集まり


D810 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

大きな画像

ウエスタン関連の集まりに出てきた。
僕はその中では、もっとも若いグループに属する。
多くの方たちは70歳を超えられている。

どの方も映画に関する知識の量が物凄い。
異様なほどマニアックな会話で盛り上がる。
しかしそろそろ体力的に限界の方もおられ、
「もっと若い50代のメンバーを増やさないと・・・」
という話になった(笑)



ブローバの96B229ミリタリー。
今日の時計ベルト・・と言いたいところだが、実はこのベルトは純正のままで交換してはいない。
これがベストなのではないかと思い、まずはそのまま写真を撮った。
非常によく合っている。

この時計の最大の特徴は、ムーブメントにUHF(ウルトラ・ハイ・フリクエンシー)クォーツを搭載しているところだろう。
標準的な2本の水晶振動子に、第3の水晶振動子を追加することで、毎秒262kHzの高振動を実現した高精度クォーツである。
何といっても秒針が滑らかにスイープ運針で動くところがいい。



日本国内での価格は正規品で4万円台。
しかし実際にはeBayで最廉価の出品物を約100ドルで落札した。
定価はあちらでも400ドル台なので、何でそうなるの?という価格である(笑)

この時計は非常に魅力的なポイントが多い。
まずは前述の通り、最新のUHF高振動クオーツの搭載と年差数十秒(恐らく月差ほんの数秒)という精度。
そして何といっても他にはないスイープ運針。
同社の第二次大戦中の軍用時計をモチーフにしたという細部までこだわったデザイン。
(コインエッジべゼル、クッションケース、赤秒針など)
これだけマニアックで魅力満載の時計がこの値段で買えるとは・・・

デザインの元になった時計のことをよく知らないのだが、ブローバの軍用時計というと、普通のラウンドケースに黒い文字盤のものを思い浮かべる。
個人的には、そちらのデザインを採用して、もう一回り径を小さくしてくれたら嬉しかった。
ケース径が42mmと今風になっているため、僕の細めの手首の上では、せっかくの簡潔なデザインの文字盤が少々大味に見える。

恐らく現代時計として広く一般ユーザーに受け入れてもらえるサイズにする必要があったのだろう。
価格帯から言っても、変にマニアックな方向に偏りすぎる訳にはいかない。
ムーブメントの大きさや、兄弟モデル(クロノグラフ)とのケースの共用など、他にも様々な制約ががあるのかもしれない。



カン幅は22mm。
ベルトはケースの裏側に一枚通っているため一見NATOタイプに見えるが、実際にはラグにバネ棒で固定するタイプ。
素材は厚手でザックリとした感触で悪くない。
リューズはご覧の通りねじ込み式で10気圧防水になっている。
(写真を撮る際、針を止めたくてリューズを引いた状態にした)

クロノグラフのモデルも出ていて、そちらの方が文字盤の隙間が少なくてバランスがいい。
しかもスモールセコンドである。
何だかそちらも欲しくなってきた(笑)
個人的にはであるが、このムーブメントを使った、より本格的なアンティーク時計のレプリカモデルも見てみたい。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )