五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがタイムきららキャラット 感想

2017年08月30日 | ◆4コマ誌⑨ 不定期 きららキャラット

2017年10月号

 

 表紙は、『NEW GAME!!』より、コウ&青葉さん!
 2人が着る白のワンピースに、舞い散る色とりどりの花びらが映えます。
 今月号には、クリアしおりも付いてきて、お得ですよ!

 

 

 今月の「涙の理由で賞」は、『ひだまりスケッチ』より、ゆのっち!

 

 今回、2・3年生の合同学内コンクール!

 そこで、池澤先生に泣かされたゆのさん!?
 というのは、まあ笑い話ですんだのですが、コンクール後、宮子さんとの会話で、
 思わず涙を見せてしまうゆのっちが、切なくも優しくて、素敵でしたね。

 コンクールの結果について、宮子さんから言われた言葉に反応してのことでしたけど、
 自分で泣いた理由を「性格がとても悪くて」なんて説明していたのが、ゆのっちらしい。

 これまで一緒にいた宮子さんが、実は【近くて遠かった】存在だったのだと
 気づいてしまったことを、正直に話していたのが胸を打ちます。

 でも、この4コマのタイトル「遠かった」と、過去形なのですよね。
 今回のことで、ゆのっちの中にあった宮子さんとの距離感が、ぐっと縮まったことは
 間違いなくて、それはとても素晴らしいことだと感じます。

 そして、涙を流すゆのっちを抱きしめる宮子さんが、全て包み込むような感覚で、
  安心感あって良すぎでしたよ! ゆの&宮子の絆がさらに深まりますね。

 

 

【最終回!】

●リトル・リトル・アリス (神無月羽兎 先生)

  

 9月27日、コミックス2巻・発売! ・・・ですが、最終回!!

 最後は、リデルとリンネの戦いの後のお話。
 でしたが、まだリンネさんは諦めておらず、「世は弱肉強食であるべき」と
 持論を唱えながら、再び牙をむこうとしますが・・・

 他の皆は、捕えて追放しようと提案するものの、リデルさんだけはリンネさんを
 理解しようと努めていたのが、なかなかできないことで立派でしたね。

 リンネさんの語る生い立ちから、彼女が何を望んでいるのか理解し、
 優しく包み込んで、リンネさんの心を開く姿は、素敵でありました。

 そして、そんな彼女に人々が信望を寄せてゆくのは当然ともいえるでしょうし、
 だからこそ、その後の流れは納得できるものでしたね。

 魔王様も、リデルさんの成長を見て、子離れする決意を固めていたのがカッコイイ。
 まあ、泣いてましたけど(^^;

 また、セラさんや、ライムさん、わんこさん、キルシュさんも、それぞれに
 進むべき道が決まったようで、イイ感じにまとめていましたね。

 新たなパンプキーナの始まりに、ロリコンまでが協力し、一致団結していたのが
 大団円っぽくて面白かったですし、ラストの希望に満ち溢れた感もよかった。
 何より、魔王様の計らいで、仕掛けのある玉座がフィナーレを飾っていたのが極上!

 などなど、一大決戦後の新たな出発となった最終回。
 本作の無軌道な面白味は、本誌の中でも特異なだけに貴重で私は好きでした。

 人間になりたかったヴァンパイアな少女の物語も、これにて完結・・・
 ということで、楽しませていただきました!

 

 

【ゲスト作品】

●魔王様かるちゃあしょっく! (鈴来灯 先生)

  

 世界征服が趣味の魔王様が目を付けたのは・・・

 【主な登場人物】
 ・リリベット  : 世界征服が趣味の魔王様で、征服しては別の世界へ渡っている。
 ・森岡陽夏   : 同人活動をしている少女。 魔王様を売り子に勧誘する。
 ・茜宮いちか  : 陽夏さんの友人。 絵を描く人。

 圧倒的な力で世界を征服した魔王様。
 そこから恐怖の支配が始まると思いきや、新たな制服をめざして別の世界へ?
 そんな世界征服が趣味の魔王様がやって来たのは、同人誌即売会をしている世界で・・・

 といったお話で、そこで出会った陽夏さんから、サークルの売り子を頼まれて、
 なんだかんだで引き受けてしまうことから、魔王様の異世界への興味が高まります。

 陽夏さんから「かわいい」と言われて、新鮮な気分を味わったり、
 魔王がいじめられている同人誌におびえたり、可愛い魔王の同人誌に感動したりと、
 この世界への興味をかき立てられていて、そうした様子が面白味になっていましたね。

 しかも、魔王様への抑止力になったのが、魔王を“いじめている”同人誌というのが愉快。
 自分が魔王だと明かせば、その薄い本に描かれていることをされるかも、と恐れていて笑!

