北海道美術ネット別館

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■チQ ライブドローイング29→30 (7月15日終了)

2007年07月16日 23時39分35秒 | 展覧会の紹介-現代美術
 
http://blog.goo.ne.jp/h-art_2005/e/fb6a4d9dbf2b90af852a5f91eee670d4

 先日のエントリでも書いたとおり、「PRAHA 2+deep sapporo」が、北海道の現代アートの拠点となるべく、スタートしました。
 まだまだ内部はペンキ塗りの最中で、貸しスタジオとして本格始動するのは、これからのような感もありますが、このスタジオのうちのひとつを、ギャラリーに転用して貸し出している人がいます。それが「いろへや」と呼ばれている一室です。
 妙なネーミングですが、壁や床があざやかな青や黄色で塗られているのを見て、ナットク。
 ふつうのギャラリーは、ホワイトキューブといって白い壁なのですが、主宰者の趣味なんでしょうね。
 それにしても、狭いです。gallery new star よりはちょっと広いけど、まあ、いい勝負だな。

           

 第1号の借り手は「チQ」さん。
 mixiで見て、かるい気持ちで借りることにしたそう。
 3日かけてライブドローイングを行い、さまざまな線が躍る紙を貼り付け、または壁に貼った紙に線をかいています。
 題のとおり、ライブドローイングの日程の途中で30歳の誕生日を迎えました。それまで描いていた紙や、これから描く紙をちぎって、30歳なりの再出発の意味をこめたそうです。
 なるほど、壁に貼られている紙は、いずれも不定形で、大きさや形、色はバラバラでした。
 画材はマーカーで、とくに銀のマーカーを多用しているのがユニーク。
「筆をつかうのがじぶんにはあんまし合ってないんですよ」


           

 マーカーをシャカシャカと振りながら描くのが、なんともリズミカルというか、ライブ的です。
 チQさんは、バンドもやってるそうですが、わかるなあ。

           

 作品を見ていると、ヒップホップカルチャーやグラフィティとの類縁性を感じますが、本人は
「ヒップホップはふつうに聞くけど、あまり意識はしてません。グラフィティとかもやったことないし」
とのこと。
 いずれにせよ、いわゆるアートの範疇にとどまらない活動が期待できそう。
 また、なんかやるとき、教えてください。


07年7月12日(木)-15日(日)12:00-20:00
PRAHA 2+deep sapporo いろへや(中央区南11西13)


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