福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

患者

2021-06-25 04:20:37 | 日記
病院からの帰り、福祉亭に立ち寄られたかたが。
すぐには、伝わらなかったその内容。
終いの仕事をしていると、聞こえてきた。
徐々に病が進行している・・と。
さらに深く尋ねる勇気もなく、その現実の厳しさに言うべき言葉を探す。
しかし・・
本当に久しぶりの訪問者が。
お~~~!!
久しぶりの挨拶と、近況。
事細かに、報告が。
生活は、一変。
でも!!
あと半年と言われ、覚悟をしたけれど、こんなふうに元気だと。
新聞も、電話も、TVもない生活を、ジツに良いねえ・・と。
え??思わず聞き返したのですが。
そして、引っ越し先の街区に開設された居場所のボランティアをするように登録したの・・と。
89歳。
福祉亭の最高齢のボラさんは、86歳。
これは、福祉亭の負け~~。
朗らかなご性格が幸いしているのでしょう。
変わることなく、目をキラキラさせてお話される。
福祉亭の定食も、ほめてくださる。
メニューの肉巻きの豚肉に火が入らず、随分苦労しましたから、内心、やったね!・・でした。

そうそう、TVで、ガン患者さんたちの居場所づくりのハナシが放映されていた。
ボラさんたちみんなが、それぞれガン患者。
ここに居ると、ガンという病気が特別な病気ではないって、分かるんです・・と。
あなたは、何ガンなの?って言うのがフツウの会話・・と。
食事づくりを、みんなでする明るい空気が、画面から。
もちろん、お別れをするかたも、出てくることでしょう。
でも、一生懸命にみんなと生きた、その時間がどれだけの支えになっていることか。
画面のみなさんは、目には力が、顔に笑顔が。
患者ということを忘れさせます。


コメント
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