陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

山吹のこと

2024年05月08日 | nonoka

山吹も初夏に似合うような感じの花なのですが歳時記では四月の季題です。よって今の時期ならもうほとんど散ってます。4月中旬までが見頃でした。

八重と一重があります。黄色というのもちょっと違う色です。やはり山吹色という表現が一番似合います。

山吹と言えば、太田道灌と山吹の里伝説が有名ですね。日暮里駅前には山吹の花を手にした少女の銅像があるそうです。

荒川区立図書館のHPには山吹の里伝説は以下のように紹介されてます。

“ある日、鷹狩り中に急な雨に遭った道灌が蓑を借りようと、一軒の農家に立ち寄りました。その時、中から出てきた少女は何も言わずに一枝の山吹を差し出しました。道灌はこれに腹を立て、立ち去りました。しかし、後に家来から、少女が「七重八重花は咲けども山吹の実ひとつだになきぞ悲しき」(後拾遺和歌集・兼明親王)という古歌を引用し、「」と「」をかけて、蓑が無いことをお詫びする気持ちを込めて山吹の花を差し出したことを教えられました。以降、道灌は和歌の勉強に一層励んだといわれています。”

小さい頃はこの伝説を教科書かなんかで知った人も多かったと思います。いつの頃だったかは覚えてないけれど、私も学んだ記憶があります。ちょっと作られた美談のような気もしますが、これも日本人の精神性を現す伝説のひとつですね。

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