陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

令和六年 恭賀新年

2024年01月01日 | tete a tete

「明けましておめでとうございます」

令和六年が幕開けました。やや雲が多い日和ですが日射はあります。穏やかな日和ですね。皆さんもお健やかに新年をお迎えされていることと存じます。

年初にあたって大きな目標など立てることは、さすがにもうこの歳になるといたしませんが、一日一日を大切に、人との出会い、自然との出会い、機会との出会い…そんな出会いを大切にしながら成長していきたいと思っています。

さすがにこんな絵馬のようなことはもう望んではいけません。それが齢というものです。最後の文言は諾えますが笑

さあ、皆さん!昨日も今日も、去年も今年もありません。ただ生きている限り、食べて寝て生きてゆくこと。基本はそれです。その上で社会の中で自分探しをしながら歩んで参りましょう。そこがちょっと人間たる所以ですかね。

世の中には社会的プライドの高い人がいますが、大概それは相対的なもので砂上の楼閣に過ぎません。本当にプライドの高い人は自己に対しての基準値が高い。よってそれは対外的には謙虚な姿勢となって現れるものです。

私の尊敬する師は高齢になって尚超多忙な日々を送っておられましたが、決して「忙しい」なんて言葉はついぞ聞いたことはありません。ただ惜むらくは、もっと仕事がセーブできればもっと長生きされたと思うのですが、誰もそんな偉大な人から仕事を取り上げることはできませんでした。それ故真に尊敬できるお方でした。そして何より絶対的な自分はこうありたいという基準と使命感を持っていたのだと思います。

まあもとより私はそんな器ではないので、とにかく愚直に死ぬまでは生きて参ります笑 今年もよろしくお願い申し上げます。

生きてゐることは変わらず去年今年

(写真)出雲大社にて

コメント

蜂蜜で思ったこと

2023年08月17日 | tete a tete

蜂蜜を頂きました。我が家では蜂蜜は料理に使ったり、トーストやカナッペに、またヨーグルトにと結構幅広く使う食材です。使うのはアカシア蜂蜜が定番ですが、いろんな花の蜜を楽しもうと思います。

閑話休題

蜂蜜と言えば、某蜂蜜会社の不祥事が報道されました。この会社、昔ちょくちょく訪問していました。岡山駅からレンタカーで一時間位の所にあります。訪問した帰りにはそこの「bee house」で蜂蜜グッズや巣蜜などを買って、また近くの道の駅で野菜を買って帰るのが楽しみでした。そして岡山駅でレンタカーを返すと、居酒屋で一杯飲んで帰るのも楽しみでした。特に鰆の頃が懐かしい思い出です。岡山と言えば鰆です。

しかしここ最近、総理の息子、某中古車会社の息子と「息子」の事件がよくニュースに上がります。まあ、世の中で事件を起こす漢(おとこ)は必ずどこかの息子なのですが…。やはり社会的立場のある人の息子となると世間は厳しいです。

「ノブレス・オブリージュ」という言葉があります。社会的地位にはそれなりの義務が伴うというフランス語です。つまり社会的立場の高い人たちは「社会の模範となるように振る舞うべきだ」という意味に用いられる言葉です。企業のメセナが話題になった頃に、よく提案の企画書などに使っていました。

人間は誰でも羽目を外すこともありますが、万能感を持ってしまうとどうしても裸の王様になってしまうのか?コンプライアンス(法令遵守)意識もなおざりになってしまうのかもしれません。でもこれは決して社会的立場のある人だけの問題ではないですね。他山の石にしなければなりません。つまり人の振りみて我が振り直せ…ですね。偉そうに書いてますが、こうして自分を戒めております。

ちなみに写真の蜂蜜はフィナベルです。悪しからず。

コメント

季題 終戦の日

2023年08月15日 | tete a tete

台風7号が近畿地方に上陸したこの日、78回目の終戦の日を迎えました。

戦没者追悼式の正午、私も黙祷を捧げました。私の世代くらいが出征した親を持つ最後の世代だと思います。それでも親が戦争のことを話すことはあまりありませんでした。私の親はそんな悲惨な体験をした訳ではなかったようですが、あまり思い出したくない記憶であったことは想像に難くありません。

あれから78年経っても大国が戦争を仕掛ける時代です。大国ではない日本がなぜあの当時戦争を仕掛けたのか?正直不思議に思うことのひとつです。後年になって気づくこともあるが、その時は暴走してしまうこともあるのが人間の性なのかもしれません。大企業の不祥事なんてのもそうですし、今話題になっている中古車販売の会社も構造は同じように感じます。

