五反田発リスボン行き急行列車

五反田駅からリスボン行き急行列車に乗ることを夢想する前期高齢者の徒然

2020・2・14

2020-02-15 10:46:31 | 日記
それまでは服部妙子さんと一対一で会うことはなかったのに、去年夏から次回公演「雀色時に炎立ち」を実現する為にお互いの感性を確かめあったり、演劇感を知る為に頻繁に会って話すようになっていた。その時にはまだ女優VS作演出家と云う関係が表立っていなかったと思う。でも難産の末に台本が完成しリハーサルが始まることになると女優VS作演出家以外の関係は成立しなくなってしまう。それはちょっと淋しいけどちょっと嬉しい。今日は一時から彼女に来て貰って、女優(この場合は三味線奏者)VS作演出家で全編で奏でられる三味線の打ち合わせ。何しろ劇中で服部さんが奏でる曲が何曲もあり、且つ語りの途中途中、更にインタバァルにも三味線の爪弾きを使おうとしているのだから、慎重にならざるをえない。服部さん曰く。今までのテアトロジャージャンの作品には思わず笑ってしまったり気を抜くことが出来る場面があったけど、この作品にはありませんね?と。服部さん、それでいいんです。今回は直球勝負です。真っ向勝負で行きましょう。個人リハを終わった後、この日記によく出て来る川越屋という豆腐屋に関心を持った服部さんを店まで案内して、ついでに自分も木綿豆腐を買い求めて、その袋を下げた女優と作演出家は恵比寿三丁目の交差点で別れる。老老ディナーは自家製ハンバーグWITHもやしのソース炒めに新じゃがバター、それに白菜とまいたけのコンソメスープ。食後のお茶を飲んでいる時、母がたった今自分の部屋で見ていたドラマが面白かったから話したいのに題名も出演者も思い出せなくて困憊してたもんだから、推理してあげることにする。母が食事に入ってきたのは夕方の五時半だから、その前にエンドマークが出たドラマというと有名な刑事ドラマだろうか?ううん、刑事物は嫌いだという母。だったらリメイクされた有名な大病院物語だろうか?ううん、血を見るのもいやだと云う母。だとすると、NHKの朝ドラ「ひよっこ」の再放送以外ありえないと云うことで、ストーリーや登場人物を説明すると、ううん、そんなドラマは知らないと言い張る母。まるでM1グランプリのミルクボーイみたいなやりとりをしばらく続けて、最後になんとか「ひよっこ」に間違いなしと母の記憶をきめつける。食後はSN君に任せて五階へ。「断腸亭日乗」(永井荷風)で今度の芝居の時代背景を検証。10時から「ハムラアキラ」(脚本・黒沢久子)を見る。どうやら今週来週で物語の芯が描かれていく気配だが、とんでもなくミステリアスで、ハードボイルで、シシドカフカの魅力が全開したドラマ。こんなことなら昨日黒沢さんに会った時にもって褒めちぎっておけばよかったと後悔。11時近くに美人脚本家Nが師匠のTさんと来店。1時半近くまで三人でお喋り。二人が帰った後、何故か猛烈な食欲に駆られ、ラーメンを食べに行きかけるが、ギリギリの処で我慢してベッドイン。因みに老老ブレックファーストは鯖の塩焼きWITHだ大根おろし、納豆サラダ、海苔、かぶの葉とネギの味噌汁。★テアトロジャージャン第18回公演『雀色時に炎立ち~小野田家の人々①~』(作演出・桃井章 出演・服部妙子、桑原なお)・上演日時/3月30日(月)19時開演、 31日(火)開演14時&19時半、 4月1日(水)開演14時 、2日(木)開演19時 3日(金)開演14時、4日(土)開演14時&19時半、5日(日)開演14時 開場時間は開演の30分前です ・ 料金3500円 ・会場 テアトロジャージャン(渋谷区恵比寿2ー31ー3 オーオカビル4F) ・お問い合わせ、ご予約専用電話は090ー9964ー2231 Eメールjerjan.hiroo4f@gmail.com
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