五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがタイムきららミラク vol.5 感想

2011年11月17日 | ◆4コマ誌⑩ 不定期購読誌

まんがタイムきらら 1月号増刊

 Manga_time_kr_miracle_vol05

 vol.1 vol.2 vol.3 vol.4

 

 今回の「うらやま・・・けしからんで賞」は、『おきまりラブ』より、男子シチュエーション妄想!

 Manga_time_kr_miracle_vol05_p100

 雨の日の王道・相合傘。 みのるさんの妄想は、いつも通りに乙女チックで可愛らしい・・・

 そして、ゆずるくんもいつも通りでコレですよ(;´∀`) 伝説の「あててんのよっ」キター!

 うん、欲望に忠実でよろしい。 というか、これを女子の前で披露できるみのるくん、さすが。

 

 

 

●Lisa Step! (奄美あまゆ 先生)

 Manga_time_kr_miracle_vol05_p061 Manga_time_kr_miracle_vol05_p070

 リサ先生、日本のお祭りを堪能するの巻。

 ・・・といっても、一応お仕事で、生徒たちがハメをはずさないよう見回りを、とのこと。

 

 メガネの美兎先生なんかは「教師と言う立場をわきまえて」なんて言ってますけど、

 本人もバッチリ浴衣でキメちゃって、意外と楽しんでいるのが面白い。

 もちろんリサ先生だって、葵先生といっしょにお祭りを楽しんでます。(いいのか?)

 でも、途中で迷子さんをひろったり、ちゃんと見回りしている様子が微笑ましい。

 

 リサ先生は金髪碧眼ゆえに英語で話しかけられたり、こあ先生は子供となじんでいたり、

 千鶴先生は美術教師の本領を発揮していたり、それぞれの個性がくっきり出ているのが、

 キャラクターを把握するうえで、よい展開でしたね~。

 そして何より、和太鼓! リサ先生のさらし姿が艶めいていてステキでありました!ホレる!!

 

 最後もキレイに、みんなで花火! ゆったりとなごめるシメでした。

 教師物語なんですけども、出てくる先生たちの特徴がはっきりして、

 なおかつ優しさのある雰囲気がとても良い感じ。 読んでいて楽しいんですよね~。

 そんな感じで、今後も楽しみです!

 

 

 

●となりの魔法少女 (七葉なば 先生)

 Manga_time_kr_miracle_vol05_p107 Manga_time_kr_miracle_vol05_p110

 ついに「魔法少女」であることが知られてしまったあきさん。

 なんと、ここから急展開!?

 あきさんが変身して、“悪の科学者”と戦うバトル物語になってしまったー!!??

 触手(?)に襲われるけぇさんを助けるため、魔法少女として戦うあきさん・・・

 さあ、これからどーなる!

 

 ・・・なんて話が面白かったんですけども、

 今回は、けぇ&宇佐との仲を深めるあきさん。

 あきさんの能力を確かめるウサさんのハチャメチャさが楽しかったんですが、

 彼女は聖書を引用して、魔法の危険性について真剣に考えている模様。

 これじゃあ友達になるなんて無理だろうか?

 と思いきや、けぇさんの優しさあふれる考え方が、そんなウサさんに影響を与えていたりと、

 この2人の関係もなかなか面白いものでした。

 

 あきさんも、あだ名で呼び合うことに感激している姿が可愛らしかったりで、良い感じ。

 さて、ここから魔法少女の友達作りはどうなってゆくのか・・・ 今後も楽しみです!

 

 

 

●にじげんめのうた (川井マコト 先生)

 Manga_time_kr_miracle_vol05_p153 Manga_time_kr_miracle_vol05_p164

 感動の最終回!!