テレビで百歳の千玄室さんがインタビューに応えていました。「私は平和という言葉が好きではない。」そんなニュアンスの発言だったと思います。平和という言葉は戦争が無くならないから使うのだと。そう受け取りました。正に正鵠を射ています。特攻に出陣する仲間にお茶を点てる写真がありました。なんと悲しく辛かったことでしょう。

太平洋戦争における日本の死者数は戦死者230万人、民間人80万人の計310万人とあります。驚くべきことに戦没者数はソ連が合計で2450万人と断トツです。その次が中国で、しかも中国は民間人が1000万人と圧倒的です。この両国に今戦争の現実と懸念があるのが何とも…です。

戦没者310万人の御霊に誓って日本は不戦の誓いを立てました。このことを忘れずに平和を守り継ぎ、戦争の悲惨さを語り継いでいくこと。それは日本人というより全人類のミッションであらねばなりません。そのことを改めて忘れず、気づかせてくれるのが終戦の日だと思います。

悲しみは決して老いず終戦日

コメント

季題 霍乱

2023年07月19日 | tete a tete

熱中症の猛威が止まらない。今朝の日経の一面コラム「春秋」によると、熱中症による死者は2022年までの五年間の年間平均が1295人と言う。平成の初めまでは100人にも満たない年もあったというから、桁違いに熱中症の犠牲者が増えているのである。

政府は2030年までに熱中症による死者数を半減させる計画を立て、来年からは現在の「警戒アラート」からより上の「特別警戒アラート」を出すという。

学校でのクラブ活動での熱中症も増えている。年配の人間から見ると、昔のクラブ活動では水も飲ましてくれなかった。こんな程度でと思う人も多いかも知れないが、昔とはやはり気温が違うようだ。35度を超えるような暑さはほとんどなかった気がする。31~2度で今日はまた暑いなあと思ったように記憶している。それだけ地球温暖化が進んでいるのだ。もはや地球温暖化は重大な自然災害だと言う。まさに然り。

春秋によると、「鬼の霍乱(かくらん)」という言葉があるが、この「霍乱」とは、暑気あたりによるさまざまな症状を指したとある。元気な者が風邪をひいたときに「鬼の霍乱」などと言っていたが、本来、霍乱とは暑気あたりのことである。それだけ昔から酷い暑さに人々は注意してきたということなのである。

「春秋」にはこんな一句もしたためられてあった。コラム子も俳人なのであろう。

かくらんに町医ひた待つ草家かな 杉田久女

「霍乱」が晩夏七月の季題である。

コメント

暑おます。ご自愛ください。

2023年07月18日 | tete a tete

今日も暑い。炎天である。

ニュースでは関東や東海で午前中でもう35度を超える暑さだとか。TDLではこの暑さで一部アトラクションが中止となったとか。

周りには体調不良の話をよく聞く。この暑さでみんな体力を消耗しているのだ。暑さを避けて家でじっとしていても熱中症になるのだから油断できない。

皆さん、くれぐれもご自愛ください。

「暑おます」挨拶さへも億劫に

コメント

生成AIとシンギュラリティ

2023年05月11日 | tete a tete

ドローンが様々な場面で社会を変えている。ウクライナでは戦争にまで使われている。ドローンが世の中のインフラを変えたが、今話題は生成AI。これも世の中に変革をもたらすのは間違いない。いやもう来ているのだ。

今日の新聞で興味を引く記事が目に留まった。見出しは「ハリウッド、15年ぶりに大規模スト」

一万人以上の脚本家が待遇改善と共に、AI(人工知能)が原作づくりに関与しないように製作会社に要求とあった。AIは既存の作品を学習した上で新たな作品を作るため「与えられた物の再利用だ」として、著作権侵害や盗作への懸念を表明、作品の原作づくりにはAIを関わらせないよう求めたとある。

これは脚本家に限ったことでなく、音楽や写真、芸能の分野でも同様だという。音楽界では大手レコード会社がAIの学習に楽曲を無断で使用しないように求めたとか、写真分野では、ある会社の写真を許可なくAIに学習させて、改変した画像を生成したとしてAI企業を提訴したとか。

確かにAIによって創作家たちの著作権や仕事が侵食されることはあり得ると思う。ゴールドマン・サックスは生成AIにより世界で3億人の雇用に影響が及ぶと予測している。

俳句界でも、AIが過去の膨大な俳句作品を学習して、その集積を基に俳句の指導というか添削をするというサービスがやがて登場してくるだろう。リアルな句会などでの場ではまだ現実的ではないが、ネットの世界ではそうしたサービスが早晩登場してくるかもしれない。シンギュラリティの問題は、もうすぐそこに来ているのだと実感させられた今日の記事であった。

コメント

一足早いXmasプレゼント?

