パルムの僧院下巻、をようやく読み終えました。主人公ファブリスと叔母の公爵夫人、公爵夫人を愛する総理大臣の伯爵、国王身分の大公、そしてもう一人の侯爵夫人が織りなす恋愛絵巻でありますね。時代は1830年頃。7月革命がなって中道的なナポレオン三世の時代が始まった頃です。北イタリアの公国を舞台にしています。エンディングは誰がヒーローということなく、主人公も公爵夫人も侯爵夫人も死んで終わりです。スタンダールにとって赤と黒に並ぶ作品ということです。この作品は深田久弥の愛読書ということがきっかけで読み始めましたが、久弥氏はどこに惹かれたのでしょう。この作品の訳者は大岡昇平です。
「パルムの僧院下巻」スタンダール 新潮文庫電子版
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