 動画投稿サイトで熾烈な争いをくりひろげる少女たち。(ちと大げさ)

 “真鯛”こと、マリさんの勢いはとどまることを知らず、ハルさんたちは下位。

 

 しかも、ハルさんたちの調子が上がってきたところで、攻勢をかけてくるというタイミング。

 間違いなく、“真鯛”はねらってきてますね~、という展開。

 でも、ハルさんが少し天然入っていて、ちょこちょこ外したこと言うのが面白かった(*゜´∀`゜)

 そんな彼女ですけども、根は負けず嫌いのがんばり屋。

 さあ、ここからどうなってゆくのか・・・ というはずなのに最終回!

 

 最後は、「見る側」から「発表する側」になる大変さと、その喜びという両面が描かれていて、

 なかなか興味深いし、楽しい物語になっていたのではないでしょうか。

 これで終わりはもったいないよな~、と感じるほどに。

 マリさんとハルさんのやりとりも、“怨敵”というよりは“好敵手”という雰囲気だったのも、

 感じがよいシメになっていましたし、何よりも「楽しい」を動機にして挑戦し続ける姿勢に、

 私は感じ入るものがありました。

 

 今はまだ再スタートを切ったばかり。

 これからも“負け続ける”ことになるでしょうが、それでも戦い続けるのは、楽しさがあるから。

 悔しい思いをバネにして、「楽」の感情を燃料に、走り続ける少女たち。

 私はこの物語のつづきを、もっと読んでみたかった・・・と感じて仕方ありません。

 川井先生は次回作で登場とのことなので、今度はそちらを楽しみにしておきます!

 本作品も、楽しませていただきましたー!

 

 

 

 

●びぎなーず9 (白滝キノコ 先生)

 Manga_time_kr_miracle_vol05_p205 Manga_time_kr_miracle_vol05_p209

 こちらも最終話!!

 最後は試合で大あらわ。

 しかし、即席野球部ではどうにかなるわけもなく、野手はエラーの連続!

 せっかくの投手・霧山さんの実力でも、点をとられまくりの展開であります。

 

 さらに、問題は前回でも出ていた霧山さんの性格。

 でも、そんなところも主人公・たまさんの前向きさで、なんとかカバー?

 という流れではありますけども、それでも「無駄な努力ってあるのよ実際、残念ながら」

 なんて言っちゃう先生の言葉が、残酷に現実を言い表しています。

 そこに、霧山さんが反論しているのは、なかなかよかったですね。

 先生もある程度わざとでしょうけど、こうした「現実」の描き方も見事だった気がします。

 

 「気力だけで野球やっても勝てない」

 そんな霧山さんの言葉が刺さる帰り道でしたが、でも最後に山にかかった霧が晴れる瞬間、

 なかなかステキだったのではないでしょうか・・・?

 短い時間で描かれたため、メンバー1人1人の個性が発揮できなかったこともあり、

 こう物足りなさも感じてしまうわけで、そうした意味でも終了が残念な作品。

 白滝先生えがくキャラクターたちの躍動感あふれるテンポよさが、魅力的だったこともあり、

 もっと読みたかったですね。 そんな風に、楽しませていただきました!

 

 

 

 このほか、『前から2両目』『るーてぃんルーティン』『ルンルルコミュニケーション』なども

 終了しておりますが、前号vol.4の感想にてレビューしたばかりの作品ですので、

 長文は遠慮いたしました。 いずれの作品も、楽しませていただきました!

 

 

・Good night! Angel (柊ゆたか 先生)

 あやめさんの干渉をふり切ることに成功し、高校生活の仕切り直しを始めたゆりっぺさん。

 髪型変えてはしゃいじゃったりしてますけど、そこへ新たな脅威が迫る!? ナゾの2人組に

 襲われて、やっぱり「普通」になれない面白さ! 新人物たちを加えて、楽しさUPですね!

 

・桜Tric (タチ 先生)

 今回、優さんのお姉様・美月さん登場! メガネの生徒会長なのに、妹にメガネ壊されとる。

 しかし、春香さんと優さんの関係をあやしんでいるあたり、ただ者ではなさげでしたが・・・

 もしかして春香さんにときめいてるのん? しかし、毎回チュッチュする娘たちだな!H!(ぇ

 

・メラン・コリー (西瓜割 先生)

 あれれ~?知らないお姉さんが出てきたよ~(バーロー風)・・・と思ったら、光さん!?

