帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

すこしずつトレーニング

2023年02月28日 | Weblog

外に出た途端に、熱いくらいの太陽光。  

とくれば、じっとして等いられないのも僕。 

 

昨日に続いて、今日も昼休みにMTBにて軽く(10kmほど)トレーニングしてきました。

*ただし戻ってから花粉で大変でしたけど  笑

 

トレーニングするに適したシーズンがやっと始まりましたので、わずかな距離ですが本当に気持ちよく、

流しているだけで幸せな気持ちになります。

 

霜一面真っ白! あんつ~中を走りたくも無いので、やってなかった朝のランニングもそろそろ開始。

続けて朝の基礎筋トレをして、そしてお昼休みのMTBラン、 なんせディスクワークなので脚が一番弱くなります。

仕上げに週一のハード筋トレ(ジム)で、ガシガシと身体に負荷を目一杯かけて、

やがて来るウインドシーズンに備えます。

 

いよいよ明日から3月に突入ですが、海の上をぶっ飛べるシーズンまで、後2月くらい。

ボヤボヤしてると、あっというまにその時が来てしまい、 それから身体を鍛えても遅すぎる。

 

今年はどんな夏になるのだろうか・・・  なんてね、毎年思うんですけど、夏が楽しみで仕方ない翔です。

 

そうそう、MTBのフロントブレーキの油圧システムにエアを咬んだらしく、効きが悪い事に昨日気がつきました。

仕方なしに、エア抜きとブレーキオイル交換兼ねて一セット買いましたけど、

届いたらやらんとな・・・・    と、ウルトラ面倒くさい翔でもあります。(笑)


あるサッカー男子の、ドリブルにおいて相手と接触する回数を減らす研究

2023年02月27日 | Weblog

続きです。

かなりのレベルで書かれている研究文ですが、実はこれを書いたのは小学5年生。

 

ただし、この子はギフテッド。

 

それ(年齢)が判るのは下の図ですが、研究文章の中に ”サイドでドリブルしているイメージで1対1をする。”

という記述にリンクしています。

 

非常に単純&簡潔 

 

 

突破方向は 緑部分=間(あいだ)と書いてあり、 三角形の表示(脚と大地?)は敵選手、 赤の”U”は 1対1のドリブル相手、青○は自分。

この男子が、ゴールに向かって右サイドにいる選手(故に左上がゴール方向)だという事も、図から判ります。

 

縦、横の方向が明記されているので、

研究2の結果
サイドの1対1では、縦の突破数5回、接触した数3回、クリーン突破した数2回、そしてクリーン突破する確率が40%、中に突破する場合は、横の突破数7回、接触した数4回、クリーン突破した数3回、そしてクリーン突破する確率が約29%ということがわかった。

 

というのが、どう動きを取っていくのか?という面でよくわかる。

ただ、実際の試合では進行方向に進みながら左右にジグザグしたりしているわけですが、意志としてどの方向へという面だけを記して、簡潔にまとめてある。

 

考察の

研究2
中へドリブルをすると接触が多くなるのは中へ行くとゴールに近づくため相手のプレスが強くなるからではないだろうか。

中へ(図の左方方向へ)ドリブルすると、ゴール対してストレートに向かうことに近くなる事から、それが緊張状態を生み出すことで、相手の圧力(プレス)が強まるのだろうと冷静に分析しています。
 
 
色々な説明は、こうした図を用いながら、さらにデータを数値化してみることにより、理解しやすくなるのですが、

この子は、すでにこうした独自研究をかなりの量まで積み重ねていて、それがノート等に記載されて分厚い記憶(記録)になってます。

 

この年齢の実能力ですが、小学5年生では、まだ作文の完成形を目指して学校で授業を受けている段階で、

*https://edupedia.jp/archives/18266
 
見た事、聞いた事、感覚的に感じた事を、自分の感情(感想)を交えた表現としてどう文章にするか?
という面で勉強している最中です。
 
いわゆる 文を”作”する基本を学んでいる訳ですが、 この子はすでにそれを遥かに超えてしまい、すでに論文を書けるレベルにまで到達して、そして実際に論文化しています。

 

親の話では、「インターネット等を通じて自分で書き方を学んでいるみたいです」との事で、ギフテッドの持つIQの高さと、それに牽連された能力というのは本当に・・・・・  

 
 
この子は、幼い頃より沢山の物に好奇心旺盛、 何にでも興味を持ち、それを自分なりに調べて理解し、 
このサッカー研究もその一つなわけですが、
 
自然科学的な物は割と情報が多く、簡単な物であるならYoutubeでも実験的な物が多数公開されているし、
すこし高度な物になるといくらでも書物が有ある。
 
何より結果が明確でわかりやすい。
 
そういった物が好きで幼い頃から盛んに観ている様ですが、 ただ、こうした物と違い、サッカーは常に相手のあるスポーツであって、映像を通して好奇心が埋められるのとは大きな違いが有る。
 
結果はその時々で常に変化し、絶対に同じものは無く、そこに”研究としての面白さ”がこの子には有るようです。
 
故に、日ごろから自分なりに色々と研究を積み重ねているとか。
 
 
試合に出るとMVPを貰うのが当たり前の子ですけれど、 他の子に比べて身体が小柄という自分の不利をカバーするために頭(論理)を多用して戦っているのが特徴で、最近プロサッカーチームのジュニアクラスを受けた?(すいません、サッカー関係は全く知らない翔です)とのこと。 
 
結果は?というと、 駄目だったらしい。
 
でもね、これは実に良いことです。 
 
物事は上手く行かない方が、多くの事を学べますから。
 
ギフテッドは知能が140以上が一つの基準で、 一応は吐出した能力を持っていますが、 天才では無いし、
普通の人間でしかなく、特別な存在でもなく、特殊な人間でも無い。
 
単に、 有る方向における能力が少しだけ高いだけのこと。
 
自分がそうでしたから、このサッカー男子の事は良く理解できます。
 
ぜひ、歪まない素直な心でこのまま成長して貰いたいと切に願う 翔です。
 
 
 

