プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★長浜紀行②市内観光

2010-04-10 08:54:08 | 旅行記

104_030  JR長浜駅から徒歩1分の所にある「旧長浜駅舎」は、現存する日本最古の駅舎だ。明治15年(1882)に、北陸線の始発駅として建設されたもので、鉄道記念物に指定されている。現在の長浜駅も同じデザインで再現されており、この町の歴史に対するこだわりを感じる。

104_033  旧駅舎と道路を挟み、向かい側に「慶雲館」がある。1887年、明治天皇の長浜ご行幸に際し、御在所として建設されたもので、伊藤博文命名によるとか。毎年1月、TVで報じられる盆梅展の会場として知られている。104_076 104_079 今は季節外れだが、これが盆栽かと見まごうばかりの巨木ばかりで、手入れを怠らない苦労が伝わって来た。

104_056 104_061  駅に戻り、反対方向に進むと黒壁スクエアや曳山博物館、大通寺などの名所が集中している。城下町の風情を残す家並や土産物屋を見たら、名物の「のっぺいうどん」で空腹を満たしたい。104_067

 名所は、市内中心部に集中しているので、半日もあれば主な見どころを楽しむことが出来る。撮影不可なので写真をお見せ出来ずに残念だが、曳山博物館は入場観光をお勧めしたい。


★長浜紀行①長浜城と概観

2010-04-09 08:54:04 | 旅行記

104_050  JR長浜駅前に「秀吉公と石田三成公出逢いの像」がたっている。秀吉が三成を召し抱えた謂れ(「三献の茶」)を書いた看板が横にある。104_044 天正元年(1573)、信長から浅井氏の旧領を拝領した秀吉が、今浜を長浜と改名し、築城したのが長浜城だ。長浜の「長」は、信長の一字を拝したものという。

 その後も、柴田勝家や山内一豊などの名将が城主となったが、1615年に廃城となり、彦根城の支配下に。その背景は不勉強だが、現在の天守は、1983年に再建されたもので、歴史博物館になっている。104_049 桜の名所としても知られているが、訪れた5日はまだ5分咲きの状態だった。104_041  「さまざまの事思いだす桜かな」(芭蕉)の句を思い浮かべた。同じ桜でも、見る人・見る状況によって感慨が違い、味わい深い。歩を進めると、琵琶湖畔に面した一角に、築城時に秀吉が作らせたという「太閤井戸」が残る。

 歴史上に大きな意味を持つ長浜は、「子供歌舞伎」や盆梅展で有名な「慶雲館」、更には、黒髪スクエアや大通寺等々、見どころが多い。駅を中心にコンパクトにまとまっているので、徒歩観光がお勧めだ。次回は、市内観光にご案内。


★天竜・二俣城

2010-04-08 10:10:18 | 日記・エッセイ・コラム

 秋葉ダムマラソンの前日、浜松駅近くの老舗鰻屋を訪ねた。それほど鰻に執着しないのだが、この店の味だけは忘れられず、浜松へ行けば必ず訪ねる。2001年4月の「小笠掛川マラソン」(現掛川・新茶マラソン)以来、実に9年ぶりだったが、相変わらず繁盛していた。遅めの昼食をすませ、レンタカーで天竜区二俣にある割烹旅館に向かった。

 104_025 104_021宿のご主人が夕食時に昔話を聞かせてくれた。かつて、切りだした木材を筏流しで天竜市の貯木場まで運んだそうで、活況を呈していた往時は、遊郭もあったとか。暴れ天竜で足止めをくった旅人が遊びに出掛けたさまを想像してみた。

 104_004_2 宿のすぐ近くに二俣城址があった。この城は、徳川家康と武田信玄が激しく争ったことと、家康の嫡男信康が自刃したことで有名だが、今は石垣だけが残っている。104_008 史実としては、元亀3年(1572)、信玄が家康の所領遠江に侵攻した。天竜川と二俣川の合流地点にある二俣城は、浜松城・掛川城の中間点でもあり、家康にとって最も重要な要衝だったことを知った。

 その土地、土地にそれぞれに歴史がある。合併によって、歴史上の深いひだが消されて行く。宿のご主人は、「合併で公共料金は上がるし、何でも浜松流を押し付けられて、良いことは何一つない」と、無念そうだった。いつの世でも、治世は難しい。


★第33回秋葉ダムマラソン大会

2010-04-07 09:34:25 | スポーツ

 4月4日、浜松市で開催された「第33回秋葉ダムマラソン」は、桜自慢のマラソン大会と聞き、桜見物を兼ねて遠征した。秋葉ダムは、平成の大合併で浜松市に編入された旧天竜市を貫流する天竜川の上流にあり、JR浜松駅から車で1時間半ほどかかる。

104_019 天竜川といえば、かつて暴れ川で知られたが、佐久間ダムができ、下流域に逆調整湖として秋葉ダム、船明ダムが建設され、今はその面影はない。種目は10㎞一本で、ダム周回路の片側5㎞を往復する。ダム湖に沿って1,000本の桜並木が続く平坦なコースなので、快適なレースを満喫出来る。

 10キロにも拘わらず、制限時間3時間と長く、給水所も4か所設けられ、アット・ホームな手作り大会だった。地元特産の「ピリ辛こんにゃく」と「野菜漬け」の参加賞は、Tシャツやタオル等よりはるかに有難かった。

 ゴール後、桜を見ながら食べた山菜おこわ弁当(参加賞)は、うまかった。ただ、場所柄、アクセス条件が不便なので、遠方からの参加者は少なく、北陸からは、我々夫婦だけだった。タイムは、私が60分21秒、妻が62分7秒で実力通りだった。


★第33回秋葉ダムマラソン大会に向けて

2010-04-02 08:50:25 | 日記・エッセイ・コラム

 昨日、気温が20度まで上昇し、金沢でも桜の開花宣言があった。ようやく春の到来と思ったら、今日は一転して雨模様の寒い日に逆戻り。本格的な春までは今しばらく間がありそうだ。

 さて、4月4日に浜松市で開催される「第33回秋葉ダムマラソン」大会に参加するため、出発する。コースとなる秋葉ダム湖畔に咲く1,000本の桜並木は、見頃を迎えている。

 大会種目が10㎞一本で、制限時間3時間というゆっくりランナーには有難い大会だ。しかも、弁当付きなので、走った後、桜を愛でながらのんびり花見を楽しむことが出来る。

 今シーズンは、調整不足で出足が遅れたが、先の21日に「金沢ロードレース」に出場し、ようやく60分の壁が見えてきた気がする。当日のコンディション次第だが、目標タイムを59分台に置いて頑張って来たい。結果は、6日にお知らせしたい。