北海道美術ネット別館

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BOOKS ART展(11月18日で終了)

2006年11月19日 06時46分35秒 | 展覧会の紹介-複数ジャンル
 メモ帳を落とした…orz。

 しかたないので、出品者名を、会場の「ギャラリーたぴお」のサイトからコピペします。

加藤 弦/亀井由利/佐々木未来/竹田 博/中森秀一
名畑美由紀/能登健一/林 教司/藤井 啓/山岸せいじ

 こんなにいたっけ?

 タイトルのとおり、本をテーマにした展覧会。
 したがって、見た目はちょいと地味ですが、なかなかおもしろい作品がならんでいました。
 中森さんの写真集スタイルの作品はおしゃれ。
 林さんは「WHITE OUT」という文字が最初の十数ページに印字され、あとは白紙という、鼻紙をたばねたような分厚い本を出していました。
 亀井さんは、表紙や裏表紙など、外側全体に鋭い針がびっしりついていて、開けたくても開けられない本です。

 しかし、筆者をKOしたのは、山岸さんの手製の厚い写真集「万福帳」でした。

 デジタルカメラで撮られた何気ないショットが、正方形にトリミングされて、1ページに1枚ずつならんでいるだけなのですが、無類に美しいのです。
 筆者はいままで、こんなに美しく、いとおしく、幸福感に満ちた写真集を、見たことがありません。

 林。どこか外国の公園。光。街角。雨粒。

 山岸さんは、肩書は「フォトグラファー」ですが、この10年ほど、札幌のギャラリーで活発に発表してきた作品の大半は、現代アートに属するものでした。写真もありましたが、どちらかというと、写真を素材にした平面作品というおもむきがありました。
 こんどは違います。まさに写真そのもの。

 どこかでもう一度ゆっくりページをめくってみたいです。
 
 ところで。
 会場の隅に、鈴木健二のどんどんお金がたまる本(というような題の本)が置いてあったけど、あれも作品?

11月4日(月)-18日(土)
ギャラリーたぴお(中央区北2西2、道特会館 )


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