あるサッカー男子の、ドリブルにおいて相手と接触する回数を減らす研究

2023年02月26日 | Weblog
昨日の続きです。
 
全体を読んで、中々良く出来ているな・・・・と思うのですが、 学校の授業くらいでしかサッカーをしたことが無い僕ですので、そちらに深く絡んでの事は余り書けないのですが、 この文に関してだけ書いてみたいと思います。
 
読んですぐに気づいたのは、短文ながらも完全に論文の基本的形式を取っています。
 
参照 https://www.kansei-design.com/blog/9points
 
 
幼い部分????や、あれっ!と思う部分も有るのですが。
 
文の書き方としてはきちんと基本に則っている。
 
 
起承転結が文章の中に存在せず、序論(5-10%)、本論(80%以上)、結論(10%)の構成もほぼOK。
 
”目的と結論の整合性が取れていない”という事も無い。
 
 
 
以下、青文字は サッカー男子の文です。
 
練習
ドリブルにおいて相手と接触する回数を減らす研究
 
タイトルで、何に関して書いているのかという事を簡潔に書いてあり。
読み手にはすぐに内容が分かりますのでOK。

概要 ー サッカーにおいてプレーの中では必ず相手と接触をするが自分の場合体が小さいのでフィジカル勝負をすればほぼほぼ負けるのです。
だがドリブルをするときにはどうにかして接触を少なくすることができないかと研究をして1対1の勝率を上げる事に成功した。
今後はもっとレベルの高い相手と戦うことになるので更なるレベルアップが必要だ。
 
重要なのは、概要は”過去における経験や研究をまとめて過去形”として構成されねばならないので、
この概要は、それが本文の研究と供に未来に向かっての方向付けと、最後の結論に結びついて行かねばならない。
故にこの文はOK

1.序論
自分は体が小さいので相手とフィジカル勝負をすればほぼほぼ負けてしまうので、ドリブルにおいて相手との接触を少なくできるドリブルを研究しようと思いこの研究をしました。
 
序論は、本来は”目次”の後に来る物で、かつ本論の前に ”研究の目的を明記して読み手に何の研究をしたのか?”を
簡潔に知らしめる目的がある。
まあ、この文章の場合、 目次が無いのは、全体の文量が少ない事ゆえ、特に目次を設ける必要までは無いと判断したのだと推定できる。
 
 
ここから本文(本論)となり、二部構成になっていまする。
 
研究方法
研究1
安全に相手の・・・・
 
と書くのが正解

2.研究方法
安全に相手の位置をずらすためには何のフェイントが効果的かを調べる
1.ボディフェイント系
2.キックフェイント系
3.またぎ系
4.タッチ系
5.顔や体の向きでフェイント

この1対1でクリーン突破をたくさんしたフェイントを試合で使うようにする。
 
どのような研究をしたのか?を記載し、 実験の項目を並べ、実際に実践(実験)なりをしなければ研究にならない。
いわゆる結論だけ書いてしまうと言うのでは論文でも無くなり、全体を通して意味が無いものになってしまうのだが、
 
この男子は、自分の経験から可能なフェイントを大別してきちんと書いているけど、 サッカーに詳しくない僕には、どのくらいのフェイントの仕方があるのか?は、翔にはよく判らないです。 正直 
 
 
なので、少し調べると、
 
フェイントの種類 https://www.rere.jp/beginners/64317/ より
  • ボディフェイント
  • キックフェイント
  • シザーズ   3のまたぎ系
  • ダブルタッチ  4のタッチ系
  • エラシコ
  • 逆エラシコ
  • 裏街道
  • クライフターン

となっていて、エラシコ以下、クライフターンまでの記載が論文には無いので、 この男子のサッカーレベルにおいて、

現実に実験することが出来なかった(と推測)から省いていると思われる。

ただ、顔や身体の向きでのフェイントという独自?の物で実験されているのは、この男子ならではの試みとして観ると面白い。


       例↓
100回する    突破数    クリーン突破した回数
 
研究によって、どのようなデーターが得られたのか?を、読み手が簡単に理解するための”例”書きというのはとても大事なこと。
 
なので、これが無いままに、そのままデーターを提示するのは、論文としては甚だ幼稚になる。
 
それが、この文ではきちんと書かれていて、ただ、出来れば各フェイントに関して実験を積み重ねたデーター数を、
100と記載してくれた方が良かった。 
 
 
ボディフェイント系 72回 53回
キックフェイント系 46回 36回
またぎ系 36回 24回
タッチ系 42回 13回
顔や体の向き 84回 63回
 
使用するフェイントに対し、 突破数、 クリーン突破 の結果データーがそれぞれ記載され、
”顔や身体の向き”による突破立が高いのは、一目で判るが、 戦う相手の能力も同時に照らし出されているのが、
ここではよく判る。

研究2
 1. サイドでドリブルをしているイメージで1対1をする
 
”ドリブルしているイメージ”という記述が有り、この辺は明確では無いのだけど、ドリブルは常に相手に合わせて
各種のテクニックとして使う方法が流動的に変更される物故、あえてイメージという表現をとっているらしい。
 
というのはドリブルはかなり難しい物らしく、どこまで行ってそれが完成形という物が無い以上は、
実験としては、ドリブルを試みる(イメージ)という表記をするのは、 逆にドリブルの難しさを知っているが故の
ものとして容易に推定出来るだろう。
https://www.sharetr-soccer.com/articles/view/187
 

2.表でクリーン突破(接触をあまりせず突破)数を求める。少数点以下は切り捨てる
       例↓
    縦 横
 
突破数 5 7
接触した数 3 4
クリーン突破した数 2 3
クリーン突破する確率 40% 約29%
 
例は少し判りにくいが、 縦方向と、横方向で突破を試みている事が判る。
本来、原文に有った罫線を、ブログでは書いて無いのですが、 原文にはきちんと表になってます。
 
相手選手との鬩ぎ合いの中で、ドリブルを、縦方向に行うか、 横方向に行うかを試みているわけですが、
縦の突破数を5 横のドリブルの突破数を7として
 
そのうち、接触した数とクリーン突破した数を元にして クリーン突破した確率を出しています。
この数値化というのは非常に重要で、 何をするにも数値することでゴチャゴチャ説明するより明確になる事が多いんです。
 
この文では、データーとして集計が難しいスポーツであって、誤差もあることから小数点以下を求めても意味ないことを理解していて、故に小数点以下を切り捨てているのは正解かと思う。
 
 
これ以降は結論で、実験の結果得られたデーターでも有り、これを持ってどういった結論が導き出されたのか?という事は、誰が読んでも判る用に明快に記していて とても好感が持てる。

3.結果
研究1の結果
いろんなフェイントを一対一でキックフェイント系ボディフェイント系顔や体の向きで相手を抜くのがたくさんクリーン突破をできることがわかった。
研究2の結果
サイドの1対1では、縦の突破数5回、接触した数3回、クリーン突破した数2回、そしてクリーン突破する確率が40%、中に突破する場合は、横の突破数7回、接触した数4回、クリーン突破した数3回、そしてクリーン突破する確率が約29%ということがわかった。
 
文の中に”、”が余り無いので、読みにくいが(かく言う僕の文も怪しいですが 笑)簡潔に書いているので内容は良く分かります。

4.考察
研究1
ボディフェイントなどは相手から離れた位置でするので簡単に接触もせずに抜けるからではないだろうか。
研究2
中へドリブルをすると接触が多くなるのは中へ行くとゴールに近づくため相手のプレスが強くなるからではないだろうか。
 
https://ronbun.carreiraenglish.com/discussion/
考察は、分析の結果を無味乾燥に、自分の感情を入れずに記載するもので、全体をとおして自分の中に得られた物をまとめて、意見を書く物。
 
自分の感情が入るのは禁忌で、結論に対して自分の考え方や方向を出来るだけ簡潔にまとめて読み手に提示される物で無くてはならない。
 
 
 
と、以上、このサッカー男子の書いた、ごく短い”論文”を僕から採点?してみたわけですが、文章全体において余計な言い回しや、飾り、宣伝、感情移入等は無く、
論文構成としての記述や視点、展開等、 内容は至極単純だが完成されていて、レベル的には、大学生くらいから上になっている。
 
スポーツというと、ひたすら練習量を増やし、 根性論ありきのままで、 有る程度の年齢まで来てしまうのが普通。
故に、このように一つのことに主眼を置き、 突き詰めていく事により得られるデーターを元に、自分のために次は何をすべきか?という事を考えるのはかなり高度な事だ。
ある意味、限界においての争いになる、プロレベルに近くなってきて要求される物だ。
 
次につづく、  By 翔
 

あるサッカー好き男子の、 「ドリブルにおいて、相手と接触する回数を減らす研究」

2023年02月25日 | Weblog

まず、この文をそのまま読んで下さい。

*原文そのままです。

 

練習
ドリブルにおいて相手と接触する回数を減らす研究

概要 ー サッカーにおいてプレーの中では必ず相手と接触をするが自分の場合体が小さいのでフィジカル勝負をすればほぼほぼ負けるのです。
だがドリブルをするときにはどうにかして接触を少なくすることができないかと研究をして1対1の勝率を上げる事に成功した。
今後はもっとレベルの高い相手と戦うことになるので更なるレベルアップが必要だ。

1.序論
自分は体が小さいので相手とフィジカル勝負をすればほぼほぼ負けてしまうので、ドリブルにおいて相手との接触を少なくできるドリブルを研究しようと思いこの研究をしました。

2.研究方法
安全に相手の位置をずらすためには何のフェイントが効果的かを調べる
1.ボディフェイント系
2.キックフェイント系
3.またぎ系
4.タッチ系
5.顔や体の向きでフェイント

この1対1でクリーン突破をたくさんしたフェイントを試合で使うようにする。
       例↓
100回する 突破数 クリーン突破した回数
ボディフェイント系 72回 53回
キックフェイント系 46回 36回
またぎ系 36回 24回
タッチ系 42回 13回
顔や体の向き 84回 63回

研究2
 1. サイドでドリブルをしているイメージで1対1をする

2.表でクリーン突破(接触をあまりせず突破)数を求める。少数点以下は切り捨てる
       例↓
 縦 横
突破数 5 7
接触した数 3 4
クリーン突破した数 2 3
クリーン突破する確率 40% 約29%

3.結果
研究1の結果
いろんなフェイントを一対一でキックフェイント系ボディフェイント系顔や体の向きで相手を抜くのがたくさんクリーン突破をできることがわかった。
研究2の結果
サイドの1対1では、縦の突破数5回、接触した数3回、クリーン突破した数2回、そしてクリーン突破する確率が40%、中に突破する場合は、横の突破数7回、接触した数4回、クリーン突破した数3回、そしてクリーン突破する確率が約29%ということがわかった。

4.考察
研究1
ボディフェイントなどは相手から離れた位置でするので簡単に接触もせずに抜けるからではないだろうか。
研究2
中へドリブルをすると接触が多くなるのは中へ行くとゴールに近づくため相手のプレスが強くなるからではないだろうか。
 
 
これについて明日、思うことを書いてみようかと思います。
 

春の香り

2023年02月23日 | Weblog

毎年、春になると楽しみなことがある。

それは、朝の新鮮な空気に混ざる、 水の香りだ。

 

家を出る前は部屋の中でファンヒーターを付けているので、 空気は乾燥しているし、

室内の水分は高温で分解されてしまう。

 

で、出勤のために玄関を開けると、 すぐに肺の中に届く春の息吹。

 

冬という死の世界に、 春が少しずつ送り込んでくる挨拶がそれで、

鼻を擽るそれは、 深呼吸と同時に全身へと広がり、 ささやかで有りながら、大きな幸せをくれる。

冬から春への移行は、この水の香りと供に始まり、 やがてそれが普通になり、特に香りを意識することが無くなると、完全なる春への移り変わりで、証拠でも有り、去りゆく冬へのサヨナラでもある。

 