 そんな風に、同人誌文化に触れて、世界征服以外のことで満たされた気持ちになる魔王様。
 新たな趣味を得れば、征服欲も減少するかも? 同人文化が世界を救う?
 なんてことを感じつつ、次号も登場とのことで、大いに期待です!

 

 

●ごきんじょリビングデッド (土井衛介 先生)

  

 お嬢様の家のご近所には、ゾンビが住んでいる・・・?

 【主な登場人物】
 ・白瀬川輝良   : 下々の者を見下すのが趣味のお嬢様。
 ・フーラ     : 輝良さんの近所に“引っ越して”きたゾンビ。

 月のきれいな夜、山の上の屋敷から下界を見下ろし、悦に入るお嬢様。
 そんな趣味を持つ彼女の近所に、突如現れた建物には、ゾンビのフーラさんが
 住んでいて、そんな2人の交流が始まります。

 なんて感じのお話でしたが、さすがにゾンビ相手では、高慢なお嬢様もおびえ気味。
 けれど、何だかんだで器の大きさを見せつけてやろうと対抗意識をもって、
 コミュニケーションをとる様子が、面白味になっていました。

 何とか、フーラさんを追い出そうとする輝良さんでしたが、
 輝良さんから「化け物」と言われたフーラさんが涙を見せると、さすがに態度を改め、
 歩み寄っていたのは、何だかんだでお人好しというか、優しい所がありますね。

 まあ、フーラさんが一枚上手な面もありましたけど、それでも2人が仲良くなる
 きっかけになったのかと思うと、それもよかったのかな?

 そんな人間とゾンビの交流が始まりそうな予感が楽し気ですので、
 つづきに期待したい所です!

 

 

【その他】 

●NEW GAME! (得能正太郎 先生)

 トビラ絵が下着姿の面々で、電車の中で読めないよ状態ですが、眼福(ォィ
 そんな今回、マスターアップ休暇はなくなったけど、ゆったり気分ですごす一同。
 ひふみさん、青葉さん、ゆんさん、紅葉さん、ツバメさんで、服を見ていますが、
 ちょっとしたファッションショーになっていたのが楽しかったですね、みんな素敵。

 

●Aチャンネル (黒田bb 先生) 

 父上とケンカしたナギさん、夜に外出、ジャンクフードに目覚めるの巻。
 そんな夜更けに、ジョギングしていたるんさんに遭遇し、危険な夜を満喫(?)します。

 後ろからついてくる男性におびえ逃げ出すも、杞憂に終わっていたのが愉快でしたね(^^;
 そんな、ナギ&るん2人の深夜のひとときが面白かった!

 

●ブレンド・S (中山幸 先生)

 コミックス4巻は、10月発売! そんな今回、苺香さんと店長のデートつづき!
 前回の意味深な苺香さんのセリフ、本人は演技と言ってましたけど、どうでしょうね?
 なんてことが気になりつつ、水族館やプラネタリウムでの2人が、ニヤリと楽しかった。
 苺香さんに眠った店長がもたれかかる場面が良い・・・のですが、苺香さんの反応は笑!

 

●すわっぷ⇔すわっぷ (とめきち 先生) 

 クラスメートの手嶋さんと宮田さんから、文化祭の劇で本当にキスしていたと疑われる2人。
 そこで口止めにハンバーガーをおごらされ、そんな様子が楽しくて、平和的でなごみます。

 入れ替わりまではバレていないとホッとする夏子さんですけど、キスはいいのかと(^^;
 また、手嶋さんにキスされる?春子さんを見た、夏子さんの反応もよかった(ぇ

 

●エクソシストと首輪の悪魔 (池内たぬま 先生)

 センターカラーで新キャラ登場! アルマディエルさんを捜しに来た天使シュリエルさん。
 窓をぶち破って流血して入って来るとか、無茶し過ぎなわりに無表情で冷静なのが面白い。

 当然、アルマさんに敵対・・・するかと思いきや、ゆる~い対応をしていて愉快でしたね。
 任務は「監視」とのことで、遊び友達みたいになっていたのが楽しく、今後を期待させます。

  


◆ まんがタイムオリジナル 感想

2017年08月29日 | ◆4コマ誌⑧ まんがタイムオリジナル

2017年10月号

 

 表紙は、浴衣で線香花火な山下さん!
 しゃがんだ姿がそこはかとなく艶やか・・・後ろの榊先生たちも面白い。
 他、小森さんはスイカを食べて、らいかさんは友人の宿題のお手伝い?

 

 

 今月の「人を見る目で賞」は、『小森さんは断れない!』より、シキさん!

 

 今回、海岸掃除のボランティアを手伝う小森さんたち。

 まさ子姉から人手が足りないと頼まれたまさ子さんが、他の皆を巻き込んでます。
 相変わらず、まさ子姉は底意地の悪さが垣間見えて、緊張感をはらみつつも
 面白かったのですが、ここで姉がシキさんに興味を持つ出来事が・・・?

