ガラスびん応援隊ツアー、愛知県にある『石塚硝子株式会社岩倉工場』を見学に行ってきました。
ガラスびん協会主催、石塚硝子株式会社さん全面協力の応援部員による工場見学シリーズは、ガラスびんの溶解炉を見せていただくのはお約束。
今回は使用していない溶解炉にも入らせていただくという貴重な体験でした。
エントランスでは津軽びいどろの工芸品達磨さんがお出迎え。
青森県の工芸品として人気の高い「津軽びいどろ」も石塚硝子だそうです。
石塚硝子さんはガラスびんだけでなく、ガラス食器も国内シェア50パーセント以上占める企業さんでいろんな事業をされています。
創業文政2年(1819年)。現社長は6代目!
工場は岩倉だけなく、姫路と福崎にあります。
などなど、ガラスびんはもちろん、いろんな技術を持って、ガラスびんだけでなく日本のいろんな工業技術を持つ石塚硝子の岩倉工場の敷地は東京ドームの約4倍。
広い敷地の中でいろんな事業をしているので、一か所でいろんな事業を見学できます。
ISOもいろいろ取得されていました。
この日はびんむすめトラックが来て製品を集荷してましたので、記念撮影もできました。
春にいちご狩りでお邪魔した小泉農園のジャムびんむすめさんの前で記念撮影
びんむすめトラックは全国を走ってますよ~~。
出会えたらハッピー
イザ、溶解炉へ!
ガラスの原料を溶解する溶解炉をのぞいているところです。
ガラス原料は1600℃前後で溶解で溶解されます。
ガラスびんが生まれる瞬間!
ガラスびんのもとが成型され、ガラスびんが生まれた瞬間!
温度調整されたガラスは、1150℃程度でびん一本分のゴブにカットされます。
ゴブは金型に供給され、パリソンと呼ばれるびんの原形に成形されます。
何度か見学させていただいていますが、ガラスびんの生まれる瞬間は感動的!!
ガラスびんが赤いのはまだ高熱だから。
すごい速いスピードで流れていうので写真がうまく撮れません。
目が回りそうなくらい速い~~~。
パリソンはびん形状をした金型に移され、高圧空気でびん形状に膨らませます。
ガラスびんの成形プロセスは2種類
ジャムびんなど口部径の大きいもの。⇒プレスブロー成型
ビ-ルびんのように口部径が小さいもの。⇒ブロ-ブロ-成形
石塚ガラスバーチャルタウンこちらで体験できます。
石塚硝子さんのマークの変遷。
ガラスびんの底には、ガラスが生まれた工場がわかる印が押されています。
そして、食器にはブランドマークが刻印されていますが、その石塚硝子さんの製品であるというマークの変遷が工場内にイラストで描かれていました。
構内が愛らしい絵であふれていました。
最近、街中の工事現場などにも絵など描かれていますが、石塚硝子さんの構内のイラストはかなり以前から導入されていたそうで、ガラス食器のリーディングカンパニーであるというだけでなく、よい構内環境づくりもリーディングカンパニー、パイオニアなんですね!
ラムネびんにラベルを貼る作業。
まるでバッティングセンターの高速のボールのようにビュンビュン飛ぶように流れます
木村飲料さんのラムネびんでした。
ラベルはプラスチックを巻く方式。
エアーでカラダのチリやホコリを飛ばして、いよいよ、食器部門を見学です。
石塚硝子のブランド「アデリアグラス」は、ガラス食器を代表する信頼のブランド。
こちらはガラス食器は石塚硝子さんの機密でもあるので詳細はアップできません。
ガラスびん以上に複雑なガラスのグラス類。
グラスのできる過程も見学させていただきました。
基本的にはガラスびんの工程と一緒ですが、デザイン性がより複雑になるので企業秘密みたいなのがあるわけですね。
ガラスって奥が深い~~~。
ガラスびんをみると、ついつい、これはどこで生まれたびんかな??
とガラスびんのお尻をチェックしてしまいます。
この色で何のガラスびんの元の商品がなんだったか私はわかりました。
3R=リデュース、リユース、リサイクル
ガラスびんはリサイクルされて新しいガラスびんに生まれ変わる(リユース)のですが、その原料となるカレット(リサイクル)の状態がこの写真。
カレットに珪素などを混ぜて、新ガラスびんとなってまた市場に流通し、皆さんのもとへ届きます。
ガラスびんはフィルムや紙のラベルが巻かれているものもありますが、牛乳びんのように直接びんに印刷されたものもあります。
その印刷を人の手でひとつひとつされていました。
仕組みとしてはガラスびんにステンレス印刷されたのち、600度ほどで焼くことで手で触っても落ちない印刷になるそうです。
シルクスクリーンの要領で、ステンレススクリーンとなるという理屈。
印刷した後に再度ガラスびんを焼いているというのにびっくり。
あの人気飲料や人気企業のノベルティなどで使われる企業名入りのガラス食器の多くも、ここ石塚硝子の岩倉工場で生まれているそうです。
ガラスびんとして完成してからも、600度で焼いてもなんともないんですね!
だから牛乳びんプリンが流行したんだ!と今更ながら納得。
ガラスの材料を1500度前後で溶解するわけですから、600度ではビクともしないんですね。
とにかくすごい!
ガラスびんもガラス製品も大好きですが、美しいガラスを作り上げるのは大変で複雑な工程を経ていること思うと、ぞんざいに扱うなんてできないと思います。
リサイクルできることの大切さ。
ガラスはリサイクルできます。
そして、食べ物や飲み物を美味しくいただけるのもガラスびんやガラス容器ならでは!
ということに感謝してガラスに接したいと思いました。
同じものでもガラスとプラ容器では味が全然違うんです!
SPECIAL THANKS!!!
石塚社長、岩倉工場長稲本さん、本木さん
工場をご案内くださった吉田さん、笹田さん、中山さん、織田さん
ほか石塚硝子の皆様
ガラスびん協会様。
石塚硝子株式会社本社&岩倉工場
〒482-8510 愛知県岩倉市川井町1880番地
TEL: 0587-37-2111
FAX: 0587-66-2668
もっと、もっとガラスびんを愛そう
日本ガラスびん協会 http://glassbottle.org/
click
http://glassbottle.org/glassbottlenews/ouentai
ガラスびん応援隊はメンバー募集中!
ガラスびん応援部ツアー☆石塚硝子工場見学ダイジェスト&目次
ツアーのダイジェストとまとめの目次です。
石塚硝子さんでは梅酒びんも作ってますよ。
母もよくこのびんを使って作ってました。懐かしいなぁ。
日本製の梅酒ビン(果実酒ビン)です。【日本製】 アデリア 貯蔵瓶 A型5号 4L 梅酒びん(果... |
★1個販売★ペットボトル型貯蔵びん2Lノッポさん【果実酒びん/保存容器/梅酒/梅シロップ/梅酢ド... |