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冨澤謙個展(5月14日まで)

2006年05月12日 06時47分30秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 なんの解説もいらない、おだやかな写実絵画です。暗い色彩はほとんどなく、明るい色に満ちています。冨澤さんは小樽在住、道展会員。
 油彩48点が目録にはしるされていますが、実際には、もうすこしあったような…。今回もイタリアの風景は7点と少なく、ほかは道内各地の風景画と、静物画(なぜかポピーとハマナスばかり)です。また、北海道新聞小樽・後志版に連載された「伊藤整生誕100年」に付けた、地獄坂や公園通りの淡彩スケッチなども展示されています。
 このうち「冬の漁港」「別苅(べつかり)漁港」は、留萌管内増毛町に取材したもの。道庁赤れんが庁舎や北大構内を題材にした作品も目立ちます。「レッド、オーク」は北大理学部前の、みごとに紅葉する木々を描いています。
 小樽の街中を描いた作品は意外と少ないのですが、「八間坂」はそのうちの1点。筆者はこういう何気ない風景画が好きです。

 目録に記された作品はつぎのとおり。
100F 「オスツーニ」「午后のマテーラ」
30F 「五月の道庁」「北の館」「仁山高原から」
20F 「道庁付近」「新緑張碓」「冬の漁港」「雪晴れ高島港」
10F 「祝津早春」「新緑の北大構内」「運河冬日」「北浜運河」「道庁」
8F 「道庁」「春の北大構内」「五月の北大構内」「八間坂」「雪の農場」「並木」(同題3点)「レッド、オーク」(同題2点)「望来初秋」「暑寒別岳(幌)」「燈台のある町(幌)」「暑寒別岳(増毛)」「別苅漁港」「新緑高島港」「雪景(道庁付近)」「旭岳」「水道山から」「北浜運河」「ピチリアーノ」
6F 「カテドラル」「オスツーニ」「イスキア」「雪の第二農場」「雪の農場」「並木」(同題2点)「日和山から」
4F 「ロッコロトンド」「待春」「祝津秋色」「ポピー」(同題2点)
SM 「祝津新緑」
淡彩・スケッチ 「地獄坂」「公園通り」「祝津」「旧拓銀小樽支店」「塩谷」「小樽展望」「忍路」「チビタ」「アッシジ」「ラグーサ」「マテーラ」「アルベロベッロ」「プロチダにて」(同題2点)
 
5月9日(火)-14日(日)10:00-18:00(最終日-17:00)
スカイホール(中央区南1西3、大丸藤井セントラル7階 地図B)

■2004年の個展


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