伏木田さんはことしで71歳になりますが、毎年時計台ギャラリーの3室を借り切って個展をひらいており、その驚異的なエネルギーにはみじんも衰えが見られません。毎年個展をひらいている作家はほかにもいますが、これだけの量の新作(ことしも80点はあったと思われる)をそろえてくる人は、もちろんいません。これを1970年代からつづけているのだから、おどろきです。
以前、その話をご本人にしたら、葛飾北斎もピカソも生涯に数万点を残しているからね-と、たいしたことではないという感じで話しておられました。
ことしも、静物画を中心に、風景(中島公園、積丹町余別、日高の海岸など)、裸婦の油絵が並んでいます。
こんなことをかくと失礼かもしれないのですが、伏木田さんの描く裸婦はけっして「きれい」ではありません。でも、目を細めてみると、あら不思議、ものすごくなまめかしくてリアルなのです。肌のつやまで描かれているような感じです。これが、筆者にとって、ことしの個展での最大の発見でした。
静物画は、以前にくらべてばら色の使用が減り、オレンジや明るい青、黄緑など、色のバリエーションが増えています。明るい色は、室内に降り注ぐ陽光を表しているように思えました。
伏木田さんは札幌在住、全道展会員。
10月9日(月)-14日(土)10:00-18:00(最終日-17:00)
札幌時計台ギャラリー(中央区北1西3 地図A)
■2003年の個展
■2002年の個展
以前、その話をご本人にしたら、葛飾北斎もピカソも生涯に数万点を残しているからね-と、たいしたことではないという感じで話しておられました。
ことしも、静物画を中心に、風景(中島公園、積丹町余別、日高の海岸など)、裸婦の油絵が並んでいます。
こんなことをかくと失礼かもしれないのですが、伏木田さんの描く裸婦はけっして「きれい」ではありません。でも、目を細めてみると、あら不思議、ものすごくなまめかしくてリアルなのです。肌のつやまで描かれているような感じです。これが、筆者にとって、ことしの個展での最大の発見でした。
静物画は、以前にくらべてばら色の使用が減り、オレンジや明るい青、黄緑など、色のバリエーションが増えています。明るい色は、室内に降り注ぐ陽光を表しているように思えました。
伏木田さんは札幌在住、全道展会員。
10月9日(月)-14日(土)10:00-18:00(最終日-17:00)
札幌時計台ギャラリー(中央区北1西3 地図A)
■2003年の個展
■2002年の個展