2022年12月19日 | tete a tete

パソコンを買い替えた。
自分への一足早いXmasプレゼントだ。

十年弱使っていたパソコンが不調を来し出した。
突然電源が落ちてしまう不具合が頻発。
どうも電源関係のトラブルである。おそらく
バッテリーも影響しているかもしれない。

このまま騙しだまし使えないこともないが
電源が落ちることを繰り返すとハードディスクが
破損しているかもしれないとのことだ。
そうならないうちにデータをバックアップ
しないと取り返しのつかないことになる。
普段からバックアップは取ってるのだが
更新していないデータも多々ある。

買い替えの理由はもう一つ。
使っていたパソコンはWindows8.1だった。
これももうすぐサポートが受けられなくなる。
Windows10のサポートもあと三年とか。
ということでこれを機会にWindows11に
することにした。

もとはと言えば私はMac派だった。
当時、広告やクリエイティブ関係の人は
Mac派がほとんどであったから必然だった。
ただWindowsが会社で主流になってくると
会社と家とのエクセルなどのデータの互換性が
その当時は出来ず厄介であった。だから
Windowsに買い替えたのであった。しかし
今の時代、家に会社のデータを持ち帰る
なんてことは厳禁。ご法度である。
時代はずいぶんと変わったものである。
今はWindowsとMacでのデータの互換性は
全然問題ないとは思うのだが…。
今更Macに戻すのもまた面倒だしそのまま
Windowsパソコンを使っている。

新パソコンのセッティングは以前と違った。
初期設定がとても煩雑でややこしい。
勝手にoneドライブとか言ってクラウドに
データをあげられる仕組みなどが初期設定に
なっているという。聞けば聞くほど
こんなのは高齢者が自前でセッティングする
なんてことは大方は無理だと思う。
ということで、お金はかかったが初期設定と
リカバリーディスクの作成などは依頼することに。
時間と労力と精神的負荷を考えると、これは
必要なコストと考えた。高いなとは思うが
店もこんなんで利益を稼がないととは思う。
ネット通販なんてもので買うとかなり安いが
これはITリテラシーがある人向けだと思う。

ところでしばらくして気づいたことだが
驚いたことに今のパソコンは蓋を開くと
勝手に電源が入る仕組みなっているのだ。
これは困る。掃除するときに開くと、いちいち
電源が入るのは鬱陶しい。
何でも便利にしたらいいだろうという発想?
ありがた迷惑である。それにしても

今回の新規購入でまたパスワードが増えた。
一体私はいくつパスワードを持っているのか?
私が死んだらこれらの解除などはどうなるのか?
これは私だけの問題ではないのだが
デジタル化がもたらす大いなる厄介ごとである。

それでもやはり新しいパソコンは快適だ。
何より今度はハードディスクではないので
さくさく立ち上がりも早い。ただ私は
このパソコンの能力の20%も使わないであろう。
勿体ないことだが、人間の脳もその能力の数%
しか使っていないそうだから、まあいいか?
コメント

ミリ差の勝利考

2022年12月03日 | tete a tete

ミリ差の勝利。いやミリ差の奇蹟と云った方が
ぴったりとくるかもしれない。あの日本中を
熱狂させたサッカーワールドカップの日本対
スペイン戦。決勝進出を決めることとなった
三苫選手の渾身のアシストと田中選手のゴール。
この二人の絆もストーリーとなって報道されている。

私も朝早く起きてテレビをつけて観戦した。
正直、勝てるとは思っていなかった。
それ故世界に衝撃を与えた勝利であったし
そして、それが僅か1ミリの差で決まったもので
あったことがまた衝撃的であった。
このミリ差で伝説的に語り継がれる物語になった。

写真判定の勝利なんてことは競馬でもある。
いわゆるハナ差というゴール写真の判定は
大レースのGⅠレースではままあることだ。
さすがに1ミリなんて精度は記憶にないが。
あっても数センチのようだったと思う。
それは正に神の采配とでもいうようなもので
勝負事をしていると、本当に神さまは居ると
思ってしまうのである。それ故
勝負事に携わる者は良く験を担ぐのである。

