山ブームは日本で何度かありますが、1980年代、つまり昭和最後の頃の山は輝いていたと言えるそうです。現在はSNSのおかげで誰もがリアルタイムに山のことを発信しています。今山小屋でどんなおかずが出ているかなんてのも可能です。でも、1980年代はSNSどころかケータイも存在しません。山のことを発表するとしたら文章で残すしかありません。自分の日記に書き付けることはできますが、人に読んでもらうのは至難の業です。80年代が輝いていたというのは山のことをプロの文章家のみならず、登山者も深く思考して文章化し読まれていたからですね。SNSのように思いつきではありません。読んでいて味わいが全然違いますね。今のライターの記事は事実の羅列に終始しています。掘り込んだ文章を書けるライターはなかなかいません。山は輝いていたは元山と渓谷の編集長を務めた神長幹雄氏が1980年台の多くの文章から選んだものです。田中澄江、田淵行男、串田孫一などを今日は読みました。
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