陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

幸せ昼ごはん 豆腐料理

2022年10月30日 | slow gourmet

奈良を散策していたらあっという間にお昼に。
ということでならまちに戻ってお昼ご飯だ。
こみちさんのお友だちから紹介してもらった店へ。
ならまちらしい佇まいの豆腐料理のお店だ。

豆腐づくしのヘルシー定食。まずは生湯葉から。
この生湯葉が何とも上品で美味であった。
山葵醤油でいただく。つぎに間に明太子を挟んだ
厚揚げ。そしてメインの豆腐二種盛。
食感の違う豆腐二種は生でも、また薄桃色の
岩塩を付けて食しても何とも美味であった。
特製おからもいつも食すおからとは別物の感。
キメの細かいおからである。
味噌汁にも湯葉が入っていたのも嬉しい。
〆は美味しいお米のじゃこ飯に白玉の甘味。

皆口々に美味しいと絶賛。これ京都なら
倍以上のお値段はするよね。いやいや
もっとするわよなんてなんて口々に。
古都奈良の食はとてもお得感満載という感じ。
お店の定食の品書きも680円と書いてある店も。
どこもとてもお安いのである。得心でござる。

食後ある者は春鹿の酒蔵へ行って利き酒をしたとか。
なんと四種類で五百円だったと。盃付きとか。
しまった!それに行くのを失念してしまっていた。
利き酒をしたらほろ酔いになっていい句が浮かんだ
かもしれない。またある者は奈良の柿を求めに
ならまちを逍遥しに行ったとか。しまった!
これも柿を買い忘れてしまった。何と言っても
奈良といえば子規。子規と云えば柿なのだから。

行秋のならまちのお豆腐料理。
お天気にも恵まれた幸せ昼ごはんでござった。

■紅絲(コウシ)
奈良市西寺林町23-2

 
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行秋の古都

2022年10月29日 | slow journey

十月最後の週末。晩秋の古都、奈良へ。
絶好の秋日和である。やはりというか
案の定というか、旅が解禁されたので
奈良も多くの観光客で溢れていた。

外国の方もよく見かけた。
ただ欧米や東南アジア系の方が多くて
中国系の観光客は見た範囲では見かけなかった。

ならまちから猿沢の池、浮見堂などを散策。
これだけ観光客が戻れば鹿たちもひと安心かな。
なんせ鹿せんべいが一杯貰えるだろうからね。
そういえば鹿せんべいの自動販売機が登場した
というではないか。探して買ってみたかったなあ。

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銀木犀の香

2022年10月26日 | nonoka

とある晩秋の一と日。
六甲病院の道をウォーキングしていたら
何かいい香り。ふと探したら銀木犀だ。
金木犀に比べてあまり見かけないし
どちらかというと目立たないけれど
香りはしっかりと木犀の香であった。
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行秋の雲

2022年10月24日 | slow life

行秋の空を仰ぐとついつい見とれてしまう。
この日の空は鰯雲と羊雲の中間のような空。
さながら秋の雲も一大スペクタクル。
上空は風が強いのか、雲のかたちも刻々と
変化していた。

高度十三キロの海いわし雲
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G線上のスウィーツ

2022年10月21日 | slow gourmet

G線と言えば、神戸っ子にとっては
お馴染みの洋菓子のブランドである。
そしてデートでもよく利用した神戸を代表する
三ノ宮の老舗の喫茶店でもあった。何より
その洗練されたデザインがかっこよかった。

ときどき国体道路沿いにある本店を訪ねる。
ていうかここしか店は構えてないと思う。
ちょっとした手土産に使わせてもらっている。
神戸の洋菓子はほとんど百貨店に出店しているが
この店はたぶん出店していないと思う。
そこがオンリーワンで好きなのである。

■神戸洋菓子・ジーセンコンフェクト
神戸市中央区神若通7-2-7


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秋惜む

2022年10月20日 | slow life

このところ秋らしい気候がつづく。
日が落ちると六甲からの北風が身に入みた。

天気予報ではこれからしばらくは
秋晴がつづくという。
もう残り少なくなった今年の秋を
しっかり記憶に留めよう。

流れゆく雲の速さに秋惜む
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季題 薄紅葉

2022年10月18日 | nonoka

山の方ではそろそろ紅葉が始まっている。
薄紅葉である。これから気温が下がる度に
色を足してゆくのだろう。

最近、紅葉のピークは11月下旬頃となっている。
歳時記では立冬を過ぎれば紅葉も冬紅葉という。

この頃の気候変動で、紅葉も季節的には秋の季題
というより冬の季題のようになってしまっている。

山頂へ色を足しゆく薄紅葉
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昨今の事件に思うこと

2022年10月17日 | tete a tete

自殺請負人のような存在を知らしめる事件が
相次いでニュースとなっている。

自殺願望の人と自殺ほう助の人の出会いが
いとも簡単に成立してしまう時代になったのか?
ひと昔前なら考えられないことが、今の時代
SNSと云うツールで可能になってしまった。
何とも恐ろしい世の中になったものである。
死にたい人を手伝いたい人が確かにいる。
そのことがとても不気味で恐ろしい。

仙台のいろは横丁で見つけた看板。
駈け込み寺である。行き場のない人が
駈け込む。いわば最後のセーフティネットだ。
行政の支援もあるだろうが、多くは
心ある人たちによって、ボランティアで
運営されているのだろうと思う。

だがしかし前述のようなマッチングが
SNSで容易く成立してしまうのなら
このような施設は存在意義を失くして
しまわないだろうか?