 弟くんとの会話から明かされる驚愕の真実! 頼れるお姉さんポジションだった彼女の、

 真の姿がここに~・・・という話で可愛かったけど、皆といるといつも通り。 そして最後ォ~!!

 

・夜森の国のソラニ (はりかも 先生)

 だんだんと夜森のことがわかってきたと思っていたソラニ。 でも、少し気になることが・・・

 そこで夜森のことを知るために、赤衣さんと一緒に尾行する姿が面白いけど、「恋」て(^^;

 真剣なソラニの想いと、夜森の無表情な照れの対比がよい感じ。 だんだん近づいてます。

 

・スイート マジック シンドローム (CUTEG 先生)

 プリンさんを戻す方法をさぐる姉たち・・・ でも、ショコラさんが送った「お目付け役」とは?

 今回登場したキャラメルは、なんともカッコイイ「たらし」なタイプ? 甘子さんはプリンさんの

 彼氏なんじゃないかと思ってますが・・・ という内容が面白く、かつスイーティでありました。

 

・おきまりラブ (teti 先生)

 「teti」は「てち」って読むようです。 そんな今回、雨の日のシチュエーションが盛りだくさん。

 みのるさんのシャツも濡れ、透ける肌色なまめかし。 おっと、ゆずるくんの視線がアヤシ?

 まあ彼はいつも通りでしたけど、男女のシチュ妄想の差異に、面白さがあってよいですね。

 

・前から2両目 (name 先生)

 最終回! 電車通学でウォッチングを楽しむ三葉さん、ジャンスカの魅力にとらわれてます。

 そんな感じで制服姿の女子高生をながめる楽しさと、三葉&百合さんのやりとりの面白さ。

 最後は王道セーラー服の魅力もあって眼福満点。 ラストの2人の姿が微笑ましい・・・

 

・るーてぃんルーティン (パインパ 先生)

 こちらも最終回! しかも、いきなりリンさんがお引越しで遠い所に・・・という展開。

 せっかく仲良くなれたのに、別れが来てしまう寂しさあり。 でも、チャットでのつながりは

 消えないままに、人生前に進んでゆく姿が明るくよい感じ。 パインパ先生の新作も期待!

 

・ルンルルコミュニケーション (さがら梨々 先生)

 こちらも最終回! なのに、変なお姉さんが登場して、いろいろかき回してますが・・・

 このお姉さんのキャラクターがなかなか楽しかったのですけども、いきなり出てきて、しかも

 話がゼオさん中心になっちゃって、何だかカオスなラストでありました。 う~ん、どうでしょ。

 

・Seed (双三ヒロ 先生)

 こちらの作品は、ミラクが毎月刊行となる中で、隔月連載となるようです。 終わりではなし。

 映像メモリーの記録は、「変異前」の地球の風景。 月でそれを眺める2人は何を想う?

 地球の生活も、相変わらずわけわからない世界だし、これがどう続いてゆくのか、楽しみ。

 

 

ということで、ミラクは次号より毎月刊行となるようです。

2012年1月より、「3月号」として新たなスタート!

よって、ここでの感想も、他の不定期4コマ誌と同じ扱いとなります・・・が、

今後は毎月感想書くのが難しくなりますので、どうなるかは未定です。

 

とはいえ、もちろん私は毎月読みます。

今号で終了した作品が5つ!

入れ替わりになる新作はもちろん、連載作品1つ1つも楽しみです。

そいえば、今回は『tune!』が載ってませんでしたけど、告知ありましたっけ?

なにはともあれ、私としては期待が大きい4コマ誌なので、

今後もお付き合いさせていただきます! 長い付き合いになることを願って・・・