その後は、大気が暖まり、 太陽は強く輝き、 そして一気に夏に向かって加速していく。

 

夏は香りでは無く、全身にそれを感じ取る季節で、 僕みたいにセイルに身を預けるのが好きな人間にとっては、

この春の香りが連れてくる幸せな感覚が何より愛おしい。

 

 

なんて思いながら、 昨日久しぶりに行ったジムの軽い筋肉痛にも、春を感じる翔でした。 

 


もう一曲 (^^)えへへ

2023年02月20日 | Weblog

太田裕美「カントリー・ロード」 from album "手作りの画集" 1976年 [HD 1080p]

今と違って、一昔前はぶっ壊れたんだよね、車 

でも、その時の車は”まさに機械屋魂”そのもので、 電子制御にすれば簡単な物を、根性で何とかしようと試みていた。

今は何でもかんでもそれで、それどころかモーターそのものの存在自体を脅かしている。

まあ、パワトロニクス(死語?)が専門の一つである僕には特別な事では無い物の、人そのものがプログラムで”制御”されるようになってしまうのは、どうかと思う。

アシストの領域を抜け出てしまう、例えると自動運転等は、物流という方向で大きく発展してもらいたいものだと・・・・

一応は技術屋の端くれの僕は、思うんです 

 


慣れ

2023年02月20日 | Weblog

先週末は雪で、 朝の凍結可能性を避ける為に、親爺の家帰りを一週間程ずらした僕。

でもって、親爺を迎えに行ったわけだけど、例のごとく元気。

 

これで、床に座ったり寝た状態から起きられれば家で過ごせるんだけど・・・

 

と何時ものごとく思ってしまう。

まあ、それが出来ないし、高齢の母親が介助して起こすことなど出来ない故にホームにいるのだけど、

24時間の安心感というのは息子である僕にとっても安心。

今の介護保険を初めとして、お年寄りに対する社会的サービスにはひたすら感謝しかない。

 

で、家に帰ってきた親爺は何するか?というと特にすることが有るわけでは無く、

話をしたり、 家のご飯を食べたり、 昨年の夏に脳梗塞で入院する前と変わらない生活。

時間あるのだから、もう少し運動とか自発的にしてくれたらと思うのだけど、

この年代は 今の高い健康意識等というものが無い世代でも有り、 歩くのにも杖とか補助具を使おうともしないし、

親爺の場合は、特に身体的に何ら問題もなく、ガシガシ朝から畑仕事とかしていたので、その時の自信が染みついてしまい、

意識的に切り替えるという事が難しいようだ。

 

ただ、せっかく家に帰ってきたので、 じっと家に居るよりは良いだろうという事で、

買い物に連れ出した。

年老いた母親にとって買い物は少しずつ難しくなり、なので僕が来た際には普段いけないところや

重い物などの買い物に出ることが多い。

家に一人で居させるのは拙いことも有り、一緒に行くけど、 車で外をドライブ?という感じになるのは

親爺にとって良い刺激みたいで、 景色見ながら色々な話になる。

 

ただ、母親がよくしゃべるので、親爺の話の途中で割り込んできて、 せっかくの話が途切れてしまう。ん~~~~

親爺に話しをさせないと意味ないので、かといって黙ってくれとも言えないので、母親の話が一通り終わると

途切れた部分に戻って話を繋げる。

 

目的の店とかに着くと、「親爺も行く?」と聞くが、 「俺は行かない」という返事が普通で、まあ、今週は春日和で車の中も暖かので特に無理には勧めない。

 

そんなこんなで、2~3カ所所要含めて廻るともうお昼。

母親がお昼作る間、僕は?というと、屋根の補修。

 

近くでリフォームしていた業者が、 実家の屋根の瓦が一枚ズレていることを教えてくれて、

実際に上ってみたところ、確かに一枚だけ定位置より3cmほど下にずれていた。

 

上の瓦にまだかかっていたので、雨漏りこそ無かったけど、そのままにしているのはまずいので、補修。

バケツの水を持っていき、ずれた瓦と重なり部分を水で洗うと、乾燥。

そのうち、下から母が呼んだのでお昼。

 

食べ終わると作業再開ですが、再びズレない様に、 接合面にシリコンを塗布して重ねるとラバーハンマーで落ち着かせる。

対した作業でもないのであっという間に終わるけど、 その後は屋根全体をもう一度くまなく点検。

留めの釘が出てきてしまっているところがあり、ただ、今回はクロのシリコンないので、これは次に来たときに作業です。

 

片付けて部屋に戻ると、親爺と母親は昼寝。

僕は持ってきたパソコンで調べ物。

そんな感じで昨日は終了。

 

さて朝になったわけですが、今日は、確定申告に行かねばならず、ネットでの申告も出来るのだけど、うちの場合、弟のことも有り、実際に親を連れて出向かないと判らないことが多い。

市役所開く同時に整理券をもらい、予約時間になると、運動兼ねて親爺を連れて出向くが、

予め記載する物は書いていきますから、実際は確認程度なんですが今日は仮受付みたいな感じになり、

明日の平常営業日に必要な確認をして、実際の受付になる。

 

還付されるのはそんなに大きな額では無いけど、 それでも生活の足しになるので、重要だ。

 

戻るともうお昼近くで、 これで親爺の外泊も殆ど終了。

一泊だけど、 僕が親爺を連れ回す為か?、 昨日と違って今日はウトウトする事が多い。

帰宅しているときは、ホームで出ないような食事にすることが多く、 昨晩は刺身、今日のお昼は天ぷらソバ

 

ゆっくと食事して、 それが終わって団らんの時が終われば戻らねばならない時間。

嫌がるか???と思ったけど、自分から玄関に向かってしまうところを見ると、ホームの生活は悪くは無いようだ。

先月の19日に入所、 それが一月が経過。

一気に春めいた暖かい週末でした。

 

 


工具箱修理

2023年02月15日 | 雑記 修理等

この前の日記で、 愛用していた工具箱がぶっ壊れた事から、新しい工具箱を買った話をしました。

で、今日は修理用のスライドレールが到着したので、早速修理をします。

 