 小森さんに興味津々のまさ子姉は、彼女のことを「危ういところある」と
 評していますが、まさ子さんがその理由を「お人よしすぎる」と述べたのに対し、
 「そこじゃないわよ」と一刀両断。

 一方でシキさんが、その「危うい」部分を的確に語ったため、まさ子姉がシキさんに
 興味を持ってしまっていました。

 けれど、ここでシキさんが興味をいなす一言で、まさ子姉の脅威を回避していたのは笑!
 そんな風に、まさ子姉とシキさんが気になるお話でしたけど、最後にシキさんが、
 まさ子姉の本質に迫ることを言っていて驚かされました・・・彼女、なにげにスゴイ。

 

 

【9月7日、コミックス2巻・発売!】

●北斎のむすめ。 (松阪 先生)

  

 高尾さんの声はどんな声・・・?

 人気の花魁・高尾さんは、筆談でコミュニケーションをとり、しゃべらないことで有名。
 そんな所から「どんな声なのか?」と興味を持つ人も多いようで・・・

 友人のお栄さんですら、彼女の声を聴いたことがないのですが、お栄さんは気にしてない
 ようで、そのあたりの塩梅が親友っぽくてよかったですね。

 それはともかく、高尾さんの声を聴こうと、男性客があの手この手で迫っていたのは面白い。
 贈り物や動物で関心を買おうとしていたのは微笑ましかったものの、脅かして声を出させよう
 としていたのは、ちょっとやりすぎでしたが。

 そして、絵の道に一生懸命なお栄さんの姿勢が、実は高尾さんに影響を与えていたのは、
 2人の関係がうかがえて興味深かった。

 だからこそ、高尾さんが唯一、声を出すシーンにつながっているわけですね。
 ただ、お栄さんに向けたつぶやきが、爽やかに感じられました。

 お高くとまってると言われる高尾さんが、実際に高下駄はいて「高く」なっていたり、
 おかげで妙なファンがついていたのも愉快でありましたが、そんな高みで頑張れているのも、
 お栄さんという友人がいるからこそなのかもですね・・・なんて感じつつ、今後も楽しみです!

 

 

【9月7日、コミックス4巻・発売!】

●社外秘!神田さん (大乃元初奈 先生)

  

 神田さん、ゲームアプリに興じるの巻。

 押しキャラ「うさたん」のゲームアプリを楽しんでいる神田さんですが、
 親友に「カオルちゃん」を登録するのはともかく、手違いで好きな食べ物を
 「朝倉」にしていたのは笑!

 栗原くんなどは、ポーカーやソリティアといった基本ゲームくらしかやらず、
 朝倉さんと気が合いそうなチョイスで、ほんわかムードになっていたのが面白い。
 朝倉さんの場合、栗原くんとは違う目的があって、神田さんに見抜かれてましたが(^^;

 そして、東くんがアプリに「かわいい」=「西薙」、「かっこいい」=「東くん」
 と登録するなど相変わらずでしたが、ささやかな仕返しを朝倉さんが思いついていたのは
 愉快でしたね。

 そんなこんなで、皆で同じアプリを入れて楽しむようになって、なごやかムード。
 ちょっぴり蚊帳の外の東くんでしたが、神田さんのアプリに登録してある「あずま」が
 気になるようで、こっそり確かめていたのは、けしからんけど微笑ましかったり・・・

 まあ、意味がヒドくて笑いましたけど(´▽`;)
 などなど、ゲームアプリをめぐるあれこれが面白おかしかった今回でしたが、
 東くんはもう少し素直になれないものか・・・なんて考えつつ、今後も楽しみです!

 

 

【その他】

●ラディカル・ホスピタル (ひらのあゆ 先生)

 シュレディンガーの箱の中で、猫は生きている? それとも・・・
 吉田さんの買ってきた「うみうしゼリー」を見ることもできなかった山下さん。
 その存在を知らなければ気にならなかったのに、知ってしまえば気になるという話。
 亡くなった人のことも、知らなければ生きていると同じという内容は興味深いですね。

 

●きっと愛され女子になる! (瀬戸口みづき 先生) 

 少人数制婚活パーティに参加する志摩さんとさゆりさん。
 私服が壊滅的なさゆりさんに動揺する志摩さんに笑いつつも、服装を整える意味を
 志摩さんがレクチャーしていた内容には、ごもっともと納得しきりでありました。
 そして2人それぞれ、婚活パーティで学んだことが愉快! 相手が見つかるのは当分先か。

 

●ねこにまたたび恋ばなし (松田円 先生)

