気がついたら最終日が迫っていました。
ことしは昨年に比べると、それぞれの作品がかなり大きくなり、見ごたえが増したと思います。
筆者は、それほどじっくりと見たつもりはないのですが、気づいたら1時間以上たっていました。
地下鉄が走っている時間帯ならいつでも見られます(ただし、朝夕のラッシュ時は通行人が多いので、ちょっと見づらいかも)。
出品者は、大きく名前がフューチャーされている作家18人(組)と、「200人」として十把ひとからげにされている人たちとに大別されますが、作品の出来にそれほど大きなちがいがあるとは感じませんでした。
なので、以下だらだらと紹介していきます。
ちなみに、その18人(組)とは、
ウリュウユウキ
西田卓司
米森ヒデキ
Sali
中里麻沙子
平塚翔太朗
黒田晃弘+小学6年生40人
YOMI
樫見菜々子
木村有希
南俊輔
佐藤隆之
高橋定大
はなこ
金谷繁寿
高橋喜代史
*maco
植田美知代
札幌市立大学美術部noumenon
です。
冒頭の画像は、手前が「allo?」こと渡邉真弓さんの写真「sapporo days」。
あえて、かなり露出をオーバー気味にしたため、画面に光と幸福感があふれています。イマの時代の空気を強く反映しているように感じます。
だいたい、札幌市資料館の休憩室を、こんなに明るく撮る人は、なかなかいないでしょう。
「若手200人展」のほうは、そのとなりの作品を見てもわかるように、いわゆる現代美術や絵画の作り手だけではなく、建築やイラストレーションといった分野からもかなり出品がありました。
それぞれの作品が大きくなって、壁の展開も東に拡大しただけでなく、質の面でも幅広くなったといえそうです。
佐野妙子「こぼれ落ちた 光」。
段ボールを支持体にして、これまでとはちょっと違う絵づくりに挑戦しています。
道新にも大きく写真が出ていた高橋喜代史「コロコロ」。
わかりやすい作品です。
金谷繁寿「Strawberry Shortcubes」
Sali「秘花」
世阿弥「風姿花伝」からつけた題。
(以下別項。ぜんぶで6本ぐらいの予定。(4)以降はあすアップします)
□さっぽろアートステージ http://www.s-artstage.com/2008/