五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがホーム 感想①

2015年09月14日 | ◆4コマ誌① まんがホーム

2015年10月号

 

 表紙は、お祭りわっしょい!らいかさん。
 一之瀬さんや月英&孔明さんも、お祭りモードで、にぎやか気分。
 背景の花火が、高揚感を演出していますね~。
 
 

 今月の「一筆加えるだけでデレるで賞」は、『うちの秘書さま』

 

 いつも通りに、厳しくしつけられているはじめくんでしたが・・・

 今回、休日にゴロゴロしているのはもったいないと、
 七瀬さんから美術館へ誘われることに!

 「デート」なんて言われてますけど、七瀬さんはお仕事モード。
 そこで、想像上の七瀬さんの表情に、一筆加えて、セリフを一部改変したところ、
 典型的なツンデレさんになっていたのは面白かった!

 普段の七瀬さんに、いつでも一筆加えたら、もしかしてデレている可能性が・・・?
 なんてことはないでしょうけど(ォィ、服を選ぶ七瀬さんの様子は、
 とても可愛らしくて、よかったですね~。

 

 

【コミックス5巻、発売中!】
●孔明のヨメ。 (杜康潤 先生)

  

 秋の社日も無事終わり、いつも通りの生活に・・・と思いきや?

 孔明さんのもとには、書簡の山が送られてきて、何やら大変そう。
 社日であいさつ回りをした際に、知り合った人々からの相談事などが
 持ち込まれて、やや面食らった様子の孔明さん。

 これは、黄承彦さんが孔明さんに人脈を作らせたいがための結果ですが、
 評判も上々なようで、月英さんも嬉しそうにしています。

 それにしても、書簡のチェックが大変だと、申し訳なさそうにする孔明さんに、
 「2人でがんばる事に、すみませんはナシ」という約束を持ち出して、
 笑顔で答える月英さんが、素敵すぎでしたよ!

 そりゃ、思わず孔明さんも抱き付こうとするわけですが、
 これが「すかっ」と(無意識に)かわされていたのには、大笑゜(*゜´∀`゜)゜
 やはり、このご夫婦、面白いですね~。

 
 と、そんな所へやってきた士元さん。
 孔明さんの兄上(諸葛瑾)のことや、社日に飛ばした熱気球のことで
 話をしに来たようですが、ここで夫婦のアツアツぶりに、あてられていたのが愉快!

 「砂吐きてぇ」という心の声に笑いつつ、思わず共感してしまいました(^^;
 それほどに、月英さんと孔明さんの仲睦まじさが伝わって来て・・・ こんちくしょー!

 それはともかく、熱気球の話では、深刻な内容も出てきて、
 月英さんが気にしていたものの、孔明さんが自分の責任ですべてを背負うと、
 即座に申し出ていたのが、頼もしくて立派でしたね、なかなかできることじゃないです。

 また、孔明さんの名声を高めることに積極的な士元さんと、
 孔明さんの意思を尊重したがる月英さんとが、言い合う様子はなかなか楽しかったかも。

 
 そして、劉備さんサイド。
 こちらも社日のふるまいで、名声が高まったものの、贈り物の扱いに困っている様子。

 なるほど、贈り物ひとつをとっても、政治的な動きに巻き込まれてしまうというのは
 ありがちですし、実際、曹操暗殺計画に巻き込まれたことのある劉備さんだからこそ、
 慎重になるのも当然というわけですね。

 ゆえに、贈り物を適切に処理していたのは、さすがな所。
 ぞんざいに扱ってもダメですからね、大義名分のある処理方法が見事でありました。

 とはいえ、それ自体が、大きな政治的動きになっていることに無頓着なあたり、
 「天然仁徳」という物語上のキャラクター性が発揮されていて、面白かったです!

 
 まあ、蔡夫人あたりの人々には、面白くないことでしょうし、
 このことが劉備さんに、大きな試練をもたらすことになるのですけど、
 それはずっと後のお話・・・ですよね?

 などなど、月英&孔明さんのラブラブぶりや、劉備さんの個性が
 面白おかしかった今回のお話でしたけど、さて、次はいったい何が起きるのやら?
 なんて考えつつ、今後も楽しみです!
 
 
 
 

【コミックス1巻・発売中ゲスト!】
●みずいろミュージアム (あさみゆとり 先生)

  

 水族館で働く人々を描く4コマ作品。

 「まんがタイムスペシャル」連載中!
 水族館の新人スタッフ・岩井沙夏奈さんが、様々な部署の様々な人々と交流しつつ、
 水の生き物たちとふれあい、日々がんばっているお話です。

 今回は、「笑顔の記録係」をするさかなさん。
 お客さんの(水族館に関する)願いをかなえ、笑顔にする。
 それを写真に収めるのが、今回のさかなさんのお仕事。

 
 「飼育員さんのお仕事をしてみたい」「ペンギンと一緒にお散歩したい」など、
 様々な要望に応えながら、お客様が笑顔になる様子はもちろん、
 それを眺めて、さかなさんはじめスタッフの面々も、嬉しそうな所が素敵でした。

 アシカショーを体験した子供さんが、「しいくいんのおばちゃんたち」に感謝して、
 スタッフさんたちの笑顔を凍りつかせていたのは、笑゜(*゜´∀`゜)゜

 また、イルカと一緒に泳ぎたい子供たちに混ざって、ご婦人が1名いたものの、
 恥ずかしがって泳がないと言っている所に、後押しするスタッフさんがいるというのも、
 素晴らしいことですよね。

 
 などなど、様々な笑顔がいっぱい見られた今回のお話。
 お客様は当然としても、水族館のスタッフさんたちもまた、笑顔でいられるあたり、
 とても素敵なことですし、仕事を続けるためには大事なことだと感じました。

 ラストは、さかなさんも笑顔になって、シメになっていたのが、これまたよかった!
 全体的にやさしく、穏やかな空気感が魅力的な本作品。
 コミックス1巻が発売中ということで、ますます今後も楽しみです!
 
 
 
 

【まんがホーム新人展・拡大版】
●もんもん (熊野みみ 先生)

  

 日常の1コマに、ちょっと可笑しな視点を加えた4コマ作品。

 ネタ1つ1つが独立したタイプの4コマ作品になっていて、
 それぞれが、どこにでもありそうな風景に、ちょっとした面白要素を加えて、
 オチにつなげる構造が、なかなか愉快です。

 【ほらほら】 スマホを見ながら歩く若者を眺めて、「前を向いて歩きなさい」と
 心の中でぼやくおじさんでしたが、それが、我がふり直せなオチに!

 【まだまだ】 何やらおませな幼女さんが、自分をイイ女アピールしていたものの、
 「おっぱいだってまだまだキレイ」なんて言い出して、服を脱いだところで
 何かがおかしい・・・と思ったら、納得のオチがついていて笑!

 【ガミガミ】 やさ男がコワモテさんに、やたらとガミガミ言っている現場に遭遇。
 どう考えても、ふつうは逆だろ~と思っていたら、これまた納得のオチが!
 一般的な認識との齟齬が、4コマ目で得心できるという流れが良いですね。

 【じーじー】 新人バイトくんに、初日だから自分のやることを見ているよう
 指示するOLさんでしたけど、まさか本当に「見ている」だけのバイトくんが可笑しい。
 少し怖かったかもでしたけど(^^;

 などなど、それぞれの独立ネタが面白味になっている作品ですね。
 最近では珍しいタイプかも? と思いますので、再登場に期待です!
  

②へつづきます。
 


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