 「ぱる」の姿が女の子に見える少年・大槻タカヤくんは、高校2年生。
 自分以外に、そんな人がいる事に感激するりりこさん、そんな所から彼と交流する様子が
 面白かったり、微笑ましかったりで、何かあったときのために連絡先まで交換しています。
 今は「ぱる」を挟んだ関係ですけど、これから何かあるのでしょうか、気になりますね。

 

●ゆとりの町長 (小坂俊史 先生) 

 みのりって誰だ・・・? そんなことが気になる冒頭でしたが、小坂先生もわからない(ぇ
 今回は、ゆとりさんの参謀役・かなめさんについて色々なことがわかりましたね。

 彼女のことを知ろうと、探偵まがいにことをするゆとりさんが愉快でしたが、かつて
 町長秘書をしていたと知れたのは驚き。 秘書を辞めた理由も、地元愛ゆえな所にしみじみ。

 

●歌詠みもみじ (オオトリキノト 先生)

 もみじさんのクラスへやって来た転校生は、あの時の少女アメリア・ベネットさん。
 飛び級すら可能な学力を持ちながら、日本では年齢通りの授業を受けるという天才さん。

 そんな彼女との交流が楽しかったですけども、まさか都都逸まで披露してくれるとは(^^;
 ネイティブにおびえる先生には笑いつつ、もみじさんたちとアメリアさんの今後に期待です!

 

 

【まんがタイムオリジナル 新人まんが展】

・スクールガールインベーダー (クレイジロー88 先生)

 

 侵略者は女子校生に擬態する!?

 【主な登場人物】
 ・マッカラン  : アンチョビ星人。 侵略調査のため、女子校生になる?
 ・バランタイン : アンチョビ星人。 マッカランの相棒で、女子校生スーツを用意。

 侵略調査の任務を帯びたアンチョビ星人が、地球活動用のスーツを用意した所、
 それが女子校生いなってしまうものだったから面白い。

 マッカランの美的基準からすると「カッコワルイ」体らしく、女子校生スタイルは
 ウケが悪くて、その価値観の違いが興味深くも可笑しかったりしましたね。

 女子校生型のスーツには、様々な武器もあって、なかなか強そう。
 彼らの侵略調査がどう考えても楽しくなりそうなので、つづきに期待したい!

 


◆ まんがタイムスペシャル 感想

2017年08月27日 | ◆4コマ誌⑦ まんがタイムスペシャル

2017年10月号

 

 今月の『恋愛ラボ』感想はこちら
 表紙は、焼き芋を折って笑顔なリコ・・・ですが、すでに秋冬感。
 他、オリさんは葡萄、保志さんは何か美味しそうなもの食べています。

 

 

 今月の「最終回で賞」は、『ご指名は劇場で!』

 

 ついに、美空さんの憧れの女優さんが見つかった?

 しかも、それが蘭香さんの母親かもしれないということで、会いに行くことに・・・
 といった感じの最終回になっていました。

 弟子入り志願の美空さん、母上からビシバシ指導されたり、頑張ったりしつつ、
 そんな姿が面白かったり、けなげだったりと面白かったわけですが、結局の所、
 まだまだ役者への道は険しいようで。

 まあ、母上のキャラクターが愉快だったあたりで、緩和されたはいましたが。
 そんな風に、美空さんの挑戦でシメられた最終回でありました。

 母上が面白かったので、最終回のみの登場とはもったいなかった気がします。
 とはいえ、これにて完結・・・楽しませていただきました!

 

 

【ゲスト作品】

●らいか・デイズ (むんこ 先生)

  

 かのんちゃんと遊ぶらいかさん。

 暑くて外に出たくないからと、らいかさんを呼びつけるかのんちゃん、強い(^^;
 しかし、家で遊んでいても、すぐに退屈してしまい・・・

 なんてお話でしたけど、かのんちゃんを児童館へ誘うらいかさんがお見事で、
 その割に自分の方が児童館を楽しみまくったりと、そんな様子が愉快な内容でした。

 児童館を楽しむらいかさんを見て「若い」とか言っちゃうお子さんに笑いつつ、
 何だかんだで、らいかさんと一緒に楽しんじゃうかのんちゃんたちが面白かった。
 純粋に楽しんでいるからこそ、その楽しさが伝わっているような良さがあります。

 かのんちゃんを含めた子供たちが、らいかさんに児童館を称賛されて、
 鼻高々になるのも可笑しかったですし、でも、それが楽しむ原動力になっているのが、
 心躍る雰囲気でしたね。

 などなど、児童館を楽しむらいかさんと子供たちの様子が、面白おかしかった今回。
 ラストのかのんちゃんのセリフに笑いつつ、今後も注目です!