まずは古いリベットの頭をドリルで飛ばし、 古いレールを取り外します。

 

取り付けにはこんな工具を使用します。

リベッターと言う工具です。

リベットをこんな風にセットして、 合わせた材料に開けた穴に貫通してからレバーを引く。

すると頭の部分が潰れながら材料を密着させ、さらにレバーを引くと適度なところでピンが折れて合わせ材料が固定されるという、非常に便利な物です。

 

ちなみに、スライドレールにはリベットやネジ止めするための穴が開いていますが、

そのままだと他のレールの背後に隠れてしまい施工できません。

ただ、レールには施工の為の大きな楕円形ホールが開けてあり、必要に応じてレールを動かして、

リベット留めするためのホールをオープン状態にして施工します。

文で説明すると判りにくいのですが、 実際にやってみると簡単。

まずは工具箱の本体側から取り付け。

 

以前は手前の二本しかリベット留めされておらず、引き出しの加重がもろにそれに掛るので、

無理が掛るのは当然。

壊れる寸前は、引き出しがガタガタでした。

かなりいい加減な取り付け方法がされていたんですね。

なので、今回は3カ所固定。

引き出しの方も、当然?に3カ所固定します。

前の状態は2カ所だけの固定でした。

前に着いていたスライドレールが不思議なのは、一つが総金属製で、もう一つがランナー部分が樹脂という、

何故か違う構造及び材質の物で、壊れたのは当然に樹脂製の側。

 

今回は当然のことですが、日本製の総金属製レールを使用しました。

 

レールの取り付けが終わった引き出しを本体に取り付け、動きのテスト。

何の問題も無く、以前のがたつきも無く、非常にスムーズです。 

 

でもってだ、この修理した工具箱に何入れるん???? 

おっとと、   そこまで考えていませんでした(笑)

 

 


カーサイドカメラ&モニター取り付けと、ヘッドライトLED化

2023年02月13日 | ハイエース200系

一つ解決すると、すぐに次が気になる翔  なははは

というわけで、 今回はヘッドライトランプをノーマルのハロゲンからLEDタイプに変更。

そして、見えにくい左の斜め後ろの死角を解決するためのサイドカメラとモニターを取り付けました。

 

以前乗っていたことが有る100系ハイエースキャンピングカーで、ヘッドライトの脱着が面倒だった記憶が残っていた僕。

故に、どうしてもやる気が起きなかったヘッドライト外し・・・・

 

を、   やらんと。  ふ~

で、どうせ脱着するなら、ついでにサイドモニターも設置することにしました。

 

昼間は普通にサイドミラーで斜め後方は確認できるのですが、 夜になるとやはり見えにくく、 そこは

カーサイドカメラとモニターを取り付けて解決します。

 

同じ物をキャンピングカーのマンボウくんに取り付けてあり、良かった事も理由の一つです。

 

200系ハイエースの場合、 ヘッドライトが極端に脱着しにくく、下手すりゃバンパーは外さないと駄目か?

なんて思わされましたが、無事終了。

こうしたヘッドライト脱着に関しては、ネットで沢山の情報がありますので、 ここでは”なんで簡単でないのか?”という

理由含めてコツみたいな物を書いてみたいと思います。

 

まずは普通にボンネットを開けて、グリルを取り外します。

グリルは普通に目に見える範囲の固定ネジを取り外し、後は”手前に引く”とか何とか、実に簡単な風に書いてあるHPとか有りますが、

事はそんなに楽じゃ~有りません。

 

下の写真の緑色のネジ2本(左右のヘッドランプ合計4本、共留めです)と グリルの真ん中央辺りに樹脂の留めがあるので、

ドライバーや内装外しの工具で取り外します。

 

でもって、後はグリルを手で持って手前に引くのですが、これがそうはいかない。

嵌め合いがマジで硬いんです。

 

なので、僕の場合は右側から抜いていく感じで力を入れました。

嵌め合い全部を一気に抜くのではなくて、できるだけ少ない数を抜く為です。

 

とはいえどやはり力は必要で、右側がある程度出てきたら、今度は左を手前に引きつつ、右を奥と手前に揺する感じで、

徐々に嵌め合いをはずします。

 

もちろん、グリルは完全に前方に引かねばならず、 変な風に倒したりすると嵌め合いの爪が折れます。

薄くて脆いんです。    写真みれば判ります。

嵌め合いのメス(差し込み部分)はこんな感じ。

グリルが外れると、次は黄色部分のネジをはずします。

これでヘッドライトを固定しているネジは全部外れた事になります。

で、ヘッドライトの脱着ですが、 これまた手前に一度引いてから上から手前に回転させて抜くのですが、

”手前に回転させるように”とか、いとも簡単に外れる様に書いてあるネット記事とか有りますが、

実際はかなり硬いです。 

 

正直、壊れるんじゃ無かろうか??と思うくらいに硬いです。

 

外し方としては、ドアを開けるとヘッドライトユニットのウインカー側の端っこ奥に指が掛るので、ヘッドライトをつかみながら

かなりの力で手前に引きます。

 

”ガツン!”とかなりの音が出て” ヘッドライトユニットが少し手前にでます。

そしてヘッドライトの上部分を持って手前に倒すように(このときに左右に少し揺する感じで)すれば、ヘッドライトは外れます。

 

なんで”まずまっすぐ手前に一度引くか”というなら。

下の写真の嵌合部に挿さるピン(赤丸)を引き抜く必要が有るからで、これが硬くて簡単に抜けてくれないんですね。

このピンはウインカー側に有ります。

 

手前に引いて、このピンの嵌め合いが外れ、ヘッドライトが少し前に出れば、後はヘッドライト上部を手前に回す感じで引くと外れます。

 

そうそう、これが必ず一緒に抜けてきます。

ヘッドライト固定する際に必要なので、すぐに元に戻して置いて下さい。

今回交換するのは、ヘッドライトバルブとポジションランプ。

ヘッドライトバルブのコネクターを引き抜き、ダストカバーを外しますが、 すんなり抜けてくれませんので、

ドライバーの出番。

カバーを外せばランプが剥き出し。

これをLEDバルブに交換。

固定ロックを忘れずにかけます。

次はポジションランプ

LEDに交換

後はダストブーツを被せ、、念のためにライトを点灯させてきちんと二つとも点灯しているか確認します。

 

ブーツは、きちんとバルブ廻り含めて、きちんと被っている必要が有ります。

左右とも交換が終われば、逆手順でライトアッセンブリーを戻し、後はグリル付けて作業は完了です。

 

今回は、左サイドにサイドカメラを取り付けますので、 テスト終えたヘッドライトアッセンブリーを完全に取り外しました。

で、ここで余談ですが、なんでヘッドライトアッセンブリーがそのまま手前に出てこなくて、

廻すようにするのかというと、 これのせいです。

このフックみたいなのがバンパー(緑線がバンパーのイメージ)に潜り込んでいて、なのでそのまま手前にひいて取り出せないんですね。

なので、紫線の様に必然的に手前に廻して外す感じになります。

ヘッドライトが完全に外れた状態

サイドモニターの配線はここから引き込みます。

頭の部分をカットすると車内へ配線が引き込めます。

カメラの取り付け位置はここ。

*写真撮り忘れたので、 後で撮りました。

配線を導いて

通します。

出てきた配線をダッシュボードのデッキ付近に有る電源ラインまで持っていきます。

モニターはここ

結線作業。

そしてテスト

後は組み立てだけですので、そくさくと行って終了です。

LEDに交換したヘッドライトですが、 かなり明るくて、良い感じ。

そしてサイドカメラとモニターですが、カメラの感度が良すぎてしまい、 昼間の空の明るさに露出が合ってしまうので、路面他が暗くなって見にくい傾向が有ります。

ただ、夜は逆に鮮やかすぎるほどよく見えて、逆によく見えないサイドミラーとは対照的。

まあ、夜用に付けたみたいな感じなので、これで良いのですが、 カメラとモニターはディマー(ポジション連動)切換にする方が良いかも知れません。

これは次にダッシュボード開けた際の宿題にしようと思います。

 

 


ツールボックス

2023年02月10日 | 雑記 修理等

長年使ってきたツールボックスが、突然壊れた・・・・オワッ!! & 糞~・・・・・

 

楽天だったかなんかで買ったモロ粗悪品で、 価格は6千円くらいしたのですが、とにかく造がいい加減。

ラッチが簡単にぶっ壊れ、ロック機構の無いスライドトレイは、持ち運ぶときに勝手に開いて中身をぶちまけてくれるという、ウルトラ高級品

 

ラッチはホームセンターで買ってきた頑丈な物に無理矢理に交換、 スライドトレイが空くのは、荷締めベルト使って対処。

と、とりあえずこれで使っていたら、今度はスライドレールがぶっ壊れた。

ちなみに片方のスライドレールのランナーは樹脂製、もう片方のランナーは金属製という意味不明の代物。

 

どんだけ粗悪なのこれ???? 

 

ちなみに。いまでも楽天やアマゾンで売っているので、 このツールボックスだけは避けて下さい。

そんでもって、これた物は後で修理して(可能なら)使う???にしても、 再度メインツールボックスにするのは避けたい。

 

で、今度はアストロプロダクトの物を二つ購入しました。


 

早速中身を移し替えますが。

ついでに、ソケットレンチ等を無理やり? 汗

入れていた、 樹脂製バッテリードリルの箱からも中身を移し替え。

つーわけで、 無事に完了しましたけど。

ドリル箱は元の通りにバッテリードリルを入れて、 壊れたボックスを修理せんと・・・・

あ~めんどくさ!


余りにも暗いので、バックランプ交換

2023年02月09日 | ハイエース200系

暗い! ひたすら暗い!   

つ~のは、 愛車ハイエースのバックランプ。

とにかく薄暗くてよく見えず、 なのでバックするときには、ひたすら”オッカナビックリ”という感じで、

 

ただ、一度でも” ゴン! ”と何かにぶつかれば、 板金だ塗装だと、それが自分でやるにしても出ていく物は出ていく。

 

ご覧の通りに、マジで暗く、 運転席から後ろ見てもよく見えない場合が多い。

写真だと露出補正が掛るので明るく見えますが、 実際は視界0という感じ。 

どうしょうか?と車購入後からずっと思っていて、依然乗っていたハイエースキャンピングカ-(100系)みたいに、

初めは補助?でバンパー下にLEDの明るいライトを付けようか?

なんて思っていたんですが、防水タイプのライトでもろに水掛る可能性の高いところ故、 それなりの物が必要。

となると、当然に出費も痛い・・・・

 

で、ネットで調べていたら、 LEDで爆光タイプの”T16互換LEDランプ”を発見。

ハイエースはバックランプが T16なので、 この電球とソケット互換性さえ合えばなんでもOK

 


 

すぐに届きました。

バルブ自体はこんな感じ

でもって、 朝早く交換開始。

家の2型のハイエースは、下の赤丸部分がバックランプの有るところです。

ライトユニットその物は サイドにある二つのネジを弛めて手前に引くだけですが、

稀に防水パッキンが張り付いているので硬いことが有ります。

とりあえず一つだけ交換してみて。

ノーマルとの違いをチェック。

 

全然明るさが違う・・・・・・・

倉庫内でゴソゴソやっているのですが、テスト点灯させたら、後ろのシャッターには差が歴然。

交換ですが、 ピンク矢印の部分をオレンジ色のホールに差し込むのですが、

気温が低いのもあり、中々入りません。

CRCやシリコン等を塗布すると入りやすいのだと思いますが、 LEDにそれが付くと後で焼けたりしかねないので、水付けてやります。

それでも入らない部分は細いドライバーで押し込む! 

