おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

火葬場建設で大揉めの町もある

2022年10月03日 | Weblog

午前5時半になりました。

曇り空のお天気で、気温はプラス14度。

きょうは曇り時々晴れのお天気、日中の最高気温22度の予想だ。

今週は半ばから、いきなり気温が急降下するそうだ。

紅葉も一気に進みそうなニセコ界隈です。

写真は、

昨日買い求めてきた平べったい桃、蟠桃(ばんとう)桃というそうな。

楊貴妃や孫悟空が食べたとされる中国原産とされる桃、美味です!!

ところで、

札幌の地下鉄南北線の平岸地区に「霊園前駅」があったのをご存じか。

かつて平岸地区には市営の「平岸火葬場」があり、霊園がいまもある。

なので地下鉄開業当時の1971年、「霊園前駅」の名称は至極当然だった。

そこに、テレビ局ができる。

テレビ朝日系「HTB」の当時の社員によると、「焼き場の匂いで夏は窓を開けらなかった」という。

その後、住宅はどんどん増え、1984年「平岸火葬場」は、逃げ出すように札幌市清田区里塚に移転する。

そしてとうとう、住民の意向もあって1994年には「霊園前駅」は「南平岸駅」と改称される。

つまり、そもそも人の住まない土地にあった火葬場は、地域がどんどん開発されて追い出された。

あとから住み始めた住民は、「霊園前駅」では縁起が悪いとか、イメージが悪いとか申して、とうとう駅名から霊園の文字も消えた。

テレビ局も去年、札幌の中心部に移転しております。

そもそも、火葬場は住民の少ないところにつくるものだ。

開発が進んだ札幌平岸のように追い出されることもある、ある意味「迷惑施設」なのだ。

ご当地からそう遠くないある町ではいま、火葬場の移設をめぐって大揉めだ。

山の中にあった火葬場を、町の中心からそう遠くない国道沿いに新設しようとしているためだ。

いまどきの火葬場は匂いもしないけど、こういう施設はできるだけ人の目に触れないところにつくるもの。

「住民の反発はごもっとも!!」と申しておきましょう。