アカシデの花芽が伸びてきた

　林縁にあるアカシデの枝先がふくらんできた。遠目にも木全体に赤みが増してきているのがわかる。
　もう少しするとハンノキのような目立たない花がたくさんつく。
　この木は、去年はほとんど花をつけなかった。隔年で花が咲くのだろうか。

日だまりにヒメオドリコソウの花

　だいぶ春らしい花が咲いてきた。
　林縁の日だまりにハコベが元気よく育っていた。その中からヒメオドリコソウが１本、背伸びをして花をつけていた。

顔なじみのツグミです

　朝の通勤途中にいつも見かけるツグミ。以前は姿を見ると背を向けて遠くに逃げていたが、この頃は、立ち止まってながめていてもあまり逃げない。こちらを向いて寄って来たりする。
　そんな感じがする・・・。

大きなイヌシデの根元にヤブコウジの群落

　大きなイヌシデの根元にヤブコウジ。太いイヌシデの幹が北風を防いでくれそうで頼もしい。
　ヤブコウジは、冬のはじめには枯れ葉にすっぽりと埋まっているようにしていたのに、みんな元気に顔を出している。葉を赤くして頑張っている。

崖にジンガサゴケの陣笠が並んだ

　林の小道を歩いていると、小さな若草色が目についた。
　崖に近づいて見ると、ジンガサゴケだ。まだ若い陣笠（雌器床 ）がかわいく並んでいる。
　身体の部分はゼニゴケと似ている。

こちらのウグイスカグラはまだつぼみ

　ここのウグイスカグラはまだ開いていない。１月末に他のところで花を撮ったが、木によってずいぶん違うものだ。
　このウグイスカグラ、葉もしっかり伸びてきている。

林から流れ出たばかりの小さな流れ

　谷になっているところに小さな流れがある。まだ水は澄んでいる。
　小さな小さな滝？があって、水面に波紋が広がっている。日光がその波紋を通して届き、底の石に模様を描いていた。
　理屈抜きにほっとする空間が広がっていた。

上の方には常緑のキヅタ

　・・・と林の下の方ばかりを見ていたら、上の方にも緑色の葉があった。
　大きな木の幹を這い登って太い枝の上に葉を繁らせているキヅタだった。

林の中の常緑樹・・・ヒサカキ

　ついつい変化のある落葉樹に目を向けてしまうが、ヒイラギナンテンのような常緑樹の存在も大きい。この林でも、ヒサカキ、アラカシ、ヤツデ、アオキなどの葉が冬の陽を受けて光っている。落葉樹の葉が開く前にたっぷりと日光を吸っているのかもしれない。
　写真はヒサカキ。

ヒイラギナンテンの花が開きはじめる

　庭や公園に植えられているイメージが強いが、ここの林の中にもたくさん見られる。
　しばらく前に伸びだした花穂のもとの方から花が開き始めていた（円内）。
　雨の後暖かくなると、次々と咲きそうだ。