2018年5月号
表紙は、頭ぼさぼさのらいかさん!
寝起きでしょうか、春眠暁を何とやら・・・ですかね?
他、休刊誌からの移籍新連載4作品なども!
今月の「ひとくぎりで賞」は、『ワカレバ』!
今回のお客様は、明るい女性2人・・・
ですが、はじめて店に来た頃は暗かったようで、それも原因は旦那さん。
酒・女・ギャンブル・DV・モラハラに、家にお金を入れないという
絵に描いたようなダメ男なのだから、そりゃ暗くもなりますわな(^^;
しかしそんな状況も、リコさんのアドバイスによって大きく変化して、
彼女たちも今のように明るくなったというから、さすが「ワカレバ」といった所。
要するに分かれられる方向への助言だったわけですが、リコさん自身は
無職無収入の男性と一緒にいるのだから、面白いですよね。
まあ、嵐くんの場合、ひどい所はないので当然でしょうけども。
そんな別れに関するお話が、楽しかった(?)本作品ですが、
今月号にて「ひとくぎり」とのこと。
新連載がたくさん出てきて、誌面も一新ということですかね。
胡桃ちの先生の新作も、次号よりスタートらしいので、そちらにも期待しつつ・・・
楽しませていただきましたー!
【移籍新連載!】
●ちっちゃい先輩が可愛すぎる。 (あきばるいき 先生)
タイトル通りの先輩がいる職場。 (こちらで数話読めます:要登録)
高瀬初くんは、不動産会社の新人営業マン。
その先輩である駒井紗和さんは、小さくて可愛い女性で、
そんな彼女の存在に癒される日々が描かれる4コマ作品です。
以前、まんがタイムスペシャルにゲスト登場していましたね。
今回は、雨の日に髪の毛がうねる高瀬くんに、セットしてあげると言う駒井先輩。
けれど、いくら整えても跳ね上がってしまう髪の毛が愉快でした(^^;
そんな感じに、雨の日の職場が描かれていましたけど、
コワモテの課長さんや、やはり駒井さんに癒される椎名くん、メガネの中野さん、
仕事のデキる野見山チーフなど、様々な人たちがいて、にぎやか楽しい。
そんな中、高瀬くんも仕事を頑張っていて、そうした様子が面白い内容でしたね。
などなど、小さくて可愛い先輩に癒されつつ、仕事も頑張る日々・・・
どのような日常を見せてくれるのか、今後も楽しみです!
●ふみのさんちの大黒柱 (池田乾 先生)
文野さん一家は仲良し5人家族(+ペット)・・・ですが、何か変?
【主な登場人物】
・おとうちゃん : 小説家で一家の大黒柱・・・ですが?
・りりさん : しっかり者の長女。
・にあ : うっかり者の次女。
・みい : クールな3女。
・りーち : 家族のアイドル的存在な長男(保育園児)。
・ゆき : 謎のペット。
そんな5人+ペットの家族模様が、面白おかしい4コマ作品です。
が、少しだけ変わった事情がおありのようで・・・
朝、起きたら口から液体を垂れ流して寝ているおとうちゃん。
しかし、前にも同じようなことがあったらしく、にあさんは動じずに対処してて笑!
そんな風に、頼りなさげなおとうちゃんの様子が、可笑しい内容でありました。
その後、家族みんなで食事しつつ、家庭事情が明かされていましたけど、
なるほど、「おとうちゃん」は実は叔父さんで、現在不在の姉夫婦にかわって
娘3人・息子1人のお世話をしている(されている)わけですね。
また、ペットのゆきも謎すぎて、イヌかネコかもわからない所がミステリアス。
などなど、一家の暮らしが楽しい作品ということで、今後も楽しみです!
ちなみに第1話と今回、ほぼ同じ構成になっているのはお見事ですね。
(こちらで第1話も読めます)
●シロクマはシェーカーを振れません (佐倉色 先生)
シロクマさんがマスターをしているBARのお話。 (こちらで数話、読めます)
【主な登場人物】
・小田倉花 : 見た目子供なバーテンダー。 腕は確か。
・マスター : シロクマなマスターさん。 カクテルも作れない。
・芳 : 口が悪いけど、マスターの弟でオーナー。
・清良 : 大人の女性(?)な常連さん。
・肇まし子 : BAR初体験の新社会人さん。
以前、まんがタイムスペシャルにゲスト登場してましたね。
BAR「ウルス・ブラン」に勤めるバーテンダーの花さん。
マスターはシロクマでカクテルを作れないため、店の存続は彼女にかかっている!?
オーナー(マスターの弟)は人格に問題あるしで、前途多難なBAR模様が描かれます。
今回は、新社会人の女性がBAR初体験にやって来るお話。
シロクマが現れて恐怖しているのを、BARが怖いイメージだからと思っている
マスターと花さんに笑゚(*゚´∀`゚)゚ まあ、敷居が高そうとは思っちゃいますけども。
常連の清良さんの助言を受けながら、BARを知ってゆく肇さん。
結局は花さんに丸投げする清良さんに笑いつつも、手際よくカクテルを作り、
解説する花さんは、さすがバーテンダーといった趣で、雰囲気ありましたね。
まあ、清良さんたちに笑われて、なごやかムードにはなっていましたが(^^;
マスターも、肇さんに声をかけて安心させていたのが心地よかったけれど、
オチには苦笑せざるを得ないラストが愉快でした。
なごみつつ、にぎやかに、カクテル知識も楽しめる本作品。
移籍新連載とのことで、今後も楽しみです!
