五反田発リスボン行き急行列車

五反田駅からリスボン行き急行列車に乗ることを夢想する前期高齢者の徒然

2020・2・8

2020-02-09 09:34:39 | 日記
母は朝風呂から出た後、窓外に広がる朝の街をしばし眺めながら「いい景色ねぇ」と呟く。老老ブレックファースト(ブリのニンニクオリーブオイルソティ、アボカドとミニトマトの納豆サラダ、海苔、なめこの味噌汁)を食べた後、「美味しいもの食べられて幸せねぇ」と呟く。あんな苦労して四人の子供を育て上げたんだから幸せで当然だと思う。幸せでなくてはいけないと思う。だったらこの幸せを奪わないで欲しいと思う。ホームになんか行かせたくないと思う。その為にはそばにいる俺が健康でなくてはと思うし、俺がここで芝居をやっていくことが母の喜びにもなっているのならもっともっと芝居をやっていきたいと思う。そこで芝居の話。台本を書き上げると、一旦冷却期間が必要となる。それまでの間あーでもないこーでもないと拘っていた世界から離れてみて、出来るだけ客観的にその世界を見つめてみるのだ。すると別の展開や別の世界が見えて来る。今回もリハがまだ飛び飛びだからその間に色々なものを見ておこうと思う。今日は散歩のついでにハンガリー大使館のSさんからご案内を受けた「ブタペスト~ヨーロッパとハンガリーの美術400年~」を国立新美術館に見にいく。それなのに今回の芝居の陰の登場人物に肖像画家がいたりするものだから、ついつい肖像画の前にいる時間が多くなったのは致し方ないことか?老老ディナー(天麩羅うどん)を食べた後、今度は渋谷のシネクイントに「ジョジョ・ラビット」(脚本監督・タイカワイティ)を見に行く。見る前はナチスを扱った戦争物だと勝手に想像していたら、戦争物の範疇を超えたコメディになっている。同じ戦争物?の芝居を作ろうとしている自分としては大いに参考になる…とやっぱり自分の芝居のことから離れられない。それにしてもいつも思うんだけど、ドイツを舞台にした映画なのに何故子供やヒットラーまで英語を話しているんだろ?色々事情は分かりますよ。でも、日本を舞台にした映画で日本人がみんな中国語か韓国語を話していたら変だろ?面白かったのにケチをつける俺の悪い癖。バスで8時過ぎには帰宅。9時から「土曜ドラマ 心の傷を癒すということ」(脚本・桑原亮子)、ラストシーンに涙する。安達もじりの演出に感服。12時からは「コタキ兄弟と四苦八苦」(脚本・野木亜紀子)、主役三人のモノローグとモノローグとモノローグで芝居を成立させてしまうなんて凄い、とみな満足。★テアトロジャージャン第18回公演『雀色時に炎立ち~小野田家の人々①~』(作演出・桃井章 出演・服部妙子、桑原なお)・上演日時/3月30日(月)19時開演、 31日(火)開演14時&19時半、 4月1日(水)開演14時 、2日(木)開演19時 3日(金)開演14時、4日(土)開演14時&19時半、5日(日)開演14時 開場時間は開演の30分前です ・ 料金3500円 ・会場 テアトロジャージャン(渋谷区恵比寿2ー31ー3 OーkA ビル4F) ・お問い合わせ、ご予約専用電話は090ー9964ー2231 Eメールjerjan.hiroo4f@gmail.com
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