帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

天井のクロス張り

2024年05月12日 | 増築&リフォーム、DIY、手作り等 

依頼リフォームの続きです。

仕上げ作業に取り取りかかっている翔ですが、 今日は天井のクロス張り。

場所は2階の一部屋と廊下及び階段上 & 1階の和室天井、やはり同階の玄関と廊下になります。

いずれも、既存のラミ天を壊して新たに造り直した部分です。

 

昨日購入した壁紙の長さは35m。

和室6畳で大体12m、 それが2部屋で、24m それ以外で 大体8~10m と計算してあります。

 

朝の8時に家を出て、現場に着いたのは9時半くらい。

 

今日の助手は家内(笑)

天井張りは、一人で出来ない事は有りませんが、二人作業の方が早いし、適切かつ綺麗に出来ますので。

 

僕の場合、こうしたクロス張りはノリ付き壁紙を使う事が多いのですが、今回は普通の壁紙からの作業になります。

よく行くホームセンターのジョイフル本田では、機械で紙にノリを付けてくれるのですが、そのまま24時間持たせることが難しく、

今みたいに乾燥していて+比較的気温が高い場合は、当日の朝に造ってもらって、その日のうちに貼らねばならないので、

そんな不安定な状態で追われて作業はしたくありませんから、現場でのり付けします。

まずは、部屋を片付けて掃除機を掛けると、その上にシートを敷き準備OK!。

生ノリをトレイに出して、張る長さより+40cmほど長めにカットしたクロスをひっくり返し、壁紙の裏面に満遍なく塗布していきますが、

粘度が高いのと全体に満遍なく塗布するので、結構時間が掛ります。

この作業はとにかく面倒くさい 

6畳和室二つ分と、廊下等を張るので、長さ的には35mの壁紙ですが、今回は大体9000円位と紙だけだと安い。

ただ、12㎡分のノリパック+一応予備に5㎡?用のノリの合計三つ+ローラセットと壁紙5点セットを購入したら、トータルで1万6千円超えてしまいました。

15mノリ付き壁紙の価格が6800円くらいなので、正直言って価格の差は余りありません。

 

さて、ノリを塗った壁紙をZ状に折りたたみ、 それを3セット用意して貼り始めますが、まずは部屋のど真ん中に張り付け。

なぜなら、壁紙が96cm幅で、 部屋の天井幅は約2.65mなので、 角から張っていくと片側に壁紙が寄ったような感じになります。

 

それがみっともなくてイヤですから、真ん中をまず施工して、次に左右を貼って行きます。

重なり幅は大体8~10cmくらい。

張り始めが肝心なので、レーザーでセンターを出して、そのセンターから48cm横の処に鉛筆で線を引き、それを基準線にして張る。

 

一人作業だと、この張り始めの処が難しくて、結果として斜めに壁紙が張れてしまったりして非常に格好の悪い事になる事が多いんです。

それを防ぐ方法が無い訳では有りませんが、一日で天井全てを終わらせるには、やはり二人作業が必要。

息子と違って人件費?が無いので、お財布にも優しいし(笑)

 

そんなわけで、一枚目を丁寧に張ると、隣を張って重なり部分をカット、合わせ目をできる限り直線的にして綺麗に仕上げますが、2mの定規を使っても途中でカッターの刃が引っかかったり、定規が少しズレたりします。

乾くと壁紙が縮むのもまたしかり。

ほんのわずかですが水色矢印の様に、接合部に開きが出たりすることも当然有ります。 

本少し0.2mmていどの隙間でも、写真のように見えるんですね。

 

これは乾いてきちんと張り付いた後に、 壁紙ジョイントコーキングを塗布することで対処します。

 

このコーキング処理ですが、施工するとおすると見た目の接合部分が全く判らなくなるのと、もう一つはこの接合部分から壁紙が剥がれてくるのを防止する意味もあります。

クロス屋さんはとにかく早く仕上げて次の仕事しなければならないので、張り放ちが殆ど。

ジョイントコークを使わないことが多いですが、自分の場合は、必ずやります。

技術屋なので(笑)

