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■北大通を歩く 釧路再訪・7

2009年10月27日 22時07分46秒 | つれづれ日録
承前

 釧路市立美術館を出て、幣舞橋を渡り、北大通を歩く。

 冒頭画像は、釧路KOM(旧くしろデパート)が2006年に閉店して以来、空き店舗になっている建物。
 筆者はべつだん、グラフィティとか落書きを奨励する者ではないが、この落書きには、思いがこもっているなあと感じた。

 釧路は道東の拠点都市である。だから、自動車の交通量はそれなりに多い。しかし、歩行者があまりにも少ないのだ。

参考

 道内の他の地方都市とくらべても釧路の中心街のさびれかたは際だっている。
 「ストリートは死んだのか?」と叫びたくなる気持ちはわかる。
 しかし、もちろん、いまもがんばっているお店はたくさんある。

 扉に
「中江紀洋小品展」
と貼り紙のされた喫茶店があったので入ってみる。
 珈琲舎ポニーという小さなお店。
 壁に抽象画が数点。額の部分も作品みたいで、青海波がバラバラになったような模様がついている。中央の部分は、段ボールを貼りつけている。




 しょうが焼き定食。ボリュームがあって、うまい。
 卓上のマッチが、めずらしい。

 さらに北大通を駅のほうに歩くと「ささき画廊」と「豊文堂書店」が並んでいる。
 豊文堂は古書店で、なかなか充実した品ぞろえ。山下書店などが姿を消した釧路の中心部にあっていまや貴重な存在だと思う。
 ソンダグの「写真論」を買う。840円。

 2階は、Largoという喫茶店で、「小笠原理紗 & 竹本万亀作品展」を見る。 

 晩秋の夕暮れは早い。
 釧路駅へと足取りを速めた。


この項続く


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