2015年10月号
表紙は、お祭りわっしょい!らいかさん。
一之瀬さんや月英&孔明さんも、お祭りモードで、にぎやか気分。
背景の花火が、高揚感を演出していますね~。
今月の「一筆加えるだけでデレるで賞」は、『うちの秘書さま』!
いつも通りに、厳しくしつけられているはじめくんでしたが・・・
今回、休日にゴロゴロしているのはもったいないと、
七瀬さんから美術館へ誘われることに!
「デート」なんて言われてますけど、七瀬さんはお仕事モード。
そこで、想像上の七瀬さんの表情に、一筆加えて、セリフを一部改変したところ、
典型的なツンデレさんになっていたのは面白かった!
普段の七瀬さんに、いつでも一筆加えたら、もしかしてデレている可能性が・・・?
なんてことはないでしょうけど(ォィ、服を選ぶ七瀬さんの様子は、
とても可愛らしくて、よかったですね~。
【コミックス5巻、発売中!】
●孔明のヨメ。 (杜康潤 先生)
秋の社日も無事終わり、いつも通りの生活に・・・と思いきや?
孔明さんのもとには、書簡の山が送られてきて、何やら大変そう。
社日であいさつ回りをした際に、知り合った人々からの相談事などが
持ち込まれて、やや面食らった様子の孔明さん。
これは、黄承彦さんが孔明さんに人脈を作らせたいがための結果ですが、
評判も上々なようで、月英さんも嬉しそうにしています。
それにしても、書簡のチェックが大変だと、申し訳なさそうにする孔明さんに、
「2人でがんばる事に、すみませんはナシ」という約束を持ち出して、
笑顔で答える月英さんが、素敵すぎでしたよ!
そりゃ、思わず孔明さんも抱き付こうとするわけですが、
これが「すかっ」と(無意識に)かわされていたのには、大笑゜(*゜´∀`゜)゜
やはり、このご夫婦、面白いですね~。
と、そんな所へやってきた士元さん。
孔明さんの兄上(諸葛瑾)のことや、社日に飛ばした熱気球のことで
話をしに来たようですが、ここで夫婦のアツアツぶりに、あてられていたのが愉快!
「砂吐きてぇ」という心の声に笑いつつ、思わず共感してしまいました(^^;
それほどに、月英さんと孔明さんの仲睦まじさが伝わって来て・・・ こんちくしょー!
それはともかく、熱気球の話では、深刻な内容も出てきて、
月英さんが気にしていたものの、孔明さんが自分の責任ですべてを背負うと、
即座に申し出ていたのが、頼もしくて立派でしたね、なかなかできることじゃないです。
また、孔明さんの名声を高めることに積極的な士元さんと、
孔明さんの意思を尊重したがる月英さんとが、言い合う様子はなかなか楽しかったかも。
そして、劉備さんサイド。
こちらも社日のふるまいで、名声が高まったものの、贈り物の扱いに困っている様子。
なるほど、贈り物ひとつをとっても、政治的な動きに巻き込まれてしまうというのは
ありがちですし、実際、曹操暗殺計画に巻き込まれたことのある劉備さんだからこそ、
慎重になるのも当然というわけですね。
ゆえに、贈り物を適切に処理していたのは、さすがな所。
ぞんざいに扱ってもダメですからね、大義名分のある処理方法が見事でありました。
とはいえ、それ自体が、大きな政治的動きになっていることに無頓着なあたり、
「天然仁徳」という物語上のキャラクター性が発揮されていて、面白かったです!
まあ、蔡夫人あたりの人々には、面白くないことでしょうし、
このことが劉備さんに、大きな試練をもたらすことになるのですけど、
それはずっと後のお話・・・ですよね?
などなど、月英&孔明さんのラブラブぶりや、劉備さんの個性が
面白おかしかった今回のお話でしたけど、さて、次はいったい何が起きるのやら?
なんて考えつつ、今後も楽しみです!
【コミックス1巻・発売中ゲスト!】
●みずいろミュージアム (あさみゆとり 先生)
水族館で働く人々を描く4コマ作品。
「まんがタイムスペシャル」連載中!
水族館の新人スタッフ・岩井沙夏奈さんが、様々な部署の様々な人々と交流しつつ、
水の生き物たちとふれあい、日々がんばっているお話です。
今回は、「笑顔の記録係」をするさかなさん。
お客さんの(水族館に関する)願いをかなえ、笑顔にする。
それを写真に収めるのが、今回のさかなさんのお仕事。
「飼育員さんのお仕事をしてみたい」「ペンギンと一緒にお散歩したい」など、
様々な要望に応えながら、お客様が笑顔になる様子はもちろん、
それを眺めて、さかなさんはじめスタッフの面々も、嬉しそうな所が素敵でした。
アシカショーを体験した子供さんが、「しいくいんのおばちゃんたち」に感謝して、
スタッフさんたちの笑顔を凍りつかせていたのは、笑゜(*゜´∀`゜)゜
また、イルカと一緒に泳ぎたい子供たちに混ざって、ご婦人が1名いたものの、
恥ずかしがって泳がないと言っている所に、後押しするスタッフさんがいるというのも、
素晴らしいことですよね。
などなど、様々な笑顔がいっぱい見られた今回のお話。
お客様は当然としても、水族館のスタッフさんたちもまた、笑顔でいられるあたり、
とても素敵なことですし、仕事を続けるためには大事なことだと感じました。
ラストは、さかなさんも笑顔になって、シメになっていたのが、これまたよかった!
全体的にやさしく、穏やかな空気感が魅力的な本作品。
コミックス1巻が発売中ということで、ますます今後も楽しみです!
【まんがホーム新人展・拡大版】
●もんもん (熊野みみ 先生)
日常の1コマに、ちょっと可笑しな視点を加えた4コマ作品。
ネタ1つ1つが独立したタイプの4コマ作品になっていて、
それぞれが、どこにでもありそうな風景に、ちょっとした面白要素を加えて、
オチにつなげる構造が、なかなか愉快です。
【ほらほら】 スマホを見ながら歩く若者を眺めて、「前を向いて歩きなさい」と
心の中でぼやくおじさんでしたが、それが、我がふり直せなオチに!
【まだまだ】 何やらおませな幼女さんが、自分をイイ女アピールしていたものの、
「おっぱいだってまだまだキレイ」なんて言い出して、服を脱いだところで
何かがおかしい・・・と思ったら、納得のオチがついていて笑!
【ガミガミ】 やさ男がコワモテさんに、やたらとガミガミ言っている現場に遭遇。
どう考えても、ふつうは逆だろ~と思っていたら、これまた納得のオチが!
一般的な認識との齟齬が、4コマ目で得心できるという流れが良いですね。
【じーじー】 新人バイトくんに、初日だから自分のやることを見ているよう
指示するOLさんでしたけど、まさか本当に「見ている」だけのバイトくんが可笑しい。
少し怖かったかもでしたけど(^^;
などなど、それぞれの独立ネタが面白味になっている作品ですね。
最近では珍しいタイプかも? と思いますので、再登場に期待です!