散 歩 B L O G

歩くことが唯一の趣味ですから。

吉備津

2010-08-08 | Weblog
吉備津神社だけ、見て帰るつもりだった。(上のユニークな社がそれ↑)

吉備津には、倉敷から総社経由でも岡山経由でも各駅停車で数駅。
どちらから回ってもよかったんだけど岡山ゆきが先にきたからそれに乗った。

まさか、あんなものを目にするとは、まったく想像もしていなかった。


JR吉備線の吉備津駅の無人改札
を出て左。石灯籠で右折する。


石の鳥居がある参道を進むと・・・


吉備津神社の石段に白い献灯が。


どうしてツインなのか、縁起の解説をよく読んでもわからない。


ウルフ(千代の富士)が奉納してた。


絵馬の「祈願トンネル」もあったり。

いい神社だと思う。しかし、あんなものを目にするとは・・・というのは、
このあとサイクリングロードを見つけ、となりの駅の吉備津彦神社まで
山を回りこむように平坦な道を歩けるだろうと思い、猛暑の中を散歩して
たまたま出くわした「鼻ぐり塚」のことだ。


これが運命を狂わせた(?)サイクリングロードの案内MAP。


鬼の売り子ドンから飲み水を買う。


吉備路自転車道を歩きだすと・・・


「鼻ぐり塚→」という強気の看板!

鼻ぐり塚について
「かつてわが国の農村では、牛を飼い、田畑の耕作の労役などに使用していました。
牛は家族の一員のように大切に育てられました。その際、牛の鼻に穴をうがち、鼻輪
(鼻環、鼻ぐり)をはめ、それに縄を結んで使役していました。やがて牛は飼い主の手を
はなれて売りに出され、解体されて肉となり皮となりその最期を迎えます。牛はその
一生のすべてを人間のために尽くしてきたといえましょう」(なるほど)



「こうした牛の大恩に報いるため、死後残された鼻輪(鼻環、鼻ぐり)を牛の唯一の形見
として集めて浄祭することを福田海開祖中山通幽師が発願されたのであります。篤信の
方々のお力により全国から鼻輪は収集され、現在もその事業は続いています」(!)



「鼻ぐり塚はもと円墳であり、その墳丘上に鼻輪を積んでいます。石室内には真鍮製の
鼻輪を溶かして作った阿弥陀の宝号を刻印した金属板が安置されています。また、正面
には馬頭観世音菩薩を祀っています。昭和初年に塚が建立されて以来、現在までに
おさめられた鼻輪の数は七百万を超え、現在も畜類供養のため、春、鎮魂際を行って
おり、年間数万個の鼻輪が塚におさめられています」(計算合わなくない?)


「牛の大恩」に報いるための銅像。


豚は? 豚の像はどうしてあるの?


塚の裏まで牛の鼻輪でいっぱい。

なかなかインパクトのある「鼻ぐり塚」をあとにして、再びサイクリングロードを歩きだす。
地元風の父と娘が1組、地元風の男子中学生が1人、観光客らしい20代男性が1人と、
バックパッカー風の30代の外国人女性が1人、自転車で通るのを見かけた。


さすが岡山、消化栓にも桃ちゃん。


どこにでも変質者っているんだな。


自転車道ってか農道でしょ絶対!

吉備津彦神社に到着。なにやら「安政の大石灯籠」というのが自慢げに、「まさに日本一と
いわれている」と紹介されている。


近くまで行ったら、ちゃんと大きい。

吉備津神社と吉備津彦神社って名前が紛らわしいけど、地元の方は混乱しないのだろうか?
しないんだろうな。汗びっしょり。散歩らしい散歩だったような気がする。


こちらが吉備津彦神社になります。
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