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陽だまりの旅路イスキア
あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…
一年の折り返し点
2020年06月30日
|
slow life
梅雨らしいお天気となったこの日。
警報が発令されて学校も半ドンになったようだ。
高校生たちがたくさん電車に溢れていた。
さて今日はちょうど一年の折り返し点である。
春先から新型コロナウィルス禍で全てが停止。
そのまま折り返し地点となってしまった感。
さて後半戦はどのような展開になるのだろうか?
変化に適応して生き残れるかそれとも否か?
ただひとつ言えることは…
いかなる環境にあろうとも希望を持って前へ。
例え一歩づつでも進むこと。
ですね。
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季題 夏越の祓
2020年06月29日
|
slow life
夏越の祓(なごしのはらへ)とは
陰暦六月の晦日の行われる神事のこと。
半年分の穢れ(けがれ)を落とす行事で
この後の半年の息災と厄除けを祈願する。
陰暦六月の晦日、新暦では今年は8月18日であるが
今はほとんど新暦で行われていると思う。
ここ大阪は本町にある御霊神社にも
茅の輪が設営されておりました。早速
左に右へ八の字を描いてくぐり願掛け。
私とみんなの息災をお祈りいたしました。
私の前に潜ったとあるおじさんが
何とまあ長いこと!願掛けをしておりました。
ここは船場の一画だから、場所柄もあって
商売のことを願掛けしているのかな?
とは思いましたが。それにしても
後ろの人のことを考える余裕もなかったほど
切羽詰まっていたかな?
基本、神前では余計な祈りはせずに
二礼、二拍手、一礼が作法と聞いていたので
私はそれだけで終えました。
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いよよ紫陽花
2020年06月28日
|
nonoka
九州ではかなりの雨量となっている。
週末の夜から神戸も雨模様となった。
週間天気予報では今週は雨マークがつづく。
いよいよ梅雨本番を迎えるという感じ。
ということはいよよ紫陽花の季節到来かな?
西洋紫陽花と額あじさいとの競演。
この公園のあじさいは振りが良いなあと
見とれていたら、なんとこの公園の名は
「雨ノ神公園」であった。
どうりで…。ノック納得(笑)
この辺りは旧・住吉村の字雨ノ神にあたり
雨ノ神という地名は、当地にあった雨神神社に
因むものとか。そしてこの雨神神社は今は
この南の住吉神社に合祀されているのだそうです。
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畑原市場跡
2020年06月27日
|
slow life
俳句講座や句会が新型コロナ禍の影響で
開催中止となってから、俄然、土曜日が
私の懐に戻ってきた。
週末を自由に過ごせるというのは嬉しい。
といって今までが嬉しくなかったという
ことではないのであるが。これがもし
ずっと自由な週末だったら、たぶん
つまらない土曜日だな、なんて思っているだろう。
時にはさぼりたいなあなんて不自由さを感じてこそ
何もない自由つまり無為の嬉しさを享受できるのだ。
さて、そんな土曜日、髪を切ってから
いつものウォーキングへ。この日は進路を西へ。
久しぶりに水道筋商店街を散策してみた。
水道筋商店街の少し北筋に東西60mの
まるで毛細血管のような市場があった。
「畑原市場」である。
昭和の風情たっぷりな市場であったが
この3月末で100年の歴史を閉じた。理由は
やはり買い物客の減少と店主の高齢化だと言う。
小さい頃はこの市場に父の知人が、ここに店を
構えていたので時々訪ねたことがあった。
すっかりシャッター街となった市場には
感謝を伝えるメッセージが沢山貼ってあった。
こうしてまたひとつ昭和が消えた。
まるでセピア色の写真に写った風景が
うっすらと消えてなくなるように。
ちょっとセンチメンタルなウォーキングであった。
コメント
梅雨の川
2020年06月26日
|
slow life
勢いよく水しぶきをあげ梅雨の川となった住吉川。
この所まるでヨーロッパのような六月のお天気だったが
来週はほぼ雨の一週間となるという予報である。
梅雨どきは梅雨らしくしっかりと降らないと
秋のいろんな稔りに影響してくる。
降り過ぎても厄介だし、降らないと困る。
なかなかちょうどよい按配というのは難しい。
ちょうどよい按配と言えばちょっと心配な報せが入る。
先生が入院されたと言う。幸いというか
大事に至るものではないらしい。しばし
ご休養を兼ねての二三日のご入院とか。
それにしても、その齢にして先生は
いつも超多忙である。しかし先生は決して
忙しいなどと自ら言う人ではないので
そこが周りの人間がいつも気を揉む処だ。
どうすればご本人の納得を得て仕事量を減らせるか。
これ意外と言うは易し、行うは難しである。
会社でも知らず知らずの内にオーバーワークに
なる人がいる。ましてその仕事が楽しくて
それが生き甲斐となっているのならなおさらだ。
そして生き甲斐なら、それを奪ってしまうと
かえってがくっとくることもあるので難しい。
先生は厳しいところもあるが、基本お優しいお人柄だ。
頼まれればなかなか断れない。だからそういう差配を
ご本人に気づかれずに上手くコントロールできる
そんな有能な秘書がいれば一番いいのだが。
私の経験から言っても、家族や身内だと、中々
言うことは聞いてくれないものである。
とある対談を予定しているのだが、これも
日程をどうしたものか思案中である。
先生には例え束の間であっても、この際
ゆっくりとご静養していただき、また
元気なお姿をお見せいただきたいと願うばかりだ。
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季題 枇杷
2020年06月25日
|
slow haiku
歩いていたら、今の時期
たわわに稔った枇杷の木を見かける。
枇杷は六月の季題で、単に枇杷と言えば
枇杷の実のことである。ちなみに枇杷の花は
冬の季題で、ホトトギスの歳時記では
十二月の候に載っている。
この枇杷の実、街中でよく見かけるのだが
ほとんど生ったまま放置されているように
思うのは気のせいだろうか?
百貨店で丁寧な箱入りの枇杷は結構高価なのに
庭に生えている枇杷はほったらかしというのは
庭の生成りの実は美味しくないということかな?
一度失敬して捥いで食べてみようと思うのだが
まだそんな勇気はない。酸っぱいと嫌だしね。
マニキュアの指が器用に枇杷を剝く
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神戸ゆかりの画家 別車博資
2020年06月24日
|
slow culture
週末、神戸ゆかりの美術館へ。
「水彩画家 生誕120年 別車博資展」を観に行く。
別車博資(1900~76)は神戸出身の水彩画家。
兵庫県立工業学校(現・兵庫工業高校)に学び
また同校の教諭を勤めた神戸っ子である。
この日は観覧者も一組の熟年夫婦のみ。
ゆったりと彼の絵に浸ることができた。
メリケン波止場、栄光協会、旧神戸商工会議所など
画伯の絵は懐かしい神戸ばかりだ。旧き良き
異国情緒たっぷりの神戸が温かい眼差で描かれている。
別車博資といい、小磯良平、金山平三
田村孝之介といい、神戸の画家は皆
神戸愛がすごい。そして描く絵も
とても洗練されていると思う。
神戸っ子としては誇りに思う画家たちばかりだ。
別車画伯は船を描くのが好きだったという。
港の風景が多いのもうなずける。
俳人の五十嵐播水先生も港が好きで
港の景を詠んだ句が沢山ある。また
画伯の夫人(旧姓久岡千代子)は俳人で俳号は「芽夜女」。
長谷川かな女、金子せん女に師事したという。
画伯の職場の同僚であった夫人の兄、久岡杏南子も俳人で
ホトトギスを経て神戸で「水明」を創刊したとあった。
元日の夜の談笑を別れとし 芽夜女
一月二日に急逝した夫への弔句である。
◇気に留めた絵は以下の通り
・旧栄町風景
・神戸・造船所風景 吉田博作品という説も?
