ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

夏の旅行の行き先は・・・

2009年07月09日 | 旅行
というわけで出発3週間前にイギリス行きを断念したのですが、旅行自体はやめるつもりはなく、別の行き先を急遽探すことになりました。
今からだと、既に行ったことがあって、だいたい様子がわかっている国、ということになります。
国内旅行は、むしろ行き先が絞れないし、宿を全部押さえないといけないのでかえって行き辛い・・・。とりあえず行きと帰りの飛行機だけとって、後はどうとでもなる国がいいな、という感じでした。
で、まずあたまに浮かんだのは韓国でした。12日間もあれば地方にも回れるし、いいんじゃないかなーと。
しかし、同行の妹が渋るのでした。妹は韓国や台湾はしょっ中行っているので、欧州がいいらしいんですよね・・・
欧州かあ・・・ということでまず浮かんだのはスペインでした。実は欧州の国で一番行きたい国なんですよね。なんかものすごく行きそびれてますが。だいたいイギリス行くのに5年越しでまだ行けてないですからね・・・
スペインも一応行ったことはあるし、スペイン語もちょっぴりわかるのでドイツやフランスよりは行きやすいかもしれないのですが、何しろ行ったのがかなーり昔なので・・・。当時よりも大分治安も悪くなっているらしいし、行くならもっと下調べしてから臨みたいかなあと。
妹は前からパリに行きたがっていて、まあフランスも旅行しやすいし、フランス語全然わからないのを除けばなんとかなるかなとは思ったのですが、なんか今イチしっくり来ない・・・。のだめのロケと遭遇する可能性もあるかもしれないし、遭遇しなくてもロケ地めぐりとかするという手もあるのですが、なんか燃えないんですよね・・・
とここまで考えていて、そういやドイツでもいいなあと。ドイツは3年前と4年前に行っているので、下調べ今からし直す必要もないし。
それに、考えてみたらミュンヘン周辺で行けなかったところ結構あるんですよね。トーマス・マンのシュタンベルガー湖の別荘とか、カーチャ夫人の実家プリングスハイム邸跡とか。(帰国後にそういうのがあると教えていただいたので・・・)
そんなことを考えてたら、どうせならスイスまで足を伸ばしてトーマス・マンのお墓参りしちゃえば・・・? ということに気がついて、一気に盛り上がって来ました。やっぱこういう目的がないと燃えないんだよなあ(笑)
妹も、「イギリスよりも嬉しいかも」と喜んだので、スイス・ドイツ行きが決定したのでした。
で、とりあえずチューリヒinミュンヘンoutで飛行機を取りました。
inとoutが決まってて日数も決まってるので、後は中をどういう行程にするかなのですが。
チューリヒからミュンヘンに行く途中で(いや途中というよりちょっと遠回りなのですが)フュッセンに泊まってノイシュヴァンシュタイン城に行きたいかなあと思いつきました。前回ミュンヘンに行った時、ミュンヘンから日帰りで行けないか模索したのですが、個人で行くなら現地に泊まった方がいいという結論に達し、面倒で行くのやめてたんですよね。
とりあえずノイシュヴァンシュタイン城を見る前日に城の最寄のホーエンシュヴァンガウに1泊し、朝一でチケット取ってノイシュヴァンシュタイン城とホーエンシュヴァンガウ城を見て、そのままフュッセンに移動して1泊すれば、翌日午前中にはミュンヘンに到着して宿も探せるはず、という予定を立てました。
ホーエンシュヴァンガウもフュッセンも宿は予約しておいた方が良いようなので、真ん中の日程が固定されることになるので、必然的に先に行くスイスの予定も決めてしまわなければいけないことに・・・
とりあえず1日はキルヒベルクのトーマス・マンのお墓参り等でチューリヒ周辺をウロウロすることに。ネットで調べていたらキルヒベルクのトーマス・マンの旧居の住所の他、キルヒベルクの前に住んでいたアイレンナバッハの住所までわかってしまいました。逆にお墓のある墓地の場所が今イチわからないんですが・・・
あと、チューリヒ工科大学内にトーマス・マン資料館なんてのがあるんですねー。
この資料館、水・土の14時から16時までしかやってないというやる気のなさ。ハンブルクのブラームス博物館もこんなだったな・・・
しかも要予約なんだそうな。敷居高っ! でもせっかくだからメール出してみようかなあ。原稿や本だけでなく、当時使っていた家具とかもあるらしいので。
あと、チューリヒにはシャガールのステンドグラスがある教会があるんですねー。これも行かねば。
で、2日目は、せっかくスイスまで来てるんだし・・・ということで、「魔の山」の舞台ダヴォスに行ってみようかなと。
