動かないカメムシのお腹の下をのぞくと、葉に産みつけた卵がたくさん見える。
この卵を守って母親カメムシは動かないのだ。雨の日も風の日も卵から離れない。
大事に育てている卵は数十個はありそうだ。同じ木に6匹のエサキモンキツノカメムシを見つけたから、この木に産みつけられた卵の総数はかなりの数になる。
林の中で小さな淡紫色の花が集まって咲いている木が目立つ。ムラサキシキブの木だ。
近づいて見ると小さなしっかりした形の花がいっぱい集まっているのがわかる。
今年も秋にはあの紫色の実を楽しむことができそうだ。
雄花に比べて目立たなかったクヌギの雌花。その雌花が受粉をしできた小さな実がだいぶ大きくなってきた。
と言ってもドングリの形は見えない。クヌギの実は成熟するまで2年かかる。この実からドングリが顔を出すのは来年の秋ということになる。