
よく天守を再建するだけの財力があったものだなぁと思うワタクシでありました


ではでは、美しい天守に登るとしましょうか。ここを訪れてから、もう2か月になるのですねぇ。門松が懐かしいです

使用したカメラ:FUJIFILM X-T1


いろいろなお城を訪ねてきました。その中でも、私がすぐに思い浮かべるのは松本城、彦根城、熊本城でしょうか。
今回、松山城を訪れてみて、このお城もこれからは忘れがたいお城になりました。
戦国時代の城郭建築は、日本が世界に誇れる素晴らしい文化ですね



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旅先の朝-愛媛県松山市:道後温泉・「常盤荘」

2016年02月27日 | 愛媛
Japanese Hotel“Tokiwa-Sou”, Dougo Onsen, Matsuyama City, Ehime Pref.

さてさて、今日からまたまた愛媛旅行にブログは戻るのでありますが、4日間の旅行も最終日を迎えました。
愛媛県松山市の道後温泉にある「旅館 常盤荘」に泊まったワタクシ達は、朝の7時に宿から近い道後温泉本館に朝風呂に行きまして、
身体もポカポカになって宿に戻ってまいりました。そして、宿に戻ると朝食ですな


朝はまず「ご飯と味噌汁」から始まります。炊き立て、艶々のご飯が実に美味しいではありませんか


向こうは「釜揚げシラス」、手前は「冷奴」ですね。朝から贅沢な食材は要りません。素朴で美味しい料理で十分です。
大きなお宿ではバイキングとかブッフェと呼ばれるスタイルの朝食が多いのですが、ワタクシ、あれが苦手なんですよ。
というのも、朝食の開始時間と同時に大勢の人が食事に行きますので、欲しい食事を取るのにズラッと並ぶのが嫌なんですよね。
朝はゆっくり座って、ゆったり食べたいんですよ


この「卯の花」も実に美味しゅうございました。こういう食事がオジサンたちには嬉しいんですよねぇ


温泉地ですので、当然のごとく「温泉タマゴ」が出てまいりました。タマゴ好きのワタクシは、タマゴが無いと寂しいのです


焼き魚は「サワラの塩焼き」が出てまいりました。余分な脂が落ちているので、すごくさっぱりとした味わいだったんです


前にもブログに書きましたが、ここのお宿は部屋にテレビが無いんですよ。夜はテレビが無いのは別に平気だったのですが、
朝はニュースを見たいワタクシはちょっとテレビが恋しく思えました。ワタクシの朝はニュースとスポーツ新聞から始まるんです。
でも、たまにはテレビが無い日もいいかもしれません。なぜなら、朝から気が滅入るようなニュースを見ることがありませんので


そして、熱々の「じゃこ天」が出てまいりました。今回の旅は広島の尾道愛媛の宇和島、そして松山と、地元の食材を満喫した気がします

そして、朝食を終えてチェックアウトを済ませたワタクシ達は、今回の旅の最終目的地へ向かいました


松山に来て歴史好きなワタクシ達が松山城に行かないわけにはいきません。初めての松山城ですので、足取りも軽くなるのです

使用したカメラ:FUJIFILM X-T1


宿に泊まって、朝食があからさまに手を抜いた料理を出されたことがあります。
最近は朝食を見れば、そこの宿の良し悪しがわかるような気がします。
私達は朝食にも満足し、宿を後にしました



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瀬戸内の幸に満足-愛媛県松山市:道後温泉・「常盤荘」

2016年02月23日 | 愛媛
Japanese Hotel“Tokiwa-Sou”, Dougo Onsen, Matsuyama City, Ehime Pref.

さてさて、愛媛県松山市の道後温泉では「旅館 常盤荘」に宿を取ったワタクシ達でありますが、
温泉街の散策から帰ってくると夕食の時間となりました。お宿の楽しみは食事ですよねぇ


どーですか。これはしめ鯖ではなく「しめサワラ」でありました。ワタクシ、サワラを酢でしめたのは初めてでありました。
この日はいいサワラが入ったので酢でしめてみたとのことでした


どーですか。次は「炊き合わせ」が出てまいりました。薄味にしてありますので、野菜の味がよくわかります


どーですか。続いては「お刺身」の登場です。この日はサワラ、イカ、タチウオ盛られてありましたが。
瀬戸内海は白身の魚が美味しいですよねぇ


大阪ではタチウオのお刺身を食べることは滅多にありません。身が締まってとても美味しゅうございました


どーですか。これは「メンドガレイの唐揚げ」なのですが、ワタクシ、メンドガレイという名前を初めて聞きました。
メンドガレイというのはこの地域の呼び方でありまして、一般的には目板ガレイと呼ばれているカレイですね。
これ、下味がつけてあって最高に美味しかったんですよ。骨までバリバリといただきました


どーですか。次は「サザエのつぼ焼き」が出てまいりました。実は、ワタクシはサザエのつぼ焼きがあまり好きじゃないんです。
ところがこのつぼ焼き、お出汁が実に美味しくって、ちょっと酸味がするんですよね。
「梅干しのような味がするんですが…」と可愛い若女将さんに訊くと、「そうなんですよ。家で作っている梅干しを入れてるんです」とのことでした。
サザエの身を一口サイズに刻んでくれているので、とても食べやすかったんです


どーですか。ちょっとグロテスクな写真になりましたが、これは「モミダネの煮つけ」なんです。
とはいえ、ワタクシ、モミダネという名前も初めて耳にするんですよね。調べてみるとセトダイを愛媛ではこう呼ぶそうです。
名前の由来が、あまりの美味しさにモミダネ(籾種)まで炊いて食べたということだそうなんです。なるほどねぇ。
お味の方はと言いますと、淡白な味わいが美味しゅうございました


どーですか。続いては「タイとカブの塩煮」です。やっぱり鯛は欠かせないですなぁ。
どの料理も素材の味を生かしており、とても美味しいんですよねぇ


どーですか。これは言うまでも無く「茶碗蒸し」ですね。熱いものは熱いまま、冷たいものは冷たいまま運ばれてきます。
大きなホテルなどに泊まると、お吸い物が冷めていたりすることがあるんですよ。あれは悲しいですよねぇ


どーですか。ご飯は「鯛めし」が出てまいりました。お昼に食べた南予の鯛めしとは違いまして、
松山がある中予では焼いた鯛を、醤油や塩で味付けした半炊き状態の炊き込みご飯の上に載せる鯛めしなんです。
鯛めしの食べ比べが出来て、ちょっと得した気分ですな

かくして常盤荘の夕食は終わったのですが、一品一品が丁寧に作られており量も多すぎることなく適量でありました。
大きなホテルや旅館が多い道後温泉ですが、いいお宿に泊まることが出来ました

旅館 常盤荘…愛媛県松山市 道後湯月町4-2

使用したカメラ:FUJIFILM X-T1


団体旅行が苦手なのですが、その理由の一つが自分で宿を選べないというのがあるんですよね。
この宿のように4部屋しか客室が無い宿が、団体旅行で使われるはずがありません。
多分、私は死ぬまで団体旅行に行くことは無いような気がします



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