調べてみたら、ベルクホーフのモデルとなった・・・というかカーチャ夫人が療養していたサナトリウム、今はホテルになって営業してるということがわかりました。インターネットって本当に素晴らしい・・・
99年頃に訪れたという人は、カーチャ夫人が滞在していた部屋が公開されていたと書いていたのですが、まだ見られるのかなあ。観られたら嬉しいなあ。
超高だろうけどちょっとホテルに泊まってみたいかもと思いましたが、残念ながら満室でした。ダヴォス自体ほぼどのホテルも満室みたいですが。せめてレストランで食事くらいしたいかな。(食事が高かったらコーヒーくらいでも・・・(汗))
このダヴォス、チューリヒからは2時間ちょっとで行けるので、ちょっと強行軍だけど日帰りできるな、ということで日帰りすることにしました。
で、どうせスイスに行くんだからスイス観光っぽいこともあと1日くらいできるのでは、と、スイスに行った経験のある母にどこが一番良かったか聞いたところ、グリンデルワルドだというので、調べたらこれも強行軍だけどまあ日帰りできないこともないことがわかったので、3日目はグリンデルワルド日帰りに。(私一人だったら多分行ってないと思うが・・・)
で、途中の(いやちょっと遠回りなんですが)ルツェルンも良かったと母が言うので、さらに強行軍になりますが、ルツェルンでちょこっと途中下車もしようということに。
ルツェルンと言えば、Ludwig Wicki氏と21th Century OrchestraがLotR映画のサントラをフィルムに合わせて生演奏シリーズを始めたところで、9月にもFotRコンサートの再演が決まっているところ。コンサートホールも駅から近いようなので、ポスターとかありそうだなあ。昨年のセントルイスに続いて、またもやコンサートやる予定の地に行くことになりました(笑)
で、残りのミュンヘン4泊も、プリングスハイム邸とか別荘とか行ったり、ミヒャエル・エンデのお墓やダッハウの強制収容所再訪したり、となんだかんだ予定が決まって行ったのでした。こんなに素早く決まったのも3年前の行き残しがあったからこそですが・・・
で、ホーエンシュヴァンガウとフュッセンの宿を押さえ、後はチューリヒの宿になったのですが、チューリヒの宿高いんですよね・・・
スイスに行こうとしたことがなかったので全然知らなかったのですが、スイスって物価高いんですね・・・宿も全体に高めですが、特にチューリヒは高いようです。
チューリヒ以外のところの方が多少安くなる、と聞いて、グリンデルワルドに宿泊することも考えたのですが、翌日ホーエンシュヴァンガウに着くのが遅くなってしまうので断念。確かにチューリヒより安い宿がありましたが・・・
ここで「そうだルツェルンは?」と思い立ち、探してみたらチューリヒよりは大分安い宿を発見。ルツェルンに泊まると、ドイツに到着するのは1時間くらい遅くなりますが、逆にグリンデルワルド観光の時間が1時間くらい増えることにもなるし、逆にいいかな、と1泊はルツェルンですることにしました。
とここまで決まるのになんだかんだ5日間かかりましたが、素早い決定な方ですよね(笑)自由旅行とは思えないような強行スケジュールなのがちょっと私的には不本意なのですが・・・(観光の予定詰め込むの好きな妹は喜んでますが)
あとは、久々に2国またがるせいか、ユーレイルパスを買った方がお得なので、週末に買って来ようと思ってます。いつも1国内で移動も少ないからか、パス買うよりも普通に切符買った方が安かったんですよね・・・
ユーレイルパスなんて買うの、昔パリ経由でスペイン行った時以来なのですが、昔から2国用とか3国用のパスなんてあったっけ? お得でいいですね。しかも2国用のパスはフレキシータイプでなおお得。フュッセン~ミュンヘン間は普通に切符買った方が安そうなので、組み合わせたら4日用でokかな。
後はトーマス・マンのお墓の位置をもうちょっと調べないとな・・・というのと、トーマス・マン資料館にメールしなきゃ、という感じですね。
いやーしかし思いがけないことでトーマス・マンめぐり最終章、という感じの旅になって来ました。トールキンより先に最終章までたどり着いてしまった・・・(汗)いや、まだ今回行けそうにないトーマス・マンゆかりの地も色々あるのですが(「ファウストゥス博士」のプファイフェリングのモデルになったらしい村とか)、自力で行ける範囲では最終章になりそうだなあと。
そんなこんなでバタバタと決まった旅行ですが、さてどんな道中になりますやら。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする