天誅組総裁の吉村寅太郎が戦死した場所です 撮影日；2010.2.14
東吉野村は幕末の文久3年（1863）8月、明治天皇の前侍従中山忠光卿を主将として、藤本鉄石、松本奎堂、吉村寅太郎ら３士を総裁とする「天誅組」が、五条で討幕の旗揚げをしました
敗れて幕軍の追討を受け、9月24日～27日に東吉野村にて3総裁以下15志士が戦死しました
東吉野村の村内には至る所に天誅組の墓所や「天誅義士記念碑」が建てられ、供養されています
「鷲家川」を渡った崖下に「天誅組総裁吉村寅太郎の墓」があります
吉村寅太郎は、天保8年（1837）高知に生まれ名を重郷といい、土佐藩士でした
武市瑞山の勤王党に参加して、尊王攘夷運動で活躍
「天誅組」をつくって大和五条で兵を挙げ、代官所を襲撃しました
後に敗れ、文久3年（1863）9月27日、東吉野村木津川より山を越えて此処までたどり着きます
小谷の上流50ｍの処に在った薪小屋で潜伏休息していた所を、発見されて密告され
幕府方の藤堂勢、金谷健吉の放った銃弾によって無念の最後を遂げました
享年わずか27歳でした
★所在地；吉野郡東吉野村小川
★交通；近鉄
榛原駅より バスで鷲家下車 徒歩6分★駐車場；スペースあり
★入場料；見学自由
★問合せ；0746-42-0441（東吉野村教育委員会）