ここからが今日のブログの本題である。

今朝の日経新聞の記事“W杯で活躍ソニーの「目」”
に目がとまった。
経済紙のビジネス面の載った記事なので、要は
このVAR(ビデオ・アシスト・レフェリー)には
ソニーグループの子会社の解析技術が使われてる
という日本のIT技術の素晴らしさを訴求している
のだが、なるほどオフサイドの半自動判定など
最新のIT技術が駆使されていたのだとからくりを
知って、改めて技術革新はすごいなと思ったのである。
スポーツももはや科学なしでは成立し得ないのだ。

カメラや映像解析を担っているのは英国の
ソニー傘下のホークアイ・イノベーションズ
という会社である。

映像システムはスタジアムに12台設置された
高性能カメラと、ボールに内蔵されたセンサーを
用いている。カメラは1秒50コマの速度で撮影された
映像から、1人29か所の関節などの位置を捉えて
動きを三次元データ化するという。オフサイドの
自動判定も2020年から国際大会で運用して精度を
高めてきたとあった。いち早く取り入れたのは
テニス界であったそうだ。JリーグやW杯出場国の
7~8割が同社の解析サービスを利用しているという。
もはやあらゆるスポーツやプレイがデータで解析
されて、そのデータを元にエクササイズや戦略や
戦術を組み立てる時代になっているのだ。
DX(デジタルトランスフォーメーション)の時代。

いやはやなんとも、すごいというか恐ろしい時代に
なったものである。“遅れてやってきた頑固者”
なんてのはもう淘汰される時代なのだ。
(反対に世は高齢社会というこのパラドックス)

ただ、サッカーを観ている部分では、感動などは
まったくITとは関係ないのである。何故か?
それはロボットがプレイしているのではないからだ
あくまで感情のある生身の人間がやっているから
そこに感動があるのだ。私はそれをよすがとしたい。
コメント

昨今の事件に思うこと

2022年10月17日 | tete a tete

自殺請負人のような存在を知らしめる事件が
相次いでニュースとなっている。

自殺願望の人と自殺ほう助の人の出会いが
いとも簡単に成立してしまう時代になったのか?
ひと昔前なら考えられないことが、今の時代
SNSと云うツールで可能になってしまった。
何とも恐ろしい世の中になったものである。
死にたい人を手伝いたい人が確かにいる。
そのことがとても不気味で恐ろしい。

仙台のいろは横丁で見つけた看板。
駈け込み寺である。行き場のない人が
駈け込む。いわば最後のセーフティネットだ。
行政の支援もあるだろうが、多くは
心ある人たちによって、ボランティアで
運営されているのだろうと思う。

だがしかし前述のようなマッチングが
SNSで容易く成立してしまうのなら
このような施設は存在意義を失くして
しまわないだろうか?

駈け込み寺のような所に頼るのではなく
SNSで知り合った人を頼ってしまう。

SNS上でただ話を聞いてくれるというだけで
心を許してしまう。私の世代では、小さい頃に
親からは知らない人には決してついてゆくな
といつも言われていたものだ。
そんな世代から見れば、昨今のSNS絡みの事件は
何とも不可解でアンビリーバブルなのである。

それだけ現代の若い人たちは、孤独感に
苛まされているということなのだろうか。
孤独や寂しさはこうまで人を無防備にさせて
しまうのだろうか?やるせない思いがする。
コメント

八月尽 夏の章に綴ること

2022年08月31日 | tete a tete

俳句の季題では、尽という字を使うことが多い。
二月尽とか言って去る月を惜むのですね。

今日で八月が終わる。八月尽である。
今年の八月は皆さん如何でしたでしょうか?

小生はコロナがぶり返したこともあって
今年も不要不急の外出を控えた夏でしたが
それでも夏の章を綴るトピックスはありました。

一番の思い出はやはり東北を旅したこと。
子どもが伴侶を得て入籍したこと。
次に初盆と十七回忌という大きな忌を無事
修し終えたこと。特に今年の盆の月は(写真)
満月だったので印象深い忌となりました。

三年ぶりに大腸内視鏡検査を受けたこと。
幸いポリープもなく無罪放免でした。
これは今夏、新しく御影にできたクリニックで
新規に受診したのですが、新しい施設と機器で
かつ鎮静剤も静注で打ってもらい、知らない内に
検査が終わっていました。事前のあの液体を
呑むことさえ我慢すれば快適な検査でした。

そんなところでしょうか?それでも
やはりこの暑さに体が適応できなかったのか
夏バテでしょう。胃腸が不調ではありました。
また今の時期はブタクサに悩まされています。
おそらく私の年齢ではそれも平均的なことでしょう。

明日から九月。ちょっと改まりますね。
リスタートという気持ちです。かしこ。
コメント