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西村和作陶展(11月19日まで)

2006年11月15日 00時08分08秒 | 展覧会の紹介-工芸、クラフト
 8日ぶりに展覧会の紹介のエントリを書きます。西村和(なぎ)さんは、日本工芸会準会員になるなど、活躍中の新進陶芸家です。札幌市南区に窯を持っています。(あんまり関係ないですが、愛犬家です。)
 三越での個展や伝統工芸新作展では、日本古来の文様による端正な壺などを出品しますが(今回の個展でも1点ありますが)、日常づかいのうつわは、もうすこし気軽に使えそうな感じです。
 今回は、泥象で化粧をほどこした彩泥皿が中心。そのため、刷毛目のような表面の、茶色と黒のうつわがならんでいます。片口、ぐいのみ、一輪挿し、長皿などがありました。「漆芸と間違えられます」と西村さん。ううむ、いわれてみれば…。かつてのグレーを中心としたうつわにくらべ、渋くてシックな印象です。
 このほか、先日江別市のセラミックアートセンターでひらかれたばかりの、愉快なグループ展、陶とうきうきコミュニケーション「アミューズランド」展で好評だった陶のオセロとチェスのセットもありました。
 また、モンステラという植物の文をほどこした球体の花器もあります。「今回は、花入れだということがわかると思うので、めずらしく花を生けていません」
 2階には、同展でも展示されていた可憐な鳥たちがいっぱい!
 丸太のにおいもすがすがしい、ちょっとインスタレーション的な展示になっています。
 もう数羽売れたそうですが、筆者の数えたときには大小あわせて35羽ほどいました。

11月14日(火)-19日(日)11:00-19:00(最終日-18:00)
石の蔵ぎゃらりぃ はやし(北区北8西1 地図A

□西村さんのサイト「穏やかな日々」

■ことし10月の「陶とうきうきコミュニケーション」アミューズランド
■2003年の「100の皿展 若手作家6人」
■02年の西村和作陶展


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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ニューフェースのお皿! (anono)
2006-11-15 02:02:42
梁井さんお元気になられて何より。
寒くなると燃える性質というコメントとか、大小あわて35羽ほどいました、とか、などなど何時も最後の締めはクスクス笑ってしまいます。

西村さんはファンも沢山殖えて益々のりにのっている作家さんに大成長、小鳥は羽ばたきファンの懐に旅立つことでしょうね。泥粧のお皿は楽しみです。
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泥粧?ではない。 (anono)
2006-11-15 07:48:51
泥粧じゃなく泥象?
唐九朗によれば泥漿とあるけれど泥象の方が文字面が素敵ですし厳密な意味が少々違って来て単なる原料の意味から様式を含ませてた近年造語が定着したのかも?
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広辞苑に・・・ (anono)
2006-11-15 14:56:59
たびたびお邪魔して申し訳ありません。
どうも頭に引っかかり、広辞苑には泥象、「中国で、墓の中に納める為土を焼いて作った人や動物の象」とあり、日本の埴輪(土偶)に通じるものでしょうか。来客が無ければ、会場で西村さんに聞きましょう。

横滑りしたコメントいちいち煩くごめんなさい。
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Unknown (ねむいヤナイ@北海道美術ネット)
2006-11-15 22:25:39
anonoさま、どうも小生の勉強不足のため、お手を煩わせてしまったようで、面目ありません。
泥象と泥漿はちがうんですね。
日本語はむつかしいです。
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いえいえ・・・ (anono)
2006-11-15 23:00:36
勉強不足はこちらこそです。
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Unknown (ねむいヤナイ@北海道美術ネット)
2006-11-15 23:04:54
文脈からすると、泥粧がいちばんぴったりのような気がします。
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”泥粧”ですね (愛犬家)
2006-11-15 23:28:06
ご来場ありがとうございました。
愛犬家です(笑
白化粧ならぬ泥化粧です。
自分でもはじめて気づきましたが、土による華しょくが私は好きらしいですね。
泥象は鳥???一緒に埋葬されると落ち着かないカンジで遠慮したい。
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Unknown (ねむいヤナイ@北海道美術ネット)
2006-11-15 23:37:58
作者ご本人がいらっしゃいました。
どうもありがとうございます。
国語問題にも決着がつきました(笑)。


すてきな個展でした(書くのをわすれていました。まだ遅くないですよね)。
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予言書 (大日月地大神御霊)
2019-04-02 17:05:18
いつも お世話になっておりますm(__)m

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