駈け込み寺のような所に頼るのではなく
SNSで知り合った人を頼ってしまう。

SNS上でただ話を聞いてくれるというだけで
心を許してしまう。私の世代では、小さい頃に
親からは知らない人には決してついてゆくな
といつも言われていたものだ。
そんな世代から見れば、昨今のSNS絡みの事件は
何とも不可解でアンビリーバブルなのである。

それだけ現代の若い人たちは、孤独感に
苛まされているということなのだろうか。
孤独や寂しさはこうまで人を無防備にさせて
しまうのだろうか?やるせない思いがする。
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ニャンの秋日和

2022年10月15日 | slow life

私の俳句教室で、沢山の猫の面倒を見ている
俳人さんがいます。自宅で五匹を飼っていて
今は生後二か月弱の保護猫が四匹いてるそうです。
昨日保護した猫がかなり痩せていたので、今日
病院に連れて行ったとLINEがありました。

我が家人たちも猫が大好きで自宅近くにいる猫を
今日はあそこで日向ぼこしているとか言って
いつもその動向を注視しています。
私は昔、小さい頃は犬を飼っていたので
どちらかというと犬派ですが猫も好きです。

俳句では子猫や猫の恋、孕み猫など、猫の季題は
ありますが、犬の季題は聞いたことがない。
唯一、犬ふぐりと云う季題がありますが
これは早春の青い小さな花のことですね。

俳句の世界ではニャンたちの勝利でしょうか?
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幸せ昼ごはん 劇場型ランチ

2022年10月13日 | slow gourmet

大阪・福島界隈は色んな料理がリーズナブルに楽しめる
浪速屈指のグルメゾーン。肉バルありイタメシあり
焼肉も寿司も立呑も。そんな中で今回は劇場型居酒屋
と称する和食居酒屋へランチに伺う。
阪神福島駅を降りて南へ、狭い路地の界隈をぶらぶら
探しながら歩いているとその件の店はあった。
意外とシンプルな店構えなので、油断していると
つい見過ごしてしまいそうであった。

ランチは数種類あるが、まずはその店のクオリティを
知るために日替りを注文。昔、サラリーマンの頃
食通酒通の先輩から、店に来たらまず燗酒を頼めと。
銘柄を指定せず普通にたのむ酒を見て、その店を判断しろ
と教えられたことを今でも忠実に守っている。
日替りも店のレベルを判断する指標になるのである。

さて、オープンキッチンなので捌きを見乍ら待つ。
出てきたのが写真の日替わりであった。まず
磯の香が鼻をついた。石蓴(あおさ)の味噌汁だ。
こんな香りがする味噌汁は超久しぶりである。

ん、この黒いのは何だ?若い大将がイカスミで
合えたポテトサラダだと説明してくれた。
なかなか気さくな謂わばフレンドリーな大将だな。
ふむ、ふむ。これは美味じゃのう。
イカスミはどちらかというと苦手なのだが。
以前イカスミのパスタを食べて翌朝のトイレで
その色に驚いたことがあって、それ以来ちょっと
敬遠するようになってしまった。おっと失礼!
味は好きなのであるのだが。

そして新鮮なお造りに魚のフライ。そして菜もの。
包丁もいい。中々素材にこだわっているのが解る。
何よりご飯が美味しい。炊きたてのこんなに
美味しいご飯の店は久しぶりである。
それにここは龍の玉子が食べ放題なのである。
まあすき焼きでもあるまいし、ランチで生卵を何個も
お代りする奴はそうそういないだろうが。
濃い色の黄味。最後は卵かけご飯にしていただく。

食べているキッチンからバシャッ!と跳ねる音が。
何かなと視線を向ければ、それは届いたばかりの
伊勢エビであった。土佐は高知から届いたという。
見せてもらったらなんとも立派な伊勢えびだ。
この店の食材への拘りをまた新ためて感じた次第。
これはまた夜にでもぜひ訪れてみたい店である。
日本酒にも拘っているということなのでなおさら。

またひとつチェックする店が増えたかな。
ごちそうさまでした。星三つ。

■遊食楽酒 かた野
大阪市福島区福島2-3-13 グレイス古民家 1F


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