電脳筆写『 心超臨界 』

忍耐は知恵の付き人
( アウグスティヌス )

才気煥発が過ぎて自滅した馬謖(ばしょく)――伊藤肇さん

2018-02-10 | 03-自己・信念・努力
「聡明才弁」とは、いわゆる秀才タイプで頭もきれて弁舌もさわやか、口八丁手八丁のやり手だが、そういう人物は、えてして軽薄才子の謗(そしり)をまぬがれ得ない。だから呂新吾も「其ノ他、浮薄ニシテ、好ミテ任ジ、能ヲ翹(ツマダ)テテ自ラ喜ブハ、皆、行、逮(オヨ)バザル者ナリ。即(モ)シ、諸(コレ)ヲ行事ニ見(アラ)ハセバ、施為(セヰ)、術ナク、反(カエ)ツテ以(モツ)テ事ヲ僨(ヤブ)ル。此等(コレラ)ハ只(タ)ダ談論ノ科ニ居ルベキノミ」と戒めている。特に最後の「只ダ談論ノ科ニ居ルベキノミ」とは痛烈である。 . . . 本文を読む