明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

一日  


数百メガになってしまった蛸と北斎をなんとか統合した。蛸はまるで金魚のような色だが、このぐらいしないとグロテスク感が消えない。いずれ機会があれば拡大プリントしてみたいと思っているが、それを考えても、このぐらいしておかないと気持ち悪くて笑えないだろう。遠目には目出たい何事かが描かれているように見えないだろうか? これで後は手に筆を握らせ(複数本)口にも横銜えさせた頭部を合成するだけである。 並行して立っている北斎の仕上げを続ける。この2点をプリントした時点で、個展の開催日時を決めたい。 昨年陶芸の学校時代の7歳年上の同級生の連絡が取れず、沖縄のうるま市役所に聞いてみたら、職員の女性がわざわざ見に行ってくれ、仕事場はそのままだが人の気配がないといわれたが、沖縄で陶芸家と結婚した同級生が訪ねてくれた。たまたま弟さんがおり、3年前にすでに亡くなったという。トラックドライバーでお金を貯め沖縄で陶芸家になるべく同級生となった。学生時代は随分世話になった。卒業後随分経ち、物干の溶接しながら人形を作っていた私を訪ねて来て、中東で石油タンクの溶接に一緒にいかないか、と誘われた。サムライになれるといわれたらしい。おかげでその後、住まい兼の立派な工房を建て、私はサムライになり損ねた。

※削除されていた2016年深川江戸資料館での朗読ライブ映像、人間椅子を再アップしました。
『人間椅子』
※初アップの『白昼夢』
『屋根裏の散歩者』
ピアノ嶋津健一 朗読田中完



2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』 youtubeより

『タウン誌深川』“明日できること今日はせず”連載6回「夏目漱石の鼻」

HP

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