・東遊園地外人倶楽部
・道頓堀川
・海岸通の冬 ユトリロ風だ
・港祭の日 本当の港祭、懐かしい
・海岸通(A)
・灯ともし頃(神戸港) 港と摩耶山
・竹林のほとり どこか懐かしい景
・雪晴れ風景 神鍋高原だ
・彩雲(明石)
・神戸の街 これそ神戸
・神戸港風景 大きい絵
・神戸風景(県庁前) あの栄光教会
・須磨彩雲
・セーヌに釣る セーヌに浮ぶ船
・深田池(御影風景) この景今も変らず
・箱根風景
彩雲と称して夕焼雲の作品がある。
夕焼け雲には空を駆け抜ける一瞬の光が見える
画伯はそう言っている。
作品を入れ替えての後期展も行くつもりである。
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梅雨晴間
2020年06月23日
|
slow life
梅雨の晴れ間とは言えないほど
よく晴れたお天気でした。
気温もぐんぐん上昇。車の温度計は
三十五℃を記録しました。
雲一つない快晴。六月の天気とは
思えないような日和でございました。
かしこ。
(写真)佐田岬・伊方の風車
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考のこと
2020年06月22日
|
cocoro
昨日、6月21日は父の日であった。
掛けてある旧暦カレンダーを見てみると
この日は夏至であり、大安であり
そして旧暦5月1日、新月の日である。
父の日に父を憶ってみた。
私の父はすでに他界しているので
父ではなくて「考」である。
亡くなったのはあの御巣鷹山大惨事の年。
あの墜落事故の翌月に亡くなった。
だからいつも父の回忌は解り易い。
御巣鷹山の飛行機事故は1985年。
つまり父が亡くなって今年で35年。
大正十三年生まれだったから
もし存命なら今年九十六歳である。
私の父は戦争世代である。赤紙で招集されて
出征し、二十一歳で終戦を迎えている。
海軍所属で終戦は佐世保で迎えたと聞いた。
私まで位の世代が、父が出征した経験を持つ
最後の世代ではないだろうか?
あまり戦争の話をする人ではなかったが
それでも時々は戦争の話を聞いた。
父は九人兄弟の四男であった。兄弟の
そのうちの二人は若くして病死している。
中でも一番上の兄はとても優秀だったらしい。
しかし南溟で戦死。空母に乗っていたと言う。
未亡人の伯母は生涯九州の地で暮したが
子どもの頃、毎年のように父の田舎に帰った時は
とてもよくしてくれた優しい伯母であった。
子ども心に戦死した伯父の遺影が聡明な面立ちで
とても凛々しかったことはよく覚えている。
さて夏至の日から日中は日に日に短くなってゆく。
これから暑い夏を迎え太陽が眩しくなるのに
日中が短くなっていくという感覚はピンと来ない。
そうしてにっぽんに八月がまたやって来る。
私にとって父と言えば戦争が浮かぶ。
しかしこの結びつきももう私の世代まで。
吾が子は父と言えば戦争、なんていう
連想は全くないであろう。
今年は終戦の日から七十五年である。
(写真)音戸の瀬戸公園より瀬戸内海を望む
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朝鮮朝顔咲く
2020年06月21日
|
nonoka
朝鮮という名が付いているが
その名付は特定の地域を差すものでないとある。
外来種だが南アジア原産という。
江戸時代に薬用植物として渡来したとのことだ。
猛毒があり、その成分は華岡青洲が麻酔薬に
使用したことで知られている。
朝顔と名が付くがナス科の植物である。
なんか朝顔というか、昼顔のようにも
また百合のようにも見えなくはない咲き姿。
「キチガイナスビ」というあまり嬉しくない
別名も頂戴しているようだ。
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