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■Let’s Make Cows Flyプロジェクトの予告展示 /島袋道浩 SHIMABUKU Pre-exhibition (2022年7月9日~8月2日、札幌)

2022年08月02日 19時14分57秒 | 展覧会の紹介-現代美術
 正式名称は

Let’s Make Cows Flyプロジェクトの予告展示 /島袋道浩 SHIMABUKU Pre-exhibition “Let’s Make Cows Fly Project” by SHIMABUKU

です。

 くわしくは、さっぽろ天神山アートスタジオのサイトに書いてあります。

https://tenjinyamastudio.jp/ets-make-cows-fly-shimabuku.html

展示スペースを占領している牛さんは、凧です。

島袋さんがリヨンビエンナーレにパフォーマンス作品として参加したとき(2017.09.16 @Grand Parc Miribel Jonage) に、フランスの凧職人のかたとコラボレーションして制作されました。展示スペースには、パフォーマンスのドキュメント映像作品を上映していますので、その当時のフランスでの雰囲気を想像してもらうことができます。

(中略)

昨年、サロマ湖のほとりの放牧場の協力を得て、実際に凧をあげるワークショップを計画しました。しかし、まだまだ道内でも移動の自粛が求められてしまったこともあり直前で中止することになり、2022年に再チャレンジをすることになりました。

6月の末に天神山アートスタジオに滞在し、旭川と美瑛の放牧場で挑戦しましたが風がなく、そのうち天気も悪くなったために完全な凧あげができませんでした。そのため、8月にふたたび道内の放牧場で凧をあげようとしています。


 島袋道浩さんのプロジェクトはシンプルです。
 札幌国際芸術祭のシンボル的な作品となった「一石を投じる」もそうでした。
 コンセプトに、理解に面倒な要素がまるでありません。
 もちろん、そこに至るまでのプロセスはいろいろ面倒なことも当然あって、いかにもそこが現代アートなのです。したがって、コンセプトが単純だからといって、簡単に理屈で割り切れるような作品ではないのです。

 このたこを見て思い出した作品があります。島袋さんはかつて、イタリアで陶器の壺を作り、タコをつるという行為を映像にしました。
 あちらはタコ(蛸)、こちらはたこ(凧)ですが、島袋さんはたこが好きなのかな笑。

 乳牛は重量感のある動物です。
 それが空にぷかぷかと浮かぶ情景を想像するだけで、なんだかおかしみが湧いてきます。
 北海道には牧場はいくらでもあるので、たこあげが実現すればいいですね。

 あと、これは冨田美穂さんとコラボすれば楽しいかもしれませんね(思いつき発言)。

 
2022年7月9日~8月2日(火)午前9時~午後9時
さっぽろ天神山アートスタジオ(札幌市豊平区平岸2の17)

http://shimabuku.net/

過去の関連記事へのリンク
島袋道浩さんの白い道を下って。リボーンアート・フェスティバル 鮎川エリア (2019)

特別シンポジウム「なぜ石は資料館に置かれているのか~《一石を投じる》を巡って」(2016)

「一石を投じる」に花が咲いた
2年目の「一石を投じる」(2015年7月)

11月24日に「アートカフェ in 資料館」

「一石を投じる」、札幌市資料館前へ
札幌市が「一石を投じる」購入、資料館前に移設
北3条広場と、島袋道浩「一石を投じる」


島袋道浩展 美術の星の人へ (2009)



天神山への道

・地下鉄南北線「澄川駅」から約730メートル、徒歩10分


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