 

 

【今月のピックアップ!】

●2DKの弟嫁と (近衛桜月 先生)

  

 義姉と阿宗先生との仲を取り持とうとする結衣さんでしたが・・・

 義姉・雫さんに好意を持っている阿宗先生ですが、
 彼が積極的にアプローチできないため、作戦を授けることになった結衣さん。

 「さりげない気遣い作戦」なんて、なかなか良さそうだったものの、
 阿宗先生のさりげなさが、さりげなくなさすぎて、むしろ逆効果だったのは苦笑。
 雫さんに警戒されるほどとは(^^;

 「ほめられてドキっ作戦」は、一見失敗しているように見えて、
 それなりの成果は出してそうでよかったのですが、警戒心は上げてしまったようで。

 他にも、壁ドンを勧めようとしてましたが、これはさすがに阿宗先生も
 「アレで喜ぶのはマンガだけだよね!」と言っていて笑!
 でも、好きな人はいるのでしょうね、結衣さんとか。

 アドバイス自体はよかったと思いますけど、実際にうまくいくかどうかは別。
 そんな様子が面白かった今回でしたが、何とか次へつながる一歩を踏み出せたようで、
 これは次の飲み会に期待したい所・・・なんて感じつつ、今後も楽しみです!

 

 

【その他】

●ローカル女子の遠吠え (瀬戸口みづき 先生)

 東海道の名物「安倍川もち」は、東京にもある・・・
 そんな話題で盛り上がる冒頭でしたが、東京に安倍川はないのに、という主張に笑!
 「安倍川もち」も家康ゆかりで面白かったり、水馬さん、りん子さん、雲春くんで
 食べに行ったり、楽しかったですね。 桐島さんの匂わせメールは、興味深かったなあ。

 

●穂積くんは猫に勝てない (ほしな 先生) 

 オフィスに猫を導入しようと提案する穂積くんでしたが・・・
 猫好きの先輩が「反対」に回っていたのは意外で、先輩を喜ばせようとしたのに逆効果。
 そんなお話でしたけど、先輩が反対した理由には納得せざるを得ませんでしたね(^^;
 「仕事にならない」って・・・でも、猫を可愛がる先輩、可愛い。

 

●可愛い上司を困らせたい (タチバナロク 先生)

 コミックス2巻は、10月発売! そんな今回、存在感の薄い田中太郎くん登場!
 同期の青木くんはおろか、次長のめぐみさんにすら覚えられていないとか、フビンすぎ(^^;
 そんな彼は、出会いがほしいと言いつつ人見知りという難儀な人で、なかなか愉快。

 まあ、彼の狙いの範囲に、めぐみさんは入っていないようで、青木くんとしては一安心?

 

●課長と私のおかず道 (梨尾 先生) 

 橘さんと南条課長と保志さんで、お出かけすることになった経緯がえがかれる今回。
 お出かけの服装に悩む保志さん、やはり課長さんがいるから迷いの時間も長いのですかね?
 それはともかく、お出かけすることになったのは、橘さんと課長の料理対決の結果で、
 ドレッシングを使ったご飯とパンの勝負は、興味深く楽しかった。 どちらも美味しそう~。

 

●笑って!外村さん (水森みなも 先生)

 珍しく元気のない春野さん・・・?
 どうも男子から告白されて断ったことを気にしているようで、そんな所に優しさを感じます。

 そこで、春野さんの力になれないかと考える外村さんが、あれこれ考える様子が面白かった。
 そして姫木さんとの会話からヒントをもらい、見事に元気づけていたのが楽しかったですね。

 

●アテナの初恋 (縞はるひ 先生)

 変わってしまったアゴンくんにショックを受けていたアテナ様・・・
 争いの神・エリス様の提案を押すべく、ゼウス様にプレゼンするアゴンくんでしたが、
 その提案を危険視して反論するアテナ様の言葉に、影響を受けていたのはよかったですね。
 そして、今回もアゴンくんは自分の意思で、進むべき道を選んでいたのが素敵でしたよ!

 


◆ 今月の恋愛ラボ

2017年08月25日 | ◆4コマ誌⑦ まんがタイムスペシャル

まんがタイムスペシャル 2017年10月号より
 
 
 
 

以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)

 
 
 
 
 

●恋愛ラボ (宮原るり 先生)

 

 コミックス13巻、9月7日発売! そんな今回、新体制と二股と・・・?