 

余談ですが、壁紙は幅が1m近いので、張り付けていく過程で必ずエアが入ります。

撫で刷毛で、できる限りエアを押し出しながら張るのですけど、どうしても 残る部分は残るわけで、

特に中央付近のだと、いくら頑張っても抜けてくれません。

こんな時は エアが入って膨らんでいる部分にカッターの先端を挿し、エア抜きを作ってあげることできちんと張り付けできます。

 

二枚のクロスの接合部分はカット後に、ジョイント部分をローラで押しつけて二つを接合します。

 

天井収納階段は、この後枠が付きますが、まずはその部分までクロスを廻して張り付けて、乾燥後に余計な部分をカットします。

天井の回り縁などの突き当たり部分は、ヘラでクロスを角の奥まで張り付けて、そしてその角部分に余った壁紙(切り捨てる余り部分)の方から

指で押して張り付けます。

簡単に言うと、壁紙は乾くと縮みますから、縮んだときに回り縁の突き当たり部分から壁紙がわずかに離れて隙間が出来てしまうんです。

なので、ノリが乾く前にできる限り角の方に押し込む事で、乾燥後に縮んでもみっともなくなるのを防ぐんです。

まあ、隙間が出来たとしても、最終的にジョイントコーク処理しますから、余り神経質になる必要は無いのですが、これが部屋の垂直壁のコーナーなんかだと、

角がぴっちりと接着出来ずに、紙が縮んだ分R状になってしまうという、非常にみっともないことになりますので、

こうした押し込み的な作業は絶対に必要になります。

 

まあ、ここでゴタゴタ書いているより、 Youtube等で壁紙やさんが紹介しているのでそちらを見た方が

判りやすいですけど。

しかし・・・・・今はいい時代ですよね~、 素人でも、知識のある方の知恵とか技を、動画で、しかも無料で学ぶことができるのですから。

自分が色々な経験をして来た時代はYoutubeなんてのは当然に無くて、全て自分の体験や経験を積み重ねるしかありませんでした。

 

ちなみに、Youtubeで、砂壁にシーラーを塗って壁紙を貼り付けて、こうすれば砂壁にもクロス張れます!

見たいな紹介をしている動画がありますが、実際は絶対に張れません。

 

いくらシーラー処理しても、表面を固めても、絶対に平面にはなりませんから、砂の粒の上にノリを載せて張り付けてるのと同じとなり、 

数ヶ月程度は持つかと思いますが、一年もするうちに、変化する湿度と気温で壁紙が伸縮することで、その砂粒の上のわずかな接着が壊れます。

すると、角の方から剥がれ初めて、その後は崩れるようにして剥がれて剥がれていきます。

これがメッチャメチャ汚い・・・・・・・・ マジで。

 

「出来ました~~!!」と動画紹介して居られる方がいますが、 あくまでその時だけの話ですので、やらない事をお勧めします。

 

さて、二階の西洋室(元和室)の天井が終わると、次は二階廊下と怖いのは階段上天井の壁紙張り。

それが終わると一階に移動して、 和室の天井を手がけますが、ここで丁度お昼になりましたので、家内に買ってきてもらった弁当でお昼。

 

時間が無いので休みを取らずに、二階廊下と階段天井を終わらせるとすぐ一階和室にとりかかります。

2階廊下

階段天井部分

 

1階に移動して、部屋の雑物を移動して清掃。

すぐに天井を施工。

続いて玄関

廊下

最後は洗面所前の天井。

 

でもって、ペイント処理以外で、クロスを張る予定の天井部分はほぼ全面終了。

時計を観ると時刻は4時45分。

 

たったと片付けて、車に乗りますが、冷蔵庫にビールがなかったよな~~~  

というわけで、帰宅途中にある酒屋さんに寄って帰る翔でした。 

 


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