両方交換した後のテスト点灯

左右ともかなり明るいです。

当然ですが、シャッターは”爆”明るく照らし出されています。

下は交換前

 

やっと安心してバック可能になりました。

 


2022年式 最高性能FFヒーターに、 ハイ・パフォーマンスマフラーを取り付け

2023年02月07日 | ハイエース200系

以前この日記で紹介した、 2022年式 最高性能FF(エバスペッヒャー同等性能品)ヒーター。

*ヤフオクでだけ販売されています。

https://blog.goo.ne.jp/freedomeagle/e/76df87b7e4894731aa6e80faca78e8c4

 

に、やっと!? ハイ・パフォーマンスマフラーを取り付けました。

ハイ・パフォーマンスタイプといっても、アマゾンなんかで売っている粗悪品ではない、 きちんとした性能の品物です。

ヒーター純正のマフラーは あまり消音効果が有りませんので、 初めからハイパフォーマンスタイプにするために、

マフラー無しでそのまま排気していたのですが、やはりそれなりの音が出ます。

 

「なんとかせにゃ~ならん!」 と 取り寄せたまでは良かったのですが、 あまりにも気温の低い日が連発。

やる気も起きずにいましたけど、 このところやっと春らしい暖かい日が多くなり、

意を決して?取り付けました。

 

取り付けそのものはそんなに難しいものでは無く、ただ、これまでの様に車体の横からチョンと排気管が出ているのは余りにもみっともないので、 一応格好が付くように取り付けました。

 

排気系統はパイプ含めて熱を持つ部品でもありますので、 そのあたりの離隔なり何なりの工夫は必要ですが、

マフラーも延長配管も重いものでは無いので、 支持もそんなに大げさなものでなくても大丈夫。

 

な、はずですが・・・・・  微汗

 

末端は 車体の外に出したいので、 リアタイヤの前方から排気。

 

写真では飛び出ているように見えますが、 実際はそんなに出ていません。

で、さっそく試運転をしてみましたけど、 マフラーの効果は激的。 OH!

 

始動してすぐ後に始まる 「ボボボボボ」という音(燃焼開始音)はかなり小さくなり、 その後の安定運転排気音は

ほとんど聞こえないくらいで、

ちなみに朝は車にかなり近くに来るまで、燃焼しているか判らないくらいです。

 

驚くほどの騒音低減効果が有ったわけですが、取り付けてよかったです。 

 

 


記憶

2023年02月06日 | 親爺と母と 介護など

来月4日に、89歳になる親父。

その姿を見ていると、 記憶という物を考えさせられる事がある。

 

母親を交えて色々な話をしていると、 驚くほど鮮明に(覚えている記憶)話をしてみたり、

かと思えば、 つい最近、特に昨年の夏に脳梗塞で入院した以降の記憶が今一つだったりもして、

こうした違いって、どこから来るのだろうか?なんて思ってしまう。

 

特段、認知症が有るわけではなく、 年齢なりなわけですが、 的確な判断はいまだ健在でして、

ただ、それが絶対に正しいのか?というと、曖昧な部分?もる。

 

話を聞いている僕としては、ストーリーの全体を一度分解して、頭の中で再構築しながら、また、ほかの記憶との混在可能性を疑いながら内容を整理&理解しているわけだけど、

仮に二つの記憶が混ざっていたとしても、 その個々はかなりはっきりしている。

 

89歳という年齢の脳は自分が思っていたよりも明確なわけだ。

 

これは、 なんら脳活動に問題ない母親も全く同じで、 二人の姿をみていると、

人の記憶能力は高齢になっても意外としっかりしている物なのだと思わされる。

 

ただ、短期記憶に関しては、 おそらくは若い頃より劣りして、かといって駄目なわけでもなく、

母親に関しては、 一日の会話の中で僕の問いかけた事や、聞いた事等は、はっきり覚えていて、

逆にこちらが忘れていて、 「あれどうした?」と聞かれて、 「なんだっけ?」 という自分もいる。

 

親父の方は、 脳全体の血流が良い時も有れば、 今一つの時が有るようで、 きちっと心臓が血液を

送りだせているかいないか?がハッキリと判るほど、脳活動に差がある。

 

記憶は海馬が司令塔になっているのだけど、今日はやたらとハッキリしているな・・・と思う時の親父は、

当然の様に短期記憶も明確で良く話す。

逆に、なんとなく口開けてボ~っとしている時は、話をふっても、 ロクに返事しないし、一見して認知症の様にも見える。

 

認知症は年齢とともに、徐々に症状が進んでいくのだけど、 アルツハイマーというわけではないので、進み方はゆっくりだ。

 

自分が幼いころの親父の記憶は、 突然頭の上に落ちてくる拳骨と、尻を蹴っ飛ばされる事ばかりで、

もっぱら叱られている記憶が大半。 ばはははは!

 

楽しかった記憶も有るのだろうが、 そうしたのは殆ど思い出せず、 叱られていた時の心の怒りや苦しさ、悲しみばかりが明確に残っていて、

そういった記憶と、目の前にいる老いた親父が織り成す新しい記憶は、どういうわけか頭の中で全く結合せず、

幼き頃の記憶は、単独な物として存在していて、今の新しい記憶は別の違う記録として刻まれている。

 

人は18歳で、生まれてからそれまでの色々な出来事、教育や、親の愛情、その友達や、その他知らない間に記憶に残っている”さまざまな人達”との触れ合い経験をベースにして、 いわゆる基礎人格という物が出来上がる。

そして、それをベースにしてさらに2~3年程度の短い期間を経て、二十歳頃に確立した一人へと完成される。

 

以降は、それがその人なりのコア部分になり、その上に社会経験を積んでいくことで得られる、羽織が重ねられて、

その人なりの 人間という物が出来上がるわけだ。

 

ベース部分の構築が良いか悪いかは、コアの良し悪しにもなり、 結果として基礎的人格に懸念を残すわけで、

毎日たくさんの人達と接触する際に、 他人は”当然”に、 ”そのコア部分がどうなのか?”に関して理屈ではなく、

本能的に感じ入る部分が沢山あり、その受け取る印象で、 後の接し方が大きく変化していく。

 

結果として、 それがその人に対する外部評価になる。

 