 冬休み中に登校してくるナギ。
 生徒会室へ向かっているようですが、村山くんから「新会長」と呼ばれていて、
 ナギが南中の新しい生徒会長に就任したことが、理解できますね。

 そんな新体制発足を感じさせる冒頭ですが、副会長になったヤンに異変が!?
 生徒会室に着いたナギが見たのは、どんより力尽きているヤンで・・・

 なんて感じに始まった今回は、主にヤンの複雑な心情がコミカルに、
 でも本人にとっては深刻に、描かれていました(^^;

 

 

  

 自分の気持ちをようやく自覚したヤン・・・

 前々回のマキとの会話から、自分の無意識の領域について考えたヤンは、
 眠ることもできないまま考え続けて、重要な仮説に辿り着いたようで興味深い。

 つまり、自分は無自覚でリコのことが好きだったのだと。
 以前から私は、ヤンは無自覚にリコが好きだったと語ってきましたし、
 そう考える読者の方も多かったでしょうから、ここに来てようやくかと感慨深いです。

 ヤンが「すす・・・好きで」とか、思考でどもっているのが面白すぎでしたけど、
 これまでの自分の心情を、自分で分析して受け容れているのは、見事なものですよ。

 そして、リコがナギに本気だと知ったことで、「無自覚のまま失恋した・・・」。
 そんな仮説を立てて、1人ダメージを受け続けるヤンが愉快でした。
 おかげで、ボロボロになってるし(´▽`;)

 ヤンって、理を重んじるタイプですから、情の部分、とくに自分の気持ちなどに
 鈍感なのかもしれませんね。

 

 

  

 さらに、マキに対する心情も・・・

 リコのことを気にしていたように、マキのことも気にしているヤン。
 つまり、自分は無自覚にマキを「好きになりつつ」あると考えて、苦悩しています。

 しかも、今度はマキに「多分好きな奴がいる」と誤解(?)しながら、またも失恋したと
 思っているようで可笑しいのですが、この微妙な誤解は、状況を複雑にしそうですね。

 ただ、本気の失恋であれば、普通にショックで落ち込むので、そこまでヤンの気持ちは
 高まっていないのかな? だから「好きになりつつ」あるという表現だったのかも。

 それはともかく、失恋に関する仮説を否定したいと思いながらも、その整合性を認め、
 苦悩を深めるヤンが愉快で、幼女に心配される絵面には大笑いでした゚(*゚´∀`゚)゚

 また、「浮気」や「二股」なんて言葉に動揺して、リコとマキを好きだった時期が
 かぶっているのではないか? とドツボにハマっていたのは、もはや気の毒なくらいです。

 ん~、でも、2人の人を好きになるって、私は経験ないですけど、あり得るでしょうから、
 「二股」というのは気が早すぎですよね、交際しているわけでもないですし。
 そんなことで悩んじゃうなんて、マジメ君だなあ~。

 

 

 

 浮気や二股は最低か?(いや、最低だろ)

 最後の塾へと向かうリコとマキ。
 そこで、2人が恋愛狩人の顔をしていたのは笑いましたが、
 リコは乙女の顔も見せていて、何と言うか、微笑ましくもありましたね。

 リコを見つけた時のナギの顔も、穏やかな喜びの表情で、それを見たマキが
 羨ましそうにしていたのもよかったのですが、ヤンがマキに向けた表情には笑!
 困惑を隠せなさすぎ(^^;

 そして、「不倫」や「浮気」「二股」なんて言葉を聞くと、様子がおかしくなるヤン。
 「ヤンさんは一途ですもん」と、なぜか誇らしげに考えているマキは、
 彼がリコのことをずっと好きだったと確信しているから、そう言っているわけですよね。

 ところが、様子のおかしな彼を見て、マキが認識の変更を迫られていたのには、苦笑い。
 まあ、実際に彼が二股かけたわけでもないので、気にしすぎなのですが。

 ちなみに余談ですが、今私がプレイしている『WHITE ALBUM2』というゲームは、
 まさに浮気をテーマにした恋愛物語になっていて、興味深いです。

 そういえば、アニメでナギ役だった水島大宙さんが、そのゲームの主人公を演じていて、
 要するに浮気する役だったり・・・いや、浮気ルート素晴らしかったですよ(誤解を招く表現)
 まだ途中ですけど、真面目に良い作品です。(アニメ版の第1話は無料で観れます

 それはともかく、マキとヤンの関係が、ヤンの妙な自責の念からおかしな方向へ流れそう?
 浮気や二股の恋愛研究がはかどりそうですね(ォィ
 なんて期待しつつ(するなよ)、今後も楽しみです!

 

◆ まんがタイムスペシャル 感想

 


◆ まんがライフ 感想

2017年08月23日 | ◆4コマ誌⑤ まんがライフ

2017年10月号

 

 表紙は、浴衣姿のミカちゃん!
 目の前の「夏の音」を聴きつつ、タローくんに「しー」をしているのが面白い。
 他、最終回やゲスト、2本立て作品などなど、色々です。

 

 

 今月の「匂わない少女で賞」は、『大神先生は鼻がキく』より、阿武隈ゆりさん!

 

 1年5組の阿武隈さんは、匂いがしない?

