午前6時になるところ。
雨上がりで西の空に青空がのぞいております。
気温はなんとプラス5度。
薪ストーブに火を入れました。
さて、
安倍さん国葬で、菅さんの弔辞に世間は絶賛の嵐だった。
引用した「山縣有朋」の歌に皆さん心打たれたのだそうな。
これに「流用疑惑」が登場したもんだから、ネット上は大騒ぎ。
そもそも菅さんの弔辞の一説はこうだった。
>衆議院第一議員会館、千二百十二号室の、あなたの机には、読みかけの本が一冊、ありました。岡義武著『山県有朋』です。
>ここまで読んだ、という、最後のページは、端を折ってありました。
…などというもの。
安倍さんが読みかけだったと菅さんが話した本「山縣有朋」は、実は読みかけではなかったというのだ。
残念なことに、2015年に安倍さん本人がすでに読了していたというのだ。
これについてリテラは、故人がフェースブックにちゃんと書いていると伝えております。
しかもこの歌は、JR東海の葛西敬之会長の葬儀で安倍さんが取り上げたものだそうな。
リテラによると、「安倍氏は今年6月17日、Facebookにこう投稿している」そうだ。
〈一昨日故葛西敬之JR東海名誉会長の葬儀が執り行われました。
〈常に国家の行く末を案じておられた葛西さん。
〈国士という言葉が最も相応しい方でした。
〈失意の時も支えて頂きました。
〈葛西さんが最も評価する明治の元勲は山縣有朋。
〈好敵手伊藤博文の死に際して彼は次の歌を残しています。
〈「かたりあひて尽しゝ人は先だちぬ今より後の世をいかにせむ」
〈葛西さんのご高見に接することができないと思うと本当に寂しい思いです。
〈葛西名誉会長のご冥福を心からお祈りします。〉
そんなことで、菅さんがニッポン中から絶賛された「山縣有朋の歌」は、安倍さんが生前書いた弔辞の「使いまわし疑惑」となったわけ。
そうなると、菅さんが弔辞で述べた「ここまで読んだ」のではなく、葛西敬之会長の葬儀用にと安倍さんが端を折っていたってことにでもなるんだろか?
いずれにせよ、菅さんの弔辞に対する「絶賛の嵐」、ありゃりゃなことになり果てた…
ついでながら、羽鳥モーニングショーで玉川徹さんはこの弔辞について「電通が演出した」と事実とは異なる発言をして大炎上。
テレビ朝日は「誠に遺憾」だとして、玉川さんに出勤停止10日間の処分を発表したという。
あれこれ物議を醸してしまった菅さんの弔辞。
おかげさんで、あっちもこっちもトホホなことになったのでした。
凋落のニッポン国らしい、とっても残念な出来事なのでした…