誰でも解る事であるとは思うが、 ある人と話をしていると、 吸い込まれるような安心感や、この人にならなんでも話してしまいそうだ・・・と思える人や、 逆に話をするとドンドン不快要素が蓄積されて、 次は話したくもないという人も居る。

 

こうして、 その形は千差万別ながら、その相手に対するイメージなり、感覚なりとして出来上がってしまう。

 

人が同じ人生を歩むにおいて、 前者の様な人であれば、幸せな人生を送れるし、 後者の様な人であれば、

それなりの人生しか送れないのは、 言わずともわかる事だ。

 

ただ、やっかいなのは”自分の事は自分では判らない”という点で、 これはベース記憶を元に出来た、人としてのコア部分が”その人そのもの”なのだから、 自分で自分をみても差異を感じない=一体化しているか故に解るはずもない。

しかしながら、出来るだけ自分から自分を切り離して見る試みを続けた者であれば、 時間はかかるが、修正してくことは可能だ。

 

この自分を見つめる時に、”冷静な視点で、冷静に考えて”、なんてやっていると、そこから出てきたものはゴミみたいなものが多い。

というのは、人は、自分の心が荒れるものを無意識のうちに排除し、 都合の良いものを結果として出そうとする=

都合く処理しようとするわけだ。

 

本来自分を見つめなおすという事は、少なからずとも心が荒れるもので、また苦しいものだ。

腹立たしかったり、悲しかったり、悔しかったりと、心が乱れるのが当然で、”冷静”にやっている!なんていうやつが居たら、それは自分で何ら結果がフィードバックされない、たんなる”格好つけ(嘘)”を言葉にしているということになる。

 

まあ、それでも自分を見つめ直すという事をしている方はまだ増しで、 俺には問題無い!なんて言うのがいたら、

そうした人間に近寄らない方が無難だ。

 

冷静という言葉をやたらと良い物として捉える傾向が有るが、 それは単に感情とは全く無縁の論理活動においての話で、 それ以外のところでは役に立たない。

人間の心や思考というのはそんなに単純では無いからだ。

 

よく、感情で子供を叱っては駄目だと言うが、 冷静に叱る場合は、 単に論理を伝えているだけで、

感情でしかる場合は、心(感情)を伝えている。

 

両方の叱り方を施すことで子供の心は豊かに育つ。

ちなみに、褒めて育てるは、子供に真実(感情や論理)を何ら伝えず、”嘘で相手を導こうとする手段”でしか無く、

そんな物で幼き頃より育てられた人間は正常な感情活動を行えない欠陥人間になる。

 

 

 

若い頃は親父とあまり話をしなかった僕だが、 ここに来て親父と過ごす時間が長くなり、

これまでとは違う方向から、少なからずとも親父の生き方や人生が少しずつ解ってくる=理解が深まると同時に、 自分の知らない原点を親父を通して学ばせてもらっているようでもあり、

これって、一つの幸せの在り方なのではないか?と思う。

 

男は、親であり、兄弟で有り、 ある程度まで成長すると、 深いところでの繋がりが出来にくい。

それは男だからであって、 本能でもあり、 仕方の無い事そのもので、 この辺は女性とは全く違う視点の血縁に対する感覚が有り、

故に太古の昔から、 血で血をあらう抗争のような物が史実として存在し続けている。

 

まあ、別に僕が親父になにがしかの恨みを抱く要素は無く、 特に揉めるような事も無く、 普通に接することが出来るのは、

幸いなのかもしれない。

 

 

 


ディジタルマルチメーターの修理

2023年02月03日 | 雑記 修理等

安物だけど、 精密測定を要求しない、いわゆる修理に使うには十分クランプ付きディジタルマルチメーター。

2台有る内の一台が以前から調子悪く、 特に電圧測定できちんと表示されなかったり?という事が起きる。

 

技術屋の自分が、ディジタルテスター修理が出来ないようじゃ~話にならないので、面倒だけど修理しました。

といっても、 回路図があるわけでは無いので、 原因をある程度想定し、やってみて直ればOK。

駄目なら処分となる。

 

このテスターはアマゾンで売っていた安いものですが、 性能的にはさほど悪くないので、出来るならそのまま使いたいのも有ります。

裏蓋を開け、 慎重に基板を外し、 基板上の部品に緩みや焦げが発生していないかを確認。

こうした修理には、いがいに嗅覚が立ちますから、鼻付けて嗅ぎ廻るけど、 特段異臭は無し。

 

となると、単なるアナログ的な部分にトラブルの原因があることが多く、ノブ部分にある、

接点を取り外して確認。

 

見た目は何の問題も無く綺麗ですが、ディジタルタイプは基本的にインピーダンスが高いので、

ほんの些細な抵抗があるとそれで調子が悪くなる。

 

ノブを取り外し、 基板の接触部分が露になりますが、汚れも無く、問題は無いように見えますが・・・・

 

とりあえずスチールウールでパターン表面を軽く磨きます。

次にノブにある接点、こちらもやはりスチールウールで軽く磨き、エアスプレーでふきとばし、

最後に両方とも液体クリーニングを行って終了。

 

他、拡大鏡を使って基板表面をくまなく見て回ると、なんとなく半田が甘いように見える部分が有る。

不調ノートパソコンの基板によく有るのですが、 半田部分にクラックが入ったり、 きちんと半田が成されていなかったりすると、 不調になるのは同じ事。

 

温度調整できる精密半田器で、ペン先をこれまた精密ニードルに変更して、その甘い部分を再半田。

 

他の部分も確認したら作業は終わり。

 

元のように組み立てて、 一番不安定作動していた、DC電圧を、 安定化電源で供給して作動チェックしてみると。

まれに不安定だった表示が安定して表示されるようになった。

まあ、このテスターも、これで捨てられずに済んだわけですが、修理しても駄目なときもあるし、

基本的にアナログタイプが好きな僕はディジタルタイプは余り信用していません。

 

古い構造ながら、 電子系統の修理に絶対的な信頼性があるアナログタイプはディジタルの比では無く、

これは経験が多い技術屋には、感覚的に皆共通だろうな~  あははは!