 匂いに敏感な大神先生は、今回も様々な匂いに翻弄されていて面白いのですが、
 柴くんと同じ保険委員の阿武隈さんに関して、何やら不可解なことが・・・

 柴くんによると、クラスでいつも1人でいるらしく、近づくと逃げてしまうのだとか。
 人を避けているようですが、空手の県大会で準優勝するほどのアクティブさ。
 なぜ彼女は、1人でいるのかが気になる所です。

 大神先生が近づいても逃げてしまい、しかも何も匂いがしないという不思議な少女。
 といった感じで、オオカミ先生も困惑していましたけど、得られた情報を考えると
 わかることもある気がします。

 例えば、空手をしているため道着が汗臭くなる ⇒ 匂いを指摘されて過度に気にする
 ⇒ 過剰な消臭をする(なので匂いがない) ⇒ それでも匂いを気にして人を避ける
 なんて所でしょうかね。

 いずれにせよ、それで1人になってしまうのは本意ではないでしょうから、
 何とか、悩みを解決する方向へ話が進んでほしいものです。

 

 

【最終回!】

●すずなの恋 (あづま笙子 先生)

  

 コミックス3巻は、9月27日発売! ・・・ですが、最終回!!

 しだいに2人の関係も深まりつつある中、海水浴へ行くすずなさんたち。
 そこで何かしらの進展があるやなしや? な最終回となりました。

 すずなさんとかりんさんの水着姿も素敵で、見事なテコ入れ・・・って、最終回なのに!
 しかも、すずなさんはワンピース型でありながら、中はビキニというから、涼城くんも
 動揺していて可笑しかった。

 それにしても、かりんさんと吉野くんの関係も気になっていましたけど、
 ここで、その進展が明かされていたのは、めでたいことでありました。

 そんな2人が2人で帰ってしまうと、残されたのは、すずなさんと涼城くん。
 帰りのバス待ちの時間、出会った頃のことを思い出すすずなさんでしたが、
 そこから、しだいに仲良くなっていったことを考えています。

 色々ありましたけど、男子が苦手で近づくことさえできなかったすずなさんが、
 涼城くんとの関わりの中で少しずつ変わっていった過程こそが、本作の見所であり、
 面白味になっていた部分でしたね。

 だからこそ、彼の存在が大事なってゆくのは自然なこと。
 その結実となる言葉が、ここで自然に出てきていたのは、祝福すべきことでしょう。

 それでも逃げ出してしまうすずなさんを、追いかけて言葉をかける涼城くん。
 大切な気持ちを伝えて「逃げないで」と言っていたのが、やさしく爽やかでありました。

 そこからの2人の進展には、こちらが恥ずかしくなるような思いでしたけど、
 初々しさが微笑ましくて、これまでの時間を思うと感慨深さを覚えるほどでしたね。

 などなど、海水浴からの進展模様が、シメにふさわしい最終回。
 そんな余韻に浸りつつ・・・ 楽しませていただきましたー!

 

 

【ゲスト作品】

●花咲さんと葉山くんは今日こそ告りたい (瀬川あべる 先生)

  

 互いに想い合いながらも、踏み出せない男女のお話。

 【主な登場人物】
 ・葉山葉一  : 花乃さんのことが世界一好き。 でも想いを伝えられない。
 ・花咲花乃  : 葉一くんのことが世界一好き。 でも想いを伝えられない。

 葉山くんと花乃さん、お互いを好きで告白したいのに、いつもうまくいかない。
 そんな2人の姿が面白おかしく、時に微笑ましく描かれる4コマ作品です。

 好きな気持ちが大きくて、告白しようと意気込むものの、
 タイミングが悪かったり、邪魔が入ったり、誤解があったりして、
 告白にまで至らない様子が可笑しな2人。

 花乃さんが友人に、告白の練習をしていたら、それを葉一くんに見られてしまい、
 思いっきり誤解されていたのは愉快でしたけど、葉一くんが涙目になっていたのは、
 彼女への本気度がわかって、良い感じでした。

 最後も、少しいい雰囲気になったのに、母上が通りかかったことで台無しな所が
 面白かったりと、2人の関係のもどかしさが楽しい内容になっています。
 これは進展模様も気になりますので、再登場に期待です!

 

 

【8月28日、『極楽フリテンくん』発売!】

●新フリテンくん (植田まさし 先生)

  

 無人島に漂着者!? ・・・それがアリというのが、救いなのかどうなのか(^^;

 【強盗】銀行を襲おうとしている男と、それを止めようとする弟分。
 兄貴分がストッキングで顔を隠すも、銃はモデルガンなので弟分は無理だと述べます。
 しかし、兄貴分は対策を講じて・・・と思ったら、まるでダメダメな対策なのが愉快!