●広島さん、友達になってください (こみちまい 先生)
各地を転々として広島へ来た少女が、この地を故郷にしたいと思い・・・
【主な登場人物】
・キミ : 女子高生。 引っ込み思案だったものの、友達も増え明るく。
・霞晴子 : ネガティブな性格のクラスメイト。
父親の仕事の都合で、各地を転々として来た少女・キミさん。
そしてたどり着いた広島を定住の地と定め(父上は単身赴任で宮崎へ)、
友達も増え、広島を故郷にしたいと思って、広島について知ることを目指します。
今回は、「やさいを食べんさい」という広島弁のダジャレに大ウケするキミさん。
陽気な県民性が出ているなんて言っていたら、ネガティブな霞さんに
自分のように陽気でない人間は広島県民ではないと返されて、困っています(^^;
そこから、友人2人を含めたやりとりで始まる、ダジャレの応酬が可笑しかった。
そんな様子が楽しいお話でしたけど、私、最近は「ファミリー」をほとんど
読めていなかったので、あまり存じ上げない作品なのですよね・・・
ゆえに、ここから読み始めますけど、期待したい所。
といった感じに、今後も楽しみです!
【最終回!】
●マチ姉さんの妄想アワー (安堂友子 先生)
空想おとぎ話4コマも・・・ 最終回!
最後は、ヒナさんとイチ兄さんが結婚という、衝撃の話題で始まっていて笑!
トシくんの心の声(非難)と実際の声(祝福)が、逆になっていたのは愉快でした(^^;
【ギスギス王国】裸の王様で、愚か者には見えない服を勧める商人でしたが、
そこへ大臣が現れて、正論を放ちながら商人を怪しんでいたのが面白かった・・・
ものの、深読みが過ぎて面倒くさい人らしく、王様に嫌われていたのは笑!
【子ども達へ】ウサギとカメで、もしウサギを起こしていたらどうなっていたか?
当然、ウサギが圧勝して、カメはバカ正直だとバカにされ・・・という悲しい話に。
ゆえに、ウサギは涙を呑んで耐えたというのは、本当なのだろうか?
【おいてかれた】泉の女神様、ハデな女性用水着と女性用水着を用意してますが、
男性が落としたのは「男性用の普段着」で、なぜ錯誤が生じていたのか気になりますが、
女神さまがファッションで時代遅れになっていた、というのは可笑しかった! 斬新!
【暇をもて余した女王の遊び2】鑑に女王が問いかけたのは「世界で一番心が美しい」人。
それが誰かを知り、ま~たイジワルでもするのかと思っていたら、普通に褒めてて意外。
でしたけど、自分の心が美しくない自覚はあるらしく納得・・・でも、最後の一言で大笑!
などなど、数々のマチ姉さんによる妄想おとぎ話も、これにておしまい。
内容の面白さはもちろんでしたけど、有名なおとぎ話を別視点で眺める構図の興味深さは、
かなりのものでしたので、終了は大変残念ですね。
コミックスにまとめてほしかった気もしますけど、「本当に笑える話Pinky」に
掲載されているとのことで、まだまだ期待は持てそう・・・かな?
などと考えつつも、本誌では完結、楽しませていただきましたー!
【その他】
●らいか・デイズ (むんこ 先生)
来太くん、趣味を持とうとするの巻。
親の趣味に振り回されないようにするため、という動機はさすがだし、
無難に「のりもの」を選んでいるあたり計算高く、子供っぽくない感じでしたけど、
らいかさんや小太郎くんと遊ぶうちに「のりもの」にハマってゆく様子が、
愉快で楽しく盛り上がっていました・・・らいかさんも「のりもの」に喜んでるし(^^;
そして、ラストの「夢オチ」が見事でしたね~。 こんなに楽しい夢オチとは。
●孔明のヨメ。 (杜康潤 先生)
戦後処理で元直さん、お疲れ中・・・
そんな時、劉備さんが襄陽へ行くことになり、元直さんもついてゆくことにしますが、
郭嘉の密偵も動いていて、不穏な展開が水面下で進行しているのは気になる所でしたね。
そして、まずは孔明さんの所へ顔を出す元直さん、相談事を持ち掛けていますけど、
的確に答える孔明さんや、アイデアを出す月英さんに驚いていたのが面白かった・・・
ものの、ついに密偵に元直さんのウィークポイントを知られていたのは、不吉でした。
ここから「演義」のようなことになってしまうのか? 注目です。
●転生したら蘭丸でした (真田寿庵 先生)
気付いてしまった蘭丸くん・・・
そう、本能寺の変を回避などしなくとも、自分だけ逃げてしまえばいいのだと!
ということで、織田家を去るべく、辞表を書く蘭丸くんでしたけど、
仙千代センパイに助言を求めた所、忠誠心厚い彼には辞めるなんて言えなくて笑!
けれど、会話の流れで上司である彼に期待されていると知って、感激してしまう
元サラリーマン魂が愉快でありました。 でも結局、本能寺は回避できないままでは?
●もっと!夫婦な生活 (おーはしるい 先生)
出産予定日まで1週間となったみえこさん・・・
つわりなどは大したことなかったものの、体重制限で食事を抑えていたのが辛いとは
みえこさんらしい(´▽`;) そして、陣痛が起き、周囲がドタバタし始めますが、
母上が頼もし過ぎて、さすが経験者といった風格が素敵でしたね。
いよいよ分娩室へ向かったと連絡を受けたダンナさんが、「父親」になることを
自覚するシーンもよかったですし、次号、ついに最終回とのことで寂しいけど、楽しみ!