陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

行く春の点描 八重桜

2024年05月01日 | nonoka

今年の立夏は5月5日。端午の節句、こどもの日です。それまでは晩春、暮の春ともいいます。「行春」(ゆくはる)、「春惜む」又は「惜春」という言葉も季題です。

特にこの「惜む」というのは日本人独特の心情ですね。春惜む、秋惜むというのは季語としてありますが、夏惜むとか冬惜むは普通言いません。夏は「夏の果」というのが日本人の心情を表現しています。

そんな惜春の点描を。春の花と夏の花が交差しています。やがて舞台は夏へと塗り替えられいきます。まずは春の最終バッター、八重桜から。遅咲きの桜ですね。八重というのは結構人気があるのですが、桜だけはどうも八重はあまり重宝がられないような気がします。花見が終わってから咲くというのも関係しているのでしょうか?ちょっと可哀想です。これは大和文華苑にて。

遅咲きの八重にも花のこころかな

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