姫女菀(ヒメジョオン)があちこちで咲いています。歳時記では五月の候に載る初夏の季題です。明治の初めに渡来した帰化植物とあります。
この姫女菀ですが春紫菀(ハルシオン)との区別がとても難しいです。ほとんど同じに見えます。ハルシオンは牧野富太郎の命名で春に咲く紫苑(しおん)という意味とありました。春女苑(ハルジョオン)とも言います。
ハルシオンは蕾のときに下を向いている。また花弁は姫女菀の方が太くその分少ない。また葉の付き方など見分け方が色々とネットで紹介されています。おそらくそれらを総合的に考察してこれは姫女菀でしょう。ちなみに春女苑は歳時記には載ってません。つまり季題にはなっていないということです。まあ、どこにでも見かける可愛らしい花です。