 【優勝カップ】ゴルフで優勝した女性プレイヤーさん、「ぜったいとりたいカップ」
 だったと喜んでいましたが、その理由が「カップ」違いという所が可笑しいネタでした。
 そんなことのために!? というのが(^^;

 【漬け物石】家の塀の前に置かれた石を見つけた旦那さん、つけ物石によさそうと
 家に持ち帰りますが、実はその石、別の用途で使われていた物だったのが面白かった。
 一見、何でもなさそうな物が、役に立っているという視点の違いが興味深いですね。

 【名パイロット】着陸態勢に入った旅客機でしたが、車輪が出ないトラブル!
 そこで胴体着陸を決行する機長が、さすがでありました・・・けど、そこから
 とんでもない挑戦をしようとしていたのは大笑゚(*゚´∀`゚)゚ パンクな機長さんだ!

 などなど、今回も様々なネタが秀逸でありました。
 最後の【意気投合】も、風刺ネタと思わせつつ、わが身を顧みる構造になっているのが
 お見事でしたね・・・なんて考えつつ、今後も楽しみです!

 

 

【その他】

 まんがライフWIN 『姫のためなら死ねる』は、定子様の香が変わって・・・?
 そこから、清少納言も自分で香を作って、定子様に贈ろうと考え、“お母さん”に
 教えを請うていたのは笑! でも、何だかんだで定子様とラブラブじゃないですかー!

 

●スパロウズホテル (山東ユカ 先生)

 仕事のシフトが組めない状況に、本社にヘルプを頼む主任。
 やって来た尾根賀ひかるさんは主任の同期で、この場所が最初の配属先だったこともあり、
 頼りになりそうでしたが、省エネタイプな所が「ユニーク」な人物でしたね(^^;
 いわばナマケモノな尾根賀さん、その手綱をにぎる主任の存在が、さすがでありました!

 

●眠り姫と起こさない王子 (渋谷一月 先生) 

 今回、2本立て! 1本目はアルカネットさんの国へ旅行に行く王子と姫。
 海の向こうなら魔女も出てこないだろうと考えていましたが、何やら不穏な影が・・・?
 そんな中、もてなされるミント王子とラベンダー姫だったものの、アルカネットさんも
 ラベンダー姫について知らないことがあって、そのあたりの齟齬は気になる所でしたね。

 2本目は、3人で観光へ行くことに。
 そこで、アルカネットさんが魔法について説明し、今の魔法はスゴイものでもない所が
 面白かった・・・とはいえ、魔女は例外で、さっそく姫を狙ってくるものの、王子の活躍で
 事なきを得つつ、アルカネットさんが魔女の“誘惑”をはねのけていたのが、頼もしかった。

 

●アスクミ先生に聞いてみた (後藤羽矢子 先生)

 2-A木元伊代さんの相談内容は、彼氏の読んでいるエロ本がキモいというもの。
 アスクミ先生にすれば「別にフツー」な内容の本ですが、木元さんには受け付けられない。
 そうした価値観の違いが「キモい」という言葉で言い表されていたのは興味深く、
 その根本にある原因について、先生が語っていたのは納得です。

 

●わくわくワーキング (おーはしるい 先生) 

 みおさんと中野くんが話しているのを、ぼ~と眺める高沢くん。
 どうも、2人が仲良くしているように見えるらしく、もやっとしていたのが面白い。
 こんな高沢くん、珍しいですからね。 いわば無自覚に嫉妬しているわけですけど、
 だからこそ、みおさんに積極的に近づいて行っていて、ニヤリとする展開でありました!

 

●お姉ちゃんが来た (安西理晃 先生)

 一香さんの元の父親は、どんな人だったのか・・・?
 現在の父上、つまり朋也くんの父親の誕生日という事で祝うことになり、一香さんも
 張り切って準備に勤しんでいますが、朋也くんは彼女の「本当のお父さん」を気にしてます。

 けど、その話題に一香さんが怒っていたのが印象的で、何か事情がありそうで気になりますね。
 でも、今は今の家族があることは、一香さんだけでなく朋也くんも同様で、それが素敵です。

 

 

【新人4コマ杯 7月期月間賞】

・屋上のひととき (山内かひろ 先生)

 

 ワルに憧れる少女と、クラスいちアホな子。

 【主な登場人物】
 ・小元トモコ  : ワルに憧れる高校1年生。 高校デビューに失敗してぼっち。
 ・阿方なこ   : クラスいちアホの子。 顔はかわいい。

 そんな2人が、屋上でやりとりをする様子が面白おかしな4コマ作品です。
 トモコさんがカツアゲしようとしても、何のことかわかっていないなこさんの反応が
 愉快だったり、なこさんのアホっぷりが良いボケになっていますね。

 選評にもある通り、アンバランスな2人が可笑しくて、その点に面白味がありそうです。
 つづきに期待しておきたい所!