陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

さよなら2017

2017年12月31日 | slow life

あと10分ほどで2017年が終りを告げます。
今年一年、ブログも何とか続きました。
虚子が言うように、去年今年は貫く棒のようなもの。
ただ一日を繰り返すだけですが、やはり大晦日は
何となく感慨があるものです。

当ブログを訪れてくれた皆さまにとって
明けの年もきっとよい年でありますよう。
それでは良い新年をお迎えください。

店主敬白
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2017納め句座

2017年12月30日 | slow haiku

今年は晦日が納め句座となった。
集った俳人は十五名。
みんな煤逃げで集まったのかな?
この句会、以前は十名来るかどうか
という程度であったが最近は隆盛だ。
超結社の句会であり、句歴も初心者から
ベテランまで揃うから新鮮である。

納句座の後は、年忘の会。
いつものように句談義に熱燗がすすむ。
さて、来年はこの句会から写真の飛行機のように
ぐんぐん飛翔する人が出現するだろう。

正に六甲の梁山泊。
この句会もいよいよ風格が出てきた。


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季題 枇杷の花

2017年12月29日 | slow haiku

今年最後の納め句座が晦日にある。
兼題に枇杷の花が出ている。

枇杷の花は十二月の季題。
こんな寒い月に咲く花、それが枇杷だ。
一説によると、こんな月なら虫たちも
他の花に気を取られないからだとも。
本当なのかどうか解らないが、確かに
この枇杷の花、美しい花とは言い難い。
とても地味である。春や秋だとやはり
見向きもされないかもしれない。
一理あるなあと思ってしまった。
枇杷の花には失礼な話であるが。

どこに咲いているかなあと思案していたら
お隣りの民家に満開に咲いていた。
なるほど地味だなあ。でもいい香り。

人住んで売屋敷なり枇杷の花 虚子

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うまいもの選 ご存じ最中

2017年12月28日 | slow gourmet

食後の甘いものに最近は目がない。
なかでもこの最中はお気に入り。

挟まった餡がいい。
旅のお土産でない格と旨さ。

付いていた栞によると、最中は
江戸時代半ばに生れたもので
我が国固有の御菓子なのだそうだ。

たかが最中、されどもなか。
なかなか秀逸でした。ごちそうさま。

■仙太郎
京都市下京区寺町仏光寺上ル
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数へ日 家事に徹す

2017年12月27日 | slow life

今日から年末年始休暇です。
会社に寄って残務整理してから
市場や百貨店に買い物に行きました。

蟹に数の子、色とりどりの蒲鉾…栗
お正月用の美味しい食材が並んでいます。
今年は棒鱈の値段が目が飛び出る位高く
私の大好きな正月料理のひとつでしたが
作るのを諦めました。と言っても作るのは
かみさんですが…それにしても無念じゃ。

さて年末年始の休暇。今年は本棚を新調。
溜っている本を整理しようと思います。
特に俳句関係の本や資料を整理しないと。
断捨離も思い切って…ね。

この都鳥たちのようにきれいに並べないと。

尼崎の川にも来たり都鳥
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数へ日 出発する人

2017年12月26日 | slow life

この日は納会であった。
師走に入って続いた送別会や忘年会も
あとは30日の納め句座後の年忘会を残すのみ。

今月で退職する会社の後輩がいた。
彼は人懐っこい性格で皆に愛された。
ただ飲み歩きが好きでほぼ毎日お店通い。
そのせいで体重が入社時より20キロも
太ったという。そんな彼が退社を決意した。
30代にして起業を決意したのだ。それも
飲食店を開業したいと云う。以前私は彼に
君はいつか辞めて店をするような気がする
と言ったことがあった。なんかそんなオーラを
彼には感じていたのである。

神戸三宮で物件を探しているという。
すでにシェフは確保している。
最初は中々しんどいことも多いだろうが
いつかは必ず彼なら成功すると思う。

新しい門出に乾杯!
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黄昏クリスマス

2017年12月25日 | slow life

クリスマスだがもう子供も大きくなった。
妻はいるが恋人がいる訳ではない身。
久しぶりに会社を辞めた友と会う。
クリスマスソングの流れる街騒を避けて
やや外れ、裏町の庶民的寿司屋へ。

早期退職で辞めた友はネット系が得意だったので
独立して神戸に事務所を構えた。しかし現実は
そんなに仕事があるわけではない。糊口をしのぐ。
しかし禍福はあざなえる縄のごとし。その間
あるマスコミにスカウトされて博多で社長をする。
それなりに博チョンを満喫。そして契約を終え
また神戸に戻ってきた。そんなこんなの流転。
聞けば早期退職者それぞれの人生模様がある。

久闊を叙して呑む。それも安い寿司屋で呑む。
クリスマスのことは頭には無かった。
今日も冷える夜。やっぱり熱燗だね。
ただし三本以上はご法度。歳だからね。
この歳になると早く酔いたいと思う。
でも深酒はしてはいけないとも思う。

人生の黄昏へと私たちの時間は進む。
今はトワイライトゾーンかもしれない。
日本にも夕暮のことを言う、こんな言葉がある。
“逢魔が時”…。その中に居る男たちの葛藤。
それでも、朝焼と黄昏とどっちが美しいか?
どっちが好きか?と問われれば、私は間違いなく
黄昏と答えるだろう。

クリスマス逢魔が時を迷ひもし
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聖夜弥撒へ

2017年12月24日 | slow life

雨のクリスマスイブとなった。
ホトトギス同人である酒井神父の
御ミサへ与りに夙川教会へ。

私は幼稚園がミッション系だったので
神さまを信じていた。子ども心にいつも
手を組んで神様にお祈りをしていた。
日曜学校にも必ず礼拝をした。その時に
貰うカードが大好きであった。

だから、教会のミサに侍ると
三つ子の魂百まで、ではないが
なんか不思議と心が落ち着くのである。

「グロオ~~~~~、~~~~~リア。
インネクセルシスデ~~ウォ」

聖歌を心ゆくまで歌いました。

メリークリスマス!皆に幸あれ!
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喰い切れん鮨屋

2017年12月23日 | slow gourmet

忘年会三連荘。
ベトナム料理から中華料理そして
この日は鮨屋。竹コースを注文もこれが
恐ろしい程、魚のオンパレード。
恐るべしコースであった。

鮑に河豚に伊勢海老に、蛸、平政、烏賊
鯛に平目に、貝柱と、これでもかの、豪勢な
刺身のオンパレード。カウンターが皿で埋まった。
それから蟹が出て、次は焼魚に移る。海老の塩焼に
鰆、そしてこれが今日の私の本日の一押し
平目のレモン風味の蒸しもの。熱燗が合いました。

この辺でお腹が一杯になるも、このコース
こんなもんでは容赦はしないようである。
やっと握り寿司が出てきた。なんかお口直し
というか一休みという感じの出方である。
これで終りか?と思ったが甘かった。なんと
それから寄鍋なのである。魚が一杯入っている!
私はほとんど白菜を選って食べていた。
とにかく野菜が欲しい。それでも残しては
お店に失礼だなのだでノルマのように食べる。

しかし、座敷で宴会している団体はみな禿げた
年配者ばかりだった。あな恐ろし。その光景を見て
私はシニアと言えどもまだまだ未熟なのだと思う。
その団体の中の紅一点のおばさまが、いやに大きく
高笑いをされていた。日本はシニアの時代なのだ。

当分魚は見たくないほどの魚三昧の夜。
この日は予約で満席となっていた。
ここはコースでの予約で順次埋まる店のようだ。
ということは食材にあまりロスが出ないから
この値段でも十分な量が提供できるのだろう。
それに見るところ家族経営の店のようである。
若大将はもう9時前には洗い場の掃除を始めていた。
見ているとその作業も丁寧でとても几帳面だ。
チェーン店ならこんな丁寧さは経費の無駄に
繋がるから決して許されないだろう。この
丁寧さがこの店の繁盛の秘訣かもしれない。

鮨屋でありながらお手頃な価格で、魚がたっぷりと
楽しめる。店にとっても、客にとっても十分
winwinなお店である。生き残ってきた店の
成功の方程式を見たような気がした。
こういう店が浪花らしい店というのだろうか。

■鮨うろこ
大阪市北区西天満5-9-10
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年頭視閲式のリハーサル

2017年12月22日 | slow life

この日、メリケンパークでは
兵庫県警の平成30年の年頭視閲式の
リハーサルをやっていた。初めは
リハーサルとは解らず、何のイベントだろうと
思っていたが。きっとリハとは解らぬまま
観ていた人の方が多いと思う。それにしても
さすが警察です。リハとは言え、ピシッと
統制が取れて美しい所作でありました。
組織の美というのを感じました。
白バイやパトカーが並ぶ様は圧巻の景。
音楽